転校してしまった僕の救世主との再開の理由は合コン!?
お前なんか死んじまえよ。
お前みたいなゴミが学校にいるとこの学校が汚れるんだよ。
俺はいつもこのような暴言を吐かれ続けている。
ようやく何もしてこなくなったと思ったら...。
オラッ!!
う"っ!
バコッ...ドスッ...!!
げほっ......!
まるで俺のことをサンドバッグのように殴ったり、蹴ったりしてくる。
他にも机や黒板一面に悪口を書き殴ったり、俺のものを奪っては壊したり、捨てたりと確実に俺を人間としては見ていなかった。
〇〇:(お...俺がお前らに何をしたんだよ...。
抵抗すると余計にエスカレートするため反撃はできなかった。
誰も見ていないところでしてくるため、誰にも気づいてもらえなかった。
〇〇:(だ...誰か気づいてくれ...。
〇〇:(誰か...助けて...くれ...。
日々そう懇願することしかできなかった。
親にも心配をかけたくない。
その思いから毎日学校に行き何とか耐え凌いでいた。
どうせ教師たちも気づいてくれない...
俺はこいつらに殺されるのかな...
いっそのこと自分から...
今日もひたすらに悪口を言われ、暴力を浴びせられる。
そんな時だった...
?:何やってるの!!君たちっ!!
いじめ集団:やべっ!バレちった。
?:何か大きく鈍い音と罵詈雑言と叫び声が聞こえてくると思ったら...
?:〇〇君の事いじめてたの?
?:集団で1人のこといじめるってだっさ笑
?:この事は学校に伝えるからね笑
?:楽しみにしといてねー笑
?:〇〇君?ちょっとこっちきて?
〇〇:う...うん。
場所を変えて...
〇〇:ありがとう...助けてくれて...。
〇〇:美波さん。
美波:いいよ。全然。
美波:どのくらい耐えてたの?
〇〇:4ヶ月ぐらい...。
美波:4ヶ月!?
美波:何で1人で抱えてたの...?
〇〇:なかなか他の人に言い出しづらくてさ笑
〇〇:俺が助けを求める事でその人までいじめにあったりとかさ、親に相談すると心配かけちゃうかなとか思って...だったら一人で耐えていた方が...いいかなって グスッ
美波:もう大丈夫だからね。
美波:私がいるから。
〇〇:うんっグスッ
〇〇:ありがとうグスッ
それから〇〇をいじめていた複数名は退学となり〇〇の学校生活は豊かなものになった。
そしてこの日を境に〇〇は美波に好意を寄せるようになった...
しかし...
〇〇:えっ!?転校しちゃうの?
美波:うん...。
美波:親の転勤でどうしても転校しなくちゃいけなくて...
美波:ごめんね...?
〇〇:美波さんは悪くないよ...。
自分はこうしてに想いを伝えられぬまま気づけば、美波さんは転校していった...。
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〇〇:はぁ...全然彼女できねえー!!
△△:お前彼女に飢え過ぎだろ!笑
〇〇:だって....
〇〇:周りの奴らがイチャイチャしてるの見ると腹立ってくるんだもん。
△△:それは分からんでもないけどさ...
〇〇:町中歩いてても手繋ぎながら歩いてる奴らとか見てると羨ましいのと同時にやっぱり腹立ってくるんだよなーー
〇〇:あー彼女欲しい!!
△△:笑
△△:あっ!!そういえばさ
〇〇:なんだよ...
△△:今度合コンあるんだけど行く?
〇〇:おい!!何で教えてくれなかったんだよ!!
△△:いやお前がこんなにも彼女欲しいって事最近知ったし、合コンがあるってこともさっき思い出したからさ笑
〇〇:色々と情報教えろ!!
△△:分かったから笑
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日数が経ち合コン当日...
俺と△△と□□が集まった。
〇〇:初めてだよ...
△△:まあそんな緊張すんなって笑
〜〜
いざ店内に入ると既に女性は3人座っていた。
〇〇:(うわっ!みんな綺麗な方だなって...あれ?何か見たことあるような顔だな...
女性1:あっ!来た!
女性2:みんなかっこいい!
美波:(あれっ?何か見たことあるような...
〜〜
いざ自己紹介...
△△です!趣味は…
□□です!趣味は…
〇〇です...趣味は…
美波:(○○!?〇〇ってもしかして...
女性1ですっ!!趣味は…
女性2ですっ趣味は…
梅澤美波です。趣味は…
〇〇:(梅澤...美波!?もしかして!
〇〇:ちょっと...一旦トイレ行ってくる!
美波:私もっ!!
〜〜
〇〇:はぁ...梅澤美波ってあの...?
美波:〇〇君だよね?
〇〇:えっ!?
〇〇:梅澤美波ってあの美波さん?
〇〇:俺のことを助けてくれた...
美波:久しぶりだね!〇〇君っ!
美波:ねえもし良かったらさ二人で別のところ行かない?
〇〇:うん...!
〜〜
美波:私帰るね!
〇〇:俺もっ!
全員:えっ!!
2人:じゃあねー!
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近場の居酒屋へ...
〇〇:まさか合コンで美波さんに会えるとは思ってなかったよ笑
美波:私も!!会えてすごい嬉しい。
〇〇:(会えて嬉しいなんて言われちゃったよ!もしかして俺のこと好きだったり...いやいや...そんなことないか...でも俺は好きだったなんて口が裂けても言えないよ...
〜〜
気づけば話も盛り上がり...
美波:〇〇君が元気そうでよかった...!
〇〇:美波さんにあの時助けてもらえたからだよ。
〇〇:本当に感謝してもしきれないんだよ。
〇〇:ありがとね。あの時は。
美波:だって好きな人が苦しんでたら助けるしかないでしょ。
〇〇:えっ!?今好きな人って言った!?
美波:(あっ!やばっ!好きな人って言っちゃった///
美波:(でもこの際伝えてみるか...私の想い。
美波:ずっと好きだったの///〇〇君が。
〇〇:えっ!?でも何で俺が...?
美波:私が少し嫌がらせされてたのを助けてくれたのが〇〇君だったからだよ。
〇〇:あー!そんな事もあったね。
〇〇:それで言うと...
〇〇:俺も美波さんのこと好きだったけどね。
美波:えっ///
〇〇:助けてくれたあの時から。
〇〇:だけど中々勇気が出なかった。
〇〇:でも今なら伝えられる気がする。
〇〇:俺と付き合って欲しい。
美波:うん///もちろん///
こうして俺には最高の彼女ができました。
end
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