【BigSur(と多分M1)対応】歌声りっぷをMacで使う
1:あぶすとらくと
以前Play On Macというソフトウェアを経由して使用していたが、原曲は読み込んでもインスト音源が再生されず、4時間格闘してもだめだった。思い当たる原因としてPCの移行(Mojave→BigSur)があった為、移行してみたのがこの記事である。
2:注意
・M1Macでの検証はまだできていない。
これは私がM1を持っていない事に起因しますが、使用するソフトはM1対応を謳っています。どなたか検証にご協力いただけますと幸いです。(もちろん別ソフトでは実績があるみたいです)
・ファイルパスが手打ち
やる前からそうでしたが、歌声りっぷ上ファイルのボタンを押しても反応しないので、泣きながら手打ち(コピペ)をしています。この際の注意点は後ほど記載しますが、死ぬほど面倒くさいです。もしかしたら何か方法(winetricksなど)で対応できるかもしれませんがわかったら追記しておきます。もし見つかったらご連絡ください。
・参考にした記事がある
https://qiita.com/yaju/items/f2825b6618055149f597
ほぼここに書いてある内容です、作者の方すみません。
今回はファイルアクセスを多用するというかそこがメインなので、その部分で気をつけるべき点は参考にしていただけたらと思います。
3:やったこと
3.1:実行環境
・iMac(2020 27inch)
・BigSur(ver11.6)
3.2:作業内容
3.2.1:Homebrewのインストール
https://brew.sh/index_ja
上記リンクを参考に"Homebrew"をインストールをしてください。
いきなり黒い画面と戦う人もいらっしゃるとは思いますが非常に強力なパッケージマネージャですので是非使ってみてください。
ターミナル.appは"アプリケーション(もしくはLaunchpad)"内の"ユーティリティ"フォルダの中にあります。起動後に
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)
上記コマンドをコピペするだけです。
3.2.2:Wineskin Wineryのインストール
https://github.com/Gcenx/WineskinServer
上記リンク先の"How to install"を参考にインストールします。
といっても
brew install --no-quarantine gcenx/wine/unofficial-wineskin
と入力するだけです。Homebrewはこのためにインストールしました。
****@iMac ~ % brew install --no-quarantine gcenx/wine/unofficial-wineskin
(状況により色々出る)
...
..
.
==> Downloading https://github.com/Gcenx/WineskinServer/releases/download/V1.8.4
==> Downloading from https://github-releases.githubusercontent.com/145248917/986
######################################################################## 100.0%
Warning: No checksum defined for cask 'unofficial-wineskin', skipping verification.
==> Installing Cask unofficial-wineskin
Warning: macOS's Gatekeeper has been disabled for this Cask
==> Moving App 'Wineskin Winery.app' to '/Applications/Wineskin Winery.app'
🍺 unofficial-wineskin was successfully installed!
ここまで終わるとアプリケーションフォルダにwineskin.appが生成されます。
起動してみましょう
3.2.3:Wineskin Winary:エンジンを導入
とりあえず最新のWS11WineCXBit20.0.4でいいと思います。
Download and Install→OKでインストールできます。
3.2.4:Wineskin Winary:Wrapperを作成
一番下にあるCreate New Blank Wrapperを選択してWrapperを作ります。
これがそのままLaunchPadに登録されるので"UtagoeRip"とかに変えておきましょう。日本語が使えるかどうかは試していませんがなんとなくやめておきました。少しの間待ちましょう。
完了したらLaunchPad上にこのように作成されていますので起動します。
初回起動時はこれが表示されます
3.2.5:歌声りっぷを用意する
ここから本体を保存しておきます。
3.2.6:Wineskin Winary:フォントのインストール
必要なのかはなんとも言えませんがなんとなく文字入力をするときに困りそうな気がするので入れておきます。
↑この画面で「Advanced」を選択します。
タブから"Tools"を選択し、"Winetricks"を選択します。
fakejapaneseという項目が検索かけると"fakeja"くらいで出てくるので選択した状態で"RUN"を選びます。Yesを選ぶと実行されるのでしばらく待ちます。
しばらくしたら" Winetricks Commands Finished!! "の文字が出てくるので出てきたらCloseで閉じてください。
3.2.7:Wineskin Winary:作ったWrapperの中に歌声りっぷを入れる
この画面まで戻って、"Install Software"を選びます。
インストールの形式を聞かれます。一番上はいわゆる"インストール"が必要なソフトウェアに適用します。今回使いたい"歌声りっぷ"はインストールしないで使うソフトなので、"Copy a Folder Inside"を選びます。
3.2.5で保存した歌声りっぷを解凍したものを選択します。
フォルダ内にある実行ファイルを問われますので、"utagoe.exe"を選択し、OKを押します。
これでインストールは完了です。
作成したこのアイコンをクリックすると歌声リップが直接起動するようになります。多分。
3.2.8:使う
あとは使っていきましょう。フォルダのアイコンですがなぜか使えません。(前から)なので入力ファイル名は手打ちにはなるのですが、その際の注意点を共有しておきます。
①:iTunesからコピペするときは、"/"を"¥"に変える
そのままコピペしても間違いなくうまくいきません、文字コードやUNIX系OSとWindowsのファイル構造の違いなど、しなければならない話がありますがとりあえずこうしてください。
②: iTunesの楽曲を使うときは、C:¥users¥(ユーザー名)¥My Music¥iTunes¥...という形式にする
よくハマりがちなのですが、WINEはdrive_cという仮想のCドライブを持っています。実体は/(ユーザー名)/Wine Files内にありますので適宜確認してください。
4:いかがでしたか?
こういう記事は初めて書いたので読みづらいかもしれません。また2021年11月23日現在の情報ですのでその点ご了承ください。
もしM1回りなどで色々判明した際は、情報をご共有いただけたら幸いです。
終わり
アニリミ、いい音楽です。