
ニンジャスレイヤーTRPGザイバツキャンペイグン「オオモノミ」第五話【カースド・ドッグ・ラン・アンド・ラン・トゥ・アッパー・アンド・アンダー】リプレイ
本記事はkinoko=サン主催のニンジャスレイヤーTRPGザイバツキャンペイグン、その第五話の中で筆者であるパラがPLとして参加した回のリプレイとなります。
本記事にて取り扱っているキャンペイグン「オオモノミ」つきましては、下記リンクからご参照ください。
なお、可能であれば前回第四話を軽くご参照して頂ければストーリーが掴み易いと思われます。
キャンペイグン第五話のストーリー・概要
キミたちオオモノミは謎めいた呪いを受けてしまった。 留まることなきニンジャスレイヤーの襲撃、ついにはブラックドラゴンさえも倒れたことで、ギルドのキミたちへの白眼視はますます強まっていく。 あまりにも不吉、あまりにも屈辱のエンシェント・カンジが刻まれたキミたちは呪いを解くべくキョートを駆けまわることとなる。 一方そのころ、ボンジャン・テンプルにて異変が起こっていた―――
出撃ニンジャ/参加PL等
グランドニンジャマスター:kinoko=サン
本キャンペイグンの主催者であり、年末年始の繁忙期を乗り越えて第五話のマスタリングを複数回(!)行う運びとなったお方である。お仕事お疲れ様です…グランドNMがセッション予告時に「運が無けりゃ2人くらい死ぬかもだが、どうか頑張ってほしい」とあからさまな高難易度を予告しており、例によって本記事執筆開始時点での爆発四散を予想している。
─グランドニンジャマスター kinoko=サン
ハイアラート=サン/PL:THE-MAKER=サン
◆ハイアラート (種別:ニンジャ)
カラテ 4 体力 9
ニューロン 6 精神力 9
ワザマエ 9 脚力 4/N
ジツ 3 名声 9
攻撃/射撃/機先/電脳 4/10/10/11
回避/精密/側転/発動 10/9/9/9
即応/緊急回避 4/1
◇装備・スキル・特記事項
E:タクティカルヘルム、ニンジャブレーサー、タクティカルスーツ、テック・レガース
E:アサシンダガー、謎のオマモリ(読替元:キーボード・オブ・ザ・ゴールデンエイジ)
保有:オーガニック・スシ、トロ粉末、ZBRアドレナリン
☆ハッカー系のソウルLV3、☆◉超自然的IRC接続
◉タツジン:ハッカー、◉サモン・クローンヤクザ、◉戦略視界ナビ、◉エコノミック・カラテ
◉頑強なる肉体、◉滅多蹴り、◉挑発
◉交渉:鼓舞
◆「クセモノダー!」「クセモノダー!」「クセモノダー!」◆
高いソウル感知能力と、精彩さには欠けるもののそれぞれが自在に行動するブンシン・ジツを有する、決して侮れない能力を有するニンジャ。
その能力を買われキョート城の警備にあたっていたが、ブンシン体も各々カラテシャウトを発する都合シンプルにうるさいのでオオモノミへと出向が決まる。
もっともキョート城へ攻め入る狂人がそう現れることもなく、絶対的守護者のケイビインもいるので、当人はその実力を買われ緊急性の高い即応部隊に配属されたのだと張り切っている。
全開第四話で弊PCと同行して頂いたハイアラート=サンが引き続き続投。
ワザマエ向上の他トロ粉末導入により継戦能力が向上したサモン型ハッカーニンジャ。しかし彼女が用いるブンシン・ジツはかなり特異な物であることがCS参照中に発覚した!
<以下抜粋>
本人は専ら「ブンシン・ジツ」と謳っているが、所謂ニンポ的影分身とは大きく異なる形態を取る「ユメ・ブンシン・ジツ」とでも言うべき代物。
空気中のエテルと重金属で生成された朧げな実体を持つそれは紛れもなくハイアラート自身が操るものであり、異なる時間軸のハイアラートがそれを知覚し、動かしている。
ただし他の本体を含めた"自分自身"とのテレパス的な意思疎通はできないし、本体同様の機敏な動きは到底行えず、最低限の支援や偵察がやっと。
ニンジャ同士のイクサにおいてはおよそ爆発四散を遂げ、その軌跡が"夢"として押し寄せてくるが、ハイアラートは深く気にしていないようだ。
故に敵味方問わず、ニンジャ非ニンジャ問わず、それどころか自他とも問わず、どこかズレた死生観を持っているとも言える。
ラミエル=サン/PL:さゆーりん=サン
◆ラミエル (種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 6
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 9 脚力 6/N
ジツ 3 名声 9
攻撃/射撃/機先/電脳 6/9/6/6
回避/精密/側転/発動 11/9/9/9
即応/緊急回避 6/0
◇装備・スキル・特記事項
E:伝統的ニンジャ装束
E:▶ヒキャクLV1、▷脚部内蔵アサシンダガ―
☆ヒカリ・ジツLV3
◉◉タツジン:アサシネイト・ドー、◉暗殺者の目、◉トライアングル・リープ、◉ニューロンブースト/チルアウト
◉交渉:理路整然、◉知識:宗教、◉知識:貴族の流儀、◉知識:舞踊、◉知識:ザイバツ
ヒカリ・ニンジャクランのソウル憑依者。パーガトリー派閥のアデプト位階。ディヴァイン・カラテの使い手であり悪を滅し、ギルドの正義を成すことに執心している。
戦闘では主に足技を使い、剃刀めいた刃のついたトゥーシューズは鉄板にすら容易く穴をあける。
素行不良などはなく、出自・礼儀作法面でも問題のないニンジャであるが、オオモノミ部隊には他派閥へのパーガトリー派閥のニンジャ層の厚さをアピールするマウントめいて派遣されている。
同CP参加者のがーねっと=サンの第三話リプレイを経ての出陣となる。脚の負傷をサイバネで補いつつ、ニューロンブースト及びシグナルロストによるイニシアチブ優勢を握って畳みかけるアサシネイトビルドだ。回避ダイスこそ潤沢だが体力面に不安が感じ取られ、筆者は執筆時点で無事を祈る事しか出来ない。
アイゴア=サン/PL:ネヤ=サン
◆アイゴア (種別:ニンジャ)
カラテ 1 体力 8
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 8 脚力 3/UH
ジツ 4 名声 10
攻撃/射撃/機先/電脳 1/9/5/18
回避/精密/側転/発動 9/8/6/10
即応/緊急回避 3/1
◇装備・スキル・特記事項
E:タクティカルヘルム、ニンジャブレーサー、ヘヴィテックアーマー、テックレガース
E:ミハル・スナイパーカスタム+電磁誘導バレル+赤外線レーザーサイト、神経毒弾
所有:オーガニック・スシ、トロ粉末、電脳ペインキラー、電脳ザゼン
☆カナシバリ・ジツLv3、★レッサー・イビル・アイ、★◉カウンター・イビルアイ
☆◉タコの系譜、☆◉操り人形化
◉ビークル戦闘熟練、◉頑強なる肉体、
◉サモン・モーターサイクル、◉ビークル戦闘熟練、◉ウィークポイント射撃、◉タツジン:ハッカー、◉サモン・モーターサイクル
◉サモン・ドローン(記憶スロット)
◉交渉:駆け引き ◉知識:ビークル、◉知識:テックガジェット、◉知識:学生の流儀、◉知識:ガイオンの素敵な店
役の女学生ニンジャ。対象にシの刻印を施すデスマーク・ジツの使い手。
清楚なセーラー服に、最新鋭の軍用複眼パノラマ暗視ゴーグルという奇妙な取り合わせを装束として纏う。
伝統的ヤブサメを嗜む一方、重モーターサイクルによるショットガン・ヤブサメを織り交ぜていることがツゲグチで発覚した。
ショットガンバイカー、リビルドを経て参上。ジツ値が4に上がった事でイビルアイ系のジツを使えるようになっており、サモン・ビークルを絡めた攻撃手段はかなり充実している。昨今の公式プラグインで追加されたカラテ値参照系デバフが来ると危険ではあるが、装備により体力は一定値を確保している。
アグリーエッジ/PL:パラ(筆者)
◆アグリーエッジ (種別:ニンジャ)
カラテ 11 体力 11
ニューロン 6 精神力 7
ワザマエ 5 脚力 6/N
ジツ 3 名声 11
攻撃/射撃/機先/電脳 11/5/6/6
回避/精密/側転/発動 12/5/5/9
即応/緊急回避 5/0
◇装備・スキル・特記事項
▲▲醜い刃と顔(読替元:戦闘用バイオサイバネLv1)、△紫の毒(読替元:コブラアーム)、△鋭き刃(読替元:カマイタチ・ブレード)
E:醜い刃(読替元:バイオ武器LV1)、伝統的ニンジャ装束、トロ粉末
☆シャーペン・エッジ・ジツ(読替元:ヘンゲ・ヨーカイジツLv3)
☆◉シャーペン・エッジ・ジツ(読替元:ヘンゲ時武器銃器習熟)、☆◉弾き飛ばし
◉叩き伏せ、◉鋼の魂
◉交渉:理路整然、◉知識:貴族の流儀、◉知識:レッサー・ワビチャ作法
アッパーガイオンに住むリキシャー運営会社の御曹司であったが、自らが乗ったリキシャーで事故が起き、右腕と顔面が見るも無残な有様となった。
元は端正な顔立ちだったらしいがディセンション後はそのシコヅラによりソウメン(総面)・フルフェイスメンポを常に着ける様ザイバツ編入時から圧を掛けられた。
それだけではなく右腕も悍ましい紫色の毒を帯びた刃の様になってしまい、「醜い刃」として爪弾きにされるようにオオモノミへ送られた。
ディセンションの経緯からモータルを信用しなくなっており、必要とあれば鬱憤晴らしを兼ねて踏み台にしていくだろう。
「いつか死ぬ」と言っておきながら、陰でNM余暇を注ぎ込みカラテを大幅に強化。各種ステータスも少しずつ上げてこそいるが、死ぬ時は死ぬ事を別のキャンペイグンで実感しているので「第五話目で初回となるこのセッションこそ彼の終わりだろう」…と執筆時点では考えている。
本編開始!
kinoko=サン(以下NM):点呼ーっ!!
パラ(筆者)/アグリーエッジ:ALL SYSTEM NOMINAL(システム総じ緑な)ガンバルゾー!
さゆーりん=サン/ラミエル:ガンバルゾー!
ネヤ=サン/アイゴア:ガンバルゾー!
THE-MAKER=サン/ハイアラート:ガンバルゾー!
NM:ヨシ!それではザイバツCP第五話!◆カースド・ドッグ・ラン・アンド・ラン・トゥ・アッパー・アンド・アンダー◆を始めていきたいと思います!バンザイチャントせよ!…既にやってる!?
ハイアラート:ガンバルゾー!ガンバルゾー!(残響)
キョート城 謁見の間
ボンボリに照らされた薄暗い広間。壁には古代エジプトのアブシンベル神殿を思わせる荘厳なレリーフが刻まれ、その上には神々しい光を放つ隻眼を戴いた、巨大な黄金浮遊ピラミッドが描かれている。「ニューワールドオダー」と横書きされたショドーが漆塗りの額に飾られ、ザイバツの思想を暗示していた。
賢明なる読者諸氏は知っているだろうが、このレリーフに彫られるべきモチーフは玉座に座すファラオたちだ。しかし、謁見の間にしつらえられた彫像たちは、その全員が不吉なニンジャ装束に身を包み、エジプト的な武器や杖のようなものを握っているのだった。見る者の正気を奪いかねない邪悪さである。
大なニンジャファラオ彫像たちの中心には、荘厳なるロード・オブ・ザイバツの玉座がある。ロードの体は上等な黒いスーツに包まれ、手は絹製の白い手袋によって覆われていた。その表情は、紫色の神秘的なノレンによって隠され、いささかも窺い知ることはできない。
つい先ほどまでこの場にはヨロシサンの営業とその上司、そしてシャドウウィーヴがいた。 今はロードの他にはパラゴンのみ。ただ二人のみである。
「シテンノ・ブラックドラゴン=サンの脱落、そしてキョート各所への襲撃。ニンジャスレイヤーどもの狼藉は止まりませんな……」
腕を後ろに組み、囁くように声をかけるパラゴンに対し、ロードもまた、失望を露わに呟く。
「……ヤンナルネ」
「しかしマイロード。これもまた、アラクニッド=サンの予言の一部。事前に"傘"を用意できたのはやはり僥倖と言えまする」
「……ムーフーン……」
慰めるようなパラゴンの言葉に、しかしロードはどこか憂いを込める。
「マッポーカリプス、近し……か…」
ホナミ屋敷(オオモノミ詰所)
♪デロデロデロデロデロデロデロデロ デンデロン
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作成した画像を加工しました
そんなフレーズが浮かびそうな光景!
「アイエエ……!これは、これはいったい!」
「なんじゃこりゃああ!?」
「痛い……痛いぞ…なんなんだこのカンジは…!?」
大規模なシーホースハントが行われた日(筆者注:第四話参照の事)、突如としてオオモノミ支給のハンドヘルドUNIXがハイビームライトめいて輝いたかと思えば、装着部位に『隷』のエンシェント・カンジが刻まれたのだ、呪いのごとく!その刻印はニンジャ治癒力でも薄まらず、皮ごと削ぎ落しても削ぎ傷の中に残り、あるいは腕ごとケジメしても本人にのみ実存を確信させる形で幻肢痛の中に残った。そしてエンシェント・カンジから逃れようとしたことを責めるようにじくじくとした痛みを与えてくる。
原因は、わからない。
というのもシーホース狩りに当たり未開のジャングルや遺跡、ダンジョンアタックにオオモノミのニンジャ達は総出で出撃。その結果コフーンを暴いたり祠をトライアングルリープで蹴り潰したりカンオケを蹴り開けたり森を焼いたり遺跡を爆破したりと暴虐の限りを尽くしたのだ。誰もが(((もしかしてアレか……?)))という心当たりがあり、周囲を見渡せばなんか心当たりのありそうな輩も多く見られる。取りあえず誰かをつるし上げればよいという状況にならぬ!
当然、オオモノミ所属の者が一斉に呪われた件は既にキョート本丸のザイバツ関係者も知るところであり、『一時的な登城の禁止』まで言い渡されている!ブッダ!
さらにオオモノミの不幸はこれに終わらぬ。折り悪く、カンジの呪いと時期を同じくしてシテンノがひとり、ブラックドラゴンがニンジャスレイヤーとの一対一の交戦により討たれたというのだ。
無論、ブラックドラゴンの死とオオモノミの呪いにインガは無い。だが、不吉!あまりにも不吉なタイミングで事件が起きてしまったのだ!
