9/19

テスト、

なんだかんだ言って勉強する気は起きない午後八時。

明日初ライブ、それしか考えてないし今はそれが楽しみだ。

久しぶりに君のブログ読んでて思い出したことがある。

最近、身の回りで"別れ"っていうものを経験している。

こいつらはきっと大学生も、社会人も乗り越えて生きていくんだろうなと思ってた二人が別れたり、

実はさ、俺のじいちゃんも多分この先長くないんだってさ。

日本で聞いた時は実感わかなかったよ。ほんとに。

一年前は俺をキャンピングカーに乗せて温泉でも行くかって言って遠出したりさ、三年前は突然車で何時間も運転して網走刑務所まで連れてかれたり。

でもさ、いざこうやって一人、部屋にいる時、思っちゃうんだ。”死”って怖いなあって。

俺にとってのじいちゃんは、俺とは血が繋がってるわけでもなくて、ほんとのじいちゃんに俺は会ったことはない。

でもね、じいちゃんはそれでも俺を本当の孫のように、

いやきっとじいちゃんにとっては本当の孫だったのかもしれないけどさ、ほんとに数え切れないくらい思い出作ったよねって。

まだ生きてるから、まだ希望は持ってるからさこんな事は言いたくないんだけどさ、せめて俺が帰るまでは待っててくんねえかなって。

キャンピングカーの運転席と助手席の間に6歳に満たない俺が座ってて、そん時に見た風景、まだ忘れてないよ。なんの変哲もない道路と木々、でもそれがなんか忘れられない。

だから、自分にもいつか”死”が来ると思うと怖くなる。

ほんとに、無性に、突如としてその恐怖に襲われることが最近よくある。

でも、その生への執着心がある今はまだ大丈夫だろうなって。どこか、心で思ってる自分もいる。

”別れ”だったり”終わり”っていうのはきっとなんの事象においてもあって、

きっと俺が大好きなこのバンドも、彼女も、スポーツも、この生活だってきっといつかは終わっちゃうんだよ。

でもそれを考えないようにしたいって、思っちゃう。

そりゃあ時々思うよ、イラついた時、めんどくさい時、もう辞めてやろうかなって、でもさその度結局は続けてるんだ。

だって”終わり”だったり”別れ”が俺はほんとに嫌いだから。

怖いじゃんほんとに。いざ意識するとね。

名言発表、「過去だったり未来に囚われるな!」なんてこと言ってるけど、実際は囚われてしかいない。

過去に見つめられていまいち一歩踏み出せなくて、終わりが怖くて、また突如として”別れ”を告げられるのが怖くて、

未来に引っ張られて自分を見失う時があって、突然孤独に感じる時があって、心に穴が空いたような感覚になって、

結局今が分かんなくなるんだ。

でもさ、俺にはバンドがあるから、スポーツがあるから、そうやって今も生きてるんだと思う。

俺にとってはやっぱりバンドは大事で、いや、

正直なこと言えばさ、俺がこんなこと言うと変なんだけど

どっちかつうと、もちろんバンドも、軽音部も、愛おしい後輩達も全てが大切なんだけどさ、なんだかんだ言って君の存在が一番大事だったりする。

ライブ前日、テスト前日、なんか吹っ切れたから言うけど、

過去、正直何回か色んなこと辞めようかなって思った事はあるんだ。

色々、俺も悩むことがあって、なんか性格合わないなとか、成績大丈夫かなこいつ、みたいに。

でも、なんか毎回最後は勿体無い気がしちゃう。

なんだかんだ言って大切なんだと思う。

まあとは言っても、無いとは思うけど、何かの手違いで君が明日バンドを辞めたとしてさ、多分俺次の日には辞めてるよ。

それくらい、結構俺の中で君がバンドにいるって、日常の中にいるってのは大切だったりする。

軽音部だって、俺だけじゃできなかったし、バンドだって君がいなかったら形になってなかったし。


信用してるとかじゃあ嘘っぽく聞こえるかもしれないけどさ、

まあ引かないでね。

だからさ、結局何が言いたいかはまとまってないし、きっと今後もまとまらないんだろうけど、

一つ言えるのはやっぱり”別れ”と”終わり”は怖いってことだよ。

じじさ、俺今胸張って言える、俺頑張ってるよ。

だからと言ってはなんだけどさ、俺も頑張って冬休みまで生きるから、また会おうね。ってこと。

あぁ、まだ勉強してないよ。

それでは

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