【ネタバレ注意】劇場版ウマ娘 新時代の扉 感想

まず3期を見て心配になった勢、安心して観に行って大丈夫だ!
ゲームアプリをやってるトレーナーは、メインキャストに推しがいなくても観に行くことを推奨します!

内容に入る前に、作品のテイストとしてはやはりRTTTが近いですがテレビアニメでは2期に近いです。
メインキャストの登場シーン数でいうと、ポッケ>>タキオン=フジキセキ>ダンツフレーム=トレーナー>>>カフェ>トプロ>オペラオーといった感じ。なのでカフェ推しは物足りないかもという印象です。ジャンポケ推しはもとより、フジキセキ推しとタキオン推しは必ず観に行った方がいいです!あとダンツフレーム推しになりそうな人も!
ちなみにパンフレットは買いましたが読む前に書いてます。ご了承ください。

以下ネタバレ注意










アバン

とにかく大量のウマ娘が現れては消えてを1分くらい。一時停止させてくれ!!!と思いました。観終わってからネタバレ解禁してTwitterやらスレを見に行きましたが、そんなキャラおったんか!?ってくらい情報量が多かったです。ここに限らず、日常風景やトレセン学園、合宿あたりでどんだけ小ネタ挟むんだよってくらいメインキャスト以外のキャラが登場します。

皐月賞まで

開幕はフジキセキの弥生賞。

1期のスズカとスペのように、レースを見てフジキセキに憧れを持つポッケ。OPとその後でサラッとポッケの初G1ホープフルステークスまで進めたのはいい判断。

ここでタキオンと邂逅するわけですが、ここの描写が素晴らしく、得体の知れないタキオンの様子をまずポッケが「お前強いな(速いなだったかな?)」とバトル漫画のように切り出すことでタキオンの強さをわかりやすく伝えることに成功しています。その後、タキオンが舐めるようにポッケの身体能力を褒めたり名前を間違えたりしてタキオンらしさを短時間に表現。

レースが始まり、ポッケの仕掛けどころでタキオンが一気に加速してそのまま勝ってしまうわけですが、終盤のレースでもないのにこんなに派手に演出して後半大丈夫なのか!?ってくらいのレースでした。このあとのレースがさらに凄かったので、記憶が少し薄れているせいか曖昧ですが抱いた印象はそれでした。

レースに負けたポッケは不貞腐れながらすげぇやつもいるもんだとそれでも前向きです。そこで流れるのは伝説の有馬記念。ラスボスのテイエムオペラオーが出ます。PVで勝つところが取り上げられていたのでそれなりにやるとは思っていましたが、覇王のスパート表現はRTTTを大きく上回るものでした。劇場版の予定がなかった(であろう)RTTTとは違い、はじめから劇場版として作られたというのが分かるほどでした。コマ送りしたい。
キングヘイローが映って、そういえばキングヘイローも走ってたよな…って思い出しました。登場する度に株を上げ続ける女。
史実ではオペラオー包囲網が組まれていたのをどう表現するのかと思っていましたが、悪意のあるブロックではなく前が塞がって進路がないくらいでトプロもドトウも必死の形相だったので不快な感じではなかったです(当たり前ですが)。PVでは圧倒的な力を見せて勝った風でしたが、ちゃんと(着差的に)ギリギリ勝てたみたいな描写になってました。実況も史実とほぼ同じ。

ここから皐月賞までの間がかなり曖昧で申し訳ないのですが時系列ごっちゃになっているかもです(情報量と後述のことがデカすぎて…)

カフェとともにタキオンは弥生賞に出ます。ここでも圧倒的な力を見せつけるタキオンですが、カフェはその姿におともだちに追いつきそうだったと感じます。タキオンはタキオンで、自身の足について予感を抱きます。カフェはここから体調を崩し秋の復帰を目指すことに(史実通り)。

後日タキオンの研究室に殴り込むポッケ。皐月賞での勝負を言い渡しに来ます。タキオンははじめ勝負に興味なさげでしたが、受けて立ちます。史実アグネスタキオンの引退をどのように描くのか気になっていましたが、まさかこう描くとは…

