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QRコードで注文させるなら……

過日。っていつくらい前までのことを指すのかしら。
写真を見る限り全員コート姿なので、すっかり冬やったと思いますが、
非常勤先の学生たちに誘われて、飲み会に行ってきた。

とにかく、この大学のこの授業の学生たちはノリがよくて熱心で優秀である。大阪の大学で、大阪の子が多いというのも原因の一つかと思う。大阪の人間はとにかく人なつこいというのは本当。授業も、何も言わなくても積極的に発言するし、ほっといても喋るネタはいくらでも出てくる。

梅田の、なにやらレモンサワーが蛇口から出てきまっせというのが売りのお店を予約してくれて、そこで宴会が始まる。「オードブル」がたこ焼き。自分焼き。

「大阪人は一家に一台たこ焼き器を持っている」
という噂は本当か? を検証すべく、学生たちに聞いてみる。

「どぅゆーはぶ たこ焼き器 いんゆあほーむ?」
「のー」「のー」「のー……」

結論
たこ焼き器伝説はがせでした。

たこ焼き器がない、すなわち、たこ焼きを焼いたことがない少年少女たちが焼く、本場の?たこ焼き。

たこ焼き器は12個穴がついているものだったが、たこがどう見ても6切れくらいしかない。たこ焼き?

さて。

この店、QRコードで注文をするスタイル。
最近ありますね。店員の数を極限まで減らして、カラオケボックスの歌選ぶみたいな機械で注文させる店。あれの進化版が、各自のスマホでQRコードを読ませて注文させるシステム。

最初にこれを見たのは、コロナ直前の中国のお店でしたが、まあ、ここまで進化するものかと感激したのを覚えている。

いざ、自分たちが使うという段になってみると、不便というか、QRコードで注文させるなら、この二つはマストで準備しておけやと思うものがある。それは、

Wi-Fi

充電器またはコンセント

である。
Wi-Fiはパケット代、充電器は、万が一スマホの電池がなくなったら注文できないから。

その店にはどちらもなかった。
おいといて。

二次会で行った鳥貴(とりき)は、さすがに充電用のコンセントが用意されており、なおかつ注文はQRではなく、カラオケボックス式の機械だった。
阪急東通り商店街の雑居ビルに入っているのだが、終電前はエレベータが混雑しすぎていて、上の店から降りてくる客のせいで永久に乗れない。
階段を降りようとするも、「階段使えません」と書いてある。
それを平気で無視して階段を降りていくなにわの酔っぱらいたち。
「階段使えるんですか?」と聞くと何食わぬ顔で、「使えますよ~」とのたまう店員。その「使えません」の張り紙は何?

ということで我々も階段を降りていくが、なにわの酔っ払いは、すべての踊り場の壁に穴を開けていて、治安悪い感がすごかった。

メインで言おうとしていたことが2行くらいになってしまったが、要するに、めちゃ久しぶりに学生と飲みに行って楽しかったという報告なのだ。


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