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ニンジャスレイヤーTRPGザイバツキャンペイグン「オオモノミ」サイドシナリオ3【シーフ・イン・ザ...?】リプレイ

本記事はkinoko=サン主催のニンジャスレイヤーTRPGザイバツキャンペイグン、その中のオープンNMとしてぱらみぞ=サンが立卓したシナリオのリプレイとなります。
ザイバツキャンペイグン「オオモノミ」については、筆者が作成した第一話のリプレイ、並びにがーねっと=サンが作成なさった本編リプレイ・スレイトのまとめ記事をご覧下さい。


シナリオの概要・ストーリー

あのシンカンセンでの一件以来ニンジャスレイヤー狩りに右往左往させられる日々。 しかしそんな中であろうと上からの無茶振りは留まることを知らず、以前にも増してキョートとネオサイタマを往復させられる日々の中…偶然ネオサイタマへ居合わせたキミ達。
そんな中、ネオサイタマへの足がかりとしていたフロント企業からの定期報告が、長らくの間音沙汰が無いという。 そして、キョートへの帰還の前に念のため確認して来いと指令を受けた。

…しかしラオモトの亡き今ソウカイヤも半ば瓦解し、もはやそのフロント企業に大した価値は無い。 そのうえニンジャスレイヤー共の捜索と駆除に人手を割かねばならぬ現状、そんな事をしている場合では無い筈だが…?

出撃ニンジャ/参加PL

ニンジャマスター:ぱらみぞ=サン

本記事のシナリオ作成とマスタリングを務めたお方。本記事のシナリオ以外にもザイバツならではの内部派閥闘争を強く感じさせるシナリオを複数展開しており、今回はそのうちの1つとなる。
シナリオの傾向から薄々「あるニンジャ」の登場を予測していたが、果たして…

あらかじめ謝罪致します、ゴメンナサイ。
─ぱらみぞ=サンのセッション募集要項文より

シザーリオ=サン/PL:久助=サン

◆シザーリオ (種別:ニンジャ)
カラテ     5  体力    7
ニューロン   7  精神力   8
ワザマエ   10  脚力    5/N
ジツ      4  名声   15

攻撃/射撃/機先/電脳    8/10/13/7
回避/精密/側転/発動    12/13/11/11
即応/緊急回避       3/8


◇装備・スキル・特記事項
E:*俊敏なるニンジャ存在感のオーラ+1*、***魔剣「クモガクレ」(神話級のアサシンダガー)***
所有:レイピア(ダイヤモンドチタンクロー)、光学迷彩ローブ
☆ステルス・ジツLv3、★レッサー・キリングフィールド・ジツ
☆◉ニンジャ存在感のオーラ、☆◉忍び寄る刃、★◉静かなる暗殺者
◉◉タツジン:刺突剣(アサシネイト・ドー)、◉ヒサツ・ワザ:スパイダーズアサルト
◉翻弄、◉暗殺者の眼

本名:雲母坂斎藤ヴァイオレット。
雲母坂家はキョートの名家であったが、先代が異人を本妻に向かえるという狂気に走り、一気に没落した。
マスターとしてバンダースナッチが宛がわれ、アプレンティス:ブルージェットのメンターである。

久助=サンはNM・PL双方の参加頻度が高く、その為西洋王子めいたニンジャは早くもキャンペイグンルールの名声上限15に達した。イニシアチブ13の優位を活用しつつ忍び寄る刃で轢殺→翻弄・暗殺者の眼で強化されたアサシネイト・ドーによる火力は強烈そのもの。
なお魔剣「クモガクレ」は周囲との名声差による能力バランスを埋め合わせるために導入した物との事で、余程の事態でなければ使用される事は無いだろう。

シザーリオが魔剣抜くの 多分<秘匿内容>ですね…… 当分は飾りです(名声調整兼献上防止)
─久助=サン


ハム=サンによるシザーリオ=サンの立ち絵!


