第1講 旧石器時代 【世界史160講:2024年新版】
1-1人類の登場
1:先史時代
2:歴史学
3:考古学
4:化石人類
5:鮮新世
6:類人猿
7:猿人
8:直立二足歩行
9:道具
10:サヘラントロプス
11:ラミダス猿人
12:アウストラロピテクス
先生: 今日は1:先史時代について話しましょう。この時代は、文献や文字による記録が存在しない時代ですね。2:歴史学と3:考古学の違いについて知っていますか?
セカコ: 歴史学は文献や文字を研究対象とするのに対して、考古学は遺物や遺跡を研究します。
先生: そのとおりです。先史時代の研究は主に考古学の成果に依存しています。この時代について、4:化石人類の発掘が重要な役割を果たしています。化石人類には、猿人、原人、旧人、新人が区別されます。猿人について何かご存じですか?
セカコ: テキストによると、私たち人類は、5:鮮新世の新生代第三紀に類人猿から分かれました。
先生: 私たちと同種の人類が出現する以前の人類を7:猿人と総称します。猿人の最も特徴的な点は何だと思いますか?
セカコ: それは知っています。8:直立二足歩行ですね。これによって手が自由になり、9:道具を作ることができるようになったんですよね。
先生: 最古の猿人とされる10:サヘラントロプスは、チャドで約700万年前の地層から発掘された最古の化石人骨とされています。脳容積はどれくらいだったかご存知ですか?
セカコ: 、ペットボトル1本に満たないと聞いたことがあります。
先生: そうですね。320ccから380cc程度だったそうです。また、エチオピアで発見された11:ラミダス猿人は約440万年前の化石で、サヘラントロプスの発見まで最古と考えられていました。12:アウストラロピテクスについて調べてきたことを発表してください。
セカコ: アウストラロピテクスは「南のサル」を意味し、約420万年前から200万年前にかけてアフリカで出土しました。エチオピアで発見されたアウストラロピテクス・アファレンシスは「ルーシー」という愛称で呼ばれています。
先生: ルーシーの愛称はビートルズの曲にちなんで名付けられたんですよ。先史時代の研究は、まだまだ発見が待たれていますね。次回は原人について詳しく見ていきましょう。
先史時代
文献や文字による記録が存在しない時代を1:先史時代という。
文献や文字を主たる研究対象とする2:歴史学は先史時代を扱えない。先史時代の研究は専ら遺物や遺跡などを研究資料・手段とする3:考古学の成果に拠る。
化石骨の発掘によって知られた人類を4:化石人類という。猿人、原人、旧人、新人と区別される。
猿人
私たち人類は、5:鮮新世でいうところの新生代第三紀5:鮮新世に、オランウータン・チンパンジー・ゴリラら6:類人猿から分かれた。私たちと同種の人類(Homoホモ)が出現する以前の人類を7:猿人と総称する。
人類のもっとも典型的な特徴は常時の8:直立二足歩行である。これによって前足(手)が自由になり、9:道具の制作が可能になった。
チャドで約700万年前の地層から発掘された10:サヘラントロプス Sahelanthropusが最古の化石人骨とされる。サヘラントロプスはトゥーマイ猿人とも呼ばれる。脳容積は320cc~380cc程度だった。
エチオピアで発見された11:ラミダス猿人 Ardipithecus ramidusは、約440万年前の化石人骨。サヘラントロプスの発見まで最古の化石人骨と考えられていた。
12:アウストラロピテクス Australopithecusは、「南のサル」を意味し、約420万年前から200万年前の間に数段階にわたってアフリカ各地で出土する。エチオピアで発見されたアウストラロピテクス・アファレンシスは、発見時に流れていたビートルズの楽曲にちなんで「ルーシー」という愛称で呼ばれる。
