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2017年11月アムステルダムからベルギー、パリ、ドバイ「勢いでファーストクラス航空券買っちゃった17日間の旅」【総集編】

2015年、説明すれば長くなり、思い出したくない程悩み苦しんだ問題を戦略を立て、慌てず、騒がず2年をかけて解決しました。

「自分にご褒美」という言葉は嫌いですが、自分でも本当に頑張ったと思う勢いで買ってしまったエミレーツ航空ファーストクラスチケット。

これまで2017年11月の旅行記①~⑤の総集編です。

2017年11月①フランダースの犬からモードまで半日で巡るアントワープ【ベルギー・アントワープ】
2017年11月②街ごと世界遺産「屋根のない美術館」ブルージュとベルギー王室の避暑地オステンドを歩く
2017年11月③『美しい』が集まるブリュッセルを1日で巡る【ベルギー・ブリュッセル】
2017年11月④パリのアパートで過ごした1週間【パリ】
2017年11月⑤半日で巡るアムステルダム【オランダ・アムステルダム】

ヨーロッパ17日間の日程

【1日目】京都から関空
【2日目】
関空からドバイへ トランジットでドバイ空港ラウンジ
ドバイからアムステルダム
シェラトン アムステルダム エアポート ホテル
【3日目】
アムステルダムからアントワープ
アントワープアントワープからブルージュ
【4日目】オステンド、ブルージュ
【5日目】ブルージュ、ブリュッセル
【6日目】ブリュッセル、パリ
【7日目~14日目】パリ滞在
【15日目】
パリからアムステルダム
アムステルダムからドバイへ
【16日目】ストップオーバーでドバイ滞在
【17日目】ドバイから関空へ

【1日目】関西国際空港からドバイへ

イーツアーで販売されていた格安航空券は、関空からアムステルダム往復で羽田出発の約半額、58万円。
高価と言えば高価ですが、ファーストクラス搭乗券としてはお値打ち価格。

東京から京都伏見稲荷で参拝してから関空へ
関空にはエミレーツ航空専用カウンターがなく、コードシェアのJAL搭乗カウンターで手続きします。

ファーストクラスの特別優遇はなく、ビジネスクラスやマイル上級者の優先と同等のサービスです。

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フライト時間までの2時間ほどをさくらラウンジで過ごしましたが、混雑で座る場所を探すことも大変でした。
お食事周りの混雑は本当に嫌い。

日系航空会社のラウンジ、アッパークラスに搭乗するといつも思う。

日本人のラウンジや機内で食事やワインの食べ放題の様な振る舞いに恥ずかしい思いをします。

これから航空会社は大変な時代が予測できます。
マイル特典などなくなればいい。

出発時間は23:55、JALコードシェア便の関空からドバイ間のファーストクラスは、日本人乗客ばかりほぼ満席でした。

CAさんが機内サービス(食事、ドリンク)に走り回る光景は日本発の特徴なのでしょうか?
個室になる座席ですらバタバタが聞こえるのですから扉のない座席ならアッパークラスの価値を感じないです。

CAさんがお気の毒ですし、既に真夜中ですから軽く前菜を頂いてベッドメイキング以外は朝食サービスもお断りしました。

【機内食】キャビアとモロッコティ

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ファーストクラスは、豊富な食事(前菜、メイン、デザート)、飲み物(アルコール、ソフトドリンク)メニューから好きなだけ好きな時間に頂けます。

ドバイ空港コンコースAファーストクラスラウンジ

早朝降機してからラウンジでシャワー、エステサービスの予約。

ラウンジのあちこちに置かれているノルウェーのミネラルウォーター「VOSS(ヴォス)」

無発泡と発泡が選べます。こちらは発砲水

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機内では朝食を頂かなかったので、ラウンジのライブレストランでランチを頂きました。

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【2日目】ドバイからアムステルダムへ

ドバイからアムステルダム行きの機内はとても静かで落ち着いています。
日本人乗客は私1人で、日本人CAさんもお一人だけ。

乗り換えたA380の機内にはシャワールームがあります。

シャワー利用と食事時間だけCAさんに伝えて映画を見ながら過ごします。

日本語の映画は多くはないですが、普段、映画館に出向く機会が少ない私にとって年に数度のフライトで映画鑑賞は情報収集の良い機会になっています。

このところ、中国語訳が増えた事は「時代だな」と感じます。

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エミレーツ航空のファーストクラスは完全に個室になる座席で、プライベートが保たれて快眠です。
それ以外はビジネスクラスで良いかなと思います。