ナガレザクラ=サン/PL:ハム=サン

◆ナガレザクラ (種別:ニンジャ)
カラテ     4  体力    6
ニューロン   6  精神力   8
ワザマエ    8  脚力    4/N
ジツ      2  名声    8

攻撃/射撃/機先/電脳    4/8/6/6
回避/精密/側転/発動    12/8/8/8
即応/緊急回避       6/7


◇装備・スキル・特記事項
E:パーソナルメンポ+1、ニンジャブレーサー+1、伝統的ニンジャ装束+1、ニンジャレガース+1
E:エメイシ・ダガー
☆ゲン・ジツLv2
◉◉タツジン:ジュージツ、◉挑発、◉スリケンの見切り、◉防具習熟、◉ニューロンブースト/チルアウト
◉交渉:鼓舞、◉知識:ヤクザの流儀


桜めいた装束のニンジャ。オオモノミ入り前の位階はアデプト上位。快活で裏表がなく、物事に執着しない。一言で言えば江戸っ子。
一方で、忘れっぽくとりわけ人の顔を覚えるのが大の苦手。腹芸も全く出来ないので、
ザイバツでの出世はすでに諦めている。
元ネオサイタマのレッサーヤクザだが全てを失ってキョートに流れ、サラマンダーに拾われる。
オヤブンへの忠誠心は高く、自らオオモノミ入隊を志願した。

受け身、捌き、見切りの技術に秀で、かわしながら相手のワザを見るのが好き。
ラーニングはせず純粋に技量に驚嘆している様子。
何らかのドク、幻覚にまつわるジツも持っているようだが「野暮」であるとして本人は使いたがらない。
双方ともに全力を出し切って気持ち良く終われるのが良いイクサだと考えている。

ニンジャ紹介の通り、ザイバツにしては珍しいネオサイタマ出身の元レッサーヤクザ。このキャンペーンにおいて「名誉位階」に移行させられる出自であるが潔く志願したとの事で、かなり珍しい立ち位置だ。
ジュージツに挑発、ニューロンブースト、更にはゲン・ジツがあり、ダイス量も含め回避能力は結構優れている。一方で攻撃力は心許ないとハム=サンは悩んでいらっしゃった。

RP台詞の軽快さと粋さがとても良く 「良い」を押す
─水戸のパンダ=サン(キャンペーン参加者)


ハム=サン自ら描いたナガレザクラ=サン。カッコイイ!

レイジーメッセンジャー/PL:パラ

◆レイジーメッセンジャー (種別:ニンジャ)
カラテ     6  体力    9
ニューロン   6  精神力   9
ワザマエ   11  脚力    6/N
ジツ      2  名声   12

攻撃/射撃/機先/電脳    7/11/7/6
回避/精密/側転/発動    14/12/11/8
即応/緊急回避       5/6

◇装備・スキル・特記事項
E:頑丈なメンポ改善(読替元:タクティカルヘルム改善)、ニンジャブレーサー改善、伝統的ニンジャ装束改善、ニンジャレガース改善
E:良く研がれたワキザシ・ソード(読替元:業物のカタナ)
所持:オーガニック・スシ、オーガニック・トロスシ
☆ステルス・ジツLv2、☆◉ステルス触媒
◉◉タツジン:イアイドー、◉ヒサツ・ワザ:ムーンシャドウ
◉ニンジャアドレナリン強化、◉鋼の魂、◉健啖家
◉ウキミ・フェイント・リープ(読替元:ツジギリ)、
◉交渉:超然、◉知識:ストリートの流儀、◉知識:オオモノミの顔触れ、◉知識:要領の良いサボり方、◉知識:レッサー・ワビチャ作法

身を寄せる当てもない、明日も無い、芯の通ったエゴも無い。そんなアンダーガイオンの少年労働者にニンジャソウルが生きているタイミングでディセンション。
ニンジャネーム通り怠け者であり作法も知識もカラテも無く、どの派閥でも始末する程ではないが困る様な輩だった為にオオモノミへ放り込まれた。
ワキザシ・ソードとティピカルなスモークボム、そして地上と空中、二度の跳躍が出来る「ウキミ・フェイント・リープ」を駆使し、面倒臭そうにイクサをする。
モータルの事はどうでも良く、ただだらだら暮らせそうだからとザイバツに恭順している。実際は派閥間対立や敵対組織があるのでそんなことないのだが。
件のジツでザイバツに恭順しているのか、本心からニンジャ千年王国に期待しているかは不明。

サイドシナリオ(と万が一の場合の予備)用に備えた、ツジギリ+イアイドー+シノビを複合した「引き斬り」型ニンジャ。NM遂行報酬を注ぎ込み、ワザマエを高めて武器防具の強化を行い、加えて健啖家とスシ二種保有で生存性を高めてある。
このセッションにて彼は、遂にザイバツの"影"を知る事になる。

お前は楽に暮らせねぇんだよ!
─筆者のセッション終了後のコメント
ハム=サンが描いて下さったレイジーメッセンジャー!
生意気なガキンチョ感を上手く捉えて下さり、大事にさせて貰ってます!