1-2 ヒト属Homoの登場
1: 打製石器
2: 旧石器時代
3: 更新世
4: 氷期
5: 獲得経済
6: ホモ=ハビリス
7: 礫石器
8: 原人
9: ホモ=エレクトゥス
10: ジャワ原人
11: 北京原人
12: 周口店
13: ハンドアクス
14: ハイデルベルク人
15: ネアンデルタール人
16: 旧人
17: 埋葬の習慣
18: 剝片石器
19: ホモ=サピエンス
20: 新人
21: クロマニョン人
22: 周口店上洞人
23: グリマルディ人
24: 洞穴絵画
25: アルタミラ
26: ラスコー
27: 女性裸像
旧石器時代
デンマークのトマソンは、人類史を道具の材料に着目して石器時代、青銅器時代、鉄器時代に区分した。石器時代のうち、石を打って製作した1:打製石器を用いた時代を2:旧石器時代Paleolithic Eraという。石器時代の大半を旧石器時代が占める。
旧石器時代は約250万年前から約1万年前まで続き、新生代第四紀の3:更新世にほぼ相当する。
この時期の地球は4:氷期と間氷期を繰り返し、氷河時代と呼ばれる。*現在も実は間氷期かもしれません。
人びとは移動しながら洞穴に住み、動物を狩り、植物を採り、魚介類をつかまえて、食糧とした。狩猟・採集・漁労によって自然から食糧をえる生活のありかたを5:獲得経済という。
ヒト属Homoの登場
更新世前期から中期に、ヒト属Homoが登場する。猿人段階に比べて知力が著しく発達し、環境適応能力は大幅に高まった。アフリカからヨーロッパ、アジアに広く分布した。
6:ホモ=ハビリス Homo Habilis(「器用な人」の意)は、タンザニアのオルドヴァイ渓谷で発見された、約240万年から180万年前の化石人骨で、脳容積は500cc以上となることが多く、名称は最も原始的な打製石器とされる7:礫石器を製作したことに由来する。
初期のヒト属は8:原人と総称され、9:ホモ=エレクトゥス Homo erectusが代表例。
10:ジャワ原人 Homo erectus erectusは1890年代にネーデルラント(オランダ)人デュボワがジャワ島中部のトリニールで発見した原人の化石である。*インドネシア当時、蘭領植民地だった。
11:北京原人 Homo erectus pekinensisは1920年代から30年代に北京郊外の
12:周口店から発見された原人の化石である。洞穴の床に多くの焦げた跡があり、火の使用が確認されている。 かれらは石塊を利用した石核石器の一種 13:ハンドアクスを使った。
原人は従来、言語の使用を開始したと言われてきたが、不確定とも言われる。
ドイツで発見された14:ハイデルベルク人 Homo Heidelbergensisは、ホモ・エレクトゥスに比べ脳容量が大きい。
ネアンデルタール人の登場
15:ネアンデルタール人Homo neanderthalensisは、更新世中期から後期、約60万年前から3万年前に生存した化石人類で、16:旧人ともよばれる。
19世紀半ばにドイツで発見され、ヨーロッパから西アジア、中央アジアにかけての一帯に化石が分布する。
かれらのなかには、17:埋葬の習慣をもつ者がおり、宗教的行為のはじまりと考えられる。
かれらは原石から剥ぎ取った剝片を石器としてもちいた。これを18:剝片石器という。高度な技法を開発してナイフなど薄手の道具を製作した。
彼らは狩猟の毛皮から衣服をつくり、洞穴を住居とした。
ホモ=サピエンスの登場
19:ホモ=サピエンス Homo sapiensは、約20万年前にアフリカに出現し、更新世末期の約5万年前から、ユーラシア、南北アメリカ、オーストラリアの各大陸や周辺諸島に広がった化石人類である。日本では、20:新人とよばれる。