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座席にはお菓子やソフトドリンクが備えてあります。
12時間のフライト時間ですが、人間、それほど飲食できるものではありませんが、飲み物のためにCAさんをお呼びしなくて良いのはありがたいです。

アムステルダム スキポール空港

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アムステルダム20:00着。

世界でもトップクラスの長身の国オランダ。
降機から入国審査のあるフロアへ向かうエレベーター内で6人のオランダ人に囲まれる。
彼らから見たら私は「虫」と同じくらいに小さくて見えないのではないかと不安になるほど大きい。

入国審査のスタッフは「なぜ貴方はここにいるの?俳優になれる」とオランダ語が話せたら余計なお世話を言いたくなるほど若くてイケメン、しかもブロンド。

ブロンドイケメンでもお仕事きっちり!
「何の目的?泊まるところは?1人旅なの?」

宿泊先ホテルのバウチャーを見せ、観光と答え「1人で悪かったね」と心で思うが、笑顔で「1人ですよ」と答える。
 
「ぼんじゅ~~る ペタ(パスポートにスタンプ)」で終わるCDG空港とは大違い。

オランダは間違いなくフランスより入国審査が厳格です。

シェラトン アムステルダム エアポート ホテル&コンファレンスセンター

明日は空港内のスキポール空港駅から高速列車タリスで移動ですから空港直結のシェラトン アムステルダム エアポート ホテルに1泊しました。

ファーストクラス特権で、アムステルダム市内ホテルのタクシー送迎がありますが、むしろ遠回りになるのでお断りしました。

写真は、ホテルの外から空港を撮影

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【3日目】アムステルダムからアントワープ

ホテルからスキポール空港駅まで構内を徒歩3分ほど。

アムステルダム発10:34、パリ行に乗ります。

タリスの乗車券は既に日本から購入済みなので、出発ホームを確認してホームに向かいます。

ここで…

ICに乗る予定の観光客(西洋人)にOVチップカードの使い方を聞かれる。
どこからどう見てもアジア人観光客の私になぜ?

ごめんなさい、わかりません。

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スキポール空港駅タリス1等車両のホーム

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人影のないホームに怪しげなヒスパニック系の青年が1人。

これから向かうベルギーもですが、この駅にも改札口がありません。
チケットを持つ乗客以外もホームに出入りできます。
恐らく、アジア人のおばさん(私)の荷物を狙っているのでしょう。
何があっても荷物を離さず、スキを見せてはいけません。

この写真は、スーツケースの上に座って撮りました。
絶対に盗まれない(笑)

しばらくすると青年の姿は消えた。
アジアのおばさん、勝ちました(笑)

そうだ、アントワープにも行こう

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「アムステルダム発パリ行」のタリスに乗りたい。

アムステルダム往復のチケット予約のタイミングで、クリント・イーストウッド監督が「タリス銃乱射事件」をモチーフに映画を創ると発表があり、どうせなら「アムステルダム発パリ行」のタリスに乗りたい!

アムステルダムからパリの間にアントワープがある。

私の世代にとってアントワープと言えば「フランダースの犬」
最終回の場面を思い出すだけで涙がでます。

「そうだ、アントワープにも行こう」


TVアニメとは違うイメージですが、ネロとパトラッシュの像

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多分、これに乗ってしまう人はいないと思われますが、あまりに嬉しくて乗ってしまった。

地元ではあまり人気のない「フランダースの犬」
恐らく、アントワープ市民にはこの感動が分かるまい!!

