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それってアドバイス?

2021年8月24日の「ジェーン・ス- 生活は踊る」の相談は踊るのコーナーで、「現在休職しているが、辞めてしばらく休むか、それとも仕事を続けるか悩んでる」みたいな相談が来て、その人の会社はまあ名の知れた会社で福利厚生もしっかりしていて、辞めても自分がしたいことはない、でも続けてもやりがいを感じない、どうしたら? みたいな相談だった。


スーさん曰く、「仕事に期待しすぎ、みんな仕事は食べるためにやってるだけ、楽しいとかやりがいを感じる人の方が少ない。みんなそうなんだから」みたいな感じだった。


え?


それでいいの? アドバイスとして?


「生活は踊る」って、毎日大変な生活を送っている人が、少しでも前を向けるように、将来に希望が持てるように、心躍るようなメッセージを届けるのが番組のコンセプトなのでは? と勝手に理解していたが、そのメインとも言えるコーナーで、


「現状認識が甘い。世の中そんなに甘くない。諦めて歯を食いしばれ。以上!」


というのは、よしんば現実がそうなのだとしても、違和感を抱くのだ。


人間って、夢とか希望がないと前へは進めないと思う。

上の相談者に対しては、やっぱりなんか今の仕事を続けるべき、そこにやりがいを見いだせるようなアドバイスがあってもよかったのではないかと思う。


自分だったら、この相談者に何を言うだろう。

と、毎日考えながら聞いている。基本的にスーさんの言っていることはごもっともなことが多い。そして、いろいろ考えさせられることも多い。そういう意味でこのコーナーは好きなのです。


五味太郎さんが、仕事についてはこんなことを言っています。好きな文章なので、再掲します。出典は下の記事を辿ってください。


「食うために 働かなくちゃならない、家族を養うために働かなくちゃならな い、生活のために働かなくちゃならないんだ、だからガンバルのだ、というわけです。そしてなぜか突然、労働するということは尊いことだなどと、よくわからないことを言ったりします。 そういうわけのわからないことを口走っている大人につきあう必要はありません。はじめから言い訳しているみたいな仕事観を持つ必要はありません。仕方ないから仕事をやって いるというような人の仕事を信用するわけにはゆきません。

いやいややっている操縦士の飛行機には乗り たくはありません。好きで焼いているパン屋のパンはなんだかおいしそうです。得意なこと好きなことでなければ自分の仕事として自信が持てない、得意なこと好きなことだから自信がある、というのが本当だろうと思います。」(p.175-176)


【今日のイラスト】

「アドバイス」で探したら出てきました。「友人のアドバイスで訪れた」という文が検索でヒットしたようです。ありがとうございます。

コロナが明けたら行ってみたい場所なのだそうです。行きたいところがいっぱいありますね!


【今日の一曲】

ciaciaHer と言われている台湾の歌手。

何年か前に台湾に行って、雑貨屋さんで流れていた音楽。とても素敵で、店員さんに「これ誰?」と聞いて、CDを入手。当時の店員さんに寄ると、母一人でお子ちゃんを育てたはるのだとか。この人が僕を台湾音楽に連れてきた。そのときの店員もか。雑貨屋さんも有名なお店なので、台湾好きの方はご存じのかも。




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