グランクレストＲＰＧ平行サプリメント紹介　その６６　魔法界２

権利表記とか

権利表記

この記事は「矢野俊作／チームバレルロール」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストＲＰＧ』の二次創作物です。

■表記法　Ver.1.02

この記事では、公式のルールブック、サプリメントと同様の略号を用いてルールブック、サプリメントの名称表記を省略している。また、各項目の読み方に関しても公式と同じ読み方をすることを想定している。
　ルールブックとルールの区別を行う際には、ルールの側を「」をつけた表記で、ルールブックを『』をつけた表記で行うこととしている。
　この表記法に関する部分は改編を含む再配布を自由に行ってもよい。改編した際はバージョンの表記を変更しておくこと。この際、変更の内容に関しては規定しない。
　この表記法は内容に大きな変更のない改変（サプリメントを記事や本書といった表現に変更するなど）ではバージョンを変更しなくてもよい。

表記法のコンセプト
さまざまな記事や公開物の最初に書く項目に関して、そのままでも使用可能な例を挙げることで、オリジナルデータやそれを含むサプリメントの作成者を支援するためにこのような他でも使用できる形式での表記としている。

平行サプリ紹介その６６　魔法界２

魔法界の特技紹介その２である。
だいたいＣＬ制限のある特技と偉業特技があとになるように並べているのと、１回目は半分が設定とかに裂かれているため、普通の特技が多くなりがちだったりする。

〈魔力〉技能を取得するという特技である。
さらに、〈魔力〉による判定の代用がついている。
また、魔法使いと斥候で追加効果がつくようになっている。
あくまで、判定の代用なので、〈専門知識〉のレベルが上がっているわけではない。
魔法界のわりと重要な特技のひとつなので強力である。

《魔法世界の識者》　（まほうせかいのしきじゃ）
種別：混沌・魔法　最大ＬＶ：３
タイミング：常時
判定：自動成功　対象：自身
射程：－　目標値：－
コスト：－　ＭＣ：○
　あなたの世界ではこの世界とは異なる仕組み、異なる方法の魔法が使われている。あなたはその方法で魔法を使用することができる。
　あなたの【精神】の技能として〈魔力〉を３レベルで追加する。あなたが魔法のために行う判定と〈専門知識：●●〉の判定では、この〈魔力〉の技能で判定を行うことができる。あなたが《戦闘職業：魔法使い》を取得している場合、〈魔力〉を使用して行う判定の達成値に＋［ＬＶ＋１］する。《戦闘職業：斥候》を取得している場合、あなたが使用する魔法、「種別：魔法」の特技のコストを－［（ＬＶ＋１）／２］（最低１）する。

そもそも〈魔力〉が前提となる特技である。
基本は達成値に＋３である。
ただし、魔法使いなら追加でダメージ上昇、神官なら回復量上昇の効果を受けられる。

《過剰魔力投入》　（かじょうまりょくとうにゅう）
種別：混沌　最大ＬＶ：３
タイミング：判定の直前
判定：自動成功　対象：自身
射程：－　目標値：－
コスト：８　ＭＣ：○
　通常よりも多くの魔力を込めることで強引に魔法を強め、発動させる特技。
　あなたが使用する魔法、「種別：魔法」の判定の直前に使用できる。その魔法の達成値に＋［〈魔力〉レベル］する。あなたが《戦闘職業：魔法使い》を取得している場合、この効果が適用された魔法、「種別：魔法」の特技の効果で与えるダメージに＋［ＬＶ］Ｄする。あなたが《戦闘職業：神官》を取得している場合、この効果が適用された魔法、「種別：魔法」の特技で回復する【ＨＰ】に＋［ＬＶ］Ｄする。

〈信仰〉技能を取得する技能である。
〈魔力〉を取得する技能と合わせて魔法界で重要な技能となる。
こちらは魔法と〈治療〉に対応し、神官なら回復量上昇、戦士なら防御力の効果を受けられる。

《魔法界の信仰》　（まほうかいのしんこう）
種別：混沌　最大ＬＶ：３
タイミング：常時
判定：自動成功　対象：自身
射程：－　目標値：－
コスト：－　ＭＣ：○
　あなたは魔法界の神を信仰し、その習慣を生活に取り入れている。混沌の影響か、その信仰はあなたに力を与えてくれている。
　あなたの【精神】の技能として〈信仰〉を３レベルで追加する。あなたが魔法のために行う判定と〈治療〉で行う判定では、この〈信仰〉の技能で判定を行うことができる。あなたが《戦闘職業：神官》を取得している場合、あなたの使用する魔法、特技、アイテムの効果で回復する【ＨＰ】と【ＭＰ】に＋［ＣＬ×ＬＶ］する。あなたが《戦闘職業：戦士》を取得している場合、あなたの魔法、「種別：魔法」の特技に対するすべての属性の防御力に＋［ＬＶ×〈信仰〉レベル］する。

〈信仰〉を前提とした特技である。
魔法界は全体的にＣＬによる強化が多いが、この特技もそのひとつで、回復するＨＰがＣＬで増加するようになっている。
レベルがあがるとイニシアチブプロセスで使用できるようになるため、大幅に使いやすくなる。

