102 不動産証券化総論・不動産証券化と不動産投資市場の基礎
不動産証券化の総論として、市場規模、アセットタイプ、J-REITと私募REITの特徴などが出題されます。
ポイント
REITは上場しているJ-REITと非上場の私募REITの2種類があり、それぞれ以下の特徴がある。
J-REITと私募REITの保有不動産のうち、オフィスは約40%、物流は約20%、商業と住宅は約15%、ホテルは約7%
日本の収益不動産は約208兆円あり、証券化されているのはそのうち約33兆円である。
一問一答
1.日本の不動産証券化市場は、運用資産額ベースでJ-REITは約22兆円、私募REITは近年の設立ラッシュにより約20兆円となっている。
2.証券化対象の不動産は多様化しており、J-REIT・私募REITの保有比率でみると、オフィスに次いで、商業施設、物流施設、ヘルスケア施設が運用資産額ベースでほぼ並ぶ水準になっている。
3.日本の収益不動産は約50兆円あり、証券化されているのはそのうち約33兆円なので、今後の不動産証券化市場の拡大のためには法人が所有する非収益不動産の流動化などを進める必要がある
4.私募REITはJ-REITと比べて換金性には劣るものの、不動産鑑定価格をベースに価格が評価されるため元本変動のリスクが少ない
答え
1.X J-REITの市場規模は約22.5兆円だが、私募REITは約5.6億円
2.X J-REIT・私募REITの保有比率でみると、特にヘルスケア施設は1.1%と低い水準になっている。
3.X
4.O
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