フランスで大学生になる③入学、学生ビザ申請手続きと必要書類・・・やっと終わった!!!!
来年59歳になりますが、フランスで人生2度目の大学生になる村山です。
本日、やっとフランス大使館に学生ビザ申請の予約まで到達しました。
これまでの(大変過ぎる)手続きの流れと必要書類をご紹介します。
ソルボンヌ大学入学手続きと必要書類
①オンラインから個人情報を登録
②コース選択と授業料支払い(クレジット払い)
※授業料の30%、授業開始1か月前に全納
③必要書類をアップロード
④数日で発行される仮入学証明書をダウンロード
必要書類
●高校卒業証明書(英文)原本をPDF化
●身分証明書(パスポート)PDF化
本来ならこれだけですが、高校卒業時の氏名と現在の氏名が異なる場合は、戸籍抄本の法定翻訳が必要です。
更に離婚して元夫の名字を使用している場合は、除籍抄本の法定翻訳が必要になります。
結婚して、離婚して、元夫の名字を使うアラカン女子の留学は余計な書類が必要になるのです。
法定翻訳は、在日フランス大使館指定翻訳会社リストから(財)フランス語教育振興協会に依頼しました。
必要になってしまった書類
●戸籍抄本(法定翻訳)原本をPDF化
●除籍抄本(法定翻訳)原本をPDF化
オンラインでアップロードする高校卒業証明書は複数登録できないので、高校卒業証明書と戸籍に関する証明書を1枚のPDFにまとめました。
スキャンができる複合機とAdobe Acrobatがある仕事で良かった。
フランス政府留学局 - Campus France
フランスの学生ビザ申請には、大使館のビザセクションの前に「Campus France」の登録が必須です。
https://www.japon.campusfrance.org/ja
手続きの手順
①オンライン登録
②手数料振込(銀行振込)
③Attestation d'acceptationsダウンロード
④面接予約(ビザ申請の前)
登録内容
●個人情報
●留学先の教育機関選択(大学とコース)
●学歴と職歴
●志望動機
必要書類
●身分証明書(パスポート)PDF化
●身分証明書 補足 戸籍抄本(法定翻訳)原本をPDF化
●身分証明書 補足 除籍抄本(法定翻訳)原本をPDF化
●大学卒業証明書(英文)
●高校卒業証明書(英文)
●仮入学証明書 PDF
●履歴書(学歴、職歴)
●証明写真(デジタル)
この中で「志望動機」が非常に重要で難関でした。
必要書類は確かに前時代的な申請方法と受け取り方法で手間がかかりましたが、考える必要はない。
フランス学生ビザ志望動機
何故フランス?
何故その学校?
何故そのコース?
勉強してどうするの?
これをフランス語1,500字以内に纏めます。
「それ、フランスのこの学校じゃなきゃダメなの?」
「(学んだ後は)どうしたいの?」
ここで重要な注意点は
「フランスに住みたい」感を出してはいけない。
留学が終わったら日本に帰って学びを日本で役立てる。
それまで比較的寛容だった学生ビザも「そのままフランスに居座れても困る」「目的のない者にビザを発行するのはどうだろう」と年々厳しくなっています。
日本語で作成、英文化、英文チェック、翻訳アプリでフランス語
若者なら「就活」「海外赴任」「専門職」と「これから立派に仕事に役立てます」なくくりで終われるのでしょうが、アラカン女子、今さら「就活」はわざとらしいので悩みに悩む。
フランスビザ
学生ビザに限らず全てのフランスビザ申請には、オンライン登録が必要です。
https://france-visas.gouv.fr/en_US/web/france-visas/
手続きの手順
①申請日予約(オンライン登録前に予約可能)
②オンライン登録(申請書作成)
③申請書ダウンロード
④申請書に証明写真を貼り、署名
⑤在日フランス大使館へ
登録内容
●個人情報
●ビザの種類と期間
●留学先の教育機関(学生ビザの場合)
●フランスの滞在先(ホテルや仮の住所可)
●生活資金
必要書類
●申請書
●パスポート 原本とコピー(ビザ用2ページ見開き)
●証明書写真
●Attestation d'acceptations(Campus Franceの登録内容)
●仮入学証明書(原本)※間に合わなければPDFを印刷
●銀行の残高証明書(英文・ユーロ建)
●フランスの住居証明
●レターパック510(赤)
●申請料(50€相当の日本円)
念のため法定翻訳した抄本と卒業証明書
それまで移民局の書類も必要でしたが、2019年から(現地で)オンライン登録ができるようになったので不用です。
フランスの手続きはコロコロ変わるので経験者のブログも(私の内容を含めて)正しいとは限らないので最新情報は、大使館サイトから確認が必要です。
証明写真
フランスの証明書は白背景です。
正面を向いている写真の背景をphotoshopで代えて、「証明写真アプリ」で作成、コンビニで印刷。
わざわざ犯罪者顔に写る証明写真を撮りに行かなくてもよい時代!!
時系列
2020年
10月2日 渡仏
10月中旬 フランスの大学に入学を決意
10月下旬 在フランス日本大使館に相談
11月6日 必要書類を揃える為に帰国
2週間自宅隔離
(必要書類の種類と申請方法、手続き手順を調査)
11月10日 キャンパスフランス、フランスビザアカウント作成、ビザ申請日予約
11月22日 本籍地市役所窓口で戸籍抄本、卒業証明書等郵送申請用の準備(申請書、小為替、返信用封筒)
11月25日 除籍抄本が届く
除籍抄本、戸籍抄本を翻訳会社に郵送
11月28日 卒業証明書が届く
11月29日 翻訳書類が届く、書類をPDF化
11月29日 ソルボンヌ大学入学手続き
11月30日 仮入学許可証ダウンロード
12月3日 キャンパスフランス登録完了
12月4日 キャンパスフランス手数料支払い
12月5日 受理、面接日予約
12月6日 フランスビザ登録完了、申請書ダウンロード
陰性でも自宅隔離14日間は、手続きが窓口だったり、郵便局に出向くなど動きを封じられた期間の歯痒さが一番辛かったです。
隔離期間の14日間、毎日LINEから報告します。
果たして意味があるのか?と思う内容ですが(^◇^;)
最後に
Campus Franceの面接日とビザ申請日は同日ですが、1時間前にCampus Franceの面接予約を入れました。
例年でしたら混雑して予約を取ることも困難なようですが、”今年”ですからどちらも空いていました。
必要書類は窓口で受け取った戸籍抄本以外、郵送申請から返送されるまでどれも1週間以内に届きました。
さて、1ヶ月間をかけた手続きの準備はこれで終わりました。
申請日は12月18日
ビザ申請は、フランス入国希望日の3週間から3ヶ月前まで申請可能で受理されてからビザ(パスポート)が郵送されるまで1ヶ月程かかります。
受理されれば1月中にビザが手元に届きます。
CDG行のチケットはある。
学生ビザの期間が終わったら一時帰国する羽田行のチケットもある。
後は祈るのみです。
疲れた。
お役に立てましたらサポートをお願いします。 これからも喜んで頂けるように精一杯頑張ります。