本編開始!

ぱらみぞ=サン(以下NM):お時間となりました、それではバンザイチャント重点!
パラ/レイジーメッセンジャー:ガンバルゾー!
久助=サン/シザーリオ:ガンバルゾー!
ハム=サン/ナガレザクラ:ガンバルゾー!
NM:ガンバルゾー!
それではお揃いの様ですので開始いたします。
PL一同:ヨロシクオネガイシマス!

◆シーフ・イン・ザ…?◆

ネオサイタマ、ラクシャージ・テンプル。 オオモノミのニンジャ達の拠点…と言えば聞こえは良いが、実態は体の良い「ネオサイタマでの隔離先」だ。

あのシンカンセン(筆者注:第三話参照)での一件以来ニンジャスレイヤー狩りに右往左往させられる日々。 しかしそんな中であろうと上からの無茶振りは留まることを知らず、以前にも増して此処とキョートを往復させられている。

ビズを終えキョートへの帰り支度をしている者、ネオサイタマでのビズの準備をしている者、あるいは今まさにネオサイタマへ到着した者…
それ以外の理由を持つ者も勿論居るであろう。

そんな多忙を極めているキミ達はなんの偶然か…テンプルの一室にて会する。

NM:と言う訳でアイサツをドーゾ、この場に居る理由はお任せします。

シザーリオ:「やあ 久しいね、二人とも」
レイピアを梵天で仕上げていたシザーリオは、二人の姿を認めると声をかける
レイジーメッセンジャー:「キョートに戻ったと思ったらまたネオサイタマかよぉ~!面倒ったらないぜ、ニンジャスレイヤーとかいうの…ア、ドーモヒサシブリ。レイジーメッセンジャーでーす。」
ナガレザクラ:「ドーモドーモ、ナガレザクラです!俺みたいなちゃらんぽらんにも声がかかったってえと、いよいよニンジャスレイヤー退治は猫の手も……って感じかねぇ」
シザーリオ:「実際キョートも大騒ぎみたいだね 貯蔵庫がどうとかいう話(筆者注:第三話のエンディングの内容)を小耳に挟んだけど……  まあ、ゆっくり休む時間はそうそうなさそうだ」
レイジーメッセンジャー:「ドーモ、ナガレザクラ=サン。ハジメマシテ、って感じだな。雰囲気的にシザーリオ=サンとなんかの任務をこなした感じか?」
シザーリオ:「ちょっとね 実際ナガレザクラ=サンの華麗さは参考にさせてもらっているよ」
任務内容があんまりにもあんまり(はじめてのおつかい)なので、ボカしている

筆者注:ナガレザクラ=サンはシザーリオ=サンと他数名と一緒にセッションでミッションを共にしている。最初はアプレンティスのミッション遂行を陰で護衛する内容だったものの、指令所の取り違えで大事になった…という内容だ。

ナガレザクラ:「おっとその細剣は見覚えがあるぞ……ドーモ!シザーリオ=サン!そちらのレイジーメッセンジャー=サンはお初だったよな?」
レイジーメッセンジャー:「だな。互いに面倒を誤魔化して、ニンジャ千年王国を目指そうぜ」 レイジーメッセンジャーが気さくに握手の手を伸ばした。
ナガレザクラ:「応さァ!こちとら世の中ついでに生きてるようなニンジャだがよろしく頼まぁ!」握り返し、景気良く上下に揺らす。
レイジーメッセンジャー:「うぉっと」 レイジーメッセンジャーは、少しナガレザクラの勢いに驚いた様だ。
「なるほどなぁ。こりゃ、今日何かあっても俺は手を抜けそうだ!」 冗談めかしたレイジーメッセンジャーのシツレイな発言!

