9月11日 私のおぼろげな仕事の目的
9月11日ですね。
かつてのアメリカ同時多発テロから、もう23年も経ってしまいました。
忌まわしいテロ事件。
文化や宗教の違いから生まれるこうした悪しき循環は、いつ止むのか。
結論をいうと、私はまだしばらくはやまないと思っています。
人にはそれぞれ人の考えがあり、これを一つに強制することは難しいとみているからです。
もちろん外科的処置(ロボトミー手術やチップ埋め込み)によって強制的にそうしたことはできるのかもしれませんが、それが人道的に許されないことは当たり前です。
人にはどうしても性向や能力の差があり、それが多様性を産んでいます。
今の経済体制では、どうしても能力によって富が偏ります。
富が偏ると妬みや嫉みも生じます。
ただ、その状況に変化も生じています。
情報技術です。
インターネットによって情報があまねく行き渡るようになり、文化や宗教の違いをお互いが知るようになり、交流もたやすく行えるようになっています。
今や翻訳さえもほぼ瞬時にできるようになっています。
また、国家としての枠組みさえ、情報技術は簡単に乗り超えるようになっています。
私は、今のロシアとウクライナで起こっている戦争さえ、過渡期の事象ではないかと考えています。もう、旧来の帝国主義の延長のような形での戦争は無くなるかもしれないとさえ考えています。
もちろん、地球環境の悪化によって資源が枯渇した場合は、また旧来のやり方に戻るかもしれないですが。
ただ、地球環境の悪化は、国同士というより、全世界が結集して当たらねばならない問題です。
こういう国同士の問題は、この今の状況においては、かつての価値観を引きずった旧世代の指導者による過渡期の反動だと思っています。
国という枠組みが壊れていくことへの反動ですね。
文化や民族や宗教の影響はまだあるでしょうが、この先は趣味嗜好や性向によって人々が結びついていくと思います。
また、その中では人はそれぞれ違うことも常識になっていくはずです。
そうなれば、自らと異なる考えを攻撃したり、非難したりすることもなくなっていく、なくなって欲しいと思っています。
おそらく、テロ行為は未来永劫なくならないでしょう。
ですが、頻度は少しずつ減っていくと思います。また、そう願っています。
情報技術の仕事を通して、仕事レベルから改善していくことは、こうした未来につながって行くはず。
人の交流、文化の交流、相互理解の促進。
私が仕事をする意味や目的を、一番外側の曖昧なレベルで文章に表すとすれば、以上のようになります。