これにより元から腫物扱いであったオオモノミは鼻つまみ者どころではない、ギルドの者も彼らにかち合えば露骨に眉を顰め、関わりを次々と絶っていく有様!オオモノミのニンジャ達の中には恥辱のあまりセプクする者、カンジの与える苦痛から逃れるためにオハギなどに手を出す者、あるいは呪いを解くべく奔走するものと様々!
「モハヤコレマデー!」……また一人、オオモノミ屋敷の隅にあるセプク室で誰かが逝ったようだ。
この茶室に集まったキミたちはもちろん、スタンスは違えど呪いを解除すべく足掻く者だ。まずはアイサツしよう。
ラミエル:「ドーモ、ラミエルです」
天使めいたニンジャがアイサツ。このところ全く姿を見せていなかったのは任務中に手ひどく負傷したためであり、脚部がサイバネに変わっている。しかしオオモノミである以上、ノロイは等しくラミエルの身にも襲い掛かったのだ。不吉!
「何かしらの対策を存じねばなりません」
ハイアラート:「ウヌヌ、中々オオモノミというのも難しいもので…!おおっと、ドーモ!ハイアラートです!」
アグリーエッジ:「…泣いた顔にハチが刺しに来る、というコトワザ通りとは…ドーモ、アグリーエッジです」
ソウメン・フルフェイスメンポに顔を隠した、右腕が刃のニンジャがアイサツした。多聞に漏れず彼も左腕に「隷」のカンジ・カースを受けている。
アイゴア:「ドーモ、アイゴアです。こ、こんなダサいカンジ・タトゥーを刻まれるなんて……!」女学生が悔しげに歯噛みする。
ラミエル:「しかしノロイなれば解呪法があるのはジツに対抗策があるのと同じと存じます。キョート城に目通りが願えない以上、書庫を参照できないのが痛いところですが」 ラミエルもノロイに耐えるためオマモリ・タリスマンを握り締めている
アグリーエッジ:「キョート城の諸氏に至ってはカタタガエ・ムーブメント(訳注:方違えか)され、一方的に避けられる有様。ラミエル=サンの仰せ通り、ホウリュウ・テンプル等にも通えずでしょうな」
NM:正門を護るキマリトオサヌ=サンがキミたちを通してくれないだろうね…
ハイアラート:ここはキマリゆえ通さぬ!あとキマリも通さぬ!
アイゴア:すべて通してくれない…
ラミエル:ケビーシ・ガードは通す
ハイアラート:「とはいえこれほど大規模なノロイとは…その主はそれほど強大な力の持ち主ということ…我らオオモノミの精鋭たちでなければ、もはや耐えられるものは居なかったでしょう…!」
アイゴア:「こうも都合よくオオモノミ全員にノロイが降りかかるなんて……一体誰がやらかしてくれたのやら」自分は原因に関係ないと言わんばかりに腕を組み、ため息を付いた。
NM:アイゴアはシーホース追撃の際、バイクでオジゾウをボーリングめいて引き潰しまくった心当たりがある
アイゴア:!?まあまあ罰当たりなことをしていた
NM:心当たりがない人にはNMが心当たりを生やします。
ハイアラート:特に心当たりは覚えていないのですが、もし自分以外のザイバツニンジャがこの呪いを受けていたら間違いなく爆発四散していただろうと思っています
筆者注:第四話に参加していない、つまり直接ノロイの起因になっていないラミエル=サンとアイゴア=サンに対するやむを得ない措置と思われる。
ラミエル:「とにかくなにかしらの方法を探さねば、アスワワガミかと」
アナヤ!悔し気にラミエルが言う。
アグリーエッジ:「然り!このままセプクや薬物堕落し、ムネンのまま死んでは本懐であるニンジャ千年王国を成し遂げられぬ。斯くなる上は我々オオモノミだけで解呪の手掛かりを探さねば」
ラミエル:「かといってどこから当たればよろしいか……」
アイゴア:「オマモリでも買い漁りますか。それかノロイの専門家を探す?Pshhh」
NM:さて兎にも角にも、呪いを解除するには足を動かさねばならない。キミたちはイチレンタクショ。手分けして呪いの情報を集めることにした。情報は逐次共有しよう。
<解呪の手掛かりを探す:対応した知識でボーナスダイスあり>
・神社に参拝しお祓いを受け解除を試す。
『脚力判定Normal』:カチグミエリア、宗教で各1個
・ザゼンしエンシェント・カンジに集中することで手がかりを探す。
『ニューロン判定Hard』:オカルト、古代ニンジャ文明で各1個、☆◉ニンジャソウル感知能力で2個。ボーナスは累計3個まで
・IRCのアングラサイトなどで手がかりを探す。
『ハッキング判定Hard』:宗教、オカルト、古代ニンジャ文明で各1個、電子ウイルスで2個、タツジンハッカーで2個
・キョート城に忍び込んで古文書を読み漁り手がかりを探す。
『ワザマエ判定U-Hard2』:犯罪、カチグミエリアで各1個、ザイバツ、セキュリティで各2個、ボーナスは累計3個まで
アイゴア:うーん、どれが良いかな
ラミエル:神社に参拝したいゾ ヒキャク+宗教がある
ハイアラート:信仰心がたかい
アイゴア:ヒキャク信仰
アグリーエッジ:ラミエル=サンと被ってしまった(ニューロンとワザマエが低い為) どうしたものか
ハイアラート:脚力5、ニューロン11、ハッキング11、ワザマエ9ですねえ
ラミエル:脚力6、ニューロン9、ワザマエ9
アイゴア:ハイアラート=サンとアイゴアはタツジン:ハッカー持ちだから真ん中2つがつよそうじゃ
ハイアラート:そうかこいつタツジン:ハッカーだったのか(いまさら)とするとこちらはニューロン判定11、ボーナス込みでハッキング判定13ですね
アイゴア:ニューロンもハッキングも8かな ハイアラート=サンにザゼンお願いしてもよいですか?アイゴアのがダイス少ないので、タツジンハッカーを乗せて安定させたく
ハイアラート:ではザゼンやりもうす! 禅禅禅世からきみをさがしているんだ
ラミエル:じゃあ忍び込みをします ワザマエ9だし
NM:忍び込む!キョート城に!…勇気のあるお方だ
アグリーエッジ:敢えて選択しないのはありですか?その言い方はデメリットを内包してそうなので、可能であれば確認させてください。
NM:あえて選択しないのは不可だ デメリットはないよ
アイゴア:"ひとりひとつ" だから別に重複しても良い気がする でもそれぞれ違う情報がありそうなので分散しても良いかな~というきもち
ラミエル:重複してもいいのか
NM:ごめん 重複も不可です
筆者注:その後程無く以下の様に役割が決まり、選択肢の上から順番にロールを行う事となった。
・神社に参拝しお祓いを受け解除を試す
→アグリーエッジ 脚力Normal判定 6ダイス
・ザゼンしエンシェント・カンジに集中することで手がかりを探す
→ハイアラート ニューロン判定Hard 11ダイス
・IRCのアングラサイトなどで手がかりを探す
→アイゴア ハッキング判定Hard 10ダイス
・キョート城に忍び込んで古文書を読み漁り手がかりを探す
→ラミエル ワザマエ判定U-Hard2 9ダイス
情報収集フェイズ
アグリーエッジ:神社参拝
脚力6でNormal判定
6d6>=4 = (4,1,6,5,3,4 :成功数:4) →成功
NM:NICE では
アグリーエッジがお祓いのために近場のジンジャ・カテドラルに行くと―――
「勘弁してください」飛び出してきたボンズとカンヌシが門の前でドゲザ!
「あなたは何かノロイを受け、それを祓うべくこちらへいらしたのでしょう。ですが、あなたに罹っているノロイはあまりに強い。どうあっても我々では解呪できません」
蒼白になって震えている。それはニンジャであるアグリーエッジを恐れているというより、焼き付いたカンジそのものを恐れているようだった。
「…ヌゥーッ…!」
アグリーエッジは歯噛みしながらも、一礼の後その場を去った。ここで腹いせにモータルを斬れば、それこそオオモノミ全体が今度こそカマユデになってしまう。
ハイアラート:ザゼン
ニューロン11でHard判定
11d6>=5[=6] = (4,4,4,6,5,2,3,3,3,3,6 :成功数:3) →サツバツ成功!
NM:おおおお サツ成功か
アイゴア:4,4,4!
ハイアラート:すっげえ3と4ばっかり 3が4個で4が3個。なんか違うのでは?
NM:素晴らしい。あー…ハイアラート=サン、知識:ザイバツあります?
ハイアラート:悲報:ない。
ラミエル:ない
アイゴア:sad…
ハイアラート:そもそも知識が1つもないぞ!ノリとアトモスフィアだけで生きていることに定評のあるハイアラート
NM:持っておきなさいよー!
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NM:なんてやつだ
「我々ハイアラートの力にかかれば…!ザイバツに振りかかる災禍をも払ってみせましょう!ハァーーーッ!!!」
ハイアラート達はザゼンルームで勘違いしているザゼンを実施し、エンシェント・カンジにニューロンを収束させる。
―――心臓の鼓動のように僅かに明滅するカンジ。
―――じくりと肉体とソウルを苛む痛み。
――――――1011010101010101001
――――――運01補10し0110ッピ0101従00
「…おお…!?いつものように何かが見え……」
―――――――――ニュ101ンの110の向1011う、1010101エンシェ101011・カンジが暗1010111めいて浮かび1010111そこ101111かの影が10111011100る。
―――――――――影はカ1010をか0010キミを呼1001れはキョ10101城、1010011ィアン000110束を纏101011110の目は100101ナのよ100010鋭く、無慈100101101
「見え010111001て0111101011011」
ハイアラートはニューロンの奥へ奥へと沈み霞む視界を定義しなおすことに成功した。
――――――1011010101010101001
――――――運命を補正しベッピンに従え。
―――――――――ニューロンの輝きの向こう、呪わしきエンシェント・カンジが暗黒の炎めいて浮かび上がる。そこに、誰かの影が見える。
―――――――――影はカタナをかざしキミを呼ぶ。あれはキョート城、オブシディアン色の装束を纏ったその影の目はカタナのように鋭く、無慈悲である。
―――――――――あれは誰だ……?
――気が付くとハイアラートは、ザゼンルームで倒れていた。全身に嫌な汗をかき、憔悴している。
「ハアーッ……ハアーッ……またしてもヴィジョンが……しかし、今回は見覚えのない…あれは一体……?」
何かの手掛かりかもしれない。あとで皆と共有せねば。
アイゴア:IRC検索
ハッキング8+タツジン:ハッカーボーナス2でHard判定
10d6>=5[=6] = (1,5,6,2,1,6,6,4,5,6 :成功数:6) →出目6が4つ!
ハイアラート:IRCの専門家は――――ウワーッ!?
NM:wwwwwwwwww
アイゴア:ムッハッハ!
アグリーエッジ:タツマキ!!
ラミエル:すごいい
NM:えー、
「ふーん……」
適当なIRCカフェでIRC世界をザッピングして回るアイゴア。オカルト系のアングラサイトなどをめぐっていく。
アンタイブディズム・バンド、中古霊柩車(未使用)売ります、サタニスト倶楽部、コブラ教団、カラテノミコン写本.pdf、逆さトリイ、ジゴクです、聖徳太子の真実知りたいですか、禅問答赤本最新、悟りました、ボンズ前後専門店「セイントニッチレン」ニチョーム本店、ソクシンブツメンバー募集掲示板、ボンノ晩中止署名掲示板、マッポーカリプス預言書、祖先、神聖ニンジャスレイヤー帝国、ボンジャンカラテ教室、トミクジオッキイ、ミコー上下専門店「脇が出ている」ニチョーム支店、カナガワ公式ホームページ、あんた死ぬのよ、マッポーカリプス予言書ver2、テクノ・タントラ業者紹介するかも、ボンノ晩中止反対署名掲示板、ハカバサン株式会社、…...
ちくしょう!わかってたがろくな情報出てこねえ!
NM:以上だ
アイゴア:!?バカナーッ!?
NM:でもどうしよう6666だからなwww
ハイアラート:6を出しすぎたというのか…!?何かの手違いでニンジャスレイヤーwikiに辿り着けば…いけるか…!?(筆者注:取り消し線は原文ママ)ラミエル:www
アイゴア:まさか"神聖ニンジャスレイヤー帝国"が隠された入口だったとはな…
NM:アイゴアは後ほどの判定でボーナスを付けます
ハイアラート:裏ボーナスだ!
アイゴア:わぁい
…ふと胡乱なワードに目が留まる。
(("神聖ニンジャスレイヤー帝国"……ニンジャスレイヤー……あぁ))アイゴアに嫌な思い出が蘇る。
調べてみると…つい最近できた物らしく、どうやらアンダーガイオン9層にてヤクザを束ねて組織されたらしい。
((ふーん……名前をパクっただけのヤクザ集団ね))胡乱ニンジャ集団ではなかったことにひとまず胸を撫で下ろす。ひとまずだが。
ハイアラート:なんかそっちの方が急にすごい掘れてるぞ…!?
ラミエル:キョート城潜入
ラミエル:失敗するとまずそうなので即応をぶっぱするぞ
ワザマエ9+即応ダイス5でU-Hard2判定
14d6=6 = (5,6,3,6,6,6,2,2,3,2,6,2,6,5:成功数:6) →出目6が6!?
NM:
ラミエル:おらあ
ハイアラート:?????????????
NM:こ、こんなことあってええんか…!?
ハイアラート:良い。
アイゴア:ムッハッハ!
アグリーエッジ:優雅なり、ラミエル=サン!
NM:では。
草木も眠るウシミツ・アワー!キョート城の堀の傍ら。
灯篭から離れた柳の影にラミエルはいた。
禁を破り、あの恐ろしいワッチドッグやケイビイン派閥のニンジャをかいくぐり、キョート城にあるかもわからぬ資料を手に入れるためだ。
「普通の方法ではもはや解呪は不可能かと……ここは不本意ですが、ロードよ、お許しください」
ふわりと、まるで月光の下を舞うように進むラミエル。
ホウリュウ・テンプルまで行かずともキョート城の書庫であれば……その時だ!背後より声をかける者あり!
「待ちたまえ、無茶をしてはいけない」「何奴!」
「ドーモ、オタスケモンです。アタリを付けていて良かった、事情は分かっているとも。―――悪いが私もあまり話をできない。だが、せめてこれを」
そう言って周囲を伺いながらカバンを押し付けてくる。
おお、彼女は彼を知っている!
を有しており、無所属を貫きながらもオオモノミに時折助け舟を出してくれる。
NMから「全PCと親密度4を有する」「このニンジャは味方であると保証する」
と明言されている。第四話にて登場。
「オタスケモン=サン!? 斯様なことをすれば……いえ、ここは何かを言うことが無粋でございましょう。感謝いたします」
ラミエルはカバンを黙って受け取る。事が露見すれば彼もただではすまないのだから。
「オタッシャデ。カラダニキヲツケテネ」
そう言って足早にオタスケモンは去っていった。
「これは……」
カバンの中には、オタスケモンがこの数日でかき集めた調査資料が!それは考古学趣味であり古代ニンジャ文明にも見識のある彼の分析と注釈のついた、素人でも読みやすいヤバイ級資料!