……そうして、様々な理由で偶然その場に居あわせた者達とのアイサツと少しの雑談に花を咲かせていると…
突然、キミ達に支給されていた携帯UNIXが同時に急を要する意味合いを持つ通知音を鳴らし始める………いつもの流れだ、なんとなく察した者も居るかもしれない。

ナガレザクラ:「っと、宴もタケナワですが……と来らぁ」
シザーリオ:「さて、早速……みたいだね」 レイピアを納刀する
レイジーメッセンジャー:「…さあて、今度は何だぁ…?」 気だるげに携帯IRC端末を覗いた。

……例の如く、そのメッセージはいつもの文体に沿った定型文めいた指令であった 内容を追って行くと……ネオサイタマへの足がかりとしていたフロント企業からの定期報告が、長らくの間音沙汰が無いというのだ。
既にそのフロント企業に大した価値など無く、今後利用する予定すら無いにも拘わらず…念のため確認して来いという物だった。
簡素な指令メッセージに添付されたファイルは、これまた簡素な座標のデータが同封されている。

ネオサイタマにおけるビズもある上、キョートに戻ってもニンジャスレイヤー共の捜索と駆除に人手を割かねばならぬ現状 そんな事をしている場合では無い筈だが…指令として発布された以上、キミ達に拒否の選択肢は無い。

レイジーメッセンジャー:「…単なる様子見、だとさ」
シザーリオ:「とはいえ、仮にもギルドの庇護下にある所有物だからね  知らぬ間にニンジャスレイヤーとかに潰されていたとしたら あまり気分がいいものではないかな」
ナガレザクラ:「ンー……まあ上のお歴々が言うんなら何かあるんだろうさ」(前回の指令書取り違えを思い出したが奥ゆかしく記憶から消し去った)
レイジーメッセンジャー:「大方そういう話だろうな。ヤバイ”荷物運び”みたいなのは勘弁だぜ」 レイジーメッセンジャーは警戒していた…"弁当護送"に"バンブー収穫を装ったレリック確保"。何らかの内輪案件でなければ良いが…(筆者注:両方ともレイジーメッセンジャーが通過したセッション)
シザーリオ:「だね、まあ散歩がてら 行ってみようか」
ナガレザクラ:「応とも、善は急げ、ってな」

そう、ココはネオサイタマ…迎え等も無く、自分の足で赴くしかない。 面倒なビズではあるが、準備が出来次第向かうとしよう。

面倒なだけで済めば良いが…!

ツクルマシン・システムズ社屋…?

そうして、発布された指令に従いUNIXに送付された座標へ赴いたキミ達だが…座標が示した場所は、ウナギ地区の郊外に忘れられたようにひっそりと建っている寂れたテナントビルだった。

レイジーメッセンジャー:「…パッとしないビルだな。」
ナガレザクラ:「ピリつく感じがねぇなぁ……幽霊屋敷でももうちょっと張り合いがありそうなもんだが」
シザーリオ:「いやぁ オバケでも出そうな感じだねぇ 死神、の方が近いかもしれないけど」
レイジーメッセンジャー:「シザーリオ=サン、笑えないぜその冗談。サッサと終わらせようぜ」
(筆者注:このキャンペーンにおいてPC達は全員本当のニンジャスレイヤーを知らない事になっている)

そうして雑談を交えながらキミ達は目標である施設、その入り口を見やると… 分厚いシャッターが降りており…その傍らには、破壊され拉げたテナント看板が立てかけられている。
ツク………ン・……………ズ社
……破壊跡が激しく、これ以上は読めない。

NM:どうします?
シザーリオ:シャッターを切り裂けますか?
NM:出来ます
レイジーメッセンジャー:ワザマエで破壊活動の痕跡確認→何らかの情報収集は出来ますか?
NM:では…ちょっとワザマエHardで振ってみてください

◆レイジーメッセンジャー 破壊痕跡確認
11d6>=5 = (3,3,4,5,3,5,6,2,6,6,4 :成功数:5)

シザーリオ:ナム!
NM:ヒサツ出目!
ナガレザクラ:ワザマエ!

