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【ポケモンSV】S16 最終853位 最終レート1953

はじめまして。
アルフレッドと申します。
最終順位はギリギリ3桁という結果でしたが、構築経緯やプレイ体験として個人的に満足した結果が得られたため、振り返りを含めた記録を残しておきたいと思います。

並びも気に入ってます。

【構築経緯】
 きっかけとして、半年ほど前にW証色違いソウブレイズをGETしたときから、漠然とランクバトルで活躍させられる機会を探していました。
 シーズン15から本格的にパーティを検討していましたが、構築に組み込んでも採用理由の薄さや選出率の低さや選出の歪みがずっと気になっていました。
 カイリューやウーラオスが使用率上位で幅を利かせる環境にあったので、常に立ち回りの窮屈さがありました。
 特定のポケモンに対してのメタとする調整も考えましたが、環境へ適切に刺さる型はなかなか思いつきませんでした。

 ポケモン単体で考察しても環境への回答を用意できなかったため、ポケモンの並びでバリューがでせるものがないか考察した結果、辿り着いたのがコータス×ウガツホムラ×ソウブレイズの並びでした。
 タイプ上の補完関係があったわけではありませんが、晴れパでコータスからウガツホムラへ展開していくにあたって、対面で上から動いてくるハバタクカミや『威嚇』でウガツホムラのダメージ量をずらしてくるランドロスに対して、ソウブレイズの存在が有効に効いていたため、ここを出発点に構築を考えていきました。

環境に辛い並びは多くありましたが、晴れパの3体に関しては初手から2~3手目までの展開はある程度シチュエーションを想定して機械的に決めながら立ち回れたため、3体で勝ち筋を見出せない相手の洗い出しが比較的容易に行うことができました。
その結果、ドヒドイデやヘイラッシャ、グライオン等が絡んだ構築は極端に重く、残り3体でこれらの構築に強く立ち回れる必要がありました。
また、選出段階である程度カイリューなどの選出が少しでも減らせる可能性がありそうなポケモンから、上記の要件が満たせそうなハバタクカミ、ウーラオス、ラティアスの並びを採用しました。

【ポケモン紹介】

構築の原点。
出発点として型選びにも悩みましたが、晴れパに組み込むことを決めてからは型に悩む余地はあまりありませんでした。
技自体も安易ではあり、晴れギミック自体も相手から一目瞭然である点も含めて、
『くだけるよろい』は型バレ上等で使用していました。
《きあいのタスキ》を盾に「つるぎのまい」を使用しても数値が足りないため、
晴れ下の「むねんのつるぎ」を生かした立ち回りを心掛けました。

「ステルスロック」や「どくびし」が撒かれていなければ、
コータスから安全に着地できます。
仮に初手のタイミングで、相手のランドロスとこちらのコータスが対面したときに
『威嚇』からの《だっしゅつパック》発動で、
Aダウンのないソウブレイズを着地させることができます。
その後の展開で「つるぎのまい」を使うターンにランドロスの攻撃で『くだけるよろい』を発動させられると、その後イージーウィンを狙うこともできました。

晴れ下の「つるぎのまい」1回積んだあとの「むねんのつるぎ」で
以下のようなポケモンが高乱数1発にまとまるようになります。
「かげうち」まで含めればリーチは更に伸びます。

・HD特化ランドロス
・H196-B4振りガチグマ

また、晴れ下でテラスタルを使えば、
ウーラオスのA特化テラスタル「すいりゅうれんだ」も高乱数2発となるため、
対面での動かし方の幅も広がったように思います。
晴れパ相手では、ハバタクカミがほぼ確実に選出されてくるため、結果的に常に役割が保証されている状態でした。
ずっと気になっていたポケモンでした。
調整は前期165位のフジナミさんの構築記事から配分をいただきました。
処理が重くなるガチグマを処理しつつ、『こだいかっせい』ですばやさが上昇する形で、
着地前にカイリューが「りゅうのまい」をしていても上を取られないこの配分は非常に使い勝手が良かったです。
「だいふんげき」「げきりん」「フレアドライブ」と残り一枠は最後まで結論が出ませんでした。
「サイコファング」は不意に壁を展開されたときように採用しましたが、ほとんど使うことはありませんでした。
配分は選択の余地がなく、HD特化一択でした。
ガチグマが初手置きされることがとにかく多いため、
これ以外の配分では全く仕事ができませんでした。

初手置きすることが多く、
・C特化ガチグマの「だいちのちから」が低乱数一発
・「だいちのちから」や「シャドーボール」で《だっしゅつパック》が誤作動する可能性がある
・オーバーヒートが外れる可能性がある
など常に下振れる可能性は抱えつつも始動役としての責務を全うしてくれました。

