見出し画像

不本意を経験して…

ども矢部です(=゚ω゚)ノ
今回のテーマは、「不本意を経験して…」です。今までに大なり小なり不本意はありましたが、その中でも最大の不本意を長いこと引きずりました。しかしながらそれもとある歌によって救われたり、現実に戻りシャキッとするという経験が、最近になって起きています。

最大の不本意とは?

まあざっくり言っちゃえば「不本意就職」ですね。学生の時就職活動で上手くいかず、そんな中でその当時の就職指導の教師から、今の会社を紹介されたわけなんですが、「確かに今までやってきたこととは畑違いだが、実家から近いし、CATIAとかは未経験でも可と言っている。だから、矢部にとって悪いところではないと思う」と紹介されて、一応受けることにしました。んで内定を得て入社(その学校では一番先に内定を得たところに入れという方針だったので)しましたが、元々入りたいと思って入ったところではなかったという気持ちが抜けきらないままだったため、モチベも持てず…。それでも、何かこの会社に入って良かったと思えるようなことがあれば良かったですが、当時の上司ガチャにはお世辞にも恵まれたとは言えず、まあ私も後から振り返れば処世術が足らんかった。「上手〜く転がせ禿げちゃびん」という視点も余裕もなかったし、そこは反省点でもあります。

しかし会社自体は地元では良いところと認識されていまして、周囲からも「良いところに入れて良かったね」とはよく言われました。これがまた不満というかクソうぜ〜と思うところでした。「肝心なのは自分自身の満足度」と考えていたからです。

死んだ父親から仕事の話を聞かれることもありました。まあ適当に答えてやってはいましたが、これも内心ではクソうぜ〜と思っていました。仕事の話なんか糞食らえの態度も自然に出ていたでしょう。これは父が亡くなるまで続きました。

んでまあ入社して十数年は経って今に至りますが、その間に異動希望を出したりしましたがなかなか希望は通らず(他の人もそんなもんですが)と言って転職するのには不安があり…などありました。心境の変化が起きたのはここ数年のことです。

今年は母親が入院したり、その他色々(とだけしておく)ありましたが、それでも日頃野球にもSCANDALにも散々助けられているわけですから、言うほど自分は不幸ではないのでは?と気づいたのです。こうして気持ちが晴れかけた時に出会ったのが、SCANDALの「アイボリー」です。

アイボリーのMVと歌詞


アイボリー制作秘話など

このアイボリーですが、歌詞はもちろんのこと、作詞作曲したMAMIちゃんの制作秘話まで含めて好きな曲です。


コロナ禍以降、曲作りが全く上手くいかないスランプを経験したマミタス。そんな中とある夜に風呂で何か曲が降って湧いてこねぇかなあ等と暗中模索していたところ、結局何にしてもいつも同じような事で悩んでいる自分がいる。ということに気づいて、そう考えたらむしろ笑えてきた…という経験から生まれた曲です。んで、風呂場は湯気や照明で視界がぼやける、そういった景色が「アイボリーやな…」ということで、曲名が決まったというわけです。風呂でアイデアを思いつくなんて、まるでアルキメデスやんけ!とも思いました。ぜひこの風呂に一緒に入りたうゎなにをするやめ…(ry)

おふざけはさておき、私はこの曲のサビの部分が好きです。

ふわりふわり ぼやけた視界で
探って探って 僕も手探りだよ
ゆらりゆらり 揺れる感情で
もどかしく楽しく生きてる

このフレーズから、「人生ってこーいうもんなのかな」と思いました。その意味で救われています。

みんなもどかしく楽しく生きている

悩みなんか無縁で日々楽しく生きている人というと、私が知る限り某バンダナおじさんタマたまくん(日々適当をモットーに、野球や地下アイドルの推し活を楽しんでいる焼き鳥屋のおじさん)くらいしか思い当たりません。大抵の人が、大なり小なり悩みだったり、もどかしい思いを抱えながら生きているものです。不本意なこともあったのかもしれませんが、それも含めて今があるわけです。

例えば前回の記事で書いた小諸の時の同級生のT君ですが、彼は中学から群馬のとある中高一貫の学校に通っていましたが、これは長野県内の第一志望校に不合格となり、進学塾の講師から紹介されたのがこの学校だった。その学校を受けたところ合格して入学、という経緯でした。第一志望に落ちたというところだけ見れば不本意なものですが、巡り巡ってこの結果は間違っていなかったと本人は言っています。事実、群馬ダイヤモンドペガサスを応援する要因の一つとなったり、中高の時にお世話になった方々との縁が復活したり、私と四半世紀以上ぶりに会えたり…

9月に長野でT君と会って色々話をして、「みんなこーやってもどかしくも楽しく生きているんだな…」と気付かされました。私とは大違いだなとも思いましたし、不本意の後に良いことありでうらやましくも感じました。

それから1ヶ月後には麦ノ秋音楽祭がありました。東松山市の COEDOビール醸造所で行われたイベントです。SCANDALも出ており、普段のライブと違うアコースティックライブ形式で行われました。これが私自身の初の生SCANDALでした。

途中でHARUNA、MAMIのギターの交代(HARUNA:アコースティックギター→エレキギター MAMI:エレキギター→アコースティックギター)がありまして、これは!と思いました。んで「ではMAMIに歌ってもらいましょう!アイボリー!」とHARUNA。そりゃもうktkrの一言でした。

他にはピンヒールサーファーとかVery Specialをやったり、「月」と言いながらその日は月が出ていないので、みんなでスマホのライトで照らしながらの手作り演出をやったりとか…

ライブ以外にもビール飲んだり牡丹園でハヤシライス食べたりなど、初の SCANDALの現場を思う存分楽しみました。返す返すも私自身色々あった上で聴いたアイボリーなので、個人的な一番の激アツでしたね。


といった感じで、ムギトキを楽しんだわけですが、より一層アイボリーが好きになりましたし、生きる活力にもなりました。春は麦の収穫で、ムギトキもこの時期に行われるので、SCANDALが出るならまた行きたいなと思いました。

これからももどかしく楽しく生きます。ほなまた(=゚ω゚)ノ


いいなと思ったら応援しよう!