十数年ぶりにBANDAIのキットを買ったBANDAIアンチ

　最後にガンプラを買って作ったのはおそらく高1の時MGのグフだった記憶。ヒート・ロッドには大いに苦しめられた。それからHGのマラサイも買ったが途中に冷めてしまって、未完成のまま箱を放置して数年後に処分しました。

　そして最近はジークアクスの話題とファンアートにSNSのTLに占領され、BANDAIが商業的に大繁盛していることに快く思わないなか、ジークアクスの従来のMSから大きく逸れた複雑であやしい造形に惹かれ、かつプラモが良くて出来ているという報も受けてほしくなってきた。連休中にBANDAIの公式店舗に訪れたが、ジークアクスはありませんでした。よく考えると新商品だし日本も品切れしているしやはりこっちに出回るまで少々かかりますかね。

　なので近くのDONKIで別のBANDAI商品を購入した。

　プラノサウルス、ティラノサウルスです。私はティラノサウルスを主人公にした小説を書くほどティラノサウルスが好きです。では作っていきましょう。

　まずは骨格から作り上げます。パーツを外す途端に私はBANDAI技術の進歩に驚愕しました。ニッパーはいらず、少し力を加えただけでパキっとパーツがフレームから外れます。湯口の切れ目もなかなかキレイで、特にこだわっていなければヤスリで擦る必要もない。もしかしてガンプラも今はこうなっています？にしてもこの造形たるや、あまり使いたくない表現だが、変態的としか言うほかありません。とにかく敷居が低く、初心者や子供でも完成度の高いプラモを組み立てられて模型の楽しさと達成感をエンジョイできる。嗚呼BANDAIよ、これほどの気遣いができるなら、なぜ私に対してああも非情なのだ？

　完成です。なんという生き生きとしたティラノサウルスさんか。チアリード服とポンポンをつけてあげたい。ものつくりの才能がないので永遠に叶えぬ願いですが。骨格の時はけっこう可動性あったけど皮肉をつけるとこれふらいのポースに固定されます。次は頑張って動けるティラノサウルスのプラモを作ってほしい。

　説明書に描かれる4コマ漫画からティラノサウルスの腕力は200kg持ち上げるという新情報が入りました。小説に反応したいと思います。いい買い物でした。