103第3部デューデリジェンスと不動産鑑定評価-エンジニアリングレポート(ER)のリスク評価
デューデリジェンスの一環として行うエンジニアリングレポート(ER)の項目の一つである、アスベストなどの建物環境リスクや土壌汚染リスクの評価手法について、現地調査と既存資料による判断が中心となるフェーズⅠについてを中心に知識問題が出題されます。
ポイント
一問一答
1.PMLは想定される最大級の地震に対して、建物の構造・躯体のみの損失率・損失額を算出する。
2.PMLの評価基準は統一されていないので、複数のER作成者で評価結果が異なることがある
3.フェーズⅠでアスベストの含有が想定される吹付部のサンプリング調査を行うことがある
4.フェーズⅢはサンプリング採取とその材料試験を行う
5.重量の0.1%を超えてアスベストを含有する製品等の使用は禁止されている。
6.PCBは高濃度PCBと低濃度PCBに分かれており、低濃度PCBは濃度が0.5mg~5,000mg/kgの範囲のものをいう
答え
1.X PMLは建物全般の損失率・損失額を算出するため、建物の構造・躯体のみではなく、建築・設備も含む
2.O
3.X フェーズⅠでサンプリング測定は行わない
4.X フェーズⅢは措置実施の設計なので、サンプリング測定は行わない
5.O
6.O