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5月26日 古い技術を嗤うのではなく

5月26日ですね。


報道されている山口での4630万円の誤振込の件ですが、

フロッピーディスクを使っていたことが話題になっています。

https://president.jp/articles/-/57923


私も今の時代にありえない、と思います。が、その一方で、これが現実という思いもあります。


弊社はクラウドシステムで売上のほとんどを立てています。そのため、フロッピーディスクなど個人として独立した十数年前を振り返っても使った記憶がありません。


ところが、ブロックチェーンや深層学習やドローンなどが華やかな脚光を浴びている中、いまだにフロッピーディスクが運用されている現場が残されているのが実状です。

デジタル格差が言われて久しいですが、それはこういうところにも現れています。


働き方改革やワークライフバランスの実現には、こうした運用をなくすようにしなければなりません。


そして、フロッピー?と笑うのでなく、どうすれば古いシステムを入れている組織に新しい技術をいれてもらうか考えるのがシステム会社の仕事です。

正直に言って、こうした組織に新しい技術やサービスを提案しても、簡単には入れてもらえないでしょう。かなりのハードルがあるはずです。

ヒト、カネ、モノ、時間。


役所にもいろんな仕事があり、いろんなシステムが動いています。

それらを限られた予算の中で配分し、投資していかなければなりません。


ここで、居丈高にクラウドを引っ提げて乗り込んでも、反発を食らって出禁になるのがオチです。

まずは丁寧にお客様の実情を聞き、運用を聞き、展望を聞き、ご要望を聞く。これにつきます。

今もフロッピーを使っていることに内心は逸る気持ちもあるでしょうが、そこはおくびにも出さず、地道に提案する。


今回の一件は、私自身にも良い戒めとなりました。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。