約16万年前、東アフリカに生息していたホモ・サピエンス・イダルトゥHomo sapiens idaltuは、現生人類ホモ・サピエンス・サピエンスの直接の先祖と考えられる。
21:クロマニョン人は、フランスで発見された現生人類で、約4万2000年前にあらわれた。
北京郊外の周口店上洞で発見された22:周口店上洞人は、約3万5000年から1万2000年前の現生人類である。成人を埋葬した痕跡が残されている。
23:グリマルディ人は、2万5000年ほど前の現生人類で、イタリアの地中海沿岸で見つかった。
かれらは洞穴で暮らし、動物の骨や角から作った骨角器をもちいた。銛、針、錐などが作られた。
旧石器時代後期に洞穴内に描かれた絵画の痕跡を24:洞穴絵画という。
1879年、スペイン北部にある25:アルタミラ遺跡で洞穴絵画が発見された。
1940年、南西フランスの 26:ラスコー遺跡で洞穴絵画が発見された。
旧石器時代に後期に作られた、小さな石のヴィーナス像を27:女性裸像という。オーストリアで出土したウィレンドルフのヴィーナスが有名。類似のヴィーナス像は広くシベリアにまで分布し、旧石器時代に広域の交流ネットワークが存在したと推定される。安産や子の成長を願う意味があったと考えられる。
相沢忠洋による岩宿遺跡の発見により、旧石器時代の日本にも人類が住んでいたことが分かった。静岡県の浜北人など、日本列島でも新人の化石人骨が発掘されている。平均気温は現在よりも低く、日本列島はユーラシア大陸の一部で、東アジアにはマンモスやオオツノジカなどの大型動物が生息していた。
1-3 人類の広がりと人種・民族・語族の分化
1:人種
2:民族
3:語族
4:アボリジニー
5:オーストロネシア語族
6:マオリ
7:イースター島
8:中石器時代
9:細石器
先生: 次は1-3 人類の広がりと人種・民族・語族の分化について話しましょう。まず、1:人種についてご存知ですか?
セカコ: はい、1:人種とは、皮膚の色や毛髪の色と形状、目の色などの生物学的特徴に基づいて人類を分類したものです。
先生: その通り、気候への適応の結果と考えられています。それでは、2:民族についてはどうでしょう?
セカコ: テキストによると、2:民族は、言語や習俗、宗教などの文化を共有し、集団への帰属意識によって結ばれた集団を指します。
先生: 同じく、3:語族も非常に重要です。これは、同一の起源から派生したと考えられる言語のグループです。
人類のオセアニア到達
先生: 約5万年前、現在のオーストラリア大陸とニューギニア島がサフル大陸と呼ばれる一つの陸塊を形成していたころ、人類はスンダ大陸とよばれていた東南アジアから船を使ってはじめてオセアニアに渡りました。4:アボリジニーの祖先となるオーストラロイドもその中に含まれていました。
セカコ: オーストラロイドというのは、人種の一つですか。
先生: その通りです。そして、前1000年頃には5:オーストロネシア語族の言語を話す人々が人々が東南アジア島嶼部から移住しました。この語族にはどのような言語が含まれますか?
セカコ: テキストによると、インドネシア語、マレー語、タガログ語などが含まれ、6:マオリのマオリ語やタヒチ語もその一部です。このような同じ語族の言語を話す人々が、「〜語族の人々」と呼ばれるものですね。
先生: そうです。7:イースター島にもオーストロネシア語族の人々が到達し、巨石像モアイを作りました。
中石器時代
先生: さて、旧石器時代は今回で終わり、次回から新石器時代に入りますが、その前に、中石器時代について触れておきましょう。
セカコ: 中石器時代という言葉は、中学校では習いませんでした。
先生: ヨーロッパやオリエントでは、旧石器時代から新石器時代に移行する過渡期の時代を8:中石器時代(Mesolithic Age)といいます。中石器時代が存在しない地域もあります。
