グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その63 科学界2

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その63 科学界2

科学界の特技の続きである。

混沌レベルが低い場合にリアクションの達成値を大きく上昇させる非常に強力な特技である。《変異する自然律》の効果も含めると、3レベルの場合には8~10点近くの上昇に近い効果となる。
ただし、混沌レベルを操作されると使用できなくなるため注意が必要ではある。

《武装戦闘術》 (あーむどばとるめそっど)
種別:混沌 最大LV:3
タイミング:判定の直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:3 MC:FW
 科学世界の自然律によって混沌の影響を減らし、攻防ともに安定させる特技。
 あなたが行う命中判定、攻撃に対するリアクションの判定の直前に使用できる。あなたが《変異する自然律》を取得しており、かつ、混沌レベルが4以下の場合、その判定の達成値に+[〈専門知識:科学世界〉レベル]する。
 この特技のレベルが3になると、この効果で上昇する達成値は+[〈専門知識:科学世界〉レベル×2]となる。

科学界の混沌具と相性のいい射撃攻撃を強化する特技。
〈軍略知識〉を3レベル以上で持つ場合は移動からの攻撃が可能である。
混沌レベルによる制限はあるものの、最大で3回まで味方のダイス目を+1できるのは、味方と連携して射撃攻撃を行うイメージからである。

《射撃戦闘術》 (シューティングバトルメソッド)
種別:混沌(移動) 最大LV:3
タイミング:マイナーアクション
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:6 MC:FW
 何にもゆがめられることのない射撃を活かした戦術で相手を打ち抜く特技。
 《変異する自然律》を取得しており、かつ、混沌レベルが4以下の場合に使用できる。このプロセス中、あなたが行う射撃攻撃のダメージに+[LV×〈専門知識:科学界〉レベル]する。あなたの〈軍略知識〉のレベルが3以上の場合、この特技の使用時に通常移動を行うことができる。
 この特技のレベルが3になると、1シナリオに[LV/2](切り上げ)回、混沌レベルが1以下の場合に、シーン内の任意のキャラクターが行った射撃攻撃の命中判定の出目をクリティカルの確認前に+1することができる。

範囲を攻撃するとともにそのSqへの侵入を妨害する特技である。
イメージは制圧射撃だが、白兵攻撃でも使用できるようになっている。
放心は撃ち続けることよる隙のイメージである。

《制圧攻撃術》 (せいあつこうげきじゅつ)
種別:混沌(攻撃) 最大LV:5
タイミング:メジャーアクション
判定:効果参照 対象:範囲1
射程:武器 目標値:対決
コスト:6 MC:FW
 一定の範囲に継続的な攻撃を行うことで、相手の動きを制限する特技。
 この特技で使用する技能は使用する武器の技能となる。対象に武器による攻撃を行う。この攻撃のダメージに+[LV]Dする。この特技を使用するとあなたは放心を受ける。あなたの〈軍略知識〉が3レベル以上の場合、この攻撃の対象となったSqに進入する際に必要な移動可能距離を+1することができる。これは移動妨害として扱う。
 この特技のレベルが3になると、あなたはこの特技の効果で放心を受けなくなり、レベルが5になると、対象となったSqに進入する際に必要な移動可能距離を+2に変更できる。

混沌の存在の達成値を下げる特技である。
混沌の存在については特技の記述整理で大幅に短く記述できるようになったので、テキスト量が大きく減少している。

《混沌消散》 (こんとんしょうさん)
種別:混沌 最大LV:1
タイミング:判定の直後
判定:自動成功 対象:自身
射程:[LV]Sq 目標値:-
コスト:5 MC:○
 自らに秘める自然律によって混沌の力を打ち消す特技。
 混沌の存在が行った判定、もしくは混沌の効果のための判定の達成値を-[〈意志〉レベル]する。この特技は1ラウンドに1回まで使用できる。

混沌レベルを上昇させる代わりに減少させる特技である。
混沌レベルが一定以下で使用できる特技を大きく使用しやすくなる。

《自然に向かう変異》 (しぜんにむかうへんい)
種別:混沌 最大LV:1
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなた抱く世界は混沌のような超常的な力のない世界だ。それゆえに、あなたの影響を受けた場所では混沌が強くなればなるほど、混沌濃度が低い状態に近づいていく。
 あなたが混沌レベルを上昇させる場合、代わりに、混沌レベルを上昇する数値と同じだけ減少させることができる。

混沌レベルが高い場合に混沌レベルが低いものとして特技を使用することができるようになる特技である。
混沌レベルが高い状態を維持したいキャラクターとの共存が可能となる。

《混沌否定の自然律》 (こんとんひていのろう)
種別:混沌 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 あなたの扱う混沌は強くなれば強くなるほど、世界は混沌がない状態に近づき、安定していく。
 混沌レベルが5以上であなたが特技を使用する際、混沌レベルが[11-(混沌レベル+LV)](最低1)でもあるものとして扱うことができる。どちらの数値を適用するかは、そのときどきであなたが判断すること。
 例えば、この特技のレベルが1で混沌レベルが7の場合、混沌レベルが3であるとみなして特技を使用し、その効果を計算する際に混沌レベルが7であるものとして扱ってもよい。

1点以上のダメージでHPを減少させる効果によって、攻撃を受けた相手が崩壊するイメージの演出を行う特技である。
混沌の存在に対してのみであるが、追加で大きくHPを減少させることができる。

《混沌破却》 (こんとんはきゃく)
種別:混沌 最大LV:3
タイミング:攻撃の直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:4 MC:○
 攻撃を通して混沌を消滅させる力を流し込むことで相手を崩壊させる特技。
 攻撃で混沌の存在に1点以上のダメージを与えた場合、そのキャラクターの【HP】を[LV×2]D点減少させる。

混沌の存在に対して大きなダメージを与えることができる特技である。
通常の相手にもそれなりの効果はあるが、混沌の存在に対しては非常に有効な攻撃となる。

《混沌否定の刃》 (こんとんひていのやいば)
種別:混沌(攻撃) 最大LV:5
タイミング:メジャーアクション
判定:白兵技能 対象:単体
射程:武器 目標値:対決
コスト:7 MC:FW
 対象に武器による白兵攻撃を行う。この攻撃のダメージに+[LV]Dする。この攻撃の対象が混沌の存在の場合、この特技によるダメージに+[LV×〈専門知識:科学界〉レベル]する。
 この特技のレベルが3になると、この特技による攻撃に対して混沌の存在が行うリアクションと混沌の効果によるリアクションの達成値を-2する。さらに、レベルが5になると、この効果で減少する達成値を-4する。

まとめ

ということで、科学界の特技である。
混沌レベルに関するギミックと混沌の存在に対する強力な特技が用意されている。

いいなと思ったら応援しよう!