ひとまずは屋敷に持ち帰り、仲間と読み合せよう。
NM:あと今使った即応5個も入っていた!(即応消耗帳消し)
ラミエル:わあい
ここまでのあらすじ①
贖罪シーホースハントにより、「隷」のノロイを受けてしまったオオモノミのニンジャ達。 不吉は重なり、ブラックドラゴンの爆発四散と重ねられ「凶事」そのものになったオオモノミ。
恥辱・冷遇に耐えかね脱落する者も多い中、ハイアラート・ラミエル・アグリーエッジ・アイゴアは自力解呪に奔走する。
アグリーエッジが向かったジンジャ・カテドラルではカンジ・カースを前に門前払い。徒労に終わった。
ハイアラートは「総出」でザゼン・メディテーションを試み、「運命を補正しベッピンに従え」とのエンシェント・ダイアログとオブシディアン色の装束を捉える事に成功。
アイゴアは情報の濁流と化したIRCネットワークからGrepを試み、「神聖ニンジャスレイヤー帝国」とやらがアンダーガイオン9層にてヤクザを束ねている、との情報を運良くキャッチ。
そしてラミエルは決断的にウシミツ・アワーでのキョート城へ侵入!厳重な警備を掻い潜り、書庫へ─入る前にオタスケモンから鞄を託され、有用な情報を得た。
そうして、再集合の時を迎えた。
再集合:ホナミ屋敷
NM:ふたたび茶室。キミたちはそれぞれ情報を持ち帰った。特に重要なのは、ラミエルのそれであろう
ラミエル:貴重な調査資料を広げ、仲間に共有するラミエル。キョート城の知識は貴重だ
アイゴア:「…………」アイゴアは気まずそうに目を逸らす。結局IRCカフェで休憩しただけで終わってしまった故。
NM:確かにそうなるw
ハイアラート:「ほほー…これはスゴイ…」
ラミエル:「なにかしらの手掛かりがあればと」精査精査精査。ページを繰る。
アグリーエッジ:「…済まなんだ、ジンジャに門前払いを受け…まるでカンジそのものに怯えていた様な…」
アイゴア:「正直、そこまでの情報を持ち帰れるなんて……驚きました」一体どうやって、という言葉は飲み込んだ。
ハイアラート:「しかし、やはりモータルでは手に負えぬほどの難解なノロイということ…それに対する情報を、ここまで用意しようとは」
アグリーエッジ:「ハイアラート=サンであれば分かるだろう。ウラギリオック=サン(筆者注:第四話オオモノミNPC)が爆ぜた程のノロイがモータルに耐えられるとは…」
ラミエル:「ただ幸運であっただけかと存じます。わたくしの手柄ではございません」キョート風作法でやんわりと謙遜……ではなく、本当にそう感じている。
アイゴア:「つまりニンジャに由来することは間違いないということね」地蔵を引きずり回した件はノーカンだな、と改めて自分を納得させた。
NM:それでは、資料の内容をまとめると下記のようなものだ。
エンシェント・カンジは極めて力ある文字のことだ。その力はルーンカタカナとは比較にならないほど強い。刻むことで存在の自覚を持たせるルーンカタカナとは違い、概念を刻印し、インガを齎すのだ。
エンシェント・カンジの呪いはソウルに刻まれる。ゆえに引き継がれ伝播する。例えば古代のリアルニンジャであるツヅラオ・ニンジャは、己を打倒したレジェンドボンズを呪った。それは末代まで引き継がれ、ついには滅ぼした。
エンシェント・カンジの呪いはその対象をインガの重圧で狂わせる。運命を決定づけると言っていい。これはカンジを刻んだハンコによる契約が「命よりも重い誓約」となることからもわかるだろう。
無理にそれに逆らおうと、破ろうとすることは破滅に繋がる。かのケルトの大英雄クー・フーリンが破滅したことも、彼自身がカンジで刻んだゲッシュを、宿敵であるメイヴに破らされたがゆえだ。
呪いに対抗するには伝説級のレリック、それこそ三神器のようなものが必要だろう。だがこれは現実的ではないゆえ横に置く。そも破ること自体が得策と言えない。
―――つまり、呪ったものに解かせる必要がある。
刻まれたカンジは『隷』、つまりは隷属させることが目的のはず。ならばまずは『主(あるじ)』を見つけるのだ。
おそらくそれが呪いを解くきっかけになる。そして主は見つければわかるはずだ。見つけられるはずなのだ。呪われているキミたちは、言わばその主と繋がっているのだから。
―――私にできるのはここまでだ。
どうか幸運を。
アイゴア:「……なるほど。私のデスマークのジツに近い原理……ただ、もっと強力なのは間違いないようですが」
ラミエル:「呪いをかけた本人を探せ……ということ。まっこと道理ではありますが」
アイゴア:「結局その術者に心当たりがない、というのが問題になるわけですね」
ハイアラートやアグリーエッジは心当たりがあるが、呪いをかけた者は既にない。爆発四散した。では主とは? それを探し、呪いを解かせればあるいは……?
グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン!
グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン!
―――方針が固まりそうなときに、ドラの音だ!
またも任務、呪われていようと関係なく降りてくる。
携帯UNIXに任務が表示された。
ラミエル:「!」
アイゴア:「こんなときに!」
……今日は呪いへの調査はここまでのようだ。まずはオオモノミとしてザイバツに忠誠を示し、この日々を維持せねば。
アンダーガイオンにてヤクザクランの勢力争いを野良のニンジャが統一、
神聖ニンジャスレイヤー帝国を名乗り始めた。
ギルドの膝元にて不遜の極み、直ちにこれを制圧し、首魁を討伐せよ
ラミエル:「是非もありませぬ」
ハイアラート:「ヌウーッ…、しかしザイバツの任務は最優先!」
アイゴア:「アッ」"神聖ニンジャスレイヤー帝国"の文字列に既視感。
アグリーエッジ:「…精読の時間も貰えぬか…やむなし。ガンバルゾー!」 己を強いて奮い立たせるようにバンザイ・チャントした。
出撃準備:バフ選択
場所もはっきりしている。準備だけ整えて出撃しよう。
いつも通りさっさと準備せよ。下記の中で好きなもの1つを選択だ。
・充分な準備を行う。即応、または緊急ダイスを合計3つ得る。
・ザゼン集中、あるいは奴隷モータルを虐げ精神を充足させる。精神力をD3増やす。
・腹が減ってはイクサは出来ぬ。スシを食べ体力を充足させる。体力をD3増やす。
アイゴア:毎回悩ましいボーナスだ
ラミエル:スシをたべるぞ
アグリーエッジ:ザゼンして精神力上げます
ハイアラート:じゅんび!いるんかお前には!?
この後アイゴア=サンはダイスロールの結果体力回復を、ハイアラート=サンは緊急・即応を貰う事にした。下記はダイスロール結果となる。
◆ラミエル スシを食べる
1D3 = (3)
体力6→9
◆アイゴア スシを食べる
1d3 = (3)
体力8→11
◆アグリーエッジ ザゼンする
1d3 = (2)
精神力7→9
◆ハイアラート 入念な準備 緊急回避ダイス数をロール
1d4-1 = (3)-1 =2
即応4→5 緊急回避1→3
バンザイ・チャントの後、アグリーエッジは左腕の「隷」の文字と痛みを堪え、チャを静かに呑んだ。幾分か気休めになった。
「先ほど見えたあのヴィジョン…あの姿は一体……?」出撃に備えた準備をしながら、ハイアラートはあのザゼン中に見た夢?に思いを馳せる。正直あんまりよく覚えていない。
「さっき調べ物をしていたときに見ましたよ、神聖ニンジャスレイヤー帝国のホームページ」アイゴアも準備を整えつつ、何となく喋り出す。
「最近できた、名前だけパクったヤクザグループのはずだったんですけど……」
「…え?神聖ニンジャスレイヤー帝国。そんなタイムリーな」
「神聖ニンジャスレイヤー帝国とは。胡乱な……」
ハイアラートとラミエルは険しい反応を返した。
「ただの真似っ子グループかと思ったら、やっぱり首魁はニンジャであると……嫌な思い出しかないなぁ」直近のあれやこれやがアイゴアの脳裏を駆け巡る。
「真にアイゴア=サンの仰せの通り。連中、ザイバツに仇ばかりを…」そしてアグリーエッジにもニンジャスレイヤー集団の悪行を思い返していた。
「ニンジャが相手であればぞんぶんな準備が必要ですね」
そう言ってラミエルは奥ゆかしくスシを食べる。戦場で腹を空かしている暇はない。
NM:バフの記載ヨシ!☞ ではバメンテンカン!キミたちはアンダーガイオン9層へ向け出撃した!
ハイアラート:シュツゲキダー!
ラミエル:でっでっで
NM:カーン!!
ここまでのあらすじ②
「隷」である事は「主」なくして成り立たぬ。故にハンコ以上のインガ・ルールでコソクを受けた運命は、その「主」に解いて貰わねばならぬ。
ハイアラートとアグリーエッジは知っている。その主は爆発四散した…いや、させざるを得なかった。生きるか死ぬかの瀬戸際のイクサだったからだ。
…厳かな読み合わせを無慈悲にインタラプトするドラ・オブ・ネコチャン!
ミッション文言には…アイゴアがGrepした「神聖ニンジャスレイヤー帝国」の文字!
四忍は最低限の準備を施し、アンダーガイオン9層の胡乱帝国へ向かう!
アンダーガイオン第9層 神聖ニンジャスレイヤー帝国
「「「「イヤーッ!」」」」
キミたちのジャンプキックが巨大なオブツダン扉を叩き開いた。立ち止まることなく突入。背後には気絶あるいは負傷して戦闘不能、あるいは死んだボンズヤクザ兵達が横たわる。
「「「ニンジャブッダスッゾコラー!!」」」クローンではないヤクザボンズがマシンガンで銃撃!!
「「「ナムアミブッダボンジャンコラー!」」」クローンではないヤクザボンズたちがドスダガーを構え突撃!
「キエーッ!」
ラミエルが回転アクセルスピンキックでボンズヤクザの首を刎ねる!ゴアだ!
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!グワーッ!?」「イヤバーッ!サヨナラ!」
ハイアラートのブンシン達がヤクザボンズ達を激闘を繰り広げている!当然ヤクザボンズたちは歯が立っていないと思う!
「ちょっと多すぎません?」BLAK!BLAK!
モトクロス・バイクに跨るアイゴアのスラグ弾がマシンガンボンズの頭部を吹き飛ばす!
「退けい胡乱者共!イヤーッ!」
アグリーエッジの毒刃一閃!
…ニンジャを相手にするには、ヤクザボンズなぞ当然不足!
第一の番人:マストドン
やがて辿り着く四角く広いバトルルーム、奥にはやはり今くぐり抜けた扉と同じオブツダン扉があり、堅く閉じられている。扉の上には「反省点」と書かれたショドー額縁。その下には番人たる敵がいる。
「命知らずってのはテメェらか!」身長3メートルの巨大スモトリヤクザが威圧的に四股を踏んだ。袴の腰にはシメナワを巻き、上半身は裸、顔はニンジャ頭巾で覆われている。ナムサン……スモトリヤクザであり尚且つニンジャなのだ!「ドーモ、マストドンです。お前ら、壁のシミになる。張り手でな」
天使めいて後光の中、ゆっくりと歩み出るは…ラミエル!
「ドーモ、ラミエルです」
「ドーモ、ハイアラートです!壁のシミになるのは貴方がたですとも!」
「ドーモ、マストドン=サン。アグリーエッジです」
<イベント:マストドン撃破>
カラテ判定Hardで倒せ!全員の成功数合計10以上で突破!失敗した場合(10-成功数分)ダメージを受け、それをNMがある程度均等に全員に分配する。
NM:で、ここでアイゴアは事前に情報を6666成功で得ていたので、ボーナスとして既に3成功持っているものとします
アイゴア:わぁい…?カラテ1です……
◆ラミエル カラテ6Hard
6d6>=5 = (2,3,4,2,1,1:成功数:0)
◆ハイアラート カラテ4Hard
4d6>=5 = (3,1,5,4:成功数:1)
◆アイゴア カラテ1Hard+成功数3
1d6>=5 = (4:成功数:0+3)
ラミエル:××ω
ハイアラート:アグリーエッジ=サン…ガンバレ…!
アイゴア:××ω
NM:…?アグリーエッジ=サン、キミはヘンゲを今やっていいよ。精神は払ってね
アグリーエッジ:精神1消費してヘンゲ発動します。発動に成功したらカラテ判定14で振ります
◆アグリーエッジ ヘンゲ・ヨーカイジツ 発動判定Normal
9d6>=4 = (4,1,4,2,1,6,2,4,6 :成功数:5) →成功、カラテ14に
精神力9→8
◆続けてカラテ14Hard
14d6>=5 = (4,6,6,2,3,3,4,4,5,6,4,2,1,6 :成功数:5)
→累計成功数9、1点不足!
NM:アーーッ!!
ラミエル:あいえええ
アイゴア:1足りない!
アグリーエッジ:不足分は1、軽傷な
ハイアラート:入り口でヤクザボンズ達に命を削られたハイアラートが1点貰っておきましょうか…NM:ではハイアラート1ダメだ
ハイアラート:ぎゃふん(1点)
◆ハイアラート イベント失敗ペナルティ
体力9→8
「ドッソイ!ドッソイドッソイドッソイ!」
マストドンが左右の張り手を繰り出しながら突進する!まさにそれはバッファロー殺戮辺境武装鉄道めいた恐るべき攻撃!
「イヤーッ!」そこから飛び出すハイアラートブンシン体!
「グワーッ!サヨナラ!」バッファロー殺戮辺境武装鉄道に轢かれれば死ぬ!自然の摂理!
「キエーッ!」そこにラミエルがインターセプト!首狩りトゥシューズだ!しかし!
「ンアーッ!」
筋肉!何たる硬さか!切り裂けぬ!やむを得ずとんぼ返りし、着地!
「ヌゥーッ…イヤーッ!」
アグリーエッジはハイアラートの作った時間でカラテを右腕の刃に込め、毒を滲ませてマストドンを斬ろうと試みた!
「ワーハハハ!弱敵!ドッソイドッソイドッソイ!!」
張り手突進!同じことの繰り返し!
「…アイゴア=サン!射撃を!」
彼女の射撃に合わせ、怯んだ隙を一気に力押しする寸法!…そして!
「イヤーッ!」愚直に叩き斬る!
「ナニィ!?グワーーッ!!」張り手が腕ごと斬り飛ばされる!タツジン!