セカコ: テキストによると、中石器時代は旧石器時代から新石器時代への過渡期で、9:細石器が特に遊牧民の社会で高度に発達しました。
人類の広がり
現生人類は投擲具などの技術を生かし、アフリカ大陸を出てユーラシア、オセアニア、南北アメリカの各大陸に広がった。
この過程で、各地の集団には1:人種、2:民族、言語(3:語族)の違いなど異なる特徴があらわれた。
1:人種 人類を皮膚の色・毛髪の色や形状、目の色など生物学上の特徴で分類したものを1:人種という。違いは気候への適応の結果と考えられている。大きく分けてコーカソイド、ネグロイド、モンゴロイド、オーストラロイドなどに分けられるが、長い歴史を経て交流による混血が進んでおり、整然と区分できるものではない。各人種間に知的・文化的資質の遺伝的差異はない。
2:民族 言語、習俗、宗教などの文化を共有し、集団への帰属意識によって結ばれた集団を2:民族(nation, Volk)という。自然に培われたり、政治権力によって作られたりする。
3:語族 同一の起源から派生したと考えられる言語のグループを3:語族といい、同系統の言語を話す人間集団を「~語系の民族」または「~系の民族」「~語族の言語を用いる人々」のように表す。
人類のオセアニア到達
約5万年前、現在のオーストラリア大陸とニューギニア島がサフル大陸と呼ばれる一つの陸塊を形成していたころ、人類はスンダ大陸とよばれていた東南アジアから船を使ってはじめてオセアニアに渡った。
これらの人々はオーストラロイドとよばれ、その一部はオーストラリアの先住民4:アボリジニーの祖先となった。彼らは土器を作らず、農耕も行わない狩猟採集民だった。
前1000年頃になると、5:オーストロネシア語族の言語を用いる人々が東南アジア島嶼部からオセアニアに移住した。オーストロネシア語族は、インドネシア語、マレー(ムラユ)語、タガログ語などのフィリピン諸語、台湾の先住民の諸言語、ニュージーランドの先住民6:マオリが用いるマオリ語、タヒチ語などで構成される。語族の広がりは、人々の移動が広範囲にわたったことを示す。はっきりした年代は不明だが、7:イースター島(ラパ・ヌイ)に到達して巨石像モアイをつくったのもオーストロネシア語族の言語用いる人々だったと考えられている。
人類のアメリカ大陸到達
新人は陸続きだったベーリング海峡を通ってアメリカ大陸にも移住し、1万年前には南米大陸の南端フエゴ島まで到達した。
中石器時代
ヨーロッパでは、旧石器時代から新石器時代に移行する過渡期の時代を8:中石器時代(Mesolithic Age)という。
骨や木の柄に取り付けて使う小型の剝片石器=9:細石器が用いられた。
9:細石器は特に遊牧民の社会で高度に発達した。
教養世界史:
『旧約聖書』の「創世記」にあるバベルの塔の神話は、言語の分化を物語で説明しようとした一例だ。
練習問題1-1
問題
文献や文字による記録が存在しない時代を何という?
文献や文字を主たる研究対象とする学問は何か?
先史時代の研究に関して、遺物や遺跡などを研究資料・手段とする学問は何か?
化石骨の発掘によって知られた人類を何という?
オランウータン・チンパンジー・ゴリラらから分かれた新生代第三紀の時代は何か?
オランウータン・チンパンジー・ゴリラらは、何の一部とされる?
私たちと同種の人類が出現する以前の人類を総称して何という?
人類のもっとも典型的な特徴は何か?
直立二足歩行によって自由になった前足(手)で、何の制作が可能になった?
チャドで約700万年前の地層から発掘された最古の化石人骨の名称は?
エチオピアで発見された約440万年前の化石人骨の名称は?
「南のサル」を意味し、アフリカ各地で出土する化石人類の名称は?
