「リスキリング迷子」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD212RQ0R20C23A2000000/
「リスキリング迷子」
中小規模の倉庫で働く現場作業者には、無縁の言葉ではないかと思います。とは言え、その一番の理由は、向上心、学習意欲が無いこの一点。
もちろん、色々と学んで、身に付けている人ともいるとは思いますが、残念なら活かせる場所が無かったり、機会が無かったり、権限がなかったりするのです。
物流現場で仕事をする上で一番のやりがいと言うか、面白味は、自分で、現場全体をコントロールする事だと私は考えます。
そのためには、色々なスキル・知識が必要となってきます。なので、色々と学ぶ必要があるのです。
言われた事だけ、与えられた作業工程だけ行っていては、単純作業、単調作業になってしまい、やりがいも面白味も何もありません。
そういう現場が多いので、倉庫現場の作業は、単純作業、単調作業と言われるのだと考えます。
話を戻して、リスキリングに迷子になるのは、まだ、自分軸が定まっていない証拠でもあります。
自分軸が定まっていないゆえに、方向性が見えない、目標を設定できない、何からやればいいか分からないのです。
若い頃は難しいかもしれません。
これが、30代後半になっても、自分軸が定まっていない場合は、問題です。
今までの自分が行ってきた仕事、経験、実績について、棚卸しをしていない証拠です。
20代は、色々な仕事にチャレンジして、経験・実績を積んでいく事で、自分軸の中心部分が形になっていくのだと考えます。
なので、まずは、ある程度の方向性を決めて、色々と経験していく事が重要です。
もちろん、会社以外の人達との交流もとても重要な経験になります。
会社の人ばかりでは、思考や価値観が一つの枠にはまってしまいます。
そうしない為にも、社外の色々な人たちと交流をする必要があります。
ただ、どんな人でもいいとは言えません。
向上心が高く、学習意欲が強い人と交流を持たなくては、何も影響を受ける事が出来ません。
これは、色々なセミナーや勉強会に参加して、すごく感じました。
会社内で先輩の焦りを感じるのは、視点が社内にしか向いていない証拠ではないかと思います。
社外に視点を向ければ、将来に向けて、自発的に学び、自分の道を見つけて進んでいる人も多いくいます。
転職が当たり前になった時代だからこそ、常に社外に視点を向けて、目標を作る事を心掛けていけば、自然と自分軸が固まっていくと思のです。
そうすばリスキリング迷子から抜ける事が出来るのではないかと考えます。