皐月賞

個人的に新時代の扉で最も素晴らしいと思ったレースです。

同期のダンツフレームも一緒に走ります。

なんだそのドスケベ衣装は…ちびっ子が精通してしまう。そのデッッッッな胸でレースは無理があるだろ


……とまあお決まりの定型文。

レース直前、タキオンは決意したかのように何かを呟きます。スタートするとポッケ、ダンツ、タキオンはそれぞれのポジションでレース運びをし、終盤タキオンが先頭に立ちます。ここでポッケもダンツもタキオンを追いますが、届きません。それどころか、タキオンは見せつけるように全力でポッケ達を置き去りにします。ここの映像表現はJRAのCMがモチーフ?なのかな。是非劇場で見てほしい。言葉で言い尽くせない出来です。

レース後、日本ダービーでの再戦を告げるポッケに意味深な笑みを浮かべてタキオンはターフを去ります。
後日、タキオンは記者会見で無期限活動休止を発表します。ポッケ、ダンツ、カフェは研究室でそれぞれの思いをぶつけます。タキオンは、ウマ娘の謎を解き明かす。そのためには自分がレースに出て勝つ必要は無い、君たちに期待している。と告げます。実際はタキオンは怪我をしてはいましたが、歩けないほどではなく、ポッケたちは復帰を目指さないタキオンにいらだちを見せます。
PVにあったシーンのところですが、てっきり最初から勝敗に興味が無いドライなタキオンを描くと思っていました。しかし、研究のためポッケたちの成長を優先する。だから自身の足が壊れても皐月賞で全力を出す必要があったし、引退(活動休止)に前向きな理由に出来た点は素晴らしいと思います。ここでの話も終盤にしっかり回収されますし。

というかまだダービーも終わってないのにこの尺配分で大丈夫か?


日本ダービー

最大のライバルを失ったポッケは自棄になってトレーニングをします。見かねたトレーナーとフジキセキは、故障でクラシック、そしてダービーに出られなかった経験をポッケに話します。トレーナーがちゃんとトレーナーしてる…(3期…うっ頭が)。


ここまでの内容はこれまでのウマ娘アニメで最高だと思います。しかし、このあと…


日本ダービーが唐突に始まります。
地下通路でポッケに話しかけるダンツフレーム。ここまでもダンツフレームは何回も登場していますが、ポッケに対して何かしら感情を向けていたり、勝負に対する情熱を見せるシーンはありません。

レースが始まり、急にダンツが私だって勝ちたいと言い始めます。ウマ娘ですし、勝ちたいと思うのは当然ですが、それにしても皐月賞からダービーの間になにかあったわけでも、その前もポッケの同期で友達以上の描写はなかったと思います(見逃してたらごめんなさい)。
対してポッケは最終直線までそんなに心理描写はなかった(と思います。ここも曖昧)。
終盤、ペリースチーム(クロフネ)が仕掛けて先頭に立ちます。しかし、結構すぐポッケとダンツが抜いて一騎打ちになります。え、ペリースチームちゃん声まで出したのにこんなにあっさり??
その後は映像的にはRTTTのトプロとアヤベさんに近い感じで熱い展開なんですが、途中から同じ言葉の連呼と叫びあいで、まあそれはいいんですがいくら直線が長いとはいえ繰り返す回数が1回か2回少なくても良かったんじゃ…という感じでした。
ダンツフレームもやたら勝ちたい勝ちたい言いますが、ここまで掘り下げも因縁もなかったので、ここまでポッケとのデッドヒートを描くのが不自然でした。レース描写はよかったので、皐月賞からダービーの間に少しでもダンツフレームの心理描写を入れた方が良かったと思いました。このあとダンツフレームとレースやらないし……(菊花賞は後述)
しかも途中でモブが迫ってくるというシーンもありましたが、RTTTのラスカルスズカ並に迫るならともかく、省いた方がダンツとの勝負を強調出来るのになと、そこは史実通りにしない方がよかったなと思いました。

レースに勝ったポッケ。客席にいたトレーナーとフジキセキは喜びますが、号泣とかではなくポッケが勝った…みたいなちょっと信じられないみたいな反応なのはうーんという。いや、実感がなさそうでリアルだけど悲願なんだからもっと一気に喜んでもよくないかと思いました。

