
パリは4週間外出規制・・・その内容とは
もうすぐ59歳、アラカンですがフランスで2度目の大学生になった村山です。
異変種の感染拡大、病床占有率が上がり続けるフランス。3月18日、ジャン・カステックス首相の発表がありました。
学校から帰宅後、テレビを付ける。
先日、国境隣接地域の「週末外出禁止」が発表され、フランス国内でも感染率の高いイル=ド=フランスはなんとか週末外出禁止を逃れたが、いよいよか・・・
テロップに流れる「7 jours sur 7」だけが理解できた。
つまり、7日間の7日…週末だけでなく、毎日外出制限。
会見の内容(フランス語)は、とても理解できない。Yahooニュースを翻訳する。
「第3回目の再封じ込め」
なんと、去年の11月と同じなのか?
翻訳された記事を読むにつれ、日本語の理解ができない。
外出制限するが、19時まで証明書携帯で時間制限なく、外出しても良い。
散歩やスポーツは、推進する。
「封じ込め」
昨年は通学と通勤以外は、生活必需品購入、自宅から1km以内で1時間の軽い運動のみが証明書携帯で許可された。
今回の発表内容(翻訳)は、記事の躍る「封じ込め」「監禁」と言う言葉と完全一致しない。
翻訳機がおかしいのか?
それより、私は一体、どうすれば良いのか?
私の理解(翻訳)と実際の発表を合致させる可く、フランス在住の友人(日本人)に電話をかける。
2021年3月の「外出制限」の内容
異変種感染拡大とワクチンの遅れ、病床逼迫を回避するために今回の「外出制限」は発表された。
●感染拡大しているイル・ド・フランス(パリはここに該当)など16県で外出制限
●自宅から10km以内なら外出証明書携帯で時間制限なく、外出可能
●これまで18時以降夜間外出禁止を19時に延長
●10kmを超える移動は、仕事、止むを得ない事情の場合は、許可書が必要
●学校は閉鎖されない
●生活必需品以外の商業施設は、原則、閉鎖(その内容はこれから各県で検討)
●企業は5日間のうち4日間はテレワーク
感染拡大の原因は、企業、家庭内が多い。
仕事はテレワーク、マスク着用で屋外で過ごすことはむしろ推進する。
スポーツ、散歩は積極的に取り入れてほしい。
長距離の移動(旅行)はできないが、今までより1時間、外出可能時間が増えた。
これまでは18時から夜間外出禁止
ありがたいことに私は何も不便がない。
登校の週(現在、リモートと登校が隔週)は、授業が終わるとスーパーもパン屋も閉店しており、週末は平日の夕食のストック作りでそれなりの時間を費やしていた。
これからは授業が終わった後にスーパーで買い物ができる。
夕暮れが遅くなった(18時以降)パリの夕陽を見ることができる。
生活必需品以外の商業施設
スーパー、食品店、薬局、銀行は当然、今回は書店、音楽関係も生活必需品販売店に該当するらしい。
ブティックは閉鎖、美容院などは閉鎖と発表されたが、どこまでを「閉鎖」とするかは各県で検討するらしい。
テレビ画面に流れた「7 jours sur 7」に「もはやこれまで」的な喪失感に襲われたフランス語不自由者(私)でしたが、内容を理解してほっとしております。
なんだろう?それほど困らない。
長距離移動、商業施設を閉鎖することでどれほど効果が現れるのだろうか。
サンルイ島周辺の週末の群衆を見ていると「屋外は感染確率が低い」が少しだけ信用できない。
ワクチン接種
この外出制限には、フランスのワクチンの遅れも1つの要因と言われています。
一時中止されたアストロゼネカのワクチンも再開されます。
いずれにしても、トンネルはまだ長い。
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