インドネシアで講演した話
インドネシアのDr. Soetomo 大学にお招きいただき、基調講演なるものをしてきた。「きちょうこうえん」、Keynote speech.
何話すねん。
「会の目的や基本的な方針を明らかにするために発表される話」
なのだそうな。会の基本的な方針をまったくもって知らないワタクシごときが、そんなことをやっていいのだろうか、と思いつつ、お願いされたからにはやらねばなるまい。
講演に限らず、人前で話すときというのは、聴衆がどんな人かを知りたいものである。しかし、待てど暮らせど情報はない。とりあえず、「インドネシアの大学生と先生」という設定にしてみる。
そこで気づいた。インドネシアの大学生と先生って、どんな人?
全く基礎知識も、話す内容もなく、断ろかなと思ってたら、招待状が来たりプログラムが来たり、そしてプログラムにはしっかり名前がエントリーされていたりで、秀吉の水攻めにあう高松城のような様相を呈してきた。
んでもって当日、20分間のスライドを用意して、リハもばっちり20分におさめ、いざ本番。その前に、お偉方(どこにでもいるのね)のちょっぴり時間無視のスピーチ。で、講演開始。
最初はオーストラリアの先生、次がインドネシア、んで僕(日本)、中国、エクアドルと、それぞれの国の先生が20分の持ち時間で話す。
オーストラリアの先生が話し始めて突然司会から邪魔が入る。
「あと2分です」
先生→OK. That's fine.
ちょっとオーバーして喋ったのかな。
くらいに思っていた。
次のインドネシアの先生も「あと2分です」。
おや? なんか20分にしては短い?
15分くらいであと2分コールがかかっている気がする。
んで自分の番。はっきり計っていたので自信をもって言えるのですが、13分!! 13分で「あと2分です」と言われた。
要するに、お偉方が伸ばした時間を取り戻すべく、我々の発表を縮めようとしたのだ!! ひどいぞ、準備した時間を返せ~~。
もっとかわいそうだったのが、次の中国の先生で、パワポがうまくZoom上で動かず(←よくある現象)、すったもんだして5分くらいとられ、ようやく話し始めたら5分くらいで「あと2分です」。うそつけ~~~!!!
ということで、先生は「現状」を話して終わりでした。
今回、初めてcanvaというのを使いました。パワポは重くて、Zoomとの相性が悪い。canvaはブラウザ上で作動するので、比較的スムーズに進みます。詳しくはまだよく分かっていませんが、みなさんもぜひ。
インドネシアにからめて話してほしかったのかなぁ。インドネシア、専門外なのよね。ということで、日本のコロナの現状について語りました。内容はまた今度。
お気づきかと思いますが、講演はオンラインでした。いつか行きたいね。スラバヤ。