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パリで咲く桜に涙。パリ植物園の里桜「白妙」【パリ5区】

もうすぐ59歳、アラカンですがフランスで2度目の大学生になった村山です。

日本の桜はもう散ってしまったでしょうか?
昔は、入学式の頃が満開だったように思います。

染井吉野とは少し違いますが、パリに桜の木は意外に多い。

その中でも「パリの桜の名所」と言われる場所の1つ「le Jardin des Plantes de Paris(パリ植物園)」へ樹齢60年の「里桜 白妙」を見に行ってきました。


里桜「白妙」

3月中旬頃

まだ5部咲き程度ですが、日本人ほど桜に思い入れのないパリの方々にも人気で、平日の午後ですが、周囲に見物されている方がいらっしゃいます。

陽当たりの良い場所は、純白の美しい花が咲いています。

パリで咲く桜

桜を撮影しているとフランス人のご夫妻に声をかけられました。

「これは日本の花?あなたは日本人?」

「そうです。日本の桜「里桜 白妙」です。」

「わぁ、日本の桜は綺麗ね」

ご夫妻と話しながら、ふと涙が溢れてきました。

辛いとか、まして日本に帰りたいとか…
悲哀や郷愁な感情ではないのです。

パリの中で咲く桜、人々を感動させ、何が起きても忠実に咲く。

桜の花には言葉にならない不思議な力があります。

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