米国のゴシックロリィタ系イベントNightShadeに参加した話
こんにちは!今回は、2022年10月中旬に米国で行われたNightshadeというイベントに参加したのでそちらをレポートします。体験をできるだけ記録したい気持ちが収まらず4,000字近くの長文になってしまったのですが、もしよろしければ写真だけでもご覧になってください!
前回の記事では、渡米後に初主催した夏の日のお茶会についてまとめています。
イベントについて
私は米国で行われるゴシックロリィタ系のイベントを全く知らなかったのですが、Facebookで友達になった方がいくつかのイベントを教えてくれて、こちらはその中のひとつでした。聞いた限りでは、米国でのそういったイベントは二次元カルチャー(アニメや漫画、ゲーム等)イベントの一部で行われる場合が多いようです。Nightshadeは日本のストリートファッションのみを扱う珍しいイベントという点で、個人的にとても楽しみにしていました。
会場はホテルの一階のホールで、1日目はゴシック・ロリィタ(日本のストリートファッション関連)のブランドや作家さんが集う即売会、2日目はお茶会という内容です。
事前準備として、2日目のお茶会のチケット($40ほど)を購入し、お茶会のテーマであるダークアカデミアを私なりに解釈してコーデを組み、他にも参加するお友達がいないかFacebookで問いかけました。当日は、1日目の即売会の開場と同時に到着するべく向かいました。
1日目(即売会)
この日はドレスコードのない即売会のみの日だったので、長く着ていなかったお洋服を選んでみました。
当日は1人で参加していて、初めての大規模なイベントの雰囲気にひどく緊張してしまい、即売会の会場内の写真撮影ができませんでした(後悔です…)。参加ブランド・作家さんはこちらで見れます!有名ブランドのmetamorphoseのお洋服やGothicLolitaMarket(日本のゴシックロリィタ系即売会イベント)で海外通販も担当されているFloresAstrumによる日本のハンドメイド作家さんの作品、海外ロリィタさんのインスタグラムで見かけるブランドの作品がたくさん並んでいました!
私は2年以上前からInstagramで出会ってから狙っていたNeant Glassというステンドグラスアーティストの方のブランドで、ネックレスとリングを購入させてもらいました。実際に作家さんとお話ししてお迎えできてとても嬉しかったです!
この即売会で個人的に面白いなと思ったのは、まず、私が理解しているゴシック・ロリィタの域を超えて幅広い作品が数多く並んでいたことです。ゴリゴリのロリィタさんもストリート寄りのファッションの方も混ざってお買い物をしていて、ファッションのジャンルに境界も正誤もないことを改めて感じました。次に、みなさんとてもフレンドリーという点です。初対面でも声をかけて服装を褒めたり、作家さんと話し合ったりしていました。私は日本で同じような状況にいる時も人と話すことが難しく感じるので、これからアメリカのロリィタさん達と交流することで変わっていきたいです。
会場内で地元のロリィタコミュニティのお友達2人と合流してお話した後、ホテルのカフェでお茶をして解散しました。普段とは違う土地でよく知った友達に会えてとても安心しましたし、足を延ばす必要のある距離のイベントでさえ参加する熱意を共有したように感じて嬉しかったです。イベント後は、近隣にあるデューク大学や植物園をお散歩しました。
2日目(お茶会)
文が長すぎるので急ぎます。当日の流れはこんな感じでした!
友達と集合→入場して自由着席→コーデコンテスト用チェキ撮影→metamorphoseによるコーデレビュー動画上映→飲み物やクレープの提供→歓談→コーデコンテスト結果発表→写真撮影→解散
まず地元のロリィタコミュニティのお友達と入場前に集合しました!
その後、お友達のご友人が合流して、入場してテーブルに着きます。余った席には2人組の双子コーデのゴシックさんが座られたので、自己紹介をしました。着席後はコーデコンテスト用の撮影を済ませます。スタッフさんがスマホで撮った写真に名前を文字入れして、チェキとして出力して、壁にクリップで留めていました!温かみを感じる素敵な展示方法ですよね。
お茶会の参加者ですが、50人ほどはいらしたと思います。大体が着席した後、主催の方が一言挨拶して、Metamorphoseのデザイナーさんによるコーデレビュー動画が再生されました。こちらはイベント側が事前に同ブランドのアイテムを使用したコーデ写真を募集していて、希望する参加者が応募、それに対してブランド側がコメントしている動画を収録・英語字幕がつけられたものが上映されていました。
ゴシックロリィタ界隈のブランドによる日本国外ファンへの今回のような対応(イベントでの上映を目的としたコーデ写真募集とそれに対するコメント動画の収録)を私は見たことがなかったので驚きました。世界中に同じブランドやファッションのファンがいるので、ブランドからの海外ファンへの関わりがより増えていったらきっとわくわくが広がって素敵ですよね。
動画を観た後は、テーブルごとに会場後方で待機しているホテルのシェフの方にクレープを作ってもらいに行きます!できたてです!
テーブルに戻った後は一斉の号令もなく、みなさん順次食べ始めて歓談しました(ちょっとイメージと違っておもしろかったです)。テーブルでは、同席した初対面のロリィタさんの好きなアーティストGacktさんやタトゥーの話を聞きました。音楽は言語を超えて理解できますし、タトゥーのデザインや入れた経緯を聞くとその人の一部分を深く知れたような気がして個人的に好きです。
しばらく歓談したのちに、会場の前方の壁に飾られたチェキを見に行きコーデコンテストの投票をしました!一人2票、匿名で、投票したい人の名前を紙に書いて投票箱に入れます。
しばらくするとイベントの時間が終わりに近づき、コーデコンテストの集計が終わったとアナウンスがありました。どなたが受賞するのかと思っていると私の名前が呼ばれたようで、同席している友達が前に行くよう促してくれました。そして会場の前方で、即売会参加ブランドさん協賛の賞品をいただきました!全く想像していなかったのでとても驚き、嬉しかったです。もっと感謝の気持ちを表現できたらと自分の英語力不足を痛感します。
賞品がとても豪華で恐縮しました。ご存じの方も多いかもしれませんが、少しでもブランドさんに感謝の気持ちを表すべく、サイトやSNSのリンクを貼らせてもらいます。
Neant Glass、Mossbadger、Haenuli
コンテストに使用したチェキが各自に配られ、最後に集合写真を撮影をして(写真は私がもらいそびれたのかありません…)順次解散になりました。このイベントを教えてくれたお友達との縁があり主催の方が私に声を掛けてくれて、このイベントは第2回目で、前回はアメリカの全く違う州で開催したこと、ブランドとのコラボレーション企画は初めてだったこと、ブランド側の丁寧な対応に感謝していること、イベントの改善点があれば教えてほしいことなどを話してくれました。今後また参加したいこと、素敵なイベントの開催への感謝を伝えてお別れしました。
後日、お茶会のチケットを購入したメールアドレスに、当日撮影されたコーデコンテスト用の全参加者の写真とアンケートが届きました。
おわりに
今回は、Nightshadeという日本のストリートファッションのイベントについてレポートしました!雰囲気をお伝えできそうな写真が少なく残念に思われたら申し訳ありません。ここまでお読みいただきありがとうございました。もしなにかございましたらお気軽にお寄せください!
次回は、ハロウィンに地元のロリィタコミュニティでお茶会をしたのでそちらの内容か、ニューヨークに旅行する際に調べたり聞いたりした、ロリィタさんが興味あるのではと思われる場所のリストをご紹介します!
あこ