NM:では…レイジー=サンはこの破壊跡が、つけられてから少なくとも1ヵ月は経っていることがわかります。

レイジーメッセンジャー:「大分荒らされてるな…何かあったんじゃねぇのか?」 レイジーメッセンジャーが目を凝らし、破壊痕を見る。 「…この傷、一月は経ってるな」
ナガレザクラ:「ホオー……良くわかるもんだ。斥候ニンジャは伊達じゃねぇ、ってことか」
シザーリオ:「へぇ……となると、この光景も外的な要因なのかな」
     SLASH!
シャッターを切り裂き、入り口を露出させる

モータルであれば、この分厚いシャッターを開けるのに手間や道具が必要になるだろう。
…しかし、キミ達はニンジャだ。この程度のシャッターではキミ達の行く手を阻む事など出来ぬ。 シザーリオの斬撃により、分厚いシャッターはバターの様に容易く裂け道を開けた。

レイジーメッセンジャー:「傘下の企業ならマメに連絡くらい出せっての。なあんか、嫌な予感がするぞ…」 シザーリオのワザマエに拍手しながら、眉を顰めた。今に始まったことではないが”厄介事”の気配だ。

そうして、シャッターをこじ開け入口へ強引に歩を進めたキミ達の目の前に広がったのは… 夥しい数の古い血の跡と戦闘痕、そしてそこに漂う血や硝煙の臭いだった。

ナガレザクラ:「いやァいつ見ても惚れちまいそうな……この様子は……?」
シザーリオ:「嫌な予感 当たっちゃったみたいだね」
レイジーメッセンジャー:「…あーあ。イクサの痕塗れだ。火薬の匂いもしやがる…」
シザーリオ:しかし、わざわざ帰りにシャッターを閉めるなんて 律儀な襲撃者もあったもの……  いや違うか、閉めなければいけなかったか 開ける必要がなかったか……」

探索開始

1ターン目

刺:シザーリオ=サン 桜:ナガレザクラ=サン 怠:レイジーメッセンジャー

NM:探索ルールですが…会敵するまでは移動力無限とします。

◆手番:シザーリオ
シザーリオ:X7から左の部屋に侵入
します

シザーリオは入口を抜け、応接間であろう扉を開くとそこは応接間…だったのであろう場所が広がっている。 …というのも、そう思わず表現したくなる程に…凄惨な戦闘の痕が残されていたからだ。
部屋の中央にはエンタクと呼ばれる大型チャブが多数の鉛玉を浴びたのだろうボロボロになっており、部屋のあちこちには緑と赤黒の…どうみても血しぶきであろう痕がこびり付いており… そしてその血痕と同様に、破壊されたチャカの破片や見覚えのあるサングラスの残骸が転がっている。

シザーリオ:これこわいな………

◆手番:レイジーメッセンジャー
レイジーメッセンジャー:
S7に移動してドアだけ開けます 具体的には進路チェックしたいです。
ナガレザクラ:ドアだけ開ける!リスク管理ぢから!
NM:了解!では…

レイジーメッセンジャーは古い血痕の海を抜け、奥の廊下へ続く扉を開ける。
そこには……やはり、応接間だったろうこの部屋の有様と同様に…古い血痕、チャカや壊れたサングラスが散乱していた。 ……マトモな精神をしているなら、見ていて気分の良い光景ではない。

シザーリオ:クローンヤクザですが 全てザイバツのものという認識で合っていますか?
NM:クローンヤクザの知識を持っていると無条件で判りますが…ひとまずニューロンで振ってみてください

◆シザーリオ 血痕知識判定 ニューロンU-Hard
7d6=6 = (5,3,4,1,3,3,4 :成功数:0)

シザーリオ:わかんないです バイオ系メガコーポの知識 そういえばとってないのか………
NM:わからない…!

ここで筆者が便乗してレイジーメッセンジャーのニューロン値6で同様の判定を行った。

◆レイジーメッセンジャー 血痕知識判定
6d6=6 = (3,5,6,2,6,4成功数:2)

シザーリオ:サツバツ!?
ナガレザクラ:6個で!
NM:スゴイ!では… おそらくザイバツ製のクローンヤクザの物が大半…なんですが、普通の人間であろう血の痕も交じってます

◆手番:ナガレザクラ
ナガレザクラ:
下の通路まで出てみます U12まで移動です

ナガレザクラも同様に…古い血の跡を抜け、別の廊下へ続く扉を開ける。
……やはり、そちらも似たような光景だった、マトモな精神をしているなら見ていて気分の良い光景ではない。

ナガレザクラ:血痕以外の手がかりが何かあるか下の通路を軽く見渡して探したいと思います、この場合判定はどうなるでしょうか?
NM:フム…ではワザマエで振ってみてください

◆ナガレザクラ 血痕調査判定 難易度未開示
8d6>=4 = (3,2,2,3,1,4,2,1 :成功数:1)

ナガレザクラ:あっぶねえ
NM:では……通路の片隅にこんなものを発見します。

◆重金属の星◆
ニンジャであれば、普遍的に生み出せる何の変哲もないスリケン。
アナタもニンジャなのだから出せるでしょう?