ソーラービームは初手ウーラオスがでてきたとき、あるいは最後にウーラオスが残ったときに使っていました。ウーラオスやカイリューがいる構築にハバタクカミだけいないなんてことはなくウガツホムラが安易に「げきりん」を押させられる状況を作ると、その後の展開がきつくなりやすいため一定のケアが必要でした。

この個体はD.C.シリーズのシナリオライターのたけうちこうたさんが昔配布してくれていたコータスでして、当時ブログに書き込む勇気もなくヘタレていましたが、いつか活躍させたいと思っていましたが、遂に日の目を見せることができました。
野生個体の名残でSの個体値が1です。
めろさんの構築記事から配分をいただきました。(サブで使われていた個体です)

上3体が表選出とすると下3体が裏選出になります。
基本的にはカイリューへの後投げして、起点回避を行ってくれました。
素早さラインは賛否あると思いますが、同速負けであれば、裏のウーラのアクアジェットでのフォローが効くと考え、最後まで配分は変えませんでした。
以下の2体とセットでディンルー・ドヒドイデ入りや受けループ相手に選出していました。
ゲーリーさんの構築記事から配分をいただきました。

・「すいりゅうれんだ」でB4パオを確定一発。
・特化パオジアンのテラバーストを68.8%で耐える。

後述するラティアスとの立ち回りのため、「ふかしのこぶし」の効果が必要だったこと、
電気パオジアンはなるべく対面で処理したかったため、パンチグローブは選択肢に入っていませんでした。
前期2位のアーモンドさんの構築記事から配分と技構成をいただきました。
前期ラティアスを使っていたため、
構築記事を拝見し興味本位で育成した個体がボックスに残っていました。
シーズン開始中盤頃に
・ディンルー入り
・キラフロル入り
・ドヒドイデ入り
・キョジオーン入り
・グライオン入り
・受けループ
がパーティ単位で重く悩んでいたときに技構成を変えながら試行錯誤しつつパーティに組み込んでみました。

結果的には
ラティアスのみらいよち→ウーラオス着地→ウーラオスの『ふかしのこぶし』による攻撃
という流れを作ると、ディンルーやドヒドイデ、グライオン等をテラスタルの使用を制限させながら処理できていたので、技変更の余地などは最初からなかったのかもしれません。
初手キョジオーンやハバタクカミとかち合ったときは初手テラスで数的優位をとることも心掛けました。

【基本選出】
コータス×ウガツホムラ×ソウブレイズ
 →上記を基本選出としていました。
  基本初手はコータスから入ります。
  対面の初手として来やすいポケモンは、ハバタクカミ・イーユイ・ガチグマ・カイリューが多いですが、基本的にはコータスが一発で落とされることはないので、相手の技とダメージ量で型判別を行い、引き先と技選択を行うようにしていました。

ラティアス×ハバタクカミ×ウーラオス
 →こちらが裏選出です。
  受け寄りの構築がでてきた場合はこちらで対処することが多かったです。基本的にはラティアスから入って負荷をかけ、なるべく早めに数的有利をとるようにしていました。
  裏選出のときに炎オーガポンがいると処理ルートを予め考えておかないと最後の一体に捲られる展開が起きがちだったので注意が必要です。
 テラスタルに関しては、ラティアスで切るかウーラオスで切るか事前にある程度決めてから試合に入るようにしていました。

上記以外の選出もありましたが、選出を歪めないことも要素として大切にしていたため、8割は上記どちらかの選出で試合を行えていました。

【苦手なポケモン】
・カイリュー(型もそうですが、個体によってキルラインが違いすぎて気が狂いそうでした)
・「ほえる」ブリジュラス
・《きあいのタスキ》イーユイ
・《きあいのタスキ》ガチグマ
・ドーブル(を絡めた積み展開)
・ガオガエン(耐性が構築全体にかみ合いが良すぎました)
・オニシズクモ(一撃で仕留められるポケモンが構築にいないので、「ねばねばネット」を撒かれた場合のあとの展開がキツくなりがちでした)
・イダイトウ(無理なので頑張ります)

【所感】
今期はこの構築で3桁を目指していたので、まずはそれが達成できてよかったです。
構築の使用難易度は高くないと思いますし、好きなポケモンを活躍させたい方への刺激の一つになれば嬉しいです。
現状で構築のパワーが高いかと問われると悩ましく、後半はかなり無理な択を通す必要があったため、連敗もし得る構築になってしまっていたので改善が必要かなと思います。

需要があるかはわかりませんが、レンタルパーティも載せておきます。
もしコメント等で需要があれば運用についても詳細まとめるようにします。


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