ポッケは史実通り雄叫びをあげます。ただ勝利の雄叫びにしては違和感があって、まあ声優が新人さんだし…と思っていましたが、まさかこれが伏線とは……

ところでダービー前後くらいだったと思うんですが、アヤベさんが登場して、しかもしゃべったのでしばらく話が入ってきませんでした。そうです、私はアヤベさん推しです。いや、Twitterでフォロワーさんがはしゃいでいたりトレンドに入っていたので、もしかしたらとは思っていましたが。この時はトプロとオペラオー出るし、RTTTの後のアヤベさん映してくれて嬉しいな!くらいでした。このあと(筆者)亡くなったんだよね…


合宿

ダービーを終えてメディア露出が増えるポッケ。しかしここの描写で違和感がありました。ここまで描かれたポッケの性格だと、優勝カップを抱えて真っ先にタキオンのところに行って再戦を求めに行くはず。それに、ポッケの心理描写がほとんどない。なんでだろうなと思っていると夏合宿が始まって、いらんなキャラが登場して水着

アヤベさんの水着!!!????!???
アヤベさん水着着てないこれ!?アヤベさん水着やん!アヤ

危うく声を出して他のお客さんに迷惑を掛けてしまうところでした危ない危ない…
気を取り直して、いつも通り明るいダンツと復帰したカフェ、ポッケでトレーニング。ストイックに心理描写もなく進むシーン。ここも違和感。なんでだろ

アヤベさん!?!?アヤベさんがまた出ふわふわって言った!!!旅館の布団のレビューうわカレンチャンにツッコミ入れられてる!!!アプリの救われたあとのアヤベさんだ!!!!!!
あと記憶違いでなければ風呂のシーンもアヤベさんいなかった!?私の幻視ですかね!?

シーン変わって夏祭りの様子

アヤベさんの浴衣だああああああああああああああああああああああ!!!!!!去年のアクリルスタンドのやつ!トプロも!!!
どんだけサービスしてくれるんだよ!!!

お察しの通り、前半の記憶が曖昧なのはこれが原因です。昇天しました。BD購入確定です。

さて、話の本筋に戻ってポッケがフジキセキと会話します。フジキセキはポッケにダービーを勝ってくれて、トレーナーをダービートレーナーにしてくれてありがとうと伝えます。ポッケは相変わらず浮かない表情をします。
なんかこのあたりも描写が微妙だし、声優さんの演技もぎこちないしなんだかなぁと感じていました。

そこ飛ばすんかい菊花賞

日本ダービーを勝利したジャングルポケット。しかし力を出し尽くしたのか、続く札幌記念は敗北、ついでに菊花賞も負けました。勝ったのはなんとマンハッタンカフェ!!(実況)

え!?菊花賞終わった!??
レース前のカフェ勝負服お披露目もなければ、キャラの絡みもなく、道中の駆け引きもなんならラストスパートのうおおおおおもなく!?!?!?

そのあと足踏みしながらレース映像を見るタキオンのシーンで少しポッケの様子が映りますが、ほとんどないに等しいくらい。
このあとカフェの出番ないよね…?PVで同世代の4人みたいな感じだったのに扱い雑過ぎない!?ここまでのセリフも少ないし…

そんなこんなでポッケはすっかり別人のようになってしまい、その様子を見たフジキセキはポッケの後をつけ、真意を聞き出します。

ダービーの真意

ポッケはダービーのときに感じたことをフジキセキに話します。皐月賞で見たタキオンの速さに追いつけなかったこと、もしタキオンがダービーに出ていたら勝ってはいない自分は最強なんかじゃない。あの雄叫びは心の底から勝利を喜んだものではなかったと。
違和感の正体がわかりました。
メインキャストにオペラオーがいて、カフェの菊花賞をやるのが確定していたことから、ジャパンカップでオペラオーに勝つところまでやるんだろうなとは思っていました。なのでPVでダービーの雄叫びを取り上げていたのが気になっていましたが、このシナリオ(ダービーの時点でポッケがタキオンに勝ったと思っていない)の上で、あえてあのPVを作成していたとしたら、制作は相当な策士としか思えません。

実際、RTTTの劇場版のあとで劇場でのPVを見るまで新時代の扉を観に来る予定はなかったくらいなので、二週間くらいしたらポッケ独白ありの新PV公開したら観に行こうかなという層が増えると思います。逆PV詐欺。ネタバレ出来ないからTwitterでみんなトプロになってしまってる…