「ド、ドッソイ!」しかし腕の切り口でまたもオシダシ張り手を「私は今!落ちてるんですけどっ!」BLAK!
…遅れてスラグ弾がマストドンの額を撃ち抜く!
「アバッ!サヨナラ!」マストドンは爆発四散!
「……最悪」階段の下にごちゃっとした姿勢で倒れたまま、アイゴアはショットガンから排莢する。
「フウーッ…!我らオオモノミをここまで梃子摺らせるとは…!」
ヤクザボンズ相手に2体、マストドン相手に1体のハイアラートブンシン体が爆発四散。厳しい戦いだ。
「ワザマエでございます」ラミエルはアイゴアとアグリーエッジの連携に敬意を表す。
「…タツジン!さあ前へ!」
まだ首魁は見えぬ!奥へと進め、オオモノミのニンジャ達!
第二の番人:マニプル
…次なる部屋もやはり同様のバトルルーム!奥のオブツダン扉に掲げられた「注意点」のショドー。
その下で待ち構えるは、モヒカン飾りのついた鉄兜メンポ、裸の上半身に鋲打ちクロスベルトを装着したニンジャ!
「ドーモ。マニプルです」
古代ローマカラテの構えを取る!
ハイアラート:やばい全身の関節が折られる 骨やったアグリーエッジ:これは各種判定ラッシュ!?
アイゴア:馬鹿な!?
「ドーモ、ラミエルです」光を後光めいて纏いアイサツ。他の三忍も続く。
「アイゴアです」
「ドーモ、アグリーエッジです!」
「ドーモ、ハイアラートです!」カラテを構え返す!
「古代ローマカラテは魔技。全身の骨を折り殺してやる。死に際、貴様らは俺に哀願する。いっそ殺してくれとな」
眼光がぶつかり合う。油断ならぬ相手だ。
◆◆◆◆◆◆◆◆
―――なんて苦しい戦いだったのかしら……古代ローマカラテはまさしく魔技。数人がかりでも全身の骨を砕かれかけた。
だ が 殺 し た 。
「ハァ……ハァ……」
苦しい戦いであった。ラミエルはもう少しでサイバネ置換していない片足の膝を砕かれるところであった。
「……最悪」
苦しい戦いであった。階段の下にごちゃっとした姿勢で倒れたまま、ショットガンから排莢する。
「しかし…我々では相手が悪かったようですね…!」
苦しい戦いであった。ハイアラートのブンシン体が全身の骨を砕かれてしまった。
「…ヌウーッ…よりによって左腕を…」
苦しい戦いであった。アグリーエッジの体が痛む。マニプルの古代ローマカラテもだが、カンジ・カースがそれを上回っている。
だが、まだ首魁は見えぬ!奥へと進め、オオモノミのニンジャ達!
第三の番人:ファイアブレス
「イヤーッ!」キミたちは飛び蹴りでオブツダン扉を粉砕破壊!廊下を疾走する!前方に昇り斜面!さらに、ナムサン、見上げれば、その坂を転がり落ちてくるものあり!炎に包まれた樽だ!
「ドーモ、ファイアブレスです」黒革ニンジャ装束で包まれた痩せた長身、だがその腹だけが膨らんでいる。メンポの口元でバーナーが燃える!
「イヤーッ!」さらに火炎樽投擲!
<イベント:ファイアブレス撃破>
ワザマエ判定Hardで倒せ!全員の成功数合計10以上で突破!失敗した場合(10-成功数分)ダメージを受け、それをNMがある程度均等に全員に分配する。
ハイアラート:ゲーム判定!アグリーエッジ:やはりそう(全ステータスチェック)よな
◆ラミエル ワザマエ9Hard
9d6>=5 = (6,3,3,5,1,6,4,6,2:成功数:4)
◆ハイアラート ワザマエ9Hard
9d6>=5 = (6,5,6,5,2,4,3,1,1:成功数:4)
◆アイゴア ワザマエ8Hard
8d6>=5 = (4,3,4,4,3,5,3,4:成功数:1)
◆アグリーエッジ ワザマエ5…なのだが誤って6個で判定してしまった!
6d6>=5 = (2,3,6,2,6,4:成功数:2)
NM:強い 成功したので殺してヨシ!
アグリーエッジ:あっワザマエ5でした。ケジメ!
NM:パラ=サンの判定の後ろ2個をとっても、10成功ぴったりなのでヨシ!☞
アグリーエッジ:申し訳ないです
「くっ……バイク相手にそれはズルでしょ!」モトクロスバイクを駆るアイゴアは火炎樽投擲を前に思うように前進できぬ!
「ハイーッ!イヤーッ!」その一方でハイアラートは機敏に跳躍回避!
「キエーッ!キエーッ!」そしてラミエルは燃え盛る火炎樽を蹴りかえす!
「なにっ!?グワーッ!」蹴り返された火炎樽爆発!KABOOOM!
「ワザマエ!」蹴り返し樽直撃に、アイゴアは小さくガッツポーズを送る。
「有難きは皆のワザマエよ」 アグリーエッジは自衛のスリケンで火炎樽を破壊!
火炎樽爆発の隙にラミエルが迫る!その手には……スレッジハンマー!なぜか落ちていたのだ!
「キエーッ!」振り下ろす!「キエーッ!」振り下ろす!「キエーッ!」振り下ろす!「キエーッ!」振り下ろす!「キエーッ!」振り下ろす!「キエーッ!」振り下ろす!「キエーッ!」振り下ろす!「キエーッ!」振り下ろす!
「グワーッ!」打擲!「グワーッ!」打擲!「グワーッ!」打擲!「グワーッ!」打擲!「グワーッ!」打擲!「グワーッ!」打擲!「グワーッ!」打擲!「あ、アバッ……」頭部無残!
「ハンマーでの打擲はツヨイ!」トドメの脳天破壊!
「サヨナラ!」ファイアブレスは、ついに爆発四散!
「はしたないさまを見せ、申し訳なく存じますがこれもイクサ中ゆえ……」
「樽落としてくるほうがズルいから良いんですよ」
「ハッハッハ!遅るるに足らず!得手不得手をカバーしあう、これこそ連携というもの…」
「ハイアラート=サンの仰せの通り。ささ、疾く前に進みましょうぞ!」
まだ首魁は見えぬ!奥へと進め、オオモノミのニンジャ達!
第四の番人:ニンジャスレイヤー(ノロイ)
次なるバトルルームにエントリーした!
「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
額に「忍殺」の鉢金をした、呪術師めいたニンジャ!奥には「分岐点」と書かれたショドーに見下ろされる次の扉。
「さて、既に我がデッドリー・ノロイ・ジツは発動している」
キャンペーン第二話をご参照下さい
ハイアラート:アエーッ!?
<イベント:ニンジャスレイヤー(ノロイ)撃破>
ニューロン判定Hardで倒せ!全員の成功数合計10以上で突破!失敗した場合(10-成功数分)ダメージを受け、それをNMがある程度均等に全員に分配する。
◆ラミエル ニューロン6Hard
6d6>=5 = (5,3,6,4,4,4:成功数:2)
ハイアラート:本業はここなんだよーッ!
◆ハイアラート ニューロン6+「☆ハッカー系ソウルLv3」と「☆◉超自然的IRC接続」による補正値+5、合計11ダイスでHard
11d6>=5 = (4,5,3,1,4,5,1,1,2,2,1:成功数:2)
ハイアラート:しおしお
◆アイゴア ニューロン8Hard
8d6>=5 = (4,5,1,4,5,1,3,6 :成功数:3)
ここまでの累計成功数:7
アイゴア:しおしお
アグリーエッジ:即応3個使って6+3ダイスで振ります
◆アグリーエッジ ニューロン6+即応ダイス3(残数2)Hard
9d6>=5 = (6,4,2,6,5,4,2,5,5 :成功数:5)
累計成功数12、成功!
ハイアラート:冴え渡っている…!
アグリーエッジ:(即応追加分が)無駄打ちだが体力を買ったと思えばヨシ!
アイゴア:Perfect…
NM:スゴイ!キミたちはノロイを精神で討ち払った!
「で、出たーッ!?」
「ドーモ、アグリーエッジです…何ぃ!?」
「ドーモ、ハイアラートです!我々ちょうど今ノロイについてはいささかありましてね…!」
不穏なアトモスフィアが呪術師ローブの奥から漏れ出す―――強烈な頭痛!ニューロンが焼き切れそうだ!!
「ドーモ、ラミエルです。このノロイの主はあなたか?ん?」
「ファーファーファー……なんだこれは?」
『隷』
「アバッ、アバババッ!!??」
もがき苦しむニンジャスレイヤー!頭を抱えもはや動けぬ!
「…貴様のジツなぞこのノロイに比べれば!」
痛み始めた左手を威圧的に翳す!
「アバ!アバ!アバーーッ!サヨナラ!」そのままノロイが逆流!ニューロンが焼き切れ呪術師めいたニンジャスレイヤーは爆発四散!
「……ドーモ、アイゴアです?」アイゴアがアイサツした時には手遅れ。突然爆発したニンジャスレイヤーにドン引きしている。
「死んだ……」ラミエルもなんだったんだ、という表情。
「やはり我々以外にこのノロイは刺激的すぎましたか…」
「余程このノロイによるインガは強烈という事か…」 ハイアラートの言葉に対しアグリーエッジは忌々しく、痛む左腕に視線を下した。
先程のニンジャスレイヤーアーチ級ノロイの使い手であったがゆえ、深いところまでニューロンダイブしすぎて死んだ。こんな展開はまず起こりえない。もし彼がエンシェント・カンジの呪いをうけ、ハイアラートのようにザゼンすればすべてを理解し、ニューロンが焼き切れて死ぬだろう。
「ザイバツでもあまり人には見せびらかさないようにしましょう」
「然り、有らぬ罪を着せられてはな。次!」
ハイアラートとアグリーエッジを前に遂に最後の扉を蹴破る!
神聖ニンジャスレイヤー帝国 最奥部
「!?」扉の先の光景を見たラミエルは言葉を失った!
「イヤーッ!」右拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」左拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」右拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」左拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」右拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」左拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」右拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」左拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」右拳!「グワーッ!」「イヤーッ!」左拳!「グワーッ!」
―――巨大な、ブッダニオウ像が見下ろす広間。
ヤクザボンズたちが壁際でその光景をかたずをのんで見守る。
天井からは威圧的な『殺す』『浄化』『この手で殺す』『ブッダは救わない』『自らを自らの手で救う』『私が殺す』といったショドーが下がっている。朱色のバトルサムエにスキンヘッド、ごく一般的装いのボンズが、壁際に追い詰められた巨躯のボンズを一方的に殴打している。くずおれた巨躯のバトルボンズが、血反吐を吐きながらもう一人のボンズを見上げ、ふらつく手を伸ばす。
「ゴブッ……ごぼ…まちがっ、ている……それ、は、ちがうんだカ、カンツァ「ィイヤーッ!」グーワーッ!」
コマのように回り殴り飛ばされバトルボンズはついに動かなくなる。
「……連れて行きなさい。彼には後で私から話をします」
正座しそれを見ていたヤクザボンズたちが、倒れた男とへし折れたみすぼらしい何らかの棒を担ぎ、奥へ消えていく。
「……ニンジャですね?」
振り返ることなく、ボンズは問う。
「ドーモ、ラミエルです」
神聖なるディヴァイン・後光と共にアイサツ。残る三人が続く。
「然り。ドーモ、アグリーエッジです」
「ハイ、ニンジャです!ドーモ!」
「アイゴアです。お取り込み中でしたか」
「そうでした!ハイアラートです!」
ボンズは振り返った。若い男だ。その額には、『忍殺』と刻まれた鋼鉄の鉢金。
「ドーモ、ニンジャスレイヤー……いいえ」
ブレーサーを付けた拳を打ちあわせアイサツ。
「アコライトです」
アコライトはボンジャンカラテを構え、決断的に宣告した。
「貴方たちを殺します!」
「…おお!?ニンジャスレイヤーではないニンジャスレイヤー=サンは初めてでは…!?」
「ニンジャスレイヤーではないニンジャスレイヤー?頭が痛くなってきた……」
「ニンジャスレイヤーだろうと何だろうと、我々に仇為すならば倒すべき敵かと存じます」
「敢えて胡乱者の名を棄てたか!その潔さや良し!」
ハイアラート、アイゴア、ラミエル、アグリーエッジは謎めいたブレーサーを身に着けたアコライトに構えた。
イクサが…始まる!
敵ニンジャデータ
◆アコライト (種別:ニンジャ)
カラテ 12 体力 18
ニューロン 10 精神力 13
ワザマエ 14 脚力 7/N
ジツ 0
攻撃/射撃/機先/電脳 12/20/10/10
回避/精密/側転/発動 16/20/14/10
即応/緊急回避 6/8
◇装備・スキル・特記事項※各種装備・スキルによる能力補正はステータス反映済
E:『忍殺』と刻まれた鋼鉄の鉢金(パーソナルメンポ)、朱色のバトルサムエ、ボンズレガース
E: ***謎めいたブレーサー***
①『崩れ状態』かそれより段階の高い状態異常でない限り、『射撃ダメージ軽減1』を付与する。
②近接攻撃について、出目【6】の場合『装甲貫通2』を付与する。
●即死耐性
◉◉タツジン:ボックスカラテ、◉ヒサツ・ワザ:ポン・パンチ
◉鉄拳、◉特殊近接ステップ、◉ニンジャアドレナリン強化
◉鋼の魂、◉痛覚遮断
●HYPER不如帰
:同一スタイル及び同一ターゲットを選択可能な●不如帰とする。
●イヤッサー◆拒否のハンマー◆ボンジャン
:攻撃種別が近接攻撃の『グレーター・アースクエイク・シコ』と見なす。
但し回避時のアトモスフィアはジツ参照とし、使用後にアコライトは次のターンの
自身の手番まで『崩れ状態』となる。
●セイヤッサー◆ヘブンスルーキャノン◆ボンジャン
:スキルスロットを圧迫しない『◉ヒサツ・ワザ:サマーソルトキック』とみなす。
筆者注:まさかのアコライトが相手となった。鉄拳ボックスの高火力は勿論ワザマエ由来の精密ジャブ連打も5連撃と恐るべき手数であり、加えてグレーター・アースクエイク・シコを読み替えた拒否のハンマーも備えており相当な圧がある。
防御面においても回避ダイスの多さのみならずアドレナリンブースト2回使用可能+サマーソルトキック相当のワザと、PCパーティに対する明確な攻勢を強く感じる。
極めつけの謎めいたブレーサーが齎す特殊効果と緊急回避ダイスも重なり、凄まじいイクサになる事間違いなし!筆者は怯えていた。
ここまでのあらすじ③
幾人ものモータル構成員、マストドン、マニプル、ファイアブレス、呪術師装束のニンジャスレイヤー…
何れも油断ならぬ敵ではあるが、最小限の消耗でこれを突破!
