育児休業記録(1)〜仕事の引継ぎ〜
昨年12月に、第二子が誕生しました。
妻は専業主婦ですが、上の子は幼稚園の年少さんで、まだまだお世話がたくさん必要な時期なのと、このコロナの状況で妻への精神的なサポートも必要だなと思い、パパ休暇が取得できるギリギリの2ヶ月育児休業することを予め決めていました。
育児休業制度とは
育児休業制度とは以下のように、育児・介護休業法に定められた両立支援制度で、妻が専業主婦でも取得する事ができます。
冒頭に記載した「パパ休暇」は、下記の通り、1年のうちに分けて育児休業を取得できる制度です。私は、上の子の夏休みに合わせて取得を検討しています。
男性の場合、育児休業開始日は「出産予定日」となるのですが、赤ちゃんは必ずしも予定日に生まれてくれる訳ではありません。一人目の時は2週間近く早く産まれたので、12月に入ってからは「いつなんだろう・・・」とそわそわしていました。もし仮に出産予定日を過ぎてもまだ出生していない場合は、出産予定日から育児休業が取得できるそうです。今回は予定日の1日前に産まれたので、その日を有給にして、申請通りに、出産予定日から育児休業としました。
一緒に働くメンバーへの相談
さて、今回育児休業を取得する過程で、会社で一緒に働くメンバーへの相談・連携がとても大事だなと思いました。
私は、妊娠初期と言われる流産の可能性が低くない時期に、すでにチームメンバーに相談を始めていました。というのも、妻の悪阻が重く、まともに仕事ができない状態が1〜2週間続いた事と、コロナの緊急事態宣言直後と重なり、上の子の幼稚園も開始が遅れて、私が代わりに家事育児をする事になり、仕事どころではなくなっていたからです。
初めは「家庭の都合で休みます」などと連絡をしていましたが、リモートワークでのコミュニケーションのため、みんなに心配かけるだけだなと思い、この段階で事情を説明して、相談を行いました。結構心配くださってたようで、事情が伝わり安心してもらえた事と、私自身に対しても「頑張り過ぎないでね」と気をかけてもらえたりしました。
以降、妻が安定期に入ってからも、チームメンバーからたくさんサポートやフォローをしてもらいました。私自身は、勤務時間も幼稚園の送り迎えだったり、妻の通院の送り迎え、子供のお風呂・寝かしつけなど、1日の中で、プライベートと仕事の切り替えが大変でしたが、リモートワークだからこそできた事かもしれませんし、それを理解してくれたメンバーのおかげだと思っています。
引継ぎのポイント
出産が近づいていくると、前述の通り、出産が早くなる場合があり、その時は休むのが前倒しになってしまいます。そのため、予定日の1ヶ月前には引継ぎはあらかた終えておく必要があると感じました。
また、引継ぎ後にいつでも育児休業に入る事ができるように、「なるべく1〜2日程度で遂行できる業務」であったり「引継が容易な業務」、「マストではない業務」を準備しておく事も大事だなと思いました。
私は、Web技術を使ったアプリケーションの開発を行っていますが、
・まとめられていないドキュメントの作成
・誰かがやってくれると嬉しいリファクタリング
・限られた条件で発生する不具合の原因調査や対応
といったものをいくつか実施しました。
なぜ「引継が容易な業務」にするかというと、「出産はいつ来るかがわからず、突然やってくるもの」だからです。今回は朝ごはんを食べる直前に、妻の陣痛が始まり、そのまま病院へ車で送り、出産となりました。その前日にはコードレビュー依頼を出しており、問題がなければプロダクトに反映をしないといけないのですが、レビュー中の状態で育児休業に入ってしまったため、プロダクトへの反映ができなくなってしまいました。そういった時に、引継ぎが容易だったり、マストではない業務であれば、影響をほぼ与えずに休みに入る事ができます。
さいごに
今回、コロナの影響でリモートワークをしている中での妻の妊娠期間を共にしてきましたが、妊娠の大変さ・辛さをひしひしと感じました。世の中にはこの状態でも働かれている方が大勢いらっしゃると思うと、もっと妊婦さんに優しい世の中になってほしいなと思いました。
育児休業を取得してまだ2週間ほどですが、次は取得前と取得してみてどうかという事を記録したいと思います。
2021/12/15 追記
次は「取得前」というよりは、「妻の妊娠期間中の話」になりました。
2021/12/26 追記
よかったことや学んだことなど、振り返りました。