本を読むきっかけについての話
祖父のある一言
米1粒残すな。
これをきっかけに本を読むようになった気がします。正確に言うと、人生初めての印象的な読書体験だと記憶しています。
この話は私が6歳の時です。
当時私は、好き嫌いが多く少食で、食わず嫌いという超絶わがまま娘でした…(笑)
(今はなんでもよく食べ、食べ盛りの頃は寿司20皿食べてました…。)
それで家で出されるご飯をあまり食べずにおり、出されてもご飯粒を沢山残してお皿を下げていました。
ある日、食卓で一緒に祖父とご飯を食べていたら、祖父から
米1粒残すな。
次残したら、絵本を借りてきて読ませるぞ。
と言われました。
昔から本を読むのは好きだったので、無視していました。(おじいちゃん、ごめん。)
案の定、また私はご飯粒を残し祖父は例の絵本を借りてきました。
そして、読み聞かせが始まりました。
題名は忘れたのですが、内容は
あるところに貧乏な母子がおり、毎日米だけ食べて生活をしていました。
ある日、米が1人分しかなく母親は息子に米を全てあげました。その米でなんとか息子は生き延びましたが、母親は亡くなりました。
その後を追うようにして、息子も亡くなり、2人はしゃもじの星になりました。
こんな感じだったと思います。
祖父はその後私に
米1粒残すな。
という言葉をかけました。
それに感動した私は
ご飯を残さず感謝して食べよう!
と思いました。
今考えてみると、祖父はその絵本を通じて
世の中には食べたくても食べられない人もいるから、何不自由なく食べ物が手に入る人は、出されたものや買ったものは全て食べ切ることが1番の感謝に繋がる。
と考えていたのかなと思います。
現に私のモットーは残さず食べる。
これです。
(だから、ダイエットが進まないということで。笑)
また本を読むことで、自分が体験したことないことも体験したかのような気分になり、感情移入することもできますよね。
私は、この経験をきっかけに読書の魅力に気づけたのかなと感じていますね。
だから今でも本を読む時、その祖父の言葉が浮かびます。
みなさんが本を読むきっかけになったことってなんですか?コメント待ってます!