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厳格で学校のマドンナである生徒会長が俺の前だけでは甘くなる。

ちょっとそこー!!

いつものように聞こえる声は生徒に対しての注意。


蓮加:廊下走ったらダメでしょー!!

〇〇:蓮加さんが生徒会長になってから明らかに変なことする人が増えてるんだよな...笑

〇〇:まあ俺には理由がハッキリとわかるんだけどね...笑


何故増えているのかというと...


生徒1:また蓮加ちゃんに注意されちゃったよー!!

生徒2:蓮加ちゃんに注意されるのなんか癖になるんだよなぁ...笑


これを見てもらったらわかるだろう。何故か蓮加さんに注意される事に喜びを覚えている人がいるのだ。

喜びを覚えている人がいるのにも訳がある。

それは蓮加さんが可愛すぎるからだ。蓮加さんはこの学校でもマドンナ的存在。学校中の男子から告白されているという噂まで立っている...。正直俺が生徒会に入ろうとしたのも蓮加さんがいるからだ...。


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□□:俺今日蓮加さんに告白しようと思うんだ...!!

〇〇:おお...。まあいいんじゃねえか...?

□□:なんでそんなにテンション低いんだよ...笑

□□:もしかしてあれか...?お前も蓮加さんの事が好きだから、もし俺が告白して付き合えたらどうしよう...泣 って焦ってるんじゃないのか笑

〇〇:ち...違えよ...。

〇〇:心配なんだよ...。お前の事が...。

□□:なんでだよ...笑

□□:本当はやっぱり俺が告白して付き合えたことを想像すると悔しいとからだろ...?

〇〇:蓮加さんは色々な人に告白されている事は知ってるだろ?

□□:うん。

〇〇:告白した友だちから聞いた話によると、ものすごく冷酷なんだってよ。

〇〇:こんな感じで。


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△△:急に呼び出してごめんなさい!

蓮加:何...?

蓮加:用があるなら早くして欲しい。

△△:そ...その...俺!蓮加さんが好きなんです!!

△△:付き合ってください!!

蓮加:(また告白かよ...。

蓮加:ごめん。私色々と忙しくて、君との恋愛に時間割ける程暇じゃないの。

△△:そ...そうですよね...。ごめんなさい。

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〇〇:みたいな...

□□:げっ...まじかよ...。

□□:でも...

□□:ハードルが高いからこそ、成功した時の喜びが大きいんじゃないのか...!?

〇〇:はぁ...。でもなんかお前っぽいよ。

〇〇:やれるだけやってみな...笑

□□:おう!

〇〇:いつ告白するんだよ。

□□:放課後に!屋上で!

〇〇:まあ頑張れよ...笑


〜〜
〜〜

放課後の屋上...

〇〇:(あいつが告白してるところ見たくて屋上来ちゃった...笑

しばらくして2人が揃う...。


□□:呼び出してごめんなさい!!

蓮加:いいけど...。用件は何?

□□:好きですっ!!付き合ってください!!

〇〇:(おっ...!笑ど直球だな...笑

蓮加:いや...。

蓮加:私、君のことあまり知らないから、興味持てないんだよね...。

蓮加:だからごめん!!無理!!

□□:そうですよね...。ごめんなさい。

□□:いやー!!悔しい!!〇〇にいい報告できなかった...くそっ!

〇〇:(あいつ...笑あんな大声で俺の名前出すなよ...笑


そう言うと□□は屋上から去っていった。


蓮加:また告白されちゃったよ...。

蓮加:そもそも私には好きな人がいるのに...。

〇〇:(えっ!?蓮加さんに好きな人...?

蓮加:そもそも〇〇にいい報告ってなによ...。私は〇〇が好きなのに

〇〇:えっ...!?蓮加さんが俺の事好き...?

〇〇:あっ...!やべっ...。

蓮加:誰かいるの...?

〇〇:もうしょうがない...!


〇〇:ごめんなさい...!□□が蓮加さんに告白するって言ってたのでその一部始終を見たいなって思って...。すみません...!

蓮加:えっ...?じゃあもしかして蓮加の独り言も聞いてたってこと...?///

〇〇:は...はい...。///

蓮加:恥ずっ///

〇〇:蓮加さんは俺の事が...好きなんですよね...?

蓮加:そうだよ...///

蓮加:何か悪いか...?///

〇〇:いや、すごい嬉しいんですけど...なんで俺のことを好きになったんですか...?

蓮加:いつも生徒会の仕事を手を抜くことなくしてくれて、自分のことで大変なこともあると思うけどいつでも優しくしてくれて...。

蓮加:あとは普通に顔がタイプだったから...///

蓮加:てか、私に好きって言われて嬉しいって言ってたの見逃さないからな...///

〇〇:へっ...!?

〇〇:す...好きですよ...///

〇〇:大好きですよ...蓮加さんの事が///

〇〇:一目惚れしたんです...。だから生徒会にも入ったんですから///

蓮加:なんか...言う事ないの...?///


〇〇:ず...ずっと前から...好きでした...!!

〇〇:付き合ってください...!

蓮加:ようやくだぞ...!よろしくね!!

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この日を境に...

蓮加:〇〇ぅー

俺のクラスにちょくちょく来るように。

〇〇:どうしたんですか...?蓮加さん。

蓮加:次の授業めんどくさいよぅ...。

〇〇:しっかりと頑張ってくださいね。

蓮加:もっと頑張ってって言って...?

〇〇:頑張って!!

蓮加:うん!!頑張る!!

蓮加:また来るねー!

□□、△△:お前蓮加さんと最近異常に仲良くねえか...?

〇〇:き...気のせいだよ...?笑

〇〇:(危ねぇ...。バレるところだった...笑

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生徒会の仕事で2人きりになった時...

〇〇:はぁ...疲れるわ...。

蓮加:蓮加と一緒にいるから...?

蓮加:さーみーしーい...!


〇〇:誰が蓮加さんと一緒にいるから疲れるって言いました...?

〇〇:むしろ2人きりだからいつもは疲れる仕事が楽しく感じてますよ...。

蓮加:...

〇〇:どうしたんですか?蓮加さん。

蓮加:2人でいる時は...タメ口でって前に言ったじゃん...///

〇〇:あっ...。ご...ごめん...蓮加...///

〇〇:2人だから楽しいよ...?///

蓮加:もうー!!〇〇ったら!!

蓮加:大好きだぞっ!!


2人の関係はまだまだ始まったばかり...
ちなみにこの後の仕事はろくに手が付かなかったそうです...笑


Fin


読んでいただきありがとうございました。

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