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本質を知る 嘘の功罪 言わない嘘
普段は、ばかな冗談をよく口にする私だが、権力者の嘘が横行すると、エイプリルフールも口が重くなる。 権力者の嘘は、森友問題のように、人を死に至らしめたり、多くの人を苦しめたりする。
究極は、戦争。
人を殺しあうことに真実などない。嘘の大義名分を掲げ戦火に巻き込む。多くの犠牲者を出し、環境破壊だけでなく、癒えぬ身心の後遺症を残し続ける。 最大の嘘の功罪といえる。
嘘とは、大辞林によると、事実を曲げてこしらえたこと。偽り、などとある。
では、言わない嘘とは、
「言わないことで、相手に誤解をさせる」こと。
これは、企業などが顧客に対してよく使う手段だが、個人的なことでもよくないと思っている。言っていないから罪にはならないが、このほうがアクドイ、誠実ではない。
例えば、「植物由来の~」と洗剤やシャンプーなどのCMを見ると、自然環境や人体に配慮している、と思う。だが、植物は使っているが、「界面活性剤」(水質汚染の原因、人体にも悪影響)を大量に使用している、というように。
また、電気の自由化になって、地方の〇〇電気、〇〇シェアリングにしたら、東京電力に売電していた、または、窓口が〇〇エネルギーとなっていただけで東京電力から買っていた、など。もちろん、送電線は旧独占電力会社のものを使うしかないのだが。
「サランラップ」「クレラップ」は、塩ビを使っているから、燃やすとダイオキシンが出るので「塩ビではない素材を」と消費者が要求したが、「利便性のみをCMで大宣伝」。「消費者の声」や「環境悪化」は無視、説明も改善する様子もない。
お金の収支を明らかにしない、NPOか株式会社かわからない組織などなど、
枚挙にいとまがない。もちろん、成分表を見たり、疑問は直接その組織に問い合わせたりすることもできる。
だが、選ぶ前にわかるように「負の情報も公開」することが「誠実さ」ではないか。
生協の多くは、常に食品の放射性を検査していて、検出された場合、それを明記(椎茸のセシウム量など)している。製茶業の友人は、自家製茶のダイオキシン濃度を公表した。また、ある美容院は、「あなたの髪は今痛んでいるから、うちの美容液は使えない」と断った。
だから、私はこれらを利用している。
負の情報も明記する、明確にする組織や店、人を信頼する。
良いことしか言わない、都合の悪いことは隠す、「言わない嘘」を利用する。これらの組織や人には、くれぐれもご用心。
🌸 は、嘘の客という意味でも使われる。タダで見られる、タダ見から、芝居などで言われるようになったとか。