解答
先史時代
歴史学
考古学
化石人類
鮮新世
類人猿
猿人
直立二足歩行
道具
サヘラントロプス
ラミダス猿人
アウストラロピテクス
問題2
次の文中の空欄( 1 )~( 12 )を補充してください。
文献や文字による記録が存在しない時代を( 1 )という。文献や文字を主たる研究対象とする( 2 )は先史時代を扱えない。先史時代の研究は専ら遺物や遺跡などを研究資料・手段とする( 3 )の成果に拠る。化石骨の発掘によって知られた人類を( 4 )という。私たち人類は、( 5 )でいうところの新生代第三紀( 5 )に、オランウータン・チンパンジー・ゴリラら( 6 )から分かれた。私たちと同種の人類(Homoホモ)が出現する以前の人類を( 7 )と総称する。人類のもっとも典型的な特徴は常時の( 8 )である。これによって前足(手)が自由になり、( 9 )の制作が可能になった。チャドで約700万年前の地層から発掘された( 10 )が最古の化石人骨とされる。エチオピアで発見された( 11 )は、約440万年前の化石人骨。サヘラントロプスの発見まで最古の化石人骨と考えられていた。( 12 )は、「南のサル」を意味し、約420万年前から200万年前の間に数段階にわたってアフリカ各地で出土する。
解答
先史時代
歴史学
考古学
化石人類
鮮新世
類人猿
猿人
直立二足歩行
道具
サヘラントロプス
ラミダス猿人
アウストラロピテクス
練習問題1-2
問題
デンマークのトマソンは、人類史を道具の材料に着目して石器時代、青銅器時代、鉄器時代に区分した。石器時代のうち、石を打って製作した( 1 )を用いた時代を( 2 )という。旧石器時代は約250万年前から約1万年前まで続き、新生代第四紀の( 3 )にほぼ相当する。この時期の地球は( 4 )と間氷期を繰り返し、氷河時代と呼ばれる。人びとは移動しながら洞穴に住み、狩猟・採集・漁労によって自然から食糧をえる生活のありかたを( 5 )という。更新世前期から中期に、ヒト属Homoが登場する。アフリカからヨーロッパ、アジアに広く分布した。( 6 )は、タンザニアのオルドヴァイ渓谷で発見された、約240万年から180万年前の化石人骨で、脳容積は500cc以上となることが多く、名称は最も原始的な打製石器とされる( 7 )を製作したことに由来する。初期のヒト属は( 8 )と総称され、( 9 )が代表例。ジャワ島中部のトリニールで発見された原人の化石は( 10 )である。北京郊外の( 12 )から発見された原人の化石は( 11 )である。かれらは石塊を利用した石核石器の一種( 13 )を使った。ドイツで発見された( 14 )は、ホモ・エレクトゥスに比べ脳容量が大きい。ネアンデルタール人は、更新世中期から後期、約60万年前から3万年前に生存した化石人類で、( 16 )ともよばれる。かれらのなかには、( 17 )の習慣をもつ者がおり、宗教的行為のはじまりと考えられる。彼らは原石から剥ぎ取った剝片を石器としてもちいた。これを( 18 )という。ホモ=サピエンスは、約20万年前にアフリカに出現し、更新世末期の約5万年前から、ユーラシア、南北アメリカ、オーストラリアの各大陸や周辺諸島に広がった化石人類である。日本では、( 20 )とよばれる。フランスで発見された現生人類は( 21 )である。北京郊外の周口店上洞で発見された現生人類は( 22 )である。2万5000年ほど前の現生人類は( 23 )である。旧石器時代後期に洞穴内に描かれた絵画の痕跡を( 24 )という。スペイン北部の遺跡は( 25 )、南西フランスの遺跡は( 26 )である。旧石器時代に後期に作られた、小さな石の像は( 27 )という。
解答
打製石器
旧石器時代
更新世
氷期
獲得経済
ホモ=ハビリス
礫石器
原人
ホモ=エレクトゥス
ジャワ原人
北京原人
周口店
ハンドアクス
ハイデルベルク人
ネアンデルタール人
旧人
埋葬の習慣
剝片石器
ホモ=サピエンス
新人
クロマニョン人
周口店上洞人
グリマルディ人
洞穴絵画
アルタミラ
ラスコー
女性裸像
問題2
どの時代に石を打って製作した打製石器を用いたとされるか?
約250万年前から約1万年前まで続く時代は?
旧石器時代がほぼ相当する新生代の時期は何か?
地球が氷期と間氷期を繰り返すこの期間は何時代と呼ばれるか?
狩猟・採集・漁労によって自然から食糧を得る生活の形態を何というか?
タンザニアのオルドヴァイ渓谷で発見された化石人骨の名称は?
ホモ=ハビリスが製作した最も原始的な打製石器は?
初期のヒト属は何と総称されるか?
代表的な初期のヒト属の名前は?
1890年代にジャワ島中部のトリニールで発見された原人の化石の名前は?
1920年代から30年代に北京郊外から発見された原人の化石は?
北京原人が発見された場所は?
北京原人が使用していた石核石器の一種は?
ドイツで発見され、ホモ・エレクトゥスに比べ脳容量が大きい化石人類は?
更新世中期から後期、約60万年前から3万年前に生存した化石人類は?