最後の扉を蹴破ると…ブッダ!猛烈な拳を受けた巨漢が致命打を受けていた!
猛烈な拳の奮い手はニンジャスレイヤー…否、アコライト! 決断的殺忍アイサツと共にイクサが始まる!
戦闘開始!
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A:アコライト
イニシアチブ被りのラミエル・アグリーエッジはダイスロールでラミエル先行
1ターン目
◆手番:ハイアラート
ハイアラート:とりあえず壁つくるか!(てきとう)
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 サモン・クローンヤクザ 精神力9→8
11d6>=5 = (1,6,1,2,5,5,4,4,1,3,3:成功数:3) →通常成功
クローンヤクザ相当のブンシン体を全面に3体展開!
◆手番終了 戦略視界ナビ 精神力8→7
11d6>=5[=6] = (5,1,1,4,2,1,1,6,6,3,1:成功数:3) →永続バフ発動!
ハイアラート:うーむ今回はいいか…!(キーボードによるリロールを温存) ナビ継続!
アイゴア:永続!
NM:永続!
ラミエル:わあい
ハイアラート:サモン場所、自分周囲とかでダイジョブです? どこか入口あればそこにします
NM:周囲でいいよ
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◉:ハイアラートのブンシン体
アイゴア:めっちゃ壁ができた
ハイアラート:ターン終了しやす!
◆手番:アコライト(1回目)
アグリーエッジ:
アコライトのヤバポイント
・アドブ2回
・Gシコ
・サマソ
・鉄拳ボックス+ポンパ
アイゴア:Gシコなんてどこに……と思ったらキャラシにだけ書いてあって泣いちゃった(筆者注:データ一覧には拒否のハンマーとだけ記されており、別途リンクが用意されたキャラクターシートにグレーター・アースクエイク・シコ読替の旨が記されていた)
NM:では 移動放棄、集中しぶっ放す
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 拒否のハンマー起動! 精神13→11
次のアコライト1回目の手番まで『崩れ状態』付与
10d6>=5[=6] = (2,6,6,2,1,5,4,2,2,1:成功数:3)
→アイゴア以外の全員に回避ダイス2ダメージ+2ダメージ(回避難易度Hard)
NM:おしい(出目追加効果無し)
ハイアラート:さらばブンシン…
ラミエル:不如帰もあるしな~
◆ハイアラート 回避に4ダイス使用 残回避10→4
4d6>=5 = (1,5,1,4:成功数:1) →回避
ブンシン体はモブ扱い、回避不可で全滅!
◆ラミエル 回避に4ダイス使用 残回避11→5
4d6>=5 = (6,4,1,6 :成功数:2) →回避
◆アグリーエッジ 回避に4ダイス使用 残回避12→6
4d6>=5 = (2,5,2,6 :成功数:2) →回避
アイゴア:全員回避だ!隣接状態ならここからカラテ追撃できるのエグすぎる
NM:だが回避かなり削った やっぱクソ強いなGシコ
ハイアラート:(ブレーサーの)射撃軽減1を考えるとブンシンはあまり意味を為さぬか…!めずらしくなぐりアラートになるかもしれない
NM:崩れなど、なんらかの状態異常で解除される。
アイゴア:軽減なくともGシコで薙ぎ払われるからサモンは相性悪そうじゃ…
◆手番:ラミエル
ラミエル:では連続側転から手術刀します
◆移動 連続側転
9d6>=4 = (3,3,6,2,6,6,1,5,3:成功数:4)
→トライアングル・リープを利用し行って戻る
※盤面上で移動が為されていなかった事に執筆中に判明しましたが全員見過ごしたためケジメはありません
◆攻撃 『手術刀の一撃』 痛打無効、トライアングル・リープにより難易度変化なし
※アコライトの崩れ状態をカウントしていない事が執筆中に(略)
4d6>=4 = (3,4,6,6 :成功数:3) →サツバツ!
5d6>=4 = (1,5,3,3,3:成功数:1)
ラミエル:1殺,1
NM:ヌゥーッ!OK、後半回避放棄、殺のみ回避
◆アコライト 回避
4d6>=4 = (5,1,6,6 :成功数:3) →回避 カウンターならず
残回避12 残体力18→17
NM:チィーッ!カウンターならずか
◆手番:アグリーエッジ
NM:あ、アグリーエッジ=サンは精神1払えば判定無しでヘンゲ継続でいいよ
◆手番開始 ヘンゲ発動 NMの恩情により自動成功 残精神8→7 残り3ターン
◆移動 G17に通常移動
◆攻撃 アコライトにバイオ武器二連撃
7d6>=3= (5,1,6,6,2,6,5 :成功数:5) →ナムアミダブツ!
7d6>=3= (5,2,3,5,4,5,4 :成功数:6) →コブラアーム有効
アグリーエッジ:2+ナム、3 回避Hard、Normal 命中で弾き飛ばしを叩き伏せ変換
ハイアラート:ヤッチマエー!
NM:ヌヌッ何たる火力!緊急2つ入れて、4,2で回避
◆アコライト 回避 緊急回避ダイス2個使用(残8→6)
4d6>=5 = (6,3,5,5 :成功数:3)
2d6>=4 = (5,1:成功数:1)
NM:セーフ!アコライト無敵!
アグリーエッジ:こんな所か、緊急を幾らか切らせた
◆手番:アイゴア
ハイアラート:状態異常の権化…!
NM:一番手数多いんだよな…
アイゴア:とはいえカナシバリぐらいしか通らぬ… まずは開始フェイズでサモン・モーターサイクル
◆手番開始 サモン・モーターサイクル 精神力6→5
8d6>=5[=6] = (2,4,6,1,4,1,5,5 :成功数:3)
→ビークル騎乗
◆移動 暴走弾き飛ばし 自動成功 (D3ダメ+弾き飛ばし)
その結果から攻撃フェイズの動きを決定できる強みがある!
◆アコライト 回避
2d6>=5 = (6,6 :成功数:2)
アイゴア:バカナ!?
NM:アコライト!無敵!!これが原作メインキャラの力だ!
ラミエル:つよい
ハイアラート:強敵すぎる!
アイゴア:ここは拘束狙いでカナシバリます
◆攻撃 ☆カナシバリ・ジツLv3(☆◉タコの系譜版) 精神力5→4
10d6>=4[=6] = (6,2,4,5,3,4,3,1,2,1:成功数:4)
◆アコライト 回避Hard
2d6>=5 = (4,3:成功数:0) →被弾!
◆精神力ダメージロール
1d2 = (1)
アコライト 精神力11→10
NM:グワーッ!
ハイアラート:タコPOWER...
アグリーエッジ:通った…!
アイゴア:ニューロンNORMALの対抗判定で負けると拘束状態化な
◆アイゴア ☆◉タコの系譜によるニューロン対抗判定Normal
11d6>=4 = (3,1,4,5,1,4,2,2,6,6,3:成功数:5)
◆アコライト 同様の判定に即応ダイス3つを投入(残6→3)!
3d6>=4 = (4,1,1,3,5,4,4,2,2,5,3,6,5 :成功数:7)
→拘束失敗!
NM:ボンズ精神は強靭!!
ラミエル:ぬう こいつ無敵か
アイゴア:ヌウーッ…!
ハイアラート:リソース大分吐かせているぞ
アグリーエッジ:即応削れたのがエライ!
◆手番:アコライト(2回目)
◆ターゲット選定ダイス、イニシアチブ順
1d4 = (1)
→ハイアラート=サンが標的に!
ハイアラート:アラーッ
アイゴア:ト!
NM:特殊近接ステップで移動、ハイアラートに精密ジャブ連打
ラミエル:ひいー
◆移動 特殊近接ステップでハイアラートに隣接(集中状態)
◆攻撃 精密ジャブ連打、1ダメージ5連!
4d6>=3[=6] = (4,5,1,6 :成功数:3)
4d6>=3[=6] = (1,2,4,3 :成功数:2)
4d6>=3[=6] = (3,6,2,2:成功数:2)
4d6>=3[=6] = (1,2,3,4 :成功数:2)
4d6>=3[=6] = (4,2,2,6 :成功数:2)
→全成功
◆ハイアラート 回避 緊急回避ダイス1個使用(残3→2)
1d6>=4 = (2:成功数:0)
1d6>=4 = (1:成功数:0)
1d6>=4 = (3:成功数:0)
1d6>=4 = (5 :成功数:1)
1d6>=4 = (2:成功数:0)
→4ダメージ! ハイアラート 体力8→4
ハイアラート:ひん
アイゴア:アレーッ!?
NM:Oh…
アグリーエッジ:マズイ!
「イクサとあらば致し方なし!いざ!」
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
どこからともなくハイアラートの群れがアコライト目掛けて殺到!しかし動じる事無く彼女は両脚をまっすぐ踏みしめた。
「ボンジャン!」地鳴り!そしてガントレットを嵌めた右腕を地面めがけ突き下ろす!
「イヤーッ!」
殴りつけた地面を中心点に、放射状に不可視の衝撃波が飛ぶ!
ゴウランガ!古文書に記されしボンジャン・カラテ、「拒否のハンマー」である!
「「「グワーッ!!!サヨナラ!!!」」」
ハイアラートブンシン体が衝撃波を受け、悉く爆発四散!これが結果的に背後への衝撃はある程度抑え、後続の三忍に攻撃の機会を与えた格好だ!
「我が舞の中でアノヨへ行くがよいかと。キエーッ!」
ラミエルはトリプルアクセルめいて回転しながら殺人トゥーシューズによる蹴り!眼球を根こそぎにするつもりか!
「イヤーッ!グワーッ!まだまだ!」
アコライトは敢えて牽制を受け、致命的一撃を止める!意気軒高!
「其処だ!イヤーッ!」
ラミエルに続き、アグリーエッジが毒刃を上段から思い切り振るう!当たりさえすれば有効だが、アコライトにはそう簡単に当たらぬ!
「イヤーッ!」アコライトはその斬撃をガントレットで滑らせていなす!
Kyyyyyiiiii―――
「ヌゥッ、その音は一体!?」
ガントレットからの響きだ!何たる清い響きか!毒液すら寄せ付けぬ!
「イヤーッ!」吹き飛び爆発四散するハイアラートブンシン体の群れをかいくぐり、モトクロス・バイクの質量ごとアイゴアが襲いかかる。危険轢殺行為!
「セイヤッサーボンジャン!ハイ!」
それに対しアコライトはガントレットを嵌めた拳でバイクを殴って止めた!
CRAAASSHH!!「デス・マーク!」
イクから空中に跳ね上げられながら行使されるジツ。死の予感がアコライトの足元から這い上がり始め─
「マヤカシ!セッパ!ィイヤーッ!」
足を掲げ床に打ち下ろし、デスマークを霧散させる!
「殺します!イヤッサーボンジャン!」
三忍の攻撃を凌ぎ切ったアコライトは一足で踏み込むやハイアラートに連続ボンジャンカラテ!
ハイアラートはブンシンの呼出に一瞬ニューロンのリソースを消費、カラテ対応が一瞬遅れる!だがその一瞬の遅れが致命的なダメージを生むことは、カラテ応酬において自明の理!
「ジツが効かない…?! ハイアラート=サン!」アイゴアは空中でバイクを掴み取り、着地。その時には既にカラテが極まっていた!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
「グワーッ!グワワワーッ!サヨナラ!」ハイアラートが爆発四散…否!
「ヌウーッ、私でなければどうなっていたことか…!」
背後からハイアラートの声!殴られていたのはブンシンだ!
「これは…マズイ!」
何たるカラテ力量差か!先程の門番とは比べ物にならぬ!アグリーエッジが危機感を覚える…!
2ターン目
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◆現時点での体力/精神力
ハイアラート:4/7
ラミエル:9/6
アグリーエッジ:11/7
アイゴア:11/4
アコライト:17/10
◆手番:ハイアラート
ハイアラート:ちょっと勿体ないところですが(エコノミック・チャンス)…体力は回復したい!
◆移動 オーガニック・スシ使用 体力4→7
◆攻撃 アサシンダガーでの精密攻撃2連 崩れ状態により難易度Easy
5d6>=3[=6] = (3,2,5,5,1:成功数:3)
4d6>=3[=6] = (5,2,6,5 :成功数:3)
◆アコライト 回避
1d6>=4 = (2:成功数:0) →命中!
1d6>=4 = (5 :成功数:1)
アコライト 体力17→16
アイゴア:HIT!
NM:削るのエライ
◆手番:アコライト(1回目)
NM:崩れから復帰、軽減復活、D4タゲ
ハイアラート:全員(戦略視界ナビで)回避ダイスが1個増えているのでよきに使ってください
アイゴア:忘れていた…!
◆ターゲット選定ダイス
1d4 = (3)
→アグリーエッジ対象
アグリーエッジ:来たか、何が飛んでくる…?
◆移動 特殊近接ステップでアグリーエッジに隣接
◆攻撃 ボックスカラテ連打発動! 精神力10→9、回避ダイス2個消費
4連続攻撃!
3d6>=3[=6] = (1,5,6 :成功数:2) →痛打+1
3d6>=3[=6] = (4,4,3 :成功数:3)
3d6>=3[=6] = (3,2,5 :成功数:2)
3d6>=3[=6] = (3,6,6 :成功数:3) →痛打+1
→3,2,2,3ダメージの連続攻撃!
アグリーエッジ:これターゲット被りがあるからおいそれと(回避ダイスを)全部入れられないんだよなあ…3/1/1/3で避けるか
NM:アコライト=サンのカラテを15にするヨクバリ計画は中止にしておいて本当に良かった
◆アグリーエッジ 回避 合計8ダイスを消費
3d6>=4 = (1,6,4 :成功数:2)
1d6>=4 = (3:成功数:0) →2ダメージ!
1d6>=4 = (4 :成功数:1)
3d6>=4 = (4,6,2:成功数:2)
アグリーエッジ 体力11→9
NM:素晴らしい!
アイゴア:軽傷に抑えた!
◆手番:ラミエル
ラミエル:あんまり側転しても意味ないけど回避を増やしておこう
◆移動 連続側転(トライアングル・リープ有効)
9d6>=4 = (2,4,3,3,6,1,5,5,2:成功数:4)
◆攻撃 手術刀の一撃(スタイル効果により痛打無し)
4d6>=4 = (2,4,3,3:成功数:1)
5d6>=4 = (2,5,3,1,1:成功数:1)
◆アコライト 回避
1d6>=4 = (5 :成功数:1)
1d6>=4 = (4 :成功数:1)
→回避
NM:避けるねぇ!メインキャラだから!
アイゴア:まだ回避12個もあるのか…
◆手番:アグリーエッジ
◆ヘンゲ 残2ターン
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 バイオ武器2連
7d6>=3= (2,3,3,2,5,6,4 :成功数:5) →痛打+1と毒+1
7d6>=3= (6,3,1,3,6,4,5 :成功数:6) →毒+1とサツバツ!