【4日目、5日目】世界遺産の街ブルージュ

アントワープ中央駅からICでブルージュまで1時間30分。

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今年常識になったリモートワーク。
長期間の海外滞在でも仕事ができます。
元々リモートワークですからこの旅にも仕事道具のパソコン持参ですが、ブルージュでは仕事を離れ、現実社会から遠い美しい街に心魅かれる。

何も考えず、ただ「旅」を楽しんだ無邪気な2日間でした。

ツアーガイドと間違えられる

街中が世界遺産のブルージュは、16世紀ごろからレース編みの産地としても知られています。

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世界中から観光客が訪れるブルージュで、日本人観光客グループともすれ違いました。

街の中のレースショップでショッピングをしていたら日本人に声をかけられました。
観光客を案内中のガイドさんから観光スポットについて質問される。

始めて訪れた観光客だと説明すると驚かれる。
観光ガイドだと間違われました。

むしろ、私の方が驚きですが…

道を尋ねられたり、在住者と間違われることは良くありますが、観光ガイドと間違われるのは初めてです。

なんだろう・・・ヨーロッパに馴染んで見えると勝手に解釈して喜んでいます。

ブリュッセルからパリへ

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「タリスに乗って・・・アムステルダム発、パリ行」壮大な遠回り旅の終わりは、ブリュッセル。

この旅でパリからベルギーがとても近く、ベルギーの街がとても美しく美味しい国だと知ることができました。

タリスに乗って途中下車を思いつかなければ、きっと気づかなかった。
この年から、パリ滞在中に日帰りでベルギーを訪れる「新しい習慣」が始まりました。

【7日目~14日目】パリのアパートに滞在

これまでのホテル滞在から初めてアパートをお借りしました。

このアパートを選んだ理由はただ一つ。
バルコニーからエッフェル塔が見えること。

この年のこの部屋の滞在は「パリに暮らす」を現実的に計画し、移住を決意する大きな機会でした。

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予約も支払いも日本円で日本から、日本人が管理しているアパートです。
パリ北駅までお迎えと鍵の受け渡し、電化製品の説明は全て日本人管理人さんなので安心です。

それ以降のパリ滞在は、この管理人さんの短期滞在アパートをお借りすることになります。


【15日目】パリからアムステルダム

パリ滞在が目的だけど、アムステルダム⇔関空の航空券。
パリからエールフランス航空でアムステルダムへ

アムステルダム22:00発

フライト時間までアムステルダム観光の時間はたっぷりある。
贅沢に時間を使える。

リモートワークは時間と自分の管理ができれば最高の「働き方」です。

アムステルダムからドバイへ

惜しみなく街を歩いたので機内の座席に着席すると既に眠い。
美しくテーブルセットして頂いたので、スープとチーズだけ頂く。

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気づくと既に機体はドバイ空港到着間際。
10時間は眠っていました。

【16日目】ストップオーバーでドバイ入国

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早朝にドバイへ到着。
乗継時間は19時間。

ストップオーバーでドバイ市内へ向かいます。

「パスポート残存有効期間」
シェンゲン協定加盟国3ヵ月以上
ドバイ6か月以上 
※2018年、ドバイ国際空港からドバイに入国し、3ヶ月以内の滞在の場合はパスポート残存期間が3ヶ月以上あれば入国できます。

シェンゲン協定加盟国とドバイのパスポートの「残存有効期間」が違います。
「残存有効期間」が5ヶ月だったため、ストップオーバーでドバイ入国するためにパスポートを更新しました。

旅を2倍楽しむストップオーバーの注意点

ペルシャ湾で女子会!旅行を2倍楽しむストップオーバー

2017年、2度目のドバイ。
出張で知り合った在住日本人女性にSNSから連絡してドバイ滞在のアテンドをお願いしました。

旅を2倍楽しめる19時間のストップオーバーは彼女のおかげで早朝から夜までゆっくりとドバイを楽しむことができました。

ジュメイラビーチ

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Sheratonのガーデンバー

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各国在住の女性たちに助けられ、自力で乗り越えた2年間を自力で労う旅は終わります。

【17日目】ドバイ空港コンコースCファーストクラスラウンジ

ドバイ発3:05

出発まで少し仮眠。

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世界は広いが近い

たった半日でダウンコートを着ていたヨーロッパから海で泳げるドバイへ

世界は広いが近い。

海外で出会い、経験し、実感した17日間は、半世紀以上生きた私でさえ新しい感動と自信につながる時間でした。

今、世界を旅する機会が閉ざされていますが、若い方々には渡航することで出逢える機会、学べる機会、感じる機会を諦めないでほしいと切に願います。

お役に立てましたらサポートをお願いします。 これからも喜んで頂けるように精一杯頑張ります。