ゾンビランドサガのあの曲、私の胸に響きました!
8月に入り、いつも顔を合わせていた4人のデスクは、きれいに片付けられ、静かになった。残されたのは、飛沫防止のアクリル板だけ。
きれいになったデスクを見ると、少し寂しさを感じるけれど、彼らと深い交流があったわけではなく、ただ挨拶を交わす程度の関係だった。
しかし、昨日まで同じ空間で過ごしていた人々が、次の日にはもうどこか知らない場所にいるというのは、なんとも不思議で、少し物悲しい。
中学や高校時代の友人と別れる感覚とは違い、大人になった今、人との出会いに限りがあるという現実を実感する。そう考えると、やはり寂しさが胸に迫る。
今の時代、ネットを通じて人と繋がれることは、きっと恵まれていることだろう。
それでも、不安や悩みは次々と生まれ、自分だけがこんな思いを抱えているのではないかと、時に殻に閉じこもりたくなることもある。
そんな時、ふと半年前に見た『ゾンビランドサガ』というアニメを思い出し、曲を聴き始めた。
「特攻DANCE ~DAWN OF THE BAD~」
歌詞の中にはこのようなメッセージを感じた。
時が経てば 自分のことなんて誰も忘れている。
だけど、出会えたこと、今日分かり合えたことは自分は決して忘れない。
このメッセージが、まるで今の私の背中をそっと押してくれたように感じた。
勝手な解釈かもしれないけれど、まるで自分に向けて作られた曲のように思えて、人生の中で音楽に救われる瞬間が何度もある。
自分が発信するものが、誰の目にも留まらないこともあるだろう。
でも、もしその中で目に留めてくれる人がいるなら、それはとても嬉しく、直接会ってお礼を言いたいくらいだ。
社会人になってからは、「この人と話すのが今日で最後かもしれない」という思いが頭をよぎるようになった。
だからこそ、いつか忘れられる人になったとしても、自分自身はその瞬間を覚えていたい。
この日常を大切に、心に刻んで過ごしていきたいと思う。。