ネアンデルタール人も別名何とよばれるか?
ネアンデルタール人が実施していた、死者を埋める宗教的行為は?
ネアンデルタール人が使用した石器の一種は?
約20万年前にアフリカに出現した化石人類の名前は?
ホモ=サピエンスが日本では何と呼ばれるか?
フランスで発見され、約4万2000年前に登場した現生人類は?
北京郊外の周口店上洞で発見された現生人類の名前は?
イタリアの地中海沿岸で見つかった2万5000年ほど前の現生人類は?
旧石器時代後期に洞穴内に描かれた絵画の痕跡を何というか?
どの遺跡で1879年に洞穴絵画が発見されたか?
1940年にどの遺跡で洞穴絵画が発見されたか?
旧石器時代の後期に作られた、小さな石のヴィーナス像を何というか?
解答2
打製石器
旧石器時代
更新世
氷期
獲得経済
ホモ=ハビリス
礫石器
原人
ホモ=エレクトゥス
ジャワ原人
北京原人
周口店
ハンドアクス
ハイデルベルク人
ネアンデルタール人
旧人
埋葬の習慣
剝片石器
ホモ=サピエンス
新人
クロマニョン人
周口店上洞人
グリマルディ人
洞穴絵画
アルタミラ
ラスコー
女性裸像
練習問題1-3
問題
人類の広がり
現生人類は投擲具などの技術を生かし、アフリカ大陸を出てユーラシア、オセアニア、南北アメリカの各大陸に広がった。この過程で、各地の集団には( 1 )、( 2 )、言語( 3 )の違いなど異なる特徴があらわれた。
( 1 ) 人類を皮膚の色・毛髪の色や形状、目の色など生物学上の特徴で分類したものをいう。違いは気候への適応の結果と考えられている。
( 2 ) 言語、習俗、宗教などの文化を共有し、集団への帰属意識によって結ばれた集団をいう。
( 3 ) 同一の起源から派生したと考えられる言語のグループをいう。
人類のオセアニア到達
約5万年前、人類は東南アジアから船を使ってオセアニアに渡った。これらの人々はその一部はオーストラリアの先住民( 4 )の祖先となった。
前1000年頃になると、( 5 )の言語を用いる人々が東南アジアからオセアニアに移住した。ニュージーランドの先住民は( 6 )が用いる言語を話す。語族の広がりは、人々の移動が広範囲にわたったことを示す。はっきりした年代は不明だが、( 7 )に到達して巨石像モアイをつくったのもこの語族の人々だったと考えられている。
人類のアメリカ大陸到達
新人はベーリング海峡を通ってアメリカ大陸に移住し、1万年前には南米まで到達した。
中石器時代
ヨーロッパでは、旧石器時代から新石器時代に移行する過渡期の時代を( 8 )という。骨や木の柄に取り付けて使う小型の剝片石器=( 9 )が用いられた。この石器は特に遊牧民の社会で高度に発達した。
解答
人種
民族
語族
アボリジニー
オーストロネシア語族
マオリ
イースター島
中石器時代
細石器
問題2
人類を皮膚の色・毛髪の色や形状、目の色など生物学上の特徴で分類したものを何という?
言語、習俗、宗教などの文化を共有し、集団への帰属意識によって結ばれた集団を何という?
同一の起源から派生したと考えられる言語のグループを何という?
約5万年前、人類が初めてオセアニアに渡った際、オーストラリアの先住民の祖先となったのは何という集団か?
前1000年頃、東南アジア島嶼部からオセアニアに移住した人々が用いた語族は?
オーストロネシア語族の中で、ニュージーランドの先住民が用いる言語は?
巨石像モアイをつくったのも、何語族の言語を用いる人々だったと考えられている島は?
ヨーロッパで、旧石器時代から新石器時代に移行する過渡期の時代を何という?
ヨーロッパの中石器時代に骨や木の柄に取り付けて使う小型の剝片石器を何という?
解答2
人種
民族
語族
アボリジニー
オーストロネシア語族
マオリ
イースター島
中石器時代
細石器
参考文献:
世界史用語集 改訂版 山川出版社
【世探704】詳説世界史 山川出版社