競馬で自分の人生を後悔するお話

前記事で北九州記念の余剰資金でスパーキングレディーカップを買おうか悩んだ挙句にラジニケに突撃して無事散った。

そのためスパーキングレディーカップは買わないと決めていた。

あ、あれ。手が勝手に馬券購入ボタンを押してしまったぞ。

もう一種のギャンブル中毒である。5月のぶっこみに快感を覚えていた時期に比べりゃだいぶマシにはなってるけど。

(以下長々と懺悔タイム)
思えば人生はずっと、目先の楽しい何かに刺激を感じて生きていた。それも良くない方に、中途半端に。ゲーム、ガチャ、競馬、旅行……。これらへの熱意を多少なりとも学業へ向けられていたら人生は幸せな方向へ向かうこともできたんだろう。ずっと目先の娯楽だけで生きてきたからこそ落ちこぼれギャンカス人間が出来上がったのである。いやほんと。
今から過去の自分に会えるなら本気で説教したい。どこで人生を間違えたんだろうか聞かれたらやっぱり中学時代。あそこで取り返しがつかなくなってしまった。高校は推薦で入学。高校入試の勉強が辛く推薦に逃げた末路がサボり癖・逃げ癖である。身の丈から1ランクくらい高い高校に入り、結局最初の中間試験で周りとの差に絶望し勉強嫌いに。そこからは留年しない程度にしか勉強しなかった。常にゲームや鉄オタ業に逃げていた。大学でも遊び呆けていた。周りが資格試験やサークルなどに真面目に取り組んでいた時も、金稼ぎのためにバイトして、それを競馬(もちろん2年~)やオタ活や旅行に溶かす日々を送っていた。ガクチカのへったくれもない。旅行にしたって国内専のカスと海外行ってた陽キャとではアピールポイントとして雲泥の差がある。英語をサボっていたツケがここに回ってくる。
英語もまた人生の逃げエピの1つ。中学の頃、塾の先生に「お前は英語ガチれば伸びる。」と言われてTOEICに向けて対策するクラスに入った。ここでガチっていれば。ああ、なんて後悔系の「if」が多い人生なんだろうか。結局ここで雑に済ませたツケは暗記への苦手意識と貧弱な英語力に跳ね返ってくる。現代日本においてこれは致命的。
中高時代に醸成されたサボり癖逃げ癖暗記苦手貧弱英語力は今の自分を苦しめる原因だろう。そしてその苦しさから一時的にでも逃れるためにゲームや競馬や旅行に逃げる。ただの総合的娯楽依存症。お前、変わらんかったな。
気付いたときにはもう手遅れ。人生のレールから脱線していた。その光景は….いや、1年後に実態に跳ね返ってくる。その悲痛な叫びを書き記すNoteが出来上がるときに、自虐しよう。

ところで水曜川崎11Rの10-12ワイドは的中している。ならばなぜこのようなネガティブな記事になってしまったのか。もちろん理由はある。

そう、三連複1点で当てれるはずのレースだった。ここで勝負できない意志の弱さもまた人生の足を引っ張っている。
2番人気ミラクルティアラは最初から危険視した。1800ｍで逃げた馬の1600mへの距離短縮は危険。かしわ記念のウィリアムバローズで学んだ。結果的に躓きがあり逃げれず6着。予想通りの展開となった。
5番人気スピーディキックも消し予想。フェブラリーの結果が不満でピークアウトを疑った。牝馬の前走大敗も疑問だった。なお4着に終わったのは騎手のミスと陣営コメント。別にピークアウトではなさそう。
ライオットガールは兵庫女王盃を勝ったとはいえ恵まれた勝利。重賞戦線では(本人が遅刻したJBCレディスクラシックを除いて)岩田望来が騎乗。フランスへ武者修行しに行ったために松山が騎乗することになって割引。マイル経験もなく買っても抑えまでの評価。
評価したのは神奈川記念組。ヴィブラフォンの兵庫女王盃の敗因は砂被りで外枠に入った今回は見直し可能。神奈川記念で差のない競馬をしたキャリックアリードも同舞台の川崎マイルということで評価。エンプレス杯3着の実績からも川崎が得意なのが伺える。

え？アーテルアストレア？んなもん推しだよ。推し。推しを本命にするのに理由なんかいるか？(真面目予想から急に始まる謎予想)
一応言うとエンプレス杯の大敗は距離、菱田の継続騎乗も心強い。牡馬混合リステッドの名鉄杯は中京1800mでは御法度なはずの大外ぶん回しからメイクアリープを差し切った強い競馬。メイクアリープだって三宮SではG1級2勝のキングズソードにハナ差2着、みやこSではのちに東海Sを勝利したウィリアムバローズに勝つなど実力馬。完璧な競馬をしたこれを御法度ぶん回しで差す能力から真面目に予想してもライオットガールよりは上に取ったはず。

なので「12-8-10で取れるだろ」というのは割とふざけてるようで自信はあったポストだった。ちなみに競馬で三連単で買う時は「→」を使うのでこれは三連複。さすがに三連単1点で買えるような奴だったら4月～6月の致命的な連敗はやってない。

にもかかわらず買ったのは先述の通り10-12ワイド。
そういうとこだぞお前。人生でチャレンジしなさすぎなんだよ。人生でチャレンジせずにどれほど経験の機会損失を生んだか。結局目先の安牌に飛びついて満足する甘い精神が人生を苦しめてる。これを見ている俺より若き諸兄(いるかはともかく)は人生チャレンジすることはいい経験なんだからいっぱいチャレンジしような。安牌に逃げ続けた人生は明るくないぞ？
安牌に逃げるのは長期的には損。人生経験値の少なさは選択肢を狭める。そのことに早めに気づけた若き諸兄は幸せになれる。逆に俺みたいにこの年齢で気づいてもそれは手遅れ。以降の人生の枷にしかならない。

というわけで馬券を当てていながら人生を後悔しだすお話でした。依存症なので次はプロキオンステークスの記事を書いてると思います。ほんと、今からでも何かしらの資格の勉強をすれば人生楽になる可能性だってあるはずなのにね、やめらんねぇんだわ。というか勉強が苦しみになってる以上どうしようもねえんだわ。あはは。