かがじょ基金設立式、無事終了!
4月15日、かがじょ基金設立式が無事に終了いたしました。
天気が不安でしたが、足元の悪いなかで沢山の方に
お越しいただくことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
当日の様子を少しずつレポートさせていただきます。
今回の式典は二部制となっており、第一部ではテープカットを執り行いました。
加賀市長・宮元陸様にもご臨席賜り、祝辞をいただきました。
加賀市が消滅可能性都市に選ばれていること。
それは2040年までに40歳未満の若年女性の減少が起因しているなどといった社会課題も語っていただいたうえで、かがじょの活動の重要性を力強くお話ししていただきました。
最後には「行政と手を取り合って活動を広げていきましょう」と心強いお言葉もいただきました。
またテープカットには、かがじょ基金を進めるうえで大変お世話になった皆様にご参列いただきました。
個人寄付、企業寄付の代表者様、そして私たちの活動をずっと伴走してくださった全国コミュニティ財団協会の鈴木様です。
また今回、参列者様の胸元を飾る素敵な水引の胸章は、
かがじょ先輩のくぼっち様に有志で作ってくださったものです。
@mizuhiki_kubode
そして素敵な写真は、またまたかがじょ先輩の野関様にご協力いただきました。
@bnn_satoru
こうやって様々な方に温かいサポートをいただき始まったかがじょ基金であることを改めて感じる瞬間となりました。
テープカットが終わったあとは、全国コミュニティ財団協会の副会長・鈴木祐司様より話題提供を。
お話しいただいた内容は、「地域の暮らしを良くする民間寄付とコミュニティ財団の役割」についてでした。
寄付は、地域を変える力があり、人の命を救う力があるということ。
共通・均一なサービスの提供が重要視される行政資金でもなく、
返済が前提とされる銀行でもなく、行政のような公益性と民間のようなスピード感をもって柔軟に、現場にあわせて変化しながら臨める地域内寄付の意義を語っていただきました。
この話題提供はぜひたくさんの方に聞いていただきたい、地方における新しいお金の流れの希望のようにも感じました。
そして二部はお待ちかねのラウンドトークセッションです。
トークテーマは、「加賀市の若年女性が安心して学び、働き、暮らす社会をつくるため、家庭や学校だけでない地域の大人ができること、したいことを共有する。」でした。
まず本基金で始まった「地域に"ほけん室"をつくる事業」の採択事業者2団体による活動紹介。
合同会社スオ/I AM PROJECT @ffirm__
県助産師会/大人が変わる、子どもが変わる~大人の性教育
この両団体から活動への想い、きっかけ、課題意識を共有していただきました。
その後、様々なセクターのパネリストの方から、ご自身の活動や経験も踏まえたコメントやご意見をいただきました。
パネリスト:
・加賀市教育委員会 教育長 島谷千春様 @kagacity_official
・加賀青年会議所 理事長 髙田泰裕様 @jcikaga
・大聖寺高校OG 横浜市立大学国際教養学部3年 前川優月様 @m__yutsuki
パネリストは偶然にも#大聖寺高校OG の方が何人も!
当時の自分に当てはめてやっぱり家庭や学校でもない第三の居場所や大人が重要だという声も。
これから加賀市で育つ次世代を思う心が溢れたトークセッションになったのではないでしょうか。
※話は少しそれますが、こういった地域の特定の課題を真ん中において
様々なセクター、立場の方が議論することを「円卓会議」という名で#みらいファンド沖縄 さんでは月2~3回ほど行われているんです。
私たちも地域の財団として、地域の困りごとをいろんな人たちと
話し合い、認識し合い、事実確認をし合う時間をもっと持っていきたいなと感じました。
ラウンドトークセッションが終わった後は、参加者のみなさんとサブセッションとして少人数での意見交換の時間を設けさせていただきました。
私たち財団メンバーはバタバタしておりサブセッションに入ることができず...。
ぜひどんな話が生まれていたか教えてくださる方がいたら嬉しいです。
最後には、トークセッションの結びとして参加者のお二人から代表してコメントをいただきました。
「草の根の運動が今日に繋がったと感じました」「またなんでも応援するから言ってね」と温かいお言葉をいただいて本当に有難いことだとしみじみ思いました。
かがじょ基金は、ようやくスタートラインに立ったところです。
地域に"ほけん室"をつくる事業をよりよいものにできるよう採択団体の皆様と力を合わせて一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。
改めて本日お越しいただいた皆様、心より有難うございました!