《魔法界の治癒術》　（まほうかいのちゆじゅつ）
種別：混沌・魔法（回復）　最大ＬＶ：５
タイミング：メジャーアクション
判定：〈信仰〉　対象：単体
射程：４Ｓｑ　目標値：１２
コスト：６　ＭＣ：○
　魔力を扱い傷を治す魔法界の技を取得していることを表す特技。
　《魔法界の信仰》を取得している場合にのみ取得できる。対象の【ＨＰ】を［ＬＶ＋１］Ｄ＋【精神】＋［〈魔力〉レベル］点回復させる。あなたが《戦闘職業：神官》を取得している場合、この特技の効果で回復する【ＨＰ】に＋［ＣＬ×〈信仰〉レベル］する。また、あなたが《戦闘職業：戦士》を取得している場合、あなたが使用するこの特技の効果で回復するあなたの【ＨＰ】を＋［ＣＬ×２］する。
　この特技のレベルが３になると、この特技は１ラウンドに１回まで、「タイミング：イニシアチブプロセス」として使用できるようになる。

メジャーアクションで使用できる強力な攻撃である。
戦闘職業に応じて強力な効果が追加される。
戦士の場合は強力な一撃をイメージし、ダメージが上昇し、斥候の場合は１点以上のダメージでＨＰを減少させる効果がつく。

《魔法界の戦技》　（まほうかいのせんぎ）
種別：混沌（攻撃）　最大ＬＶ：５
タイミング：メジャーアクション
判定：効果参照　対象：単体
射程：武器　目標値：対決
コスト：７　ＭＣ：ＦＷ
　魔力を用いた強力な攻撃を行う特技。
　対象に武器による攻撃を行う。この攻撃の技能は使用する武器の技能と同じものとなる。この攻撃のダメージに＋［ＬＶ×〈専門知識：魔法界〉レベル］する。
　この特技が３レベル以上になると、あなたが《戦闘職業：戦士》を取得している場合、この攻撃のダメージに＋【筋力】し、あなたが《戦闘職業：斥候》を取得している場合、この攻撃で１点以上のダメージを与えた対象の【ＨＰ】を２Ｄ＋【反射】点減少させる。

ＢＳをマイナーアクションで回復する特技である。
戦士ならイニシアチブプロセスで使用できるようになり、神官なら他のキャラクターにも使用できるようになる。

《対魔力抵抗法》　（たいまりょくていこうほう）
種別：混沌　最大ＬＶ：３
タイミング：マイナーアクション
判定：自動成功　対象：自身
射程：－　目標値：－
コスト：４　ＭＣ：○
　魔力への抵抗法やそれが機能となったものを応用することで特殊な状態からでも復帰させる特技。
　あなたが受けているＢＳを［ＬＶ］個まで回復する。あなたが《戦闘職業：戦士》を取得している場合、この特技は１ラウンドに１回まで、「タイミング：イニシアチブプロセス」として使用できる。あなたが《戦闘職業：神官》を取得している場合、この特技は「射程：４Ｓｑ」「対象：単体」として使用することができる。

追加のＨＰを１シーンに１回得る特技。
攻撃の宣言中に使用できるので、実質、常に多少のダメージを無効化する。
３レベルで一部の特殊攻撃に対して強くなる。

《魔力防御術》　（まりょくぼうぎょじゅつしき）
種別：混沌・魔法　最大ＬＶ：３
タイミング：いつでも
判定：自動成功　対象：自身
射程：－　目標値：－
コスト：４　ＭＣ：○
　自身の肉体を魔法で強化、保護することで多少の攻撃ならば無効化する魔法。
　あなたは［【精神】×ＬＶ］点の追加の【ＨＰ】を得る。この特技は１シーンに１回まで使用できる。
　この特技のレベルが３になると、常時、あなたが特殊攻撃に対して【筋力】【反射】【感覚】で行うリアクションの判定のダイスを＋１個する。

一時的に防御力を上昇させる特技である。《防壁の印》と比べると使用可能回数が増えやすく、最大レベルが低いが、レベル３での特殊攻撃に対するリアクション強化と合わせて、クラス共通特技とスタイル特技である分の強さの違いである。
《魔力防御術》と両方を３レベルにすると、ほとんどの特殊攻撃に対してのリアクションを強化できる。

《魔力障壁》　（まりょくしょうへき）
種別：混沌・魔法（防御）　最大ＬＶ：３
タイミング：ダメージロールの直後
判定：自動成功　対象：自身
射程：－　目標値：－
コスト：４　ＭＣ：○
　目の前に魔法の障壁を作り出すことで攻撃を防ぐ魔法。
　このプロセス中、自身のすべての属性の防御力に＋［ＬＶ＋１］Ｄ＋【精神】する。この特技は１ラウンドに［ＬＶ］回まで使用できる。
　この特技のレベルが３になると、常時、あなたが特殊攻撃に対して【知力】【精神】【共感】で行うリアクションの判定のダイスを＋１個する。

まとめ

ということで、魔法界の特技である。
魔法界の特技は〈魔力〉と〈信仰〉の本来のアトラタンにはない要素の技能、それに戦闘職業による追加効果とＣＬによる強化が特徴になっている気がする。