印象操作って大事だし逆に悪い印象にもなるよねという話
最近はすごい試みもあるもんだなーと思って見出しだけ見てたんですけど
セカンドライフユーザーが苦い顔をしている(ように見えるツイートを流している)
ので真面目に読んでみました。
フォートナイトってPUBGや荒野行動のような
バトルロワイヤルゲームだと思ってたんですけど
最近はゲーム内でライブもできるようで
へぇ凄いなぁ…確かにアバターを客席に入れたら
ライブ会場にいるような感覚になれるし、
それぞれがエモートなんかで盛り上がったりして
楽しいだろうなぁと思っていたんですけど
問題は「一昔前にブームになったセカンドライフ」として紹介されている動画。
これ何年前の動画よ。
投稿された日が2007年4月16日って13年前じゃないの。
そら2007年の技術と2020年最前線の技術を並べれば
セカンドライフは古臭く見えるでしょうよ。印象操作も甚だしい。
というわけで、セカンドライフ公式が投稿している(と思う)動画を貼っていきますね。
こちら投稿が2019年7月17日なので、おおよそ1年前の動画です。
この背景のオブジェクト、全て一般のユーザーが作って配置しているんですって
私も遊びに行ったことがありますけど、細部までこだわって作られていて
どこもかしこも素敵な撮影スポットでした。滅茶苦茶映える。
早朝だろうが昼間だろうが深夜だろうがいつ遊びに行っても
散歩をしたり撮影をしたりしているユーザーが沢山いて、
世界中から愛されているんだなぁと感じました。
フォートナイトが本来のバトルロワイヤルゲームとしての側面だけではなく
仮想空間を作り上げ素晴らしいライブやイベントを提供できる、そういう技術が充実しているのはとても素晴らしいことで、
フォートナイトだけでなくほかのゲームでもぜひやってもらいたい試みだと思うんですけど(実際PSO2でもありましたね)
本来仮想空間を作り上げるサービスであるセカンドライフは劣っている。というような記述は
そう決めつけてしまうのはどうなんでしょうか!????といいたいです。
アバターに関しても、
2007年ごろのアバターからものすごい進化を遂げていて、
当初はお世辞にも可愛い、かっこいいとは言えないアバターをみんなで工夫して
自分好みの素敵なアバターに仕上げて使っていました。
今も自分好みの素敵なアバターを作り上げて使うのは変わらないのですが
2007年ごろから大分進化をしていて(大事な事なので二度)
こちら、私がセカンドライフデビューをした当初に
デフォルトとして用意されていたアバター…に近い仕様のアバター。
あんまりにも暗い所だったので色調補正だけかけました。
そう言えば当時は影を表示することもできなかったんだったという事を思い出したので
急遽明るい場所に出て影を表示させないようにしました。
無補正だとこんな感じです。
恐らくこれが一番当時に近い撮影方法で撮影した、デフォルトアバターの姿です。
なんだこれ…なんだこれ。
ちなみに撮影場所は自宅です。
自宅というか、自宅の上空にぶち上げた作業場ですけど。
セカンドライフはユーザーが土地を購入してその場に住んだり、
お店を出してみたり、公園を作ってみたり、秘密基地風にしてみたり好きなようにカスタマイズすることができます(常識と公序良俗の範囲内で)
土地を転がしてお金を稼ぐこともできるのですが、
そこを大々的に宣伝してすっ転んでしまったのが先の
「セカンドライフ一時的に流行ったけど廃れたよね…」と言われる原因じゃないかなと思うわけですが…。
私はその辺が全て落ち付いた後にセカンドライフの世界に飛び込んだので
見当違いの事を言ってしまうかもしれないのでその辺には触れません。
こちら恐らく2011年ごろの姿。
全身好きなクリエイターさんの髪や服、スキン(肌のテクスチャ)で固めていた私です。
セカンドライフの好きな所は、中身が何であれ、男性でも女性でも
はたまた人じゃない何かにでもなれるところで、
今日は男アバターで散歩しよう。とか、今日は小さな虎になってフレンドに会いに行こう!とか気軽にできるのがとてもいいなぁと思っています。
あ、背景はこれも自宅です。
気分に合わせてビーチ風にしたり、劇場風にしたり
これまた自由に楽しんでいます。
その後、メッシュボディやメッシュヘッドという
本来のアバターのちょっとカクカクした骨格を無視してなめらかできれいな顔やボディになれるアイテムが登場しました。
2007年ごろに比べれば何もかもが格段に進化したのです。
これによって、なれるアバターの幅も広がりました。
アニメキャラクター風や、獣、巨人、小さな妖精、妖怪や、人魚、ドラゴンなど、メッシュが使えるようになる前から存在していた物もありますが、
それらは格段にクオリティがアップしました。
2020年現在も、メッシュのシステムが進化してより手軽に綺麗なアバターを作れるようになっています。
とりあえずクライアントDLする分には無料なので
どうなん?って思った人は一遍飛び込んでみたらいかがでしょうか。
アバターを整えるのも、着飾るのも土地を借りるのもリアルマネーが必要ですが
そんなの現実世界だって同じこと。今まで見たことのない世界や
小さな頃にあこがれた世界を自分の脚で歩き回ることができるかもしれません。
何かを下げて何かを上げる褒め方より、
それぞれの良いところやできる事を挙げて褒めた方が
どっちのゲームのユーザーも良い印象で終われたと思いますし、
昔の動画引っ張りだすよりログインして自分であちこち撮影しまくる方が簡単で角も立たないと思うんですけどいかがですかね。