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海外生活に向けて(その1) ビザ申請
行き先・目的
オーストラリア ゴールドコースト(3年間)
長女(15)の高校留学(2024年5月〜2027年3月)に同行
長女と妻は2024年4月から先行渡豪、私は日本での仕事の引継ぎや自宅の片付け、賃貸に出すための諸々を済ませ2025年2月から完全フリーの状態で渡豪
ちなみに妻と長女は2017年4月から2019年12月までゴールドコースト滞在経験あり(長女が現地校へ留学)。私は日本でお留守番。最初は独身気分で楽しかったが単身生活2年半はしんどかった
保護者ビザ?学生ビザ?
取得ビザ
妻が学生ビザ(Subclass 500)を取得、長女と私が被扶養家族(Dependent family)として同行
滞在期間2024年5月〜2027年3月。
ビザ申請から承認までは2ヶ月半くらい。
週24時間までの就労可能(48 hours per fortnight)
なぜビザの主申請者を長女ではなく妻にしたか?
妻は2017年にゴールドコーストで起業し代表取締役を務めているため、長女が学生ビザを取得した際の保護者ビザでは承認がおりないリスクがある(保護者ビザは就労不可)
そのため、妻自身が現地のDiplomaコースの学校へ通学する事を目的に学生ビザを取得し、長女と私を被扶養家族として帯同させるプランに変更
扶養家族として同伴できる家族は、配偶者ならびに18歳未満の子供
申請書類
GTE(Genuine Temporary Entrant)ステートメント
永住ではなく学生ビザとして正当な理由を証明するためのエッセイ海外健康保険(OSH: Overseas Student Health Cover)加入証明
3人分では約25,000豪ドル学校からの入学許可証明
戸籍謄本(要英訳)
同伴家族の関係性を証明するもの銀行口座残高証明(英文オリジナル)
保有不動産登記済権利証(要英訳)
添付は必須ではない。いずれ日本に戻る必然性を証明するための補足資料ビザ申請費用(2024年7月から値上げ)
主申請者:AUD1,600
同時申請扶養家族(18歳以上):AUD1,190
同時申請扶養家族(18歳未満):AUD390
現地移民弁護士へのビザ申請サポート費用:AUD500
GTEステートメント記載内容
ここ数年オーストラリア移民局はワーホリビザや学生ビザ発給を厳格化しており、IELTSなどの必要英語レベルの引き上げや、対象学校の選別化などを実施。審査時間も長引く傾向にある
そんな中、長女と妻は現地校に通うという明確な理由があったのでGTE Statmentの内容はあまり苦労せず
一方、私自身は無職の状況で渡豪するので「家族サポートの必要性」を全面的に訴求する方向でエッセイ内容を検討した
妻と長女が勉学に集中できる環境を整えるために、日々の家事や学校への送り迎え、宿題のレビューを行う事が自身の渡航の目的
滞在中の必要資金の主な原資はこれまでの貯蓄。加えて日本の自宅を賃貸に出す予定であり、これらがファイナンス面でのサポートになる
日本に持ち家があること、また高齢の家族が日本にいるためいずれは両親のケアをする必要があるため、本渡航は決して移住・永住が目的ではなく一時的なものである
ワーホリや学生ビザ審査が厳格化された理由は不法滞在や現地就労環境の悪化が懸念されたこと
従って、滞在目的・理由の明確化に加えて、渡航目的が一定期間に限る事を主張する点がポイントだった
そこで、家族の現地校在学中は主夫として家族をサポートすることを強調すると共に、留学期間終了後は日本に戻って仕事する必要ある事をエッセイに加えた
実際には現時点ではただの「予定」であるが、日本でコンサルティングファームに勤めていた当時のクライアントに対して、帰国後は独立コンサルタントとして支援する必要がある為、帰国は必須であることを主張した
結果、これで無事承認がおりた
ポイント
学生ビザ申請から承認までのリードタイムは2ヶ月強(2024年9月時点)審査は年々厳格化されている
渡航目的といずれ帰国する必然性を明確にする事が大事
同伴できる家族は配偶者ならびに18際未満の子供(Student Visa as dependent family)