生きる力は想像力と…郊外のブロカントに行く。恐らく日本人で初めてかもしれない【Chalifert】
パリ郊外の週末ハウスで過ごす日曜日。
大家さんからのブロカント情報で今まで一度も聞いたことがない街に出かけてみました。
日本からの情報がたっぷりあるブロカントは商業的で面白くない(と勝手に思っている変人)
プロが集まるブロカントより素人が集まるブロカントは掘り出し物が期待できる上にとてもお安い。
日曜日は休むと決めたから朝から張り切って名も知らぬ街へCitymapperと共に!
Chalifert(シャリフェール)
Chalifert(シャリフェール)と言う街は、日本人も良く訪れる「パリ・ディズニーランド」から車で15分、バスを乗り継いて40分ほど北に向かった街です。
観光地ではない郊外の住宅地で、日曜日に開かれるブロカントに行ってきました。
恐らく、日本人で初めてこのブロカントに行ったのではないかと思う。
神アプリ「Citymapper」が教えてくれる、バスを乗り継いで
週末だけお借りしたパリ郊外の家からバスを乗り継いでChalifert(シャリフェール)のブロカントへ
全く聞いたことのない街です。
長年フランスに暮らす大家さんも実は一度も行ったことがないらしい。
Citymapperが「ここで降りましょう。」と言った降りたバス停付近
何もありません。誰もおりません。車も通りません。
Citymapperが「ここから乗り継ぎましょう。」と言ったバス停付近
何もありません。誰もおりません。車も通りません。
ここで迷子になったら月曜日まで誰にも発見されない。
月曜日になっても発見されない可能性がある。
不安を少し抱えつつも、Citymapperを信じてバスを待つ。
パリでバス利用時に必ず確認すること
●自分の行き先
●終点の地名
●現在のバス停名
●通過するバス停名と数
●バス停の路線案内
バス停の路線案内を見ても位置関係が想像つかないにも程があった。
どうする、私。
大抵のバスの終点地は他の公共交通機関(電車など)と接点がある。もし、間違って乗ってしまったら終点まで行けばなんとかなる。
今いる場所が分からなくてもこの法則は大抵当たります。
(あまりに田舎すぎて終点まで行くと翌日しかバスがない場合もありますので100%ではありません。あくまでも村山総研(経験)調べです。)
そんなこんなで無事にバスを乗り継ぐ。
Citymapperが「ここからは徒歩です。」と言ったブロカント最寄りのバス停付近
Chalifert(シャリフェール)のブロカント
バス停からとても長閑で人とすれ違うこともない郊外の住宅地をトコトコ15分歩く。
街の小さな教会の裏手の住宅地の路地で思った以上に広々と開催されているブロカント
自宅の要らないモノ感満載!でも掘り出し物がある予感!!
教会付近や少し離れた場所に車を止めて想像以上に多くの方で賑わっています。
食器など車がないと運べないですね。
たくさんのテントが並び、自宅の要らないモノ感満載ですが、掘り出し物を探す楽しみも満載です。
蹄鉄の灰皿
恐らくご近所のムッシュだと思われるテントで売り物のアクセサリーをディスプレイしていた蹄鉄の灰皿(だと思う)に目が止まる。
素敵すぎる!
手に取ると鉄の重みをズッシリと感じます。
※自室に戻って撮影しています
「これが欲しいです。いくらですか?」
「これ?2€でいいよ」
「買います!」
迷子覚悟で来て良かった!!
帰りのバス停で人生を思う
ブロカントの最寄りバス停から乗り継ぐバス停を思い切り探し回りました。
かなり近距離で撮影しているので「バス停」にしっかり見えますが、本当に広大で誰も何もない初めての場所で来た時と違うバス停を探す不安感と言ったら…
帰宅すると大家さんから「よくバスで行けましたね」と感心されました。
バス停を探すとは人生を探すが如し。
昨年12月の「パリ大ストライキ」で経験したCitymapperの実力とGoogleマップの適当っぷりを経験したからこそ、一度も訪れたことのない名も知らない街へも訪れることができました。
しかし、Googleマップの適当プリには笑えます。
このバスのルートなど全く示しません。
徒歩、Uber、タクシー以上終わり(笑)
ローカルなバスの情報が全くありませんでした。
経験し、信頼し、行動する。
たかだか超ローカルなブロカントに行っただけで人生を感じる村山でした。