アグリーエッジ:4,3+殺 回避Normal、当たると叩き伏せ
NM:ス、スゴイ火力だ
ラミエル:こわい
ハイアラート:圧倒的火力…!そして集中によりカウンターはほぼ不可能!
NM:基本ルーチンとして回避全ダイス消費方針ではない。だが隙あらば回避ぶっぱサマソ狙いはする
◆アコライト 回避 緊急回避ダイス2個使用(残6→4)
3d6>=4 = (1,1,5 :成功数:1)
3d6>=4 = (1,5,3:成功数:1)
→回避
NM:やったぜ
アイゴア:ヌウーッ…!
アグリーエッジ:ヨシヨシ、緊急4とアドブ2まで追い込んだ
ハイアラート:アトモスフィアハードになった瞬間殺すという鋼の意志
NM:コワイ!
◆手番:アイゴア
◆移動 アコライトを轢殺して下記の位置取りへ
◆アコライト 轢殺回避
1d6>=4 = (4 :成功数:1) →回避

◆攻撃 電磁誘導バレル+ミハルスナイパーで単発射撃
10d6>=5[=6] = (4,1,1,6,2,4,2,2,4,1:成功数:1)
→◉ウィークポイント射撃との相乗効果で痛打+1発生
◆アコライト 回避 単発Hard
3d6>=5 = (2,2,6 :成功数:1) →回避!
NM:すごいな?当たると思ってた
アイゴア:ヌウーッ…!手番終了な
ラミエル:こいつ無敵か
アグリーエッジ:これはダイスブッダを味方に付けたか…?
ハイアラート:上振れの神を味方につけ、下振れの神を押し付けるよりない!
◆手番:アコライト(2回目)
NM:ここはまだ直接攻撃していないラミエルかアイゴアにしよう
◆NM特権によりターゲット選定ダイスが収束!イニシアチブ順
1d2 = (1)
→ラミエル=サンを攻撃!
ラミエル:ぬう
NM:ラミエル=サン!キミのもう片方の足もヒキャクにしたい!
筆者注:ラミエル=サンは第三話目にて脚部負傷を負い、その為にヒキャクにしたというナラティブな展開に託けた決断的殺意の表れだ!
NM:通常ボックス連打、即応3つ投入、5,5,5で判定だ。ヒサツし、殺す
アグリーエッジ:そこで即応か!
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 通常3連攻撃 即応ダイス3個使用(残数3→0)
5d6>=3[=6] = (5,2,6,1,5 :成功数:3) →痛打+1
5d6>=3[=6] = (2,2,4,5,5 :成功数:3)
5d6>=3[=6] = (4,3,6,1,5 :成功数:4) →痛打+1
→3,2,3ダメージ
ラミエル:^^ω
NM:キレソウ
アグリーエッジ:しかしダメージは油断ならぬ!
◆ラミエル 回避
3d6>=4 = (3,2,3:成功数:0) →3ダメージ!
3d6>=4 = (3,3,2:成功数:0) →2ダメージ!
3d6>=4 = (6,1,1:成功数:1)
合計5ダメージ! ラミエル 体力9→4
ラミエル:きれそう 5点!
アイゴア:あいええええ
アグリーエッジ:あーっ!
ハイアラート:ダブル・サンメンタイ・ジツ…
NM:やったぜ やはり今回で1人くらいは殺せそうだな!!
ラミエル:出撃前にスシを食っていなければ残りHPが1になるところであった
アグリーエッジ:即応は枯渇したが...!
ハイアラート:こちらの攻め手をつよめていかねば…!
「私の番です!イヤーッ!イヤーッ!」ブンシン体の爆発四散パーティクルを割くようにハイアラートが軽くも堅実なカラテで返す!
「グワーッ!奇妙な…!ハイヤーッ!セイヤッサーボンジャン!」
アコライトの勢いを止めるには些かカラテ力量差が大きいか!?
「難敵……こいつ、できる……」ラミエルの額に汗が浮かぶ。ハイアラートやアグリーエッジなどが攻めあぐねている。しかしここは自分が先陣を切り切り込んでこそだ!トリプルアクセルスピンキック!
「キエーッ!」「イヤーッ!」トリプルアクセルの回転を、アコライトはガントレットで受け止める!
Kyyyyyiiiii―――
ガントレットがラミエルのカラテを完全に止めた!
そしてアコライトはアグリーエッジの毒刃を拳で砕きに行く!腰を落とし連続パンチだ!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
「グワーッ!まだだ!続きますぞラミエル=サン!イヤーッ!」
アグリーエッジの刀身に鈍い痛み!だが許容範囲!たたらを踏み、食いしばり、またしても毒刃!そしてまたしても…ガントレット!
「イヤーッ!」そう!ガントレットだ!何たる耐久力か!如何なる所以の物か…?その一瞬の思考の間も無く、アイゴアがモトクロスバイクで間合いを詰める!
「イヤーッ!」
ドリフトでアコライトを押し返しながら、電磁加速式10ゲージスラグ弾を死角から射撃!
BLAK!!「イヤーッ!」
アコライトは横跳びでドリフト回避、即座に裏拳で弾丸を弾き落とす!
「嘘でしょ!」アイゴアはアコライトのカラテに舌を巻く。そして厄介なのは、あのブレーサーだ!
「イヤッサー、ボンジャン!」
アコライトは強く踏み込み、ラミエルに拳を叩き込んだ!
「ハイッ!!」「ンアーッ!!!」
ボンジャン・パンチを喰らい血反吐を吐くラミエル。純白の装束が血で汚れ、弱々しく後光が明滅する!
3ターン目
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◆現時点での体力/精神力
ハイアラート:7/7
ラミエル:4/6
アグリーエッジ:9/7
アイゴア:11/4
アコライト:16/9
◆手番:ハイアラート
アグリーエッジ:恐らくアコライトはGシコな…?
NM:YES ダイスブッダも穢れたニンジャの死を望んでいるのだ
アグリーエッジ:OH MY BUDDHA!
ハイアラート:この位置だとシコで全滅してしまうな…!(呼出)すこしかんがえよう!
NM:(Gシコを発動できない)偶数ターン呼び出しがセオリーやも
アイゴア:アイゴア側にタゲが来ればシコレンジから引き離せるんですが……
ハイアラート:
開始:なし
移動:連続側転→D21
攻撃:サモン・クローンヤクザ
終了:なし
NM:逃げやがったなー!
◆移動 連続側転
9d6>=4 = (3,4,5,4,3,5,4,1,1:成功数:5)
→マップ左下へ!
◆攻撃 サモン・クローンヤクザ 精神力7→6
11d6=6[=6] = (1,2,6,5,6,1,2,3,2,1,4:成功数:2) →このターンから行動可能
NM:いいサモン
アイゴア:ナイスサモン クローンヤクザチーム1体にすればシコを耐えられるかも…?
ハイアラート:範囲攻撃に対してダメージ増あった気がするのでたぶんソクシしちゃう…(筆者注:クローンヤクザ・チームは●脆弱性:爆発/範囲攻撃(体力1)があり、グレーター・アースクエイク・シコで一発キルされてしまう!)

ブンシン体が攻撃力になるという目論見だ。賢い!
◆手番:アコライト(1回目)
NM:では皆さん。お待ちかねのGシコカラテコンボだ。私は慈悲深いゆえ、このコンボのタゲになったどっちかには不如帰のターゲットに来ぬことにしてやろう。
ハイアラート:慈悲!
NM:では拒否のハンマー!
◆移動 拒否のハンマー(Gシコ) 精神力9→7、崩れ状態に
10d6>=5[=6] = (6,2,4,5,3,3,2,6,5,2:成功数:4)
→ラミエル、アグリーエッジに回避ダイス2ダメージ+2ダメージHard!
◆ラミエル 回避(残数12→6)
4d6>=5 = (4,6,1,3:成功数:1)
◆アグリーエッジ 回避(残数15→8)
5d6>=5 = (5,4,3,5,1:成功数:2)
ハイアラート:ナム出てないのが慈悲か…?
NM:この後精密連打がくる
アイゴア:うひ~~~
NM:ではどっちをブッダが殺したがるかな
◆攻撃 精密ジャブ連打! ターゲット選定ダイス イニシアチブ順
1d2 = (1)
→ターゲットは…ラミエル=サン!
NM:美しき人よ、死のうか
アイゴア:ここはアドブの切りどころか…
ハイアラート:ここでラミエル=サンを喪うわけには
◆攻撃 ラミエルに集中精密ジャブ連打!
4d6>=3[=6] = (3,3,3,2:成功数:3)
4d6>=3[=6] = (2,4,3,1:成功数:2)
4d6>=3[=6] = (6,2,5,1:成功数:2)
4d6>=3[=6] = (6,3,3,5 :成功数:4)
4d6>=3[=6] = (3,2,3,2:成功数:2)
→1ダメージ5連撃!
◆ラミエル 回避 アドブは…未使用!
2d6>=4 = (1,4 :成功数:1)
2d6>=4 = (4,2:成功数:1)
2d6>=4 = (4,4 :成功数:2)
1d6>=4 = (2:成功数:0)
1d6>=4 = (3:成功数:0)
→2ダメージ! ラミエル 体力4→2
ラミエル=サンは「グレーター・アースクエイク・シコによる回避ダイス2ダメージ未計算」
のプレイミスに気が付きましたが時効です。セッション当時は誰も気が付かなかったのだ
ラミエル:2点!
NM:やる!
アイゴア:耐えた!
ハイアラート:耐え!最悪ZBRがあるのでいざとなったら起こしに行きたい
アグリーエッジ:ツナワタリ!
◆手番:ラミエル
◆移動 連続側転(トライアングル・リープ起動)
9d6>=4 = (6,5,4,1,3,6,5,6,6 :成功数:7)
→壁を経由しアコライトに隣接
◆攻撃 手術刀の一撃
4d6>=4 = (1,3,2,5 :成功数:1)
5d6>=4 = (5,5,1,5,2:成功数:3)
◆アコライト 回避
1d6>=4 = (5 :成功数:1)
1d6>=4 = (1:成功数:0)
アコライト 体力16→15
◆手番:アグリーエッジ
◆ヘンゲ中 残ターン1
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 バイオ武器2連
7d6>=3= (3,2,4,1,6,6,1:成功数:4) →3ダメージ+サツバツ!
7d6>=3= (1,5,5,1,5,4,4 :成功数:5) →3ダメージ
NM:さっきから安定してサツだすね…
アイゴア:出目が強い
◆アコライト 回避
1d6>=4 = (3:成功数:0) →サツバツ命中!!
3d6>=4 = (4,5,1:成功数:2)
(筆者注:NMはなぜかサツバツ側に少ないダイスを割り当て、そちら側の攻撃が命中!筆者を除いてセッション中の全員がサツバツ側を回避したという認識だったが、狡猾な筆者は躊躇いなくダイス配分ミスを指摘した…!)
NM:ヌゥーッ! (アコライトの体力)15>12
ハイアラート&アイゴア:HIT!
ラミエル:つよい
NM:RPしてもらいつつアイゴア=サン、続け!
アグリーエッジ:えーと、回避ダイス3を後半に?NM?
NM:うん 1,3
NM:あ 逆!!!!!!
ハイアラート:サツが あたっている!
NM:えー、これはNMのケジメ案件なので通します……
アイゴア:とおった
NM:サツバツカモン!!!
ハイアラート:叩き伏せでNMの回避ダイスが減るぞ!チャンスだ!
◆サツバツロール!
1d6 = (5)
→両腕破壊:『痛打+1』、カラテダメージ2、ワザマエダメージ2
アコライト 体力15→11 カラテ12→10 ワザマエ14→12
アイゴア:うで!
NM:腕が!!!!
ハイアラート:だってよアコライト=サン!!!(あれこれ原作再現なのでは?)ブレーサー、射撃は弾くけどカラテは弾けなかったよ…
アグリーエッジ:4ダメ、カラテ・ワザマエ-2、回避ダイス-1
NM:うーん、次回のアコライト=サンには腕部サツバツ無効効果を付けよう
アイゴア:せめて痛打変換の慈悲をあげてほしい…!
◆手番:アイゴア
アイゴア:とりあえず私は最短距離なのでI16に移動して暴走弾き飛ばし(D3ダメ+弾き飛ばし)、攻撃フェイズは命中次第でうごきます すまない、ハイアラート=サンs!
ハイアラート:やばいぜ!なんか飛んでくる!
NM:で、回避Hardか では轢殺回避
◆移動 I16に移動して暴走弾き飛ばし
◆アコライト 回避
2d6>=5 = (3,1:成功数:0) →命中!
◆轢殺ダメージロール
1d3 = (3) →3ダメージ!
アコライト 体力11→8 3マス弾き飛ばし(重なり再配置)

NM:轢かれた!
アグリーエッジ:BONK!
ハイアラート:一気に持って行った!
NM:ニンジャのイクサって感じ
アイゴア:では距離が空いたので追撃は再び電磁誘導バレル+ミハルスナイパー
◆攻撃 電磁誘導バレル+ミハルスナイパーで単発射撃
10d6>=5[=6] = (2,5,3,1,2,5,5,4,1,3:成功数:3)
◆アコライト 回避 単発Hard 緊急回避ダイス2個使用(残数4→2)
4d6>=5 = (2,3,2,3:成功数:0) →命中!
◆ダメージロール
1D3 = (3)
アコライト 体力8→4
筆者注:本当は痛打+1が無いので体力は5でしたがこれも総員スルー
NM:なにぃ!?いかん!まずい!
アイゴア:アタッタ!うわぁい
ラミエル:やったあ
アグリーエッジ:DIRECT HIT!
ハイアラート:すごい減った!しかもシコ踏んだからこのターン(崩れ状態で射撃ダメージ軽減が無く)ハイアラート'sが打点要員になれる
◆手番:アコライト(2回目)
NM:ここまでやられては誉れ、今から殺しに行く。
アイゴア:きたわね
◆移動 アイゴアへ隣接する様に通常移動
◆攻撃 精密ジャブ連打
3d6>=4[=6] = (6,6,5 :成功数:3)
3d6>=4[=6] = (3,3,4 :成功数:1)
4d6>=4[=6] = (6,6,2,1:成功数:2)
4d6>=4[=6] = (6,2,5,5 :成功数:3)
4d6>=4[=6] = (2,4,2,5 :成功数:2)
→1ダメージ5連打!
アイゴア:ヌゥーッ、カウンター潰し……(筆者注:アイゴア=サンは★◉カウンターイビルアイを所有している)
◆アイゴア 回避
2d6>=4 = (5,6 :成功数:2)
2d6>=4 = (5,4 :成功数:2)
2d6>=4 = (6,4 :成功数:2)
2d6>=4 = (3,5 :成功数:1)
2d6>=4 = (1,5 :成功数:1)
→全回避!
