読書メモ: ビジネスモデル2.0図鑑
100もの企業について、ビジネスモデルの図解を分類しながら書いているすごい本です。自分が知らない会社が多いです。
読んでる最中の本について、読む作戦を考えながら書いています。
書いた人の考え方と、100個のビジネスモデルでこの本は構成されています。読んでみると、さらに追加されるのが読んだ人のビジネスモデル。本の外側にも重要なものが作られそうな本です。
100個のビジネスモデルを眺めるだけでも楽しいです。「はじめに」と「序章」を読みながら、1個ずつ気になる企業のビジネスモデルを拾い上げて見ていくと面白いです。
起点、定説、逆説の部分を自分なりに他の事業に当てはめてみるのは、お気に入りの楽しみ方です。
例えばライザップ。起点:トレーニングジム、定説:自己管理のもと理想の体をつくる場所、逆説:自己管理せずとも理想の体になれる場所。これは納得がいきます。
適当に別のものを当てはめます。起点:プログラミングのセミナー、定説:自己管理のもとプログラミングの技術を身につける場所、逆説:自己管理せずともプログラミングの技術を見つける。・・・どこかで間違えている気がします。
「自己管理せずとも」はOKなのですが、このプログラマーがこの先どうなるのやら。特定のプログラミングの技術が身につくのではなく、技術を習得する努力が楽しめる習慣がつくとか、そういうのならいいかもしれません。
というような考え方の起点になる例が100個もあると考えれば、これはとても魅力的な本です。
最後に別の話題になりますが、実を言うとこの本の装丁が好きなんです。もちろん、買う前にはわからなかったことです。軽さと横幅の適度な広さ。表紙とページの曲がり具合。同じフォーマットのページなのでパラパラめくる時の心地よさ。章の切れ目で紙の質が変わるのでページが自然に開けるところとか。
物体としての本の性質に興味がある自分を再発見しました。
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