シノビガミハウスルール案: ハグレモノ下位流派 - 雉鳴倶楽部
雉鳴倶楽部
条件: 《流言の術》か《伝達術》、もしくは《言霊術》を習得している。
流儀: 言葉の力を活用する。
仇敵: 自由 (キャラクター作成時に決定)。
「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺に由来する自嘲的な名前を持つ、言葉を操って自己表現することを趣味や仕事にする者たちの集団です。忍者詩人や忍者ラッパーたちが倶楽部の発起人であるためその大半は忍者であり、作家、詩人、ラッパー、シンガーソングライターといった者が所属しています。しかし、彼らは本質的には烏合の衆であり、しばしば主義や思想、表現方法の相違を理由に、個人間や小集団間で半目し合うこともあります。
下位流派忍法
辻芸 (つじげい)
タイプ: 攻撃忍法
間合: 3
コスト: 3
指定特技: 可変
集団戦。この忍法の指定特技は、攻撃を行うときに、忍法の使用者が《流言の術》、《伝達術》、《言霊術》の中から一種類を選ぶ。間合内にいる自分よりプロット値が低いキャラクター全員を目標にし、攻撃が成功すると、目標に集団戦ダメージを1点与えるか、目標を逆凪にすることができる。集団戦ダメージを与えるか、逆凪にするかは、目標ごとに変更してもよい。
——場所を選ばず行われる歌唱、朗読、フリースタイル。そのパフォーマンスは戦場にあってさえも観客の心を打つ。
裏〇 (うらサイファー)
タイプ: サポート忍法
間合: なし
コスト: なし
指定特技: なし
1サイクルに1回だけ、自分が登場しているドラマシーンで使用できる。そのシーンに登場しているキャラクターから、好きなだけ選んで目標にできる。また、自分も必ず目標となる。忍法の使用者は、使用時に《流言の術》、《伝達術》、《言霊術》のうち一種類の特技を選び、目標はその特技で判定を行う。判定に失敗した目標は集団戦ダメージを1点、射撃戦ダメージを判定に成功した目標の人数と同点受ける。目標にこの忍法の使用者の宿敵に該当するキャラクターがいた場合、忍法の使用者が使用時に宣言することで、集団戦ダメージにおいて「戦国変調表」を使用することができる(もちろん、この宣言は撤回できない)。
——裏路地、廃屋、果ては異界で行われる、忍者ラッパーたちによる尋常ならざるサイファー。
本歌取 (ほんかどり)
タイプ: サポート忍法
間合: なし
コスト: なし
指定特技: 流言の術、伝達術、言霊術
自分の手番に使用できる。指定特技の判定に成功すると、自分が登場したシーンで使用され効果が発動した忍法の中から、その場で使用できるものを一つ選んで使用できる。その忍法の指定特技はこの忍法の指定特技と同じものになり、使用時のファンブル値は2、コストは1上昇するが、間合は1広がる。
――素晴らしい忍法の一部を借用し、自分の短歌に詠み込む。
隠原稿 (かくしげんこう)
タイプ: 装備忍法
間合: なし
コスト: なし
指定特技: なし
この忍法を習得した時、「呪い」か「催眠」のどちらかの変調を選ぶ。誰かの攻撃によって変調を受けた時、攻撃を行ったキャラクターは、選ばれたのが「呪い」であれば《呪術》、「催眠」であれば《意気》の判定を行い、失敗すると、選ばれた変調を受ける。
——おっと、うっかり未発表原稿を読まれてしまった。読まれたからには気に入ってくれたらうれしいのだが……。
※※※※※※※※
詩の話をしていたと思ったら急にTRPGの話をしだしたから妙だぜと思ったでしょう。詩人のための流派を作りたかったんですよ。
どうしておれは戦国変調を与えたがってるんだろう。戦国変調表使ったことないから、これは単なる憧れなんだと思う。
変調ばっかりでほとんど攻撃してないけど、ひょっとするとすげーコンボとか見つけられるかもしれない。使いやすいものにするよりは活用法がわからん流派にしたいので、強すぎたら適当にナーフしてください。