ラミエル:つよいでめだ
アイゴア:センキュー戦略視界ナビ……
ハイアラート:タツジン…!
◆手番:ハイアラートのブンシン体(クローンヤクザ相当)
NM:4ターン目!アトモスフィアハード!
ハイアラート:ブンシンx3がいる!このターン動ける
アイゴア:6,6特権だ!
NM:そういやそうだった ドーゾ!
ハイアラート:しかも戦略視界ナビでなんか脚力が3になり、射撃ダイスが4になっているのだ!
筆者注:その後ハイアラート=サンのブンシン体は散開する様に動き、射撃攻撃を行った。これにより一度にブンシン体を殲滅する事はほぼ不可能に!

◆移動 上図◉参照
◆攻撃 射撃(まとめ回避可)
4d6>=4 = (6,2,2,1:成功数:1)
4d6>=4 = (4,1,6,6 :成功数:3)
4d6>=4 = (2,6,1,3:成功数:1)
◆アコライト 回避
4d6>=4 = (5,4,5,6 :成功数:4)
ハイアラート:余裕の回避だ!
NM:流石にブンシンに殺されるのは嫌じゃ!(残っていた)ハイアラート分の回避をブッ込んで回避だ!
「ヌヌヌ、固まるのはアブナイですか…!」
アコライトの拒否のハンマーを警戒し、一時距離を置くハイアラート!
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」そしてブッダ像の裏からハイアラート達が続々参戦!果たして彼女の予想通り、アコライトは拒否のハンマーの構え!
「もっと大量に出せないの、それ!」「スミマセン、これでもできるだけ呼んでます!」ここまでで既に9体ものブンシン体を喪ったハイアラートに無茶を言うアイゴアを余所に、ラミエルとアグリーエッジが拒否のハンマーに呑まれる!
「イヤーッ!」
再度、殴りつけた地面を中心点に、放射状に不可視の衝撃波が飛ぶ!
「ヌウーッ…!盾代わりになれれば良かったのですが…!」
先の攻防であの相手にブンシン・ジツは無意味と悟ったハイアラート。なんたるマップ兵器めいた広範囲攻撃か!
「ヌウーッ!!」
アグリーエッジは刃を地面に刺し…そこでアコライトの狙いがラミエルである事に気が付いた!アブナイ!
「キエーッ!」
拒否のハンマーの聖なる衝撃波をラミエルはバックフリップ回避!その隙へアコライトは踏み込んだ!
「ラミエル=サン!」
アコライトは嫌らしいところを突いてくる。このまま1人でも落とされるのはアイゴア自身としても避けたいところだが……!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
ニンジャの目にも残像しか残らぬアコライトの連打!連打!連打!
「キエーッ!」
ラミエルはバックフリップ回避からクロスガード姿勢でさらに壁に飛び、そこからトライアングル・リープ・トリプルルッツキック!
「ヌゥーッ!イヤーッ!グワーッ!イヤーッ!」
連続キックを捌き、落とし…きれぬ!側頭部にケリを受けるが、アコライトはまだ倒れぬ!
「私とてザイバツのマスター位階……倒れるわけには……!」
ラミエルがザイバツニンジャとしての矜持で耐えている、その時だ!
「…そのブレーサー!貰った!イヤーッ!」
アグリーエッジは毒刃を…アコライトがラミエルに向けた拳のライン上に置いた!
「シマ……グワーッ!!」
ブレーサーの拳の頭がバックリと割れる!血飛沫が噴き出す!だが、それで腕が落ちることはなかった!
「ヌゥーッ!ボンジャン!!ハイ!!」
キアイの声!血しぶきが固まりブレーサーを包む!まるで血のガントレット!
「あれもジツ!?、いえ、なにかおかしい!」未だ負傷の痛みを押し殺し戦いながら、信じがたい光景を見たラミエルが叫ぶ!
「…バカナ!手応えはあった筈だが!」隙を突いて尚このキアイ!厄介だ…アグリーエッジに緊張が走る!
「そのブレーサーに秘密があるみたいね。後でじっくり調べてあげますよ。イヤーッ!」VROOOM!!
空中に跳ね上げたアイゴアのモトクロス・バイクが怯むアコライトに迫る!
「グワーッ!」
”応急処置”の為に殆どノーガードであったアコライトが吹き飛ぶ!そしてその上にクリフハンガーめいて立ち上がるアイゴアのスラグ弾追撃が、空中で無防備なアコライトを貫いた!
BLAK!!「グーワーッ!!」
なんたるワザマエ!暴走するバイクを制御しながらの精密な射撃!だがアコライトはそのままウケミを取るや即座に疾走!狙いは当然アイゴア!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
「イヤーッ!」右拳!「イヤーッ!」左拳!
嵐のような拳の連打!まるで赤黒い風!だがアグリーエッジの一撃が効いた故にワザマエが乱れたか、或いは度重なるボンジャン・カラテをいよいよ見切ったか!
「イヤーッ!」左ハンドル!「イヤーッ!」右ハンドル!
「イヤーッ!」左ハンドル!「イヤーッ!」右ハンドル!
「イヤーッ!」左ハンドル!「イヤーッ!」右ハンドル!
打撃に合わせ、交互左右にハンドルを切り後退!アイゴアは絶妙に打撃の射程から逃れてみせる!
「その腕、やっぱり無事ではないみたいですね?先程よりもキレがない」
「ハァーッ!ハァーッ!」
緊張でうっすらと額に汗をかきながら挑発するアイゴア、そして肩で息をしているアコライト。その背後からのスリケン─ハイアラートのブンシン体の攻撃こそ耐えるが、決着は近いか!
4ターン目:アトモスフィアハード!

◆現時点での体力/精神力
ハイアラート:7/6
ラミエル:2/6
アグリーエッジ:11/7
アイゴア:11/4
アコライト:4/7
◆手番:ハイアラート
ハイアラート:側転コケたら笑うしかない 笑ってごまかすさあ!
◆移動 連続側転
9d6>=5 = (3,4,6,1,1,4,2,1,2:成功数:1)
→アコライトに隣接
ハイアラート:あぶねーよ!
ラミエル:^q^ もうすこしでわらってごまかすところだった
アイゴア:ひっ
アグリーエッジ:成功は成功!
NM:笑ってごまかすところだった
◆攻撃 アサシンダガーによる精密攻撃 即応ダイス全使用!
7d6>=5[=6] = (4,3,3,2,2,2,4:成功数:0) →失敗!
7d6>=5[=6] = (5,1,4,1,5,3,6 :成功数:3)
ハイアラート:ぜんはーん!アトモスフィア込みでHard1ダメージです(しおしお)
アイゴア:アレーッ!?
アグリーエッジ:アウチ!
NM:笑いな
ハイアラート:だが当たれば痛いぞ!(きもち程度)
◆アコライト 回避
4d6>=5 = (4,2,4,1:成功数:0) →命中!
アコライト 体力4→3
NM:いったい!!なんて威力だ…4分の1を持っていくダメージとは
ラミエル:^^q
ハイアラート:ダイスを笑う者はダイスに泣くのだ! ターンエンド!
アグリーエッジ:問題は次…!
◆手番:アコライト(1回目)
◆恐怖のターゲット選定ダイス!
1d4 = (4)
→…アイゴア=サン!!
アイゴア:うげーっ!
NM:アイゴア!(PLの皆さんに)最初に言っておくが!不如帰はだれを狙うかわからないからな!
アグリーエッジ:重複危険性重点…!あとアコライトはアドブ2回使用可能であり、近接に耐えたりいきなり連続ボックス突っ張をするかもしれない
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 ボックスカラテ集中連打! 精神力7→6
2d6>=3[=6] = (1,4 :成功数:1)
2d6>=3[=6] = (6,6 :成功数:2)
3d6>=3[=6] = (4,4,2:成功数:2)
3d6>=3[=6] = (2,6,1:成功数:1)
→2,3,2,3ダメージ!
NM:(出目【6,6】だがボックスカラテ連打ではサツバツ発生無しである事を確認し)次回のアコライトくんは◉◉ボンジャンカラテを装備させ、連打でサツバツが出るように改造する。やはり回さないとわからんこと多いね!
アグリーエッジ:然り…だが威力は依然危険!
ハイアラート:明日から3人組なので大変そうぢゃ…
NM:ともかく2,3,2,3回避Hardです
アイゴア:うーん ここはアドブ
NM:なんだと!まさか、カウンターイビルアイか!
◆アイゴア 回避 アドレナリンブースト使用 精神力4→3
回避難易度Normalに低下
4d6>=4[=6] = (5,5,3,6 :成功数:3) →カウンターイビルアイ発動可能!
1d6>=4[=6] = (3:成功数:0) →3ダメージ
1d6>=4[=6] = (3:成功数:0) →2ダメージ
1d6>=4[=6] = (6 :成功数:1)
ハイアラート:出たーッ!?
アイゴア:1発目にカウンターイビルアイな 精神ダメ1、回避HARD、命中で追撃を強制中断
アグリーエッジ:捨て身…!何たるダメコン!
NM:アドレナリンブースト
アイゴア:バカな…!?
NM:ブッ飛ばすと決めたからには!ブッ飛ばすんだよ!!
◆アコライト カウンターイビルアイ回避
アドレナリンブースト使用 精神力6→5 残り1回
更に残った緊急回避ダイス2個使用!(残数2→0)
4d6>=4 = (6,2,6,5 :成功数:3)
→連撃中断ならず! アイゴア 体力11→6
ラミエル:ぬうー
アイゴア:ヌウーッ…!では5ダメ受け
アグリーエッジ:5ダメ!重い!
NM:緊急0!
ハイアラート:痛み分けといえるやもしれない…!
アグリーエッジ:アドブも残1回、恐らく自分の手番で切るかな?
NM:さて、どうなるかな?
ハイアラート:その前にラミエル=サンが殺してしまっても良いし、ラミエル=サンに削られたところを結局アグリーエッジ=サンが仕留めても良いし、生き延びた先でバイクに轢かれてもよい。布陣!
◆手番:ラミエル
ラミエル:では側転して普通にカラテします 即応込み
NM:来い!
◆移動 連続側転(トライアングル・リープ起動)
9d6>=4 = (6,4,5,4,2,6,1,6,3:成功数:6)
→アコライトに隣接
◆攻撃 即応込みで通常の2連続攻撃
6d6>=4 = (1,5,2,5,4,1:成功数:3) →トライアングル・リープによる痛打+1
6d6>=4 = (3,2,4,5,5,5 :成功数:4)
ハイアラート:6がねえーっ!だがカウンターもそう取れまい…!
NM:どうするか……!!
ハイアラート:いうてWヒットすると死ぬのだ
NM:後半1ダメは捨てる…ああいや、やっぱ普通に避ける!
◆アコライト 回避
3d6>=5 = (6,2,4:成功数:1)
1d6>=5 = (6 :成功数:1)
→回避!
NM:避けた!?
ハイアラート:ぬおーっ!?
アグリーエッジ:ふむ…出来る!アドブを温存されたか
アイゴア:避けおった…!
◆手番:アグリーエッジ
◆手番開始 ヘンゲ継続 自動成功 精神力7→6
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 バイオ武器2連 即応ダイス2個追加(残数2→0)
8d6>=3= (4,2,2,1,2,4,1,1:成功数:2) →毒ダメージ+1
8d6>=3= (1,2,3,6,3,3,4,6 :成功数:6) →毒ダメージ+サツバツ!
NM:ほんと安定してサツを出す!
アグリーエッジ:3,3+サツ 基本Hard2連
アイゴア:ヤーチマイナ!ヤーチマイナ!
ハイアラート:ヤーチマ、ヤチマ、ヤーチマイナ…
ラミエル:つよい
アグリーエッジ:(回避ダイスを)均等割りせねば前半でサマソしても死だ!アドブせい!
NM:ヌゥーッ!ヌウウウウウウ!!!!!アドブだ!!
◆アコライト 回避
アドレナリンブースト使用 精神力5→4
2d6>=4 = (4,4 :成功数:2)
2d6>=4 = (3,2:成功数:0)
→サツバツ直撃!!
NM:ああ!サツ!
アイゴア:HIT!
◆サツバツロール
1d6 = (3)
→急所破壊:『痛打+1』、ニューロンダメージ1、精神力ダメージ2
アコライト 体力3→0 精神力4→2(痛覚遮断による軽減込み)
NM:トドメロール!
「行きますよーッ!イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」致命的攻撃を受けたアコライトに対してハイアラートのブンシン体たちがスリケンを連投!
「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」アコライトはスリケンを血のガントレットで打ち落としていく!
「そして…その首!頂戴仕るーっ!イヤーッ!」ワキザシ・ソードを抜いたハイアラートがスリケンに紛れ強襲!一閃!
「イヤーッ!なっ!?グワーッ!」ワキザシ・ソードの迎撃に失敗!甘い振りだがやはりダメージが深刻!
それでも尚勢いを衰えさせず、アコライトは決断的に血のガントレットをアイゴアに強烈に叩き込む!
「イヤッサーボンジャン!!」「グッ……!」
懐に隠した神経毒銃が狙いを逸れる!
「女子高生を殴るなんて、最近のボンズにデリカシーってのはないんですか」
アイゴアは顔をしかめながら血を拭う。浅からぬダメージ!
「ニンジャに容赦は不要です!」アコライトが決断的に吠える!
「オノレ!ラミエル=サンに次いでアイゴア=サンまで…!」
アグリーエッジは右腕を構えつつ…ラミエルの「舞い」を待つ!
「ここで、ここで決めねば!キエーッ!」
ラミエルは決死の……6連縦回転スピンからのかかと落としでアコライトを切断に掛かる!
「ィイヤーッ!!」
6連続切断キックを血のガントレットのクロスガードで受け止める!!血の装甲が割れるが中からどんどん装甲が増え―――ついには凌ぎ切った!
「このガントレットは……!」一体如何なるジツか、或いは!?それは正体不明のガントレットでなければ、防ぐ事は出来なかっただろう。
故に、胴体は無防備!そこにアグリーエッジは横方向の、武骨な二連回転斬りを繰り出した!
「イヤァァァァァーッ!!」
「グワーーーッ!!ヤ・ラ・レ・ターーーーッ!!!!」
アコライトは己のバトルサムエを赤黒く染めながら吹き飛んだ!!
戦闘終了!
「ニンジャを殺す等と戯言を…所詮はニンジャスレイヤー上がりの歪な性根の持ち主…「―――まだです!まだ私は倒れない!」何っ!」
アコライト!立ち上がる!流血で朱色のバトルサムエを赤黒く染め、ブッダデーモンめいた形相で立ち上がる!
「ニンジャが蔓延っています。このままではマッポーカリプスが来てしまう!」
血のガントレットを握りしめ、決断的にボンジャンカラテを構えなおす!
「まだ戦うというのですか……見苦しい、倒れてしまえば楽になるというのに」貴族の余裕を見せるラミエルも満身創痍で、折れた腕を抑えている!