ナガレザクラ:スリケンダー!
シザーリオ:そんな………ニンジャなんてコミックの存在のはず………
NM:スっと鏡を差し出す
シザーリオ:イケメンが映っている
NM:

「…中はどんな感じだ、シザーリオ=サン?ってコイツは酷ぇ…」
「さて……どうもウチのフロントというだけあって  それなりの防衛設備だったみたいだね」
…読者の皆様は、どうかこのテナントビルの惨状を想像しない様にご注意願いたい。エンタク・チャブは弾痕で見るも無残な姿に変わり果て、部屋一面には血痕!血痕!血痕!モータルであれば吐き気を催す有様だ!

「開けるだけ開けてみるぜ…」
レイジーメッセンジャーは無数の血痕を抜け、ワキザシを右手に掛けつつ、奥の廊下へ繋がるドアを左手で開けた。応接間と変わらぬイクサの痕跡がこびり付いていた。
「…クソッ、アンダーガイオンの工事現場事故よりアレな光景だぜ…」

「このクローンヤクザは……敵かな 味方かな」
出自が貴族故だろうか、シザーリオは判別を付けられていない様であった。
だが"運び屋"の経験からだろうか、レイジーメッセンジャーはとある血痕に着目した。
「…血痕さ、俺らのトコのクローンヤクザ以外に普通の人の血も混じっているぜ。大分ヤバそうだぞ…」
「! このゴア空間でよくわかるね となると この被害は全部防衛側かな」

「どこもかしこもこんな調子か、気が滅入るねぇ……お?」
先行した二名と変わらぬ光景を別の通路で見ていたナガレザクラが、見慣れた重金属片を見つけた。スリケンだ。
「こっちにゃ見慣れたモンが落ちてたぜ。まあ……わかっちゃあいたがニンジャ絡みだな」
「あー………やっぱり?」
「マジか…覚悟しておかねぇとな…」
「ハハ、スリケンを使うってだけじゃ手がかりにもなりゃしねぇな!いやバイオニンジャとかは違うのか?」
三名は気を引き締め、調査を続ける…

2ターン目

◆手番:シザーリオ
シザーリオ:
P6に移動…P5の方がいいか UNIXとか確認できそうですし
NM:では…

シザーリオは、フロント企業の電算室かサーバールームであったろう場所に入室する。 そこにも、先程までの部屋と同様な血痕と…所狭しとUNIXが設置されており、そのどれもが念入りに破壊されている。
…………目の前の比較的マシなUNIXも、画面は薄ぼんやりと付いているものの……ノイズが酷く、読めた物では無い。

◆手番:レイジーメッセンジャー
レイジーメッセンジャー:
Q8へ、今度は直接侵入します
NM:では…

レイジーメッセンジャーが立ち入ったそこは…トイレだった。
……詳細は省くが、個室内には古い血痕と…コレで『アレ』を拭ったのであろう万札が落ちていた。

ナガレザクラ:万札施しルートか……

◆手番:ナガレザクラ
ナガレザクラ:
ちょっと相談です
下ルートのクリアリングにあたり、灰色の部屋も一応調べといていいですか?エレベーター的ななんかかもとは思うのですが木人ルームに入ると状況が動く可能性がありそうなので…
NM:あ、ソコは柱です…部屋とか有りません…
ナガレザクラ:壁か!シツレイシマシタ むーどうするか…… も一巡くらい探索する雰囲気なので一旦戻りましょうか
シザーリオ:まあイベント発生したらそのときはそのときな気も!
レイジーメッセンジャー:会敵後に脚力制限掛かると危険そうなので、侵入時はPC全員近くに寄っておきたい感じもします
NM:P12の扉は放置してく感じですかね?
ナガレザクラ:木人部屋って上ルートから入れないのが確かに万一のことがあった時にコワイはコワイ お待たせしましたが、大事をとって合流しておこうと思います!Q7あたりに移動で 火力も体力もないからいざって時に一人でなんとかする自信がない!
レイジーメッセンジャー:全員体力が1桁なのだ…!