こうしてみると、ダービー以降微妙だと感じていた描写に説得力が出てきました。これ初見で気づけるわけがない。菊花賞を飛ばしたのは、その状態のポッケを走らせたら心理描写がおかしくなるからだったのか。しかもそれでカフェの扱いが不当に低いと変に思われるしでPVでは同等の扱いにしてますと思わせて…2期のトウカイテイオーのジャパンカップと同じで泣く泣くカットかな。カフェ推しの人はちょっと残念だろうけど…

本筋に戻って、フジキセキは河川敷のコースに来るようにポッケに言います。言われた通りにコースで待つポッケの前に現れたのは、勝負服を着たフジキセキでした。

その服でレースは無理があるだろいい加減にしろ!!ちびっ子が精通してしまう!!(2度目)

アプリでも見てますが、大画面で動いてるの見るとこれはアウトです。話が入ってこないぞ。

真面目な話に戻って、フジキセキはケガでターフから去っていましたが、ポッケの姿を見てまたレースに復帰することを目指していました。ブランクがあり、現役に遠く及ばない。それでも私は走るんだとフジキセキはポッケに言います。

その服で寝転ぶな!!

やっぱり危険すぎるだろこの衣装…

さて、ポッケは前を向いてタキオンの元に向かいます。


ジャパンカップ

ポッケはタキオンに併走を申し込みます。これまでは無理やりといった感じですが、普通に誘う感じで。現役最強のオペラオーに勝つためには強いやつと走りたい、タキオンお前はいまでも強い、だから走ってくれと。
タキオンは断りますが、皐月賞の後とは少し違う反応でした。ここまでもタキオンは自分の思考とは異なる違和感を抱えているような描写があります。

そっか…史実を知る私たちはすでにオペラオーが宝塚でドトウに、天皇賞秋でデジタルに負けてることを知ってるけど何も知らない人は描写されてないからオペラオーが勝ってると思うよな。まあ話の流れ的にわざわざ描かなくていいし。

もとのポッケに戻ったポッケ。ジャパンカップの控え室でもうリボンは結ばなくていいとフジキセキに独り立ちを示します。まあこの表現はイマイチよくわからない。ただホープフルの時の勝負服に浮かれていたポッケからはすごい成長を感じるシーン。

そしてゲートイン前の覇王の煽りパフォーマンス。いやお前今年は負けてるからな…と知ってる人はちょっと思うかも。
ゲートインが終わってスタートする直前、客席のタキオンがボソッと呟きます。たぶん待ってくれ的な。

レースが始まってすぐ、まだ半分もいってないくらいでモブがうおおおおとか言い出して驚く。いやいや早いだろ、というかもうちょいレース描写ないの?と思ってるうちにあっという間に終盤に入ったらしい。

オペラオーが外に抜けてスパートをかける。ここの外に出すカットほんと素晴らしかった。
肝心のポッケはお前レースに集中しろよみたいな感じでここの描写は微妙でした。トプロとドトウの描写はよかったのに。
そんで客席のタキオンを見てなんか覚醒します。ここのカットなんですけど、私の見間違いでなければ左を向いてるんですよ。ジャパンカップは左回りなので、最終直線で客席を向くなら右を向くはず…ここがすごく残念でした。ここまでレース描写は丁寧だったので違和感バリバリでした。
あとは距離的にかなり離されている描写なのにあっという間にトプロとドトウを抜いてオペラオーに並びかけます。え、早くね?

そしてタキオンも走り出して東京レース場を後にします。「誰かが」ではなく「自分が」やらないと意味がないということに気づいたと。ここからウマ娘のいいところ、if展開でタキオンはレース復帰を目指します。

ジャパンカップは大詰め、タキオンと並行してポッケが雄叫びを上げながらオペラオーに迫ります。ここの雄叫び、ダービーの時と違うんですよ。やっぱり制作陣すげえわ。

わずかに前に出て勝利したポッケ。やっと、最強となりました。ちゃんちゃん。なんか皐月賞までに比べてあっさりだな…というのが素直な印象。1期のスペシャルウィークジャパンカップ、2期のトウカイテイオー有馬記念、RTTTのナリタトップロード菊花賞、それぞれのラストに比べるとちょっと薄味かな。皐月賞を描写ベストレースに選んだのはこれが理由です。


月日が経って…

タキオンがレースに復帰し、4人でレースに向かうところで暗転からのお決まりのウイニングライブ。個人的にウイニングライブはそこまででもないので流し見でしたが、ポッケとダンツはしっかりキャラの声で、タキオンはまあ歌うの苦手そうなのでタキオンらしさがむずかしいのかなという感じでしたが、明らかにカフェだけはお前キャラ抜きで歌ってるやろという感じでした。カフェではなく完全に小倉唯さんが歌ってました。

からのお約束

うまぴょいの時間だああああああああ!!!


