欲望の散弾銃

朝起きて深い瞑想状態に入り、とりあえず目の前の僕から離脱してみる。

そして、自分の手元にやってくる思惑たちを観察してみる。

実に多様な来客だ。

ある客は、「夢を達成するために、今日はあれこれをこのくらいしなくては。」と持ちかける。

ある客は、過去にあった自慢できる逸話の、思い出話をしようと言ってくる。

ある客は、明日にやらなくてはいけないであろう嫌な事をちらつかせ、目の前にいる僕を脅かそうとする。


ここで私は、見抜かなくてはいけない。

この途方もなくやってくる来客の中に、身内が潜んでいる事を。

身内とは、欲望の事である。

欲望の来客は子供の様にこういうのだ。「僕は今日、これをやりたい!」

そこには、嘘偽りがない代わりに、突拍子もない事を言う。

しかし、私は、欲望の来客だけを相手にするべきだ。


かつて、故スティーブ・ジョブズはこういった。

「もし、今日で死ぬなら、今からやろうとしている事をするか?」と、毎朝、鏡の前の自分に問いかける。

と。


そして、私は、欲望の散弾銃のトリガーを引く必要がある。

そして、いろんな方向に打った弾は、点となり、振り返った時、その点が繋がっている事に気づく事ができるのだ。

"Connecting The Dots"  -    Steve Jobs



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