NM:下の通路引き返しましたね?
ナガレザクラ:
はい!
レイジーメッセンジャー:それがトリガーか…!
シザーリオ:OOPS!
ナガレザクラ:これはもうどうしようもなかったな!(自己弁護)
シザーリオ:仕方がない…………!

ナガレザクラは危険を感じ、一旦の合流の為引き返そうと振り向いた…
ーーーーーその時!!!
BLATATATATATA!!!
辛うじて生きていたのだろう、機銃内蔵カメラが突如作動する!

回避NORMAL 失敗で1ダメージ

ナガレザクラ:ウワーッ!

◆ナガレザクラ 機銃射撃回避
12d6>=4 = (5,5,6,6,3,2,4,6,4,5,6,5 :成功数:10)

当然回避だ!

NM:こんなのに当たるサンシタではない!
ナガレザクラ:めっちゃ全力で避けるやん
シザーリオ:ヨシ!
レイジーメッセンジャー:後でもっと凄いのが来るのか…?

ナガレザクラが、通路から部屋へ飛び込むのと同時に…
ガシャン!! と、大きな落下音を上げカメラは沈黙した。

…それ以上、銃声が響く事は無かった。

NM:ナガレザクラ=サン、ちょっとニューロン振ってみてください

◆ナガレザクラ ニューロン判定 難易度指定無し
6d6>=4 = (1,3,1,4,3,5 :成功数:2)

ナガレザクラ:おっ
NM:成功!では… ナガレザクラはなんか…鼻で嗤われた気がします
ナガレザクラ:多分芋引いたのを笑われた!

「いやー周到だね」
シザーリオの眼前には、血痕が目立つ物理破壊済のUNIXサーバー群があった。状況が良さそうな端末すら、精々砂嵐めいたノイズが映る程度だ。
「さて、どうしようか…………」

「ウェッ、こんな物まで…二人とも、こっちは来ない方が良いぜ」
レイジーメッセンジャーが足を踏み入れたのはトイレだ。イクサの痕は勿論、不自然に汚れた万札も見える。様々な意味で拾う事が躊躇われる。
「あーうん、どこも大変だねこりゃ……ある程度一巡したら 後処理はクローンヤクザとかに任せたいな」

「アー……こっちゃハズレだな、一旦そっちに戻……ッ!」
ナガレザクラが残り二名に合流しようとしたその時である!
BLATATATATATA!!!
「発砲音!?」
「!オイ、どうした!?」
突然の銃声!シザーリオとレイジーメッセンジャーが得物に手を掛ける!
「アー……驚かしちまったな、面目ねェ。この通りピンピンしてるぜ」
銃声源の監視カメラ付き銃座は、直後に音を立てて崩れた。流石に次はあるまいが…
「ただ……どうにもむず痒いってのかな……誰かに鼻で嗤われたような、そんな感じがするな。キユウ・アングザエティであって欲しいが」

3ターン目

◆手番:シザーリオ
シザーリオ:
J6に移動します
NM:了解!では…

シザーリオが三度扉を開けると…

タタミ敷のその室内には血痕こそ少ないが…噎せ返る様なカビと性臭が漂い、若干湿ったビキニや女性物のキモノが散乱している部屋だった。

……詳細は省くが大方、何の用途の部屋だったかは想像が着くだろう。

青少年のなんかがあぶない。そしてシザーリオ=サンには色々堪える内容だ

NM:ちゃんと(当該部屋から)J7へ移動しており芸が細かく草

◆手番:レイジーメッセンジャー
レイジーメッセンジャー:
M6に移動
NM:では…

レイジーメッセンジャーは扉を開け放つ、すると…

そこは…おそらく社内スシ・バーだったであろう場所だった。 食事をする場所であるカウンターやテーブルに、無作法にも古い血痕が飛び散っており… カウンターの奥、大仰な電子ロックが取り付けられた冷蔵庫は広く開け放たれて居る、その中身は電源すら入っておらずがらんどうだった。

NM:……レイジーメッセンジャー=サンはショーユの匂いとかに敏感ですか?
ナガレザクラ:
! コレハ