育児休業記録(2)〜男でも妻の妊娠期間サポートで休みやすい雰囲気に〜
あれやこれやで、前回から間もなく1年の月日が経ちそうになってしまいました。
前回は仕事の引き継ぎをメインに書きましたが、今回はその前の段階の妻の妊娠初期のことについて書きます。
緊急事態宣言で生活の仕方が変わってすぐの妊娠
妻の妊娠がわかったのが2020年4月下旬。
この時期は、初めての緊急事態宣言が発令中の期間でした。
ちょうど3歳の娘の入園式が未定の延期になっており、「どうなるんだろうね。」なんて不安な側面もありつつ、仕事の方では、オフィスに誰も出社できない状態が一時的な事で終わらない予感があり、オフィスを解約する手続きを猛ピッチで調整していたり、新しいプロジェクトの技術調査を行ったりと、忙しくしていた頃でした。
上の子の妊娠初期は、水以外飲めなくなって病院で点滴をしてもらうなど、悪阻がひどく、妻の実家のサポートをかなりもらっていました。
今回も、妊娠がわかった直後くらいから、妻の悪阻はほぼ同様の状態になりましたが、前回と違い、緊急事態宣言の中だったため、妻の実家にサポートをお願いするのも難しい状況になっていました。
幸い、リモートワークに切り替わっていたため、産婦人科への送迎はできましたが、逆にいうと、悪阻の様子をずっと横で見ている事となり、これは家事・育児ができる状態ではないなというのがダイレクトに伝わり、自ずと家事・育児タスクを全部やるようになりました。
相談しづらい妊娠初期
この状態で仕事の時間を捻出する事ができず、数日間、急な私用ということで休暇をもらったのですが、その間で、ペースを掴みながら仕事する時間を作ろう・・・と思っていました。しかし、1週間やってみて無理だとわかり、これ以上長期で休み続けるのも迷惑かかるし、どうしよう・・・と悩んだ結果、このタイミングで仕事の関係する人たちに、事情を打ち明けました。
流産の可能性も考えられるタイミングなので、家族の体調不良という表現で伝えてもよかった気もしますが、1ヶ月くらいはほぼ寝たきりのような状態だったので、どちらにせよ事情は説明しないと、変に心配させてしまってただろうなと思います。そういう意味では早くから素直に事情を打ち明けてよかったなと思いました。
男でも妻の妊娠期間サポートで休みやすい雰囲気に
自分が勤めているゆめみでは、法定で定められた日数の有給を超えた時に利用できる有給取り放題制度というものがあるのですが、こういった予測ができず、かつ、現状では個人都合で休みを取らざるを得ない場合に、安心して休める制度があったので、休むという選択肢が生まれました。
また、チームメンバーが休みやすい雰囲気や状況を作ってくれたことも大きいです。1人に責任が集中する仕組みだと、結構厳しいと思うので、まずは業務の平準化していくことから始めるのが良いと思います。
今思うと、育児休業を取得しようと思ったきっかけはこの体験にあると思います。上の子の妊娠時は、悪阻でしんどい姿も見ていましたが、自分が会社に行って家にいない時間の方が長いからか、受け止め方がそこまで深刻ではなかったようにも思います。
育児休業も世の中にもっと広まっていけばいいなという思いはありますが、それ以前に、妊娠初期から、女性の場合は悪阻の症状がある時、男性の場合はサポートが必要な場合に、それぞれ休みやすい環境が整えばよいなと思います。
2021/12/26 追記
よかったことや学んだことなど、振り返りました。