憎めたら楽だった
母が統合になってから周りの人に怯えるようになった
近所の人には迷惑をかけたり、警察や救急にも迷惑をかけて
小学生の頃から色んな人に謝るばかりだった
最近もどこか出かける度に、警察から電話が来ないかたまに不安になってスマホを離せない時がある
父は仕事中でそういう電話には出れず毎回学校に通う私に電話がかかってきていた
正直本当に嫌だったし、救急や警察の人に毎回事情を話して注意を受けてなんで私が、と思っていた
学校の友達も、担任の先生も、会社の人も、近所の人も、普通の家庭で育って、会話が通じる親がいて、普通の生活をしていた
そんな人達に煙たがられる私たちは怯えて暮らすしか無かった
母のことがすごく憎かった
性格も合わないと思ったし話も通じない、聞いてくれない
娘が1人でずっと泣いていても心配もしない母親、泣いている理由も理解していない母親
小さい頃は何度頭の中で母を殺したのか分からない
母を愛していない訳では無いのに
母は私のことを愛してくれていたのだろうか
望んで産んだ子なんだろうか
私が生まれて来なければこんなに病気が酷くなることもなかったんじゃないか
ずっと、ずっと
答えの出ない問いばかりで疲れる
もう疲れた