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gender?|子育てと男女キョードーサンカク
わたしは、埼玉県戸田市の「男女共同参画推進委員会」の委員を務めている。町のさまざまな責任者や学識者の方々の中に、ピヨッと「市民委員」として席をいただいている。
もともと同市の「男女共同参画情報誌 つばさ」の編集のボランティアをしており、その後「戸田市男女共同参画推進条例」を作るための委員を受嘱し(2016年10月制定)、今に至る。
軸は諸先輩方に頼りつつ、この町で仕事や子育て、生活をするいち市民・母・女性であるところのひとりの人間として、等身サイズの意見を会議のたびにわーわー言わせてもらっている(和やかです)。
「つばさ」の募集に手を挙げた理由を、なぜか思い出せない。息子の産後、地域の子育て支援施設にめちゃめちゃお世話になったから貢献したいと考えた気もするし、育児休暇中にただ新しいことをやってみたくなったような気もする。忘れたが、ともかく応募した自分にハイタッチしたい。ここには今やりたいこと、そして息子たちの世代のためにやるべきことがうずたかくある。
そもそも、男女共同参画(ダンジョキョウドウサンカク)ってなんだっけ?
男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。
(男女共同参画社会基本法第2条)
内閣府男女共同参画局のホームページには、こう書かれている。そうです、うん、目がすべる。そしてその実現の、なんとなんと遠いことでしょう。
ちなみに戸田市は「男女共同参画」を、
誰もが、性別、性的指向、性自認に関わりなく個人として尊重され、その個性と能力を発揮し、責任を担い、対等な立場で社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保されることをいいます。
(戸田市男女共同参画推進条例・第一章)
……と、定義している。また、
誰もがそれぞれの違いや多様な生き方を尊重し、個性と能力を十分に発揮できる社会を実現することで、豊かでいきいきと暮らせるまちとなり、これを次世代につなげていくことが重要です。
(同・前文)
とも、条例に明記している(こちらで全文読めます)。
わたしはコレをやっていきたい。そういう町で子育てしたいし、そういう故郷を手渡したい。問題が多岐に渡りまくっているしもろもろ根深いし知らないことが多過ぎるしデリケートなところにどう触れていいかもまだまだわからないけれど、一歩ずつでも。
たとえば息子たちが、夢や目標を持ってすごくすごくがんばったときに、勝手に下駄をはかされてきちんと失敗できないような社会はいやだ。そして無意識に不用意に大切な人を傷つけてしまったり、傷ついて一人ぼっちで苦しまないよう、手を尽くしたい。
ここで発信していけるようなことを、今のわたしが持っているわけではないけれど。学びながら考えながら、書いて整理して残していきたい。何かを投げかけられたら、嬉しい。
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有志活動の一環で作ったぬり絵とプリントです(今回は作ったというか、データをちょっといじっただけ😅勾玉の形のキャラクターは「ビリーちゃんとリブちゃん」で、わたしの作品ではありません)。
ちなみにこのときのもの↙︎
これが本当にたのしみ……♫「地域のセンター」というのが、戸田市男女共同参画の拠点・通称「あいパル」なのです。2019年3月9日〜10日、お近くの方、よかったらぬりぬりしに来てくださいね〜!
それでは、また次回。
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