やっぱりウマ娘はうまぴょいで締めねぇとな!
フルで聞くとやっぱやべぇわこの歌。

というところで本編終了。
以下全体の感想と良かったところ良くなかったところ。


全体の感想

はじめに述べた通り、ウマ娘アプリをやってる方は見るべきだと思います。観て損はないかと。
ウマ娘キャラはもとより、桐生院やミーク、最新シナリオのソノンエルフィーまでアプリに登場するオリジナルキャラが出たり桐生院(理子ちゃんも?)にいたってはセリフまであって、しゃべった!?ってなりました。他にもこれまで(うまゆるなどを除いて)アニメに登場していないジョーダンやヒシミラクルなども登場しており、しかも一瞬なので動体視力と視力検査をされてる気分でした。
全体のシナリオも納得のいく完成度でしたし、もちろん作画はRTTTの正統進化といった感じでした。菊花賞のラストスパートがずっと続いている感じ。
ここはいらない、というシーンもほとんどなく(通してみれば)不快な描写もありませんでした。


良かったところ

・メインキャスト以外にもたくさんのウマ娘が出ていて、ウマ娘というコンテンツに対するファンサービスが最高
・フジキセキとタキオンの引退と復帰を、ポッケの物語を絡めてうまくシナリオに落とし込んだところ
・ホープフルステークス、皐月賞のレース描写
・ノイズになると思われたポッケ付きの3人がなかなかいい役割を演じていたところ
・トレーナーがトレーナーしてる
・フジキセキお前トレーナーやれ
・2000年有馬記念を短い時間ながらしっかり描いてくれたところ
・ポッケを主人公に選んだところ。やっぱり主人公はこうでないと


良くなかったところ

・シナリオ上、しかたないとはいえカフェの扱いがあんまりにもあんまり
・ダンツフレームをここまで取り上げるならダービー前にもっとポッケと絡んだり、ダンツフレームの掘り下げをすべき(尺の問題と、ポッケとタキオン、フジキセキの物語と考えるとしかたない)
・オペラオーがラスボスにしてはジャパンカップ前に絡みがなかったし、他のトプロやドトウとも絡まないし、あんまり世代交代という感じはしなかった
・ダンツフレームが宝塚記念勝つの、一枚絵でもいいので描いてほしかった…(時系列的に未来すぎてしゃーないけど)
・全体的にRTTTにくらべて音響周りが弱かった気がする。SEは派手だったのに、皐月賞オペラオーや菊花賞アヤベさん、トプロに比べてなんか物足りなさを感じました。


ウマ娘アニメが面白くなる条件

ウマ娘もいくつかアニメシリーズが出来て、面白くなる条件を分析してみました。
・主人公が前向きな性格(負けてクヨクヨしても立ち直る。クヨクヨした状態で勝負のレースに出ない)
・ほどよく負けるし、負ける描写も原因もハッキリしている(衰え…ピークアウト…うっ頭が)
・ライバルの掘り下げをちゃんとやる
・レースは1話(約25分)1回程度の割合
・史実通りだけど、史実通りだけにしない(シナリオ上省く必要があるレースやケガは描かない。あくまでアニメとして面白いシナリオを作ってから細部に史実を当てはめていく)
・トレーナー(あるいは指導者)をしっかり描く
・大目標と小目標を視聴者に明示する(1期だと日本一のウマ娘、2期だとルドルフのようなウマ娘になる(無敗の三冠だけど序盤でなくなるので)、RTTTだとクラシックで勝つこと)
・レース描写においてレース前、序盤、終盤前、ラストスパートでの主人公の心理描写を必ず描く。必要ならライバルも描く。うおおおおと叫ぶのはラストスパートのゴール直前だけで3回以上繰り返さない。

面白い回はだいたいこれがあてはまってるかと。


最後に
マジでウマ娘3期はどうしてああなったの?


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