見出し画像

●射手サインの新月と「エリザベート」●自由の重さを測る旅

「自由の重さを測る旅」

あなたが求める自由は
誰にも測れない
あなただけの重さ

その手にある天秤には
まだ何も載せられていない

すべきことと
したいことの境目が
そっと消える新月の宵

風で揺れる天秤に
あなたが「自由」と呼ぶものを
ひとつ そっと置いてみる

大きく傾く皿を見つめ
揺らぎながら バランスをとり続ける
新たな旅が 今
静かに始まる

"The Delicate Balance of Freedom"
2024.12.1 15:21 射手座の新月

先週、急に「エリザベート」が観たい!と思って
宝塚歌劇版のミュージカル「エリザベート」を
Amazonプライムで何度も何度も試聴してしまいました。

劇中のオーストリア皇后エリザベートは
貴族といえども傍流の生まれ。
しかも自由気ままに育った次女。
ところが姉・ヘレネとオーストリア皇帝フランツとの
お見合いの場に居合わせたことで
皇帝に身染められ、知識も覚悟もないまま
宮廷にしばられることになってしまいます。

ハンサムな18歳の皇帝との結婚に
おとぎ話のような恋を夢見ていた15歳のエリザベートは
「魂の自由」を求めて、
夫も子どもたちも顧みることなくヨーロッパ中を旅してまわり、
息子である皇太子ルドルフが父との確執の末
自殺を遂げてしまうと、
自分と同じく「自由」を求めていた
息子を見捨てたという後悔から喪服を脱がずに、
あてどない旅を続けることになるのです。

そして9年後、ジュネーヴ・レマン湖のほとりで
イタリア人アナーキストのルキーニによって
暗殺されたエリザベート。
ミュージカルでは、その瞬間
やっと「自由」という名の死を手にすることができた…
という表現になっています。

長々書いてしまいましたが
12月1日、射手サインの新月図(ホロスコープ)を出した瞬間
ああ、これはエリザベートなんだな…と
思ってしまったのです。

木星・土星とTスクエアを組んだ新月は
感情を押し殺しつつ義務を全うしようという
精神力に圧倒され、それでも自己主張をすることで
自分の尊厳を保とうとしています。
目上との確執が感じられるのも
姑ゾフィーとの関係が思い起こされたりして。

248年で12サインを一周する冥王星は
11月20日に、水瓶サインへ完全に移動したばかり。
山羊サインの支配を逃れて「自由と平等を求める」
水瓶サインですが、冥王星は「渇望感」を煽るだけで
まだ「自由と平等」の中身がありません。

そんな冥王星は火星と180度、真正面から
お互いに睨みをきかすという緊張状態に。
「壁を打ち破って目的地を目指す」力はすごいのですが
コントロールを誤ると「怒りと自己主張」の
エネルギーに飲み込まれてしまいます。

どうでしょう。
これらの天空の様子は「エリザベートだな」
と思うのです。
あくまでも物語としての、ですが。

エリザベートが自分の「自由」と天秤にかけたのは
ハプスブルク家の、帝国の、家族の、
そして自分自身の「命」だったと思うのです。

「自分のために世界は回っている!」
という思い込みが容易くできるのも
この新月の特徴。

ぜひ、星々の力に逆らわず
そのエネルギーを糧として
あなたの「自由な世界」を探究していく
きっかけにしてください。


●心の天秤を整える

静かな場所で深呼吸し、自分にとっての
「自由」とは何かを心に浮かべてみましょう。
それは時間、場所、心の在り方かもしれません。
天秤に載せる「自由の象徴」をひとつ見つけてください。

●「すべきこと」と「したいこと」を書き出す

境目が曖昧になっていることに気づくために、
今抱えている「義務」と「願望」をリスト化します。
その中で、心がもっとも揺れ動くものをひとつ選び、
それを今日の行動に繋げましょう。

●新しい挑戦を一歩踏み出す

射手座は冒険と探求の星座。
今まで避けていたこと、未知の領域への一歩を
踏み出す勇気を持って。
小さな挑戦でも構いません。
「自由の象徴」としての第一歩です。

●大切なポイント

揺れる感情を受け入れる
完璧なバランスを求めず、
天秤が揺れることを恐れないで。
迷いや葛藤も、自由を求める旅の一部。
心の揺れを感じること自体を大切にしましょう。

この新月、あなたの「自由」と向き合う時間を持つことで
未来への新しい道筋が見えてくるかもしれません。


今年最後となりました。12月21日、冬至の日
「三茶のばぁば 占いイベント」に出演します。
「星よみ」と「タロットカード」を
お得なイベント価格でお気軽に体験していただけるチャンス。

今年のお悩みは、今年のうちに!
お待ちしております。

いいなと思ったら応援しよう!