2021.10.5 大悪夢
とある昔からの友達が私に会いに来てくれる事になり、一緒に海外に行こうと約束していた。成田で待ち合わせし、友達と合流したが、何かの手違いで飛行機に乗れなくなる。チケット代も多分返ってこず、悔しい気持ちになるが、そこはそういう運命なんだと飲み込み、それならば、関東を思い切り楽しもうという事になる。
まず空港の中に色々なテナントが入っていて、自然と探索する流れになる。探索しているうちに、アングラなショッピングロケーションになり、韓国の地下、台湾の問屋みたいな雰囲気になる。ただ、綺麗な場所はあり得ないくらい綺麗で、モニュメントが10m以上はあるホールみたいな場所もあった。
そこを抜け歩いていると、イオンモールやららぽーとのような雰囲気に統一されていき、大きな通路の左右にテナントがバーっと繋がっている。
そこの一つ、左側に異様にピンクピンクした原宿のようなお店があり、サンリオグッズが激安で売られていて、若い女性でごった返していた。
サンリオは特段好きな気持ちはなく、可愛いなあと思う程度だが、テンションが上がっているのか、友達にあげるという理由をつけて列に並ぶ。
まず入り口から入ってレジで会計をする道順が決まっていて、一方通行、ウロウロできない、が、何回入ってもOKという流れであった。その為、沢山買ってはまた入り、を繰り返した。
脚立を上って取る大きなクッションの中に、サンリオの中でもかなり昔のレアおもしろい系のキャラクター2種類があり、どっちも買おうとして友達に見せると「やめときなー、絶対使わんよ、安いかもだけどそんなにいらないでしょ」と諭され、(たしかに…)としか思えず、買うのをやめた。
ここから記憶飛んで、友達はいなくなり、海外のクラブ(音楽の方)のキッチンに自分が立っている。
クラブとはいえ、キッチンは信じられないほど綺麗で清潔で新築としか思えない、高級フレンチレストランでもなかなかないような綺麗さであった。ただ、後ろにはごくごく普通の事務所があった。
そこで、大きい深型角バットの中で横たわらせている小さめの人間の男女2人組を刺し殺す。この時私は、調理するために殺さなきゃ、という感覚ではなく、危険な悪いことをした人だから殺さなきゃ自分がやられるという感覚であり、恐怖を感じて急いでいた。女性の方は痩せていてすぐに死んだが、男性の方は骨と筋肉がゴツくてなかなか死なず、苦戦した。終わると、殺めてしまったという罪悪感にグワァっと襲われ、(やっちゃった…どうしよう)とドキドキしていた。
そこにシェフが現れ、カウンターキッチン越しに手を出してくるので、そのバットを手渡すが、血液が沢山出ていてバットの裏に付いていたのか、すぐに出せるように並べられていた小さな深型角バット群の中の一つのソースかドレッシングの中に一滴の血液が落ちてしまう。
(作り直しだ、やらかした)と思って謝ると、シェフがその辺にあったおしぼりをそのままソースにぶち込んで一回かき混ぜ、「よくある事(笑)だから大丈夫っしょ、そしたら次ね」と悪い人の顔を浮かべる。かなり引くが、無理矢理働かされている事に気付き、何も言えずに指示に従った。
次に、クラブの予約管理システムのレクチャーを受けた。デスクトップパソコンの前に椅子があり、シェフがそれに座り、私はその横で屈みながら画面をみる。「予約管理システムに電話番号とか名前とか全部載ってるけど漏らさないでね」と言われる、名簿の事だと思った。「揉め事の電話、マジでしつこすぎるから最悪出なくていいよ」と苦笑いされる。電話が来たら、電話の子機に表示される番号から名簿を索引し、関係のない揉め事に引き込んでくるお客さんだったら、出なくていいという事だった。私はまだ働いて日が浅いため、どっちにしろその揉め事の内容がわかる人間じゃないと回答できないからだと思われる。
もう1人居る事務所の女性は寝転びながらノートパソコンで私がまだできない仕事をしていた。
ここで彼が動いてベッドがミキミキミキッと鳴り、襲撃か!?と思って目を開けたら現実だった。
〈今日の努力〉
基本、面白いものしか取り入れなかった。
〈今日の改善点〉
運動不足、昼夜逆転、睡眠過多
〈考察〉
サンリオの事は特に調べてもいないし、見てもいないと思われる。脚立だって見てないし触ってないし…。旅行はよくあるシチュエーションで、行きたいなぁと思っている時にありがち。深型角バットが出てきたのは、確実に欲しいからである。男女2人組は知らない人で、顔は覚えていないし、バットの中で殺したというよりは、床で殺したつもりがシェフに渡す時に何故かバットの中に入っていた、という感じだった。予約管理システムについては、最近非通知で電話がかかってきたり、不動産仲介業者からのウォーターサーバーの勧誘電話がしつこすぎて、1回目の段階で明確な理由を添えて断って、2回目で着拒したのに未だにメッセージが来たり、違う電話番号でかかって来ており、次に電話がきたら、さすがに怒れるし、どこで名簿仕入れたか聞いてやるぞーと決意していたからだと思われる。
日常の小さなエピソードが、自分でもわかるかわからないかのレベルで巧みに表れている。
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