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毒親カウンセリング記録③~カウンセラーからの宿題 前編~

前回カウンセラーから渡された宿題は4セットの用紙を完成させることだった。
家に帰ってから改めて眺めてみれば、ヒアリングの疲れもあったのか、到底今すぐ手をつけようとは思えなかった。

カウンセラーからの宿題は以下のような内容だった。

・チェックシート① 解離の度合いをはかる
・チェックシート② 毒母との記憶に関して
・0歳から今までの幸福度合いを折れ線グラフに示すもの
・良かった体験、辛かった体験を記すもの

特に、下の二つに関しては、疲弊しきったた頭では考えることすら憚られた。

ただ、まだ時間は二週間ある。
ゆっくりと、なるべく体調の良いときに、できるものから片付けていこうと決めた。

※長くなりそうなので、今回は前編と後編に分けることにしようと思う。
当記録ではチェックシートの①と②について記していく。下二つに関してはまた次回。

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チェックシート① 解離の度合いをはかる

❝解離とは、記憶・知覚・意識といった通常は連続してもつべき精神機能が途切れている状態で、軽いものでは読書にふけっていて他人からの呼びかけに気付かないことなどが当てはまります。❞
出典:e‐ヘルスネット

このような解離の状態にあるか、あるとすればどれほどの状態かを調べるためのチェックシートだ。
EMDRを受けられる状態にあるかどうかを判断するのに使用するのだとか。

全部で四ページほどにわたってチェック項目が記された用紙に、まずは取り組むことにした。
直接毒親との記憶が絡むわけではないので、ページ数は多いにしろ、比較的手をつけやすかったのだ。

質問に対し淡々と、十段階で自分がどこにあたるのかを丸つけしていく。
疲労は感じなかった。また特に自分がどこかおかしいのでは? と感じるような箇所もなかった。
難なく終えたといって良いだろう。

チェックシート② 毒母との記憶に関して

①のチェックシートを終えて余力が十分にあったため、別の宿題にも取り掛かることにした。
同じチェック方式ならそう疲労はするまいと、毒母との記憶に関するシートに目を走らせた。

内容はといえば、毒母との間にあったつらい体験や記憶に記憶に対して、

・思い出す頻度
・思い出して気分が悪くなる度合
・思い出して物事に集中できなくなる度合
・思い出しそうなどころを避ける度合

などなど、さまざまな項目が設けられていた。

「どのような記憶があるか」ではなく、主に「思い出すことに対しての頻度や度合」であったため、比較的マシだったといえる。
僕は素直に各項目に5段階で丸をつけていった。用紙も一枚だけだったので、すぐに終わった。

このシートに関しては、のちにカウンセリングの進度をはかるために繰り返し行われるものとなるのであった。

おわりに

今回ここに記した二つの宿題に関してはそこまで悩むことも無く、スムーズに終えられた。
問題は残りの二つだった。

・0歳から今までの幸福度合いを折れ線グラフに示すもの
・良かった体験、辛かった体験を記すもの

嫌でも過去の自分、毒母、そしてその記憶と向き合うことになる。
僕にとってその作業は非常にヘビーであるというか、骨が折れるというか、どう考えてもしんどいであろうことが分かっているのだ。

しかし、やらなければカウンセリングを進めることもできない。

なんとかこうとか残り二つの宿題を終えるお話しはまた次回に。



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