「コイツ……!」アイゴアはショットガンをコッキングし、眉間に狙いを定める。次は仕留めなくてはならぬ…「――――?」
あのガントレット、あんなに大きかっただろうか?
「その前に我々が貴方を打ち倒し…ムム…?」
「その、ガントレット……一体、何」
ハイアラートとアイゴアがガントレットの膨張に気が付き、残る二忍も警戒!
「ブッダに代わり、ニンジャを殺す!私が!救済を為す!マッポーを!」
いつの間にか、血の装甲は腕だけではない。今まさに斬られた胴体の二連斬撃の傷まで覆うように作り出されつつあった!
「ゆえに!ユエニ!!ユ―――ア、バッ?」
「やはりあのガントレットは――ッ!?」
ラミエルは確かに見た―――アコライトのカフタン、心臓の位置より刃が生えている。それは無慈悲なカタナの切っ先。無造作に引き抜かれ―――
「―――キリステ・ゴーメン」
「サヨナラ!」アコライトは爆発四散!
ハイアラート:アイエエエ!?
アイゴア:ダークあるじ!
「主」の登場
爆発四散パーティクルが晴れ、そこに立つ影が姿を露わにする。
「…在り得ぬ」アグリーエッジは全身に恐怖を抱いた。まさか!
「ドーモ、オオモノミの皆さん」
オブシディアン色の装束を纏ったその影の目はカタナのように鋭く、無慈悲である。
「ダークニンジャです」
「!…あ、貴方は…!」(…あれは見た事のある光景ではなかった。過去では無かった。つまりあれは――――)ハイアラートのニューロンにザゼンで見えたヴィジョンが鮮明にフラッシュバックされる!
「ドーモ、ダークニンジャ=サン、ラミエルです」
トドメの一撃が最後の瞬間しか見えなかった。敵が疲弊していたとはいえ、何たるワザマエか。
「…ドーモ、ダークニンジャ=サン。アグリーエッジです…」
気のせいだろうか?「隷」のカース・カンジに嫌な痛みが走る気配がする。
「……!ドーモ、ダークニンジャ=サン。アイゴアです……」
息を呑み、構えたショットガンを降ろす。
ダークニンジャは床に落ちた、謎のブレーサーを手に取ると、自らの腕に嵌めた。それはまるで最初から彼のためにあつらえたかのように、ぴったりと収まる。ダークニンジャは眉を僅かに顰め、無言でひとつ頷く。
その時だ。エンシェント・カンジが熱を、痛みを訴える!
「ヌ…ヌヌヌ…」「う……これは」「…グワーッ!」「……」
ハイアラートとラミエルは膝を突き、アグリーエッジは痛みを堪えられずドゲザ姿勢!アイゴアも眉をひそめながら痛みに銃を取り落とす!
同時にオオモノミの四忍は、彼の腰にさげられたもう一つのカタナ、鞘に収まったままのそれに強く、強く呼びかけられる!
「……!」
ダークニンジャもまた、何かに気づくようにオオモノミの四忍を見た!
「……貴様らに命ずる。今、これを回収したことは誰にも言うな。時が来るまでは」
確かめるように、一言一言をオオモノミの四忍に告げるダークニンジャ。
「………ハイ」ハイアラートが呟く様に返答した。
そして、ダークニンジャはゆっくりと謎めいたカタナを抜く。
「それは……一体どのような―――」アイゴアの問いは尻すぼみに消える。
「…仰せの…ままに…グッ!」抜かれたカタナの方向にアグリーエッジの痛覚が集中していく!
Shiiiiiiiiiiiiiii…………
それは、半ばより折られたカタナであった。
だが、それにも関わらず、そこに”ある”だけで空気を切り裂いている。
刀身には無数の、何らかの―――駄目だ、見つめるだけでも痛みがひどい。まるで不敬を咎められている様だ!
「ううう……」ラミエルは最早痛みに呻くことしかできぬ!
そしてニューロンに響くこの声は!?いったいなんだ!
従え!
従え!
従え!
運命に従え!
オオモノミの四忍は本能的に、ソウルのレベルで理解する!
これが!主か!
(あのヴィジョン…この光景…あれは…そして、これは……)ハイアラートが何らかの結論に至る!
「ハ、ハイ……」ラミエルはそのように呟くほかなかった!
「グワーッ!」ニューロンに反芻する、隷従の命! イクサの疲弊も合わせ、アグリーエッジは限界が近い!
「運命に?ふふ……」アイゴアは奥歯の鎮痛剤を噛み砕く。何かが、おかしい。あのガントレット、そしてあのカタナ!鎮痛剤で一瞬痛みが和らぎ、しかしその直後に更なる痛みがエンシェント・カンジから発される!一方、従順に従ったラミエルは痛みが和らいだ!
この命令に逆らえば、エンシェント・カンジが己を殺すだろう!
「これは……つまり……」苦痛に膝をつき、アイゴアも遂に頭を垂れた。
「……」
崩れたキミたちを見渡し、ダークニンジャはそのカタナを鞘に納めて背を向ける。
「また連絡する。オタッシャデー」
ダークニンジャは音もなく立ち去った。
新たなる制約
主の勅命:謎めいたブレーサーのことを誰にも話すな
この命令を背き、誰かに話そうとすれば口を開いた瞬間に、文字に残そうとすれば紙にペンを置いた瞬間に、テレパスやハッキング、あるいはジツで伝えようとすればニューロンを励起した瞬間に、当該PCは爆発四散、ロストする。
「…オタッシャデー…」
アグリーエッジは辛うじて最低限のアイサツを返し、そして別の「層」に深刻なノロイを感じた。 それは嘗て遭遇した、メンタリストのゲン・ジツより深いレベルの…
「…兎に角、この件を漏らせば死に…グワーッ!」早くも咎めの苦痛!
「……あれは…ザゼンで見た光景…のようでした…あのニンジャは一体…ノロイのことを調べている際に…あのニンジャの影が」ハイアラートが漸く言葉を発した。
「ザゼンで?……大丈夫ですか、ラミエル=サン。血がスゴイですけど」全員満身創痍ながら比較的余裕があるアイゴアがラミエルの致命的負傷を目にした。
「問題ありません……」彼女は弱々しくもマスター位階としての気品を保つ。実際問題はある。今にも意識が飛びそうだ。おそらく内臓が傷ついている。
「そうは見えませぬぞ。このスシを」「アグリーエッジさんがお食べに」
……他人に頼るわけにはいかぬ。ラミエルは奥ゆかしく受け返した。
「ラミエル=サン。我々はオオモノミ、ザイバツの凶事の体現。ワビチャで虚勢を張っている場合ではありませぬ、どうか…!事此処に至って頼れるのは、オオモノミ同士だけなのです」
アグリーエッジはシツレイにもマスター位階相手に半ば本音に近い発言を返した。これが平時であればケジメ、セプク、カマユデものだが…
「そこまでいわれては」
何度も突き返すのもシツレイにあたると認識したラミエルはスシを受け取り、咀嚼した。受け取った様子を確認し、アグリーエッジは安堵した。最も危かったのは彼女だ。
「…我々は、これからどうするべきでしょうか」ハイアラートが呟き、アグリーエッジが苦渋の表情で答えた。
「…厳守しつつ、ミッションを続ける他有りますまい。その時とやらが来るまで」
「…とりあえず……"謎めいたブレーサーのことを誰にも話すな"と言われたことを話すなとは言われていないので――――」アイゴアは半ば現実逃避めいて詭弁を練り始めた。
苦しいイクサであった。とにかく任務はこれで完了だろう。
そして少なくとも、ノロイに関しても大きく前進した。 エンシェント・カンジの概要、主の存在。謎のブレーサー、謎めいたカタナ。 そしてニューロンに響きし運命とは?
今はまだわからない。
だがオオモノミのニンジャ達は、ノロイある限り否応なく巻き込まれるのだ。このガイオンを包む陰謀劇に。運命の打ち手たちの争いに。
今はまだ、盤上の駒。
エンディング:マスターシーン
「ハァーッ!ハァーッ!」
アンダーガイオン、9層の裏路地。
巨躯のボンズが、ボロボロの身体を押して逃走する。倒れ込むように路地の隙間に身体を捻じ込む。
「ハァーッ!ハァーッ!……う、うう……カンツァイ…!なぜ、どうしてだブッダ!なぜ……!」
巨躯の男がゴミを蹴倒すようにして路地にうずくまる。その姿は敗残のそれだ。
彼の名はグノーケ。ボンジャンテンプルの修行僧だ。
彼はボンジャンテンプルを破壊し、修行を無意味と罵り、封印された宝を奪ったカンツァイを止めに来たのだ。
だが、敗北した。
封印に使われていた6フィート棒をもってしても、カンツァイに勝てなかった。
そして逆に打倒され、奥の部屋で治療を受けた。目覚め、その足で再度説得に向かったのだ。
だが――――――グノーケはここでも間に合わなかった。
目の前で、カンツァイはニンジャに殺された。封印されし宝具は奪われた。
「ううぅ……ブッダよ…」
「おや?どうしたねキミ」
「ッ?!」
立ち上がりカラテを構える!そこには、ひとりのニンジャがいた。
「待ちたまえよ。敵ではない……そうだな、そこのお茶屋で少し話でもどうかね?キミは人生に迷っている。ボンズに説法というのも、変な話だが―――」
そう言ってニンジャは、グノーケの手を取り、
今日あったことを全て聞いた。
◆◆◆◆◆◆◆◆
「大凶」「おんな心」「痴話喧嘩」「特別」
ボロボロのオスモウ・ステイトメント・ステッカーが無数に貼り付けられた地下階段の突き当たり、両開きの鉄製フスマを開くと、紫煙と妖しげな匂いが溢れ出す。
さらに「小さく会」と書かれたノレンをくぐれば、段差式セントーから湯を抜いたような広間だ。ひときわ濃厚なイリーガル気体が満ちている。
広間には既に十人以上の先客がおり、思い思いにドラッグを摂取し、ショーギを打ち、オイランと戯れていた。彼らは皆、ニンジャである……キョートにあって、ザイバツ・シャドーギルドに属さず、しかしながら、恭順する者たち……闇の傭兵……所謂ヨゴレニンジャ達の巣窟だ。
彼らヨゴレニンジャはワザマエも玉石混交、所詮は烏合の衆であるが、ギルドからは必要とされている……タテマエとワビサビで堅牢に構築されたギルド内部のニンジャ達が手を出せぬヨゴレ・ビジネスを請け負う者達なのだ。即ち、派閥闘争の尖兵だ。
そんな彼らの、ドラッグとオイランで戯れ、与太話をしていた連中が、ひっそりと声を落とした。
「なぁ、ニンジャスレイヤーを知っているか?」
「最近暴れている?」
「それよ。あれはどうも組織、それも、ここみたいな暗殺仲介組織らしいぞ」
「……?俺たちみたいなヨゴレにも派閥ができたってか?」
「いや、ネオサイタマ発祥らしいから、同業他社じゃねえか?」
「バカげた話だ」
「でもよ、あれよ……」
ここでさらに声を潜め、ドラッグで酩酊した目つきを冷酷なニンジャのそれへと変えて続ける。
「俺たちみたいなのも、登録すりゃニンジャの情報と、殺しのカネが入るらしいぜ?」
「……詳しく聞きてえな」
「百回聞くより一回見る、だ」
そう言って携帯UNIXにサイトのアドレスが、招待コードが送られる。
「おいおい……」
サイトにアクセス、招待コードを打ち込み―――
ニ ン ジ ャ を 殺 せ
◆カースド・ドッグ・ラン・アンド・ラン・トゥ・アッパー・アンド・アンダー◆ 【完】
NM:オツカレサマドスエ!
PL一同:オツカレサマドスエ!
ネヤ=サン:ボンジャン反転バースであった
さゆーりん=サン:あ~ん美ボンズ様がしんだ
kinoko=サン:かなしいね。
THE-MAKER=サン:なんかあるじを夢で見てしまったハイアラートの未来はいかに どうなる(アコライト以外の)ボンズ
kinoko=サン:アコライトポジを今後グノーケくんが頑張る
筆者:RPによる「主の勅命」違反ロストは、どの基準とタイミングで行われますか?こういう制約は初めてなので、長文打っている間にやらかしそうで正直怖いです
kinoko=サン:悪意を持ってRP漏らしてシナリオ整合性を崩したら殺すくらいの意味ですね。なので事前警告して、私の収束キョジツテンカンホーが発動され、なかったことになる。例えば日記に書いて、死んで、誰かに見つけさせるみたいなのはダメ。頭の中で浮かべる程度はOK。
筆者:承知致しました。回答アリガトウゴザイマス。これはスレイト書く場合は精査せにゃ…(筆者注:本CPのサーバーにはスレイトを書いて張り出せるチャンネルが存在する)
さゆーりん=サン:ひさびさのにんじゃたのしかた
kinoko=サン:それは何より!
筆者:それにしてもアコライト=サンが出るとは驚きました!
ネヤ=サン:まさかアコライトとイヴォーカーの立ち位置が入れ替わっているとは……
筆者:そして後発組の皆に先にゴメンナサイします(サツバツデバフ防止策発生源)
kinoko=サン:痛打変換案を採用だ!でも場合によっては痛打変換も痛いんだよねw
あとがき
いよいよダークニンジャ=サンが登場し物語が大きく動き始める!と実況チャンネルでコメントした所、
kinoko=サン:佳境どころか起承転結の、承の起なんですよ…まだまだ長いぞ
と、まだまだオオモノミ苦難の時は終わらないとの宣告が!そして予想外のボス、例のブレーサーを纏ったアコライトにはそのポジションにも驚かされましたが戦闘力も4人組パーティーで苦戦したにも拘らず、後発の3人組パーティーへ向けて無慈悲な調整がされました。その結果、合計気絶者3名というすわ大惨事の最終結果に…!
また今回のセッションにより名声/成長加減が10になった事を受け
kinoko=サン:いやはや。アコライトでも搭載を自重した数々を今後標準搭載できそうだ。真のニンジャの世界だ、喜んでくれるだろうか
というあからさまなギアアップ宣言が為され、キリングオーラがひしひしと伝わります。
間が空いた分だけ展開も難易度もホットだった第五話。今回もアグリーエッジの野郎は割と余裕を残し生還しましたが、果たしていつ彼が、そしてオオモノミの誰が次なる運命の犠牲者になるのでしょうか?不安と期待が加速していきます。
それでは以上で本記事を終了したいと思います。
例の如くグランドニンジャマスター・kinoko=サン並びに参加していらっしゃる皆さん、そしてこの記事を見て下さった皆様に感謝を申し上げます!
ここまでご覧頂きアリガトウゴザイマシタ!
2025/02/15 パラ
Special Thanks:まいせるふ=サン(表紙のオオモノミエンブレム作成者)