グランクレストRPG平行サプリメント紹介 その60 混沌宿し3

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作/チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG』の二次創作物です。

■表記法 Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
 ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
 この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
 この表記法は内容に大きな変更のない改変(サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど)ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その60 混沌宿し3

混沌宿しの共通特技である。

しかし、そもそも、混沌宿しの力とはどのようなものなのだろうか?
ということで以下のように説明している。

◆混沌宿しの力
 混沌宿しの力は自らの混沌核から引き出されるものである。そのため、混沌レベルが変化する効果が付随している。このような混沌濃度の変化は日常生活でも発生することがあり、それが混沌宿しが忌み嫌われる理由のひとつである。
 これは戦闘においては、戦っているとよくも悪くも周囲に影響を与えるということになるので、戦場において存在感のある存在となるだろう。

説明を読むと迷惑極まりない力である。
しかし、その力を制御することこそ、混沌宿しの目標である。

実際の特技

交渉が苦手になるが、能力値を大きく変化させることができる技能である。
混沌宿しの特徴のひとつは人間ではないということであるため、人間の枠を出た力を発揮することが可能である。

《混沌変異》 (こんとんへんい)
種別:混沌 最大LV:3
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 身体が異界の力を扱うのに適した形に変わっていくことを表す特技。
 あなたの【能力基本値】ひとつを選択し-2する、さらに別の【能力基本値】ひとつを選択し+[LV+3]する。
 あなたには混沌を宿していることによる特徴が肉体のどこかに存在する。交渉の際、その相手が混沌を忌避する存在(GMが判断する)でり、その特徴を相手が知覚できる場合、その判定の達成値は-2される。

情報収集などの戦闘外での判定を助ける特技である。

《混沌の教え》 (こんとんのおしえ)
種別:混沌 最大LV:3
タイミング:判定の直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:2 MC:○
 異世界の知識によって状況を打開する特技。
 あなたが戦闘以外、かつ特技や魔法によらない判定を行う直前に使用する。その判定のダイスを+1個する。この特技は1シナリオに[LV×2]回まで使用できる。

地味だが強力な特技である。
タイミングがマイナーアクションなので移動をはじめとした他の行動と被りやすい。

《戦いの記憶》 (たたかいのきおく)
種別:混沌 最大LV:5
タイミング:マイナーアクション
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:6 MC:FW
 あなたには、これまでに戦ったことがあるかに関わらず戦うための記憶がある。
 このプロセス中にあなたが行う攻撃の達成値に+2し、さらにその攻撃のダメージに+[LV×混沌宿しのスタイルの特技で3レベルにした〈専門知識:〉のレベル]する。
 この特技のレベルが3になると、この特技の効果で上昇する達成値は3となり、レベルが5になると、この特技で上昇する達成値は4となる。

取得しているアイテムを異世界仕様に強化する特技である。
武器や防具だけでなく乗騎も選択肢として有効である。

《混沌の武具》 (こんとんのぶぐ)
種別:混沌 最大LV:5
タイミング:常時
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:- MC:○
 混沌によって装備を変異させ、より強力なものにする特技。
 あなたが取得しているアイテム[(LV+3)/2]個までの攻撃力、攻撃力修正、すべての属性の防御力に+[LV×2]、ガード値に+[LV]する。この効果を適用するアイテムはプリプレイごとに変更することができる。この特技の効果を適用したアイテムの外見をGMの許可する範囲で変更してもよい。
 この特技のレベルが3になると、その命中修正、回避修正に+1(最大0)する。この特技のレベルが5になると、そのアイテムこの効果で上昇する命中修正、回避修正にさらに+1(最大0)する。その装備にない項目は上昇しないことに注意すること。

混沌を使った治療を行うことができる特技である。嫌な跡が残りそう。
回復量が混沌レベルで変化するため、混沌レベルが高い状況で挑むことになる魔境などでは優秀な回復手段かもしれない。

《混沌修復》 (こんとんしゅうふく)
種別:混沌(回復) 最大LV:5
タイミング:イニシアチブプロセス
判定:自動成功 対象:単体
射程:0Sq 目標値:-
コスト:6 MC:○
 混沌を失った血肉に変異させることで、傷を治癒させる特技。
 対象の【HP】を[LV+1]D+[混沌レベル×2]点回復させる。この特技は1ラウンドに1回まで使用できる。
 この特技のレベルが3になると、この特技によって任意のBSひとつを追加で解除できるようになり、レベルが5になると、この特技は1ラウンドに2回まで使用できるようになる。

《千変万化》に混沌レベルを上昇させる効果がついた特技である。
強力ではあるが、望もうとそうでなかろうと混沌レベルが上がるので相手に魔法師や混沌レベルで強化される投影体や邪紋使いがいると注意が必要となる。

《混沌開放》 (こんとんかいほう)
種別:混沌(増幅) 最大LV:1
タイミング:ダメージロールの直前
判定:自動成功 対象:自身
射程:- 目標値:-
コスト:10 MC:FW
 混沌の力を一時的に解放することで必殺の一撃を放つ特技。ただし、周囲の混沌をより濃いものとしてしまう。
 この特技の取得時に任意の能力値をひとつ選択する。あなたが行った攻撃のダメージに+[選択した【能力値】]し、このシーンの混沌レベルに+1する。

まとめ

ということで、混沌宿しの共通特技である。
能力値の変化により何か人間離れした能力を持つことを表現したり、強力だが周囲の混沌濃度を上昇させてしまう《混沌解放》のような混沌宿しらしい特技が存在している。

今回は字数が三千字以下と少なめ(ライフパスのときは表が画像のために正確な字数が不明だが、画像内の字数も入れると多い気がする)だが、本来はたぶんこんなものか、これよりも少ないはずである。二千字ぐらいの想定。

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