ドラマ日記『半径5メートル』&『あのときキスしておけば』(第4話)
女性週刊誌の若手編集者・風未香(芳根京子さん)と、型破りなベテラン記者・宝子(永作博美さん)のバディが、身近な話題から世の中を見つめていく『半径5メートル』の第4話。芳根さんがルーズソックスJKコスを披露。
7年前、トランスジェンダーであることをカミングアウトし離婚した香織(北村有起哉)は、若い女性になりすまして娘の怜奈(上野鈴華)とSNSでつながっていた。怜奈からどうしても会いたいと食い下がられた香織は、風未香に秘密を話し、代わりに会ってくれと頼み込む。
「なりすまし」の「なりすまし」を引き受けた風未香が、香織と娘のこれまでのやり取りを、単語帳で覚えるのが面白く、真面目なキャラが伝わってきました。また、家出JKのツイートに群がる男たちを取材するため、再びJKコスプレの芳根さんが可愛い。
「自分が自分でいられる」ために、女性として生きることを選択した香織が、再び勇気を出して娘にカミングアウト。裏アカでの「なりすまし」父を、あっさり受け入れてくれる娘は出来過ぎではありますが、心地いい着地点ではありました。
ポンコツ独身32歳の桃地(松坂桃李さん)が、親しくなった漫画家の巴(麻生久美子さん)の急死後、巴を名乗るおっさっん・田中(井浦新さん)に出会う、衝撃の“入れ替わり”ラブコメディ『あのときキスしておけば』第4話。
桃地とオジ巴の背後から叫び声が…!仁王立ちしていたのは、なんとオジ巴=田中の妻・田中帆奈美(MEGUMIさん)だったー。「桃地と自分の夫が不倫をして、家を出たに違いない」と勘違いしてしまう帆奈美。必死の弁明もむなしく、オジ巴は強引に田中マサオの家に連れ帰られてしまう…。
謎だったオジ巴の身元と家庭状況が明らかになると共に、桃地とオジ巴の初デートが描かれた今回。桃地に色々アドバイスするスーパーのおばちゃんたち(猫背椿さん)が絶妙に可笑しい。デート中に、ちょいちょい麻生さんの映像に切り替わるため、桃地のドキドキもわかる。
終盤、あれだけオジ巴=巴を信じなかった高見沢(三浦翔平さん)が、漫画を描く姿を見てあっさり信用。いい仲になってきていた桃地とオジ巴の間に、元夫という強力なライバルが現れ、次週は三角関係の争いが勃発。最終的にどうなるんだろう、このドラマ。毎週楽しい。