ドラマ日記『光る君へ』(第45話)
平安時代、京に生まれたまひろ→紫式部(吉高由里子さん)。数歳年上の藤原道長(柄本佑さん)とは、少女の頃に知り合い、惹かれ合うも、身分差に阻まれ。別の男性と結婚するも死別。娘を育てながら、「源氏物語」を書き始める大河ドラマ『光る君へ』の第45話「はばたき」。
まひろの源氏物語はいよいよ終盤を迎えていた。まひろは長年の夢だった旅に出る決意を固める。しかし道長の反対にあい、ついにまひろは賢子(南沙良さん)にまつわる秘密を明かすことに。
冒頭、前回宴の席で道長が詠んだ「望月の歌」について、斉信(金田哲さん)、俊賢(本田大輔さん)、公任(町田啓太さん)、行成(渡辺大知さん)の4人が様々な解釈を披露する趣向。
娘の賢子が彰子(見上愛さん)に女房として仕えることになったこともあり、旅立つことにしたまひろ。道長は「行かないでくれ」と引き留めますが、「これで終わりでございます」と告げ。執着する道長と、吹っ切れているまひろとの対称的な姿に可笑し味がありました。
まひろへの失恋からか、息子・頼通(渡邊圭祐さん)を独り立ちさせるためか、あるいは体調面もあり、長年の政に疲れ果てたのか、出家を決意した道長。妻の倫子(黒木華さん)からは「藤式部がいなくなったからですの?」と問われ、やっぱり知ってたんだなと(笑)。
まひろは乙丸(矢部太郎さん)を供にして太宰府に到着。当時を再現した国際色豊かな市の賑わいが楽しいシーンで、まひろのウキウキした感じがより際立つ美術スタッフの見事な仕事でした。
そこで偶然再会したのが、越前で出会い、宋の言葉を教わる中で恋仲になるかと思わせて、案外あっさり退場した周明(松下洸平さん)。松下さんを起用しながら、ちょっと勿体ないなと思っていたら、最後に出番が待ってましたね。
ちなみに「太宰府」と「大宰府」の2種類の表記があり、「太宰府天満宮」「太宰府市」と「大宰府政庁跡」というように時代によって使い分けられていますが、地元民でも間違えがちです。九州北部の「玄界灘」と「玄海町」の「玄界」と「玄海」も難しいところ。
余談:今日の『あさイチ』プレミアムトークゲストは永野芽郁さん。朝ドラ『半分、青い。』以降、どちらかというと映画中心で、ドラマはハズレが多い印象。