臨月になり振り返る、1人目と2人目の妊婦生活の違い
長男2歳8ヶ月、次男妊娠10ヶ月目の妊婦です。お腹はパンパン、ガニ股で近所をうろうろしながら、いつ陣痛がきてもいいように、入院準備を進めています。
赤子に会えるのが楽しみな一方で、妊婦生活がもうすぐ終わってしまうことに一抹の寂しさを感じる今日この頃。振り返ると1人目と2人目の妊婦生活、結構変化があったなと思い、思いつくものを記録してみたいと思います。
大きく分けてこの3つ。
病院選び→「都内自宅での里帰り出産を選択」
出生前検査→「NIPTを初めて受けた」
マインド→「妊娠中であることにオープンになれた」
それぞれについて書いてみます。
※ちなみに長男を産むまでに考えていたことは以前こちらの記事にしたためました。たくさんの方に読んでいただけて嬉しいです😳
1.病院選び「都内自宅での里帰り出産を選択」
里帰り出産なのに自宅?と思われるかもしれませんが、里帰り出産=妊婦健診を受けていた病院と違う病院で出産すること、とここでは定義します。(この定義は1人目妊娠の際に知った)
私の場合は、1人目も2人目も無痛分娩を希望していました。
※無痛分娩とは、「お産の痛み=麻酔なしで指を切断するくらいの痛み、をレベル10としたときに、麻酔を使って痛みをレベル2ぐらいまで緩和してくれるもの」と病院で説明を受けました。麻酔なしで指を切断する痛みがわからないんだけども、とにかく痛そうすぎる
無痛分娩の症例を多く実施している病院は実はあまり多くなく、私が通える範囲だと2つの病院に必然的に絞られました。
※全国の無痛分娩可能施設はこちら↓から確認できます
そのうち、バス1本で通えること、24時間無痛分娩対応ができること、小児科もあり産後もお世話になれることなどを理由に病院を決め、1人目のときは妊娠3ヶ月目からそこに健診で通っていました。
ただ、大きな病院なので待ち時間も多く(採血や会計の順番待ちも地味に長い)、平日にバスで30分の距離を2週間に一度通うのは、なかなかに仕事の調整も大変。
「健診は近所のクリニックでやれたら楽なのに…」と思っていましたが、その病院の方針で、お産をするには健診から通わなくてはいけないとのこと。もっと遠くから通っている人もいるんだもの。仕方のないことだと考えていました。
が!
2024年になり2人目を妊娠した際は、病院の方針が代わり、里帰り出産が可能になったとの朗報が!節目節目の超音波検査には通う必要があるものの、基本的には妊娠34週までは別のクリニックでの健診が可能に。めっちゃ助かる〜〜〜!
2人目では迷わずこちらを選択。1人目の時は半日かかった健診が、徒歩5分の近所のクリニックで30分で済むようになり、とっても楽になりました。他にも、小さなクリニックなので先生との心理的な距離も近く、気になることはなんでも聞けたり、先生の言葉で励まされたりと他にも良いことがたくさん。N先生、本当にお世話になりました。
2.出生前検査→「NIPTを初めて受けた」
1人目では実施しなかった出生前検査を、2人目では実施しました。
出生前検査をせずとも、妊婦健診で胎児の様子や異常がないかなど、詳細にエコーで確認が可能です。「いち、にい、さん、し、ご。ちゃんと指が5本あるね」「心臓のお部屋は4つに分かれているよ」。など、エコー画像を見ながら先生が一つ一つ丁寧に教えてくれます。
1人目のときはそれで十分だと思っていました。
私自身これまで大きな病気もしたことなく健康体に生まれていて、なんとなく自分のこどもも健康体で生まれてくるだろうという根拠のない自信があったし、出生前検査を受けるには追加で病院に通う負担も増え、お金もかかります(10万円〜)。
が、、、妊娠20週を目前に控えたエコーで「脳に少し影(脈絡叢嚢胞というらしい)が見えますね」と言われ、根拠のない自信は一気に消え去りました。
「染色体異常(18トリソミー)のマーカーの一つではある」
「ただ、自然に消えることがほとんど。大丈夫。他に異常がないからそんなに気にすることはない」
と言われましたが、気が気じゃありません。
「そもそもこの影はどれくらいの胎児にみられますか?」
「この所見がある場合の、染色体異常の発生確率はわかりますか?」…
今まで診察時には「質問・気になることありますか?」「特にありません」のやり取りしかしてこなかった私が、初めて先生に質問を繰り返し、その場で産科の先生から遺伝の先生に電話して詳細を確認してもらうまで食い下がりました。
遺伝の先生曰く、この初見がある場合の染色体異常の確率は1%ほどとのことでした。もしその1%だった場合は、生後1年まで生存する割合は10%未満。
その1%をどう捉えるか…
先生からは「人工中絶は22週までにしかできないから、もし羊水検査を希望する場合は今週中に決断してください」と言われ、その日の診察を終えました。夫に連絡し、会計を待つロビーは、朝も通ったはずなのに、まったく別の場所に思えました。
羊水検査をすれば、染色体異常があるかないかは確実にわかります(=確定診断)。費用は十数万円。羊水検査自体にも0.数%の流産リスクがあります。仕事の調整もつけなければなりません。どうするべきか、本当に本当に悩みました。
「妊娠初期にリスクのない出生前検査をしておけば、こんなに悩むこともなかったのに」と何度も後悔しました。
リスクのない出生前検査として最近よく名前を聞くのがNIPTです。費用は10万円ほど、母親の血液を検査することで、染色体異常の有無が(非常に高い確率で)わかります。ただ、これは妊娠10〜16週に行うものなので、当時の私では遅すぎました。
悩んだ結果、他にエコーでの異常初見がないことを理由に羊水検査はしないことに(先述の近所のクリニックのN先生にもセカンドオピニオンを求めました)。脳の影も30週までには消えていて、万事問題はありませんでした。
ただ、羊水検査をしないことを決めるまでの1週間は本当に寝ても覚めてもそのことばかり考え、どうすべきか考えがぐるぐるぐるぐる….その経験があったため、2人目は迷わずNIPTを実施しました。そのおかげで、実は2人目でも脈絡叢嚢胞の初見があったのですが、落ち着いて受け止める(受け流す?)ことができました。
※出生前検査についてはいろいろな考え方があると思います。そしてとても繊細なテーマだと思います。あくまで私の体験をなぞって書きました。
3.マインド→「妊娠中であることにオープンになれた」
実はこれが一番大きな変化だった気がします。
1人目を妊娠したときは、今振り返ると神経質で、なんだかやたら自分に厳しかった気がします。自分の身体の生理的な変化に戸惑い、人にそれを悟られるのが嫌で、母子手帳と一緒にもらった妊婦マークも、なかなかつける勇気がありませんでした。
これは私の問題なんだから、自分でなんとかしなきゃ。
仕事では迷惑をかけちゃいけないし、普段通りに過ごさなきゃ。
電車やバスでも妊婦と悟られないようにお腹を隠して平気な顔で立っていて、親切な方に席を譲ってもらうと気まずい、という完全に謎マインドでした。自分が耐える・がんばる方向にベクトルが向いてしまっていました。
そんな私のマインドも、妊娠中、そして産後に自然と変化しました。
自分が妊娠して初めて、それまで目に入ってこなかった妊婦さんや赤ちゃんが、ちょっと周りを見渡すだけでこんなにたくさんいることに気づきました。妊娠・出産を経験した友人や同僚との意見交換の機会も増えました。
その中で、妊娠・出産は特別なことではなく、とても幸せなことで、当人だけの問題ではなく、みんなで支えていくもの。自分が経験し、かつ経験した人たちとの交流で、そんな気持ちになりました。
また、2人目では、一度妊娠中期に「切迫早産予備軍」と診断されたことがあり、自分が無理をすることは赤ちゃんにリスクを背負わせてしまうことに他ならない、と自覚的になったこともあります。
2人目では早々に外出時はマタニティマークを見える位置につけ、電車やバスでも席を譲っていただいた方にはありがたく厚意に甘えさせていただきました。
その他こまかな違いイロイロ
つわりは2人目のとき方がしんどかった&長かった…
1人目のときはケンタッキーを爆食いしていたけど、2人目妊娠中は小麦粉(うどん・パン・餃子)ラバーに。
1人目のときは重いものは極力持たないようにしていたけど、2人目妊娠中は長男(16kg)が抱っこをせがむのでそうも言ってられなかった(ただし、せめて腹圧をかけないように二の腕の力だけで持ち上げるよう意識) 。
1人目はコロナ禍だったのでほとんど家に引きこもっていたけど、2人目はできるだけ外に出る&人に会うように。マタニティ旅もたくさんできた!
1人目はお腹が大きくなるのがもの珍しくてほぼ全裸でしょっちゅう自撮りしていたけど、ほぼ全裸の写真がカメラロールにあると地味に困ることに気づき、2人目は家着でたまに撮影するぐらいにとどめた
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました!お産がんばります。
トップの写真は会社の写真や家族写真などでいつもお世話になっている志田彩香さんに妊娠9ヶ月のころ撮影してもらったマタニティフォトの一枚。
そういえばマタニティフォトも1人目と2人目でだいぶテイストが違う…!
(1人目はお腹出さない+目立たない服、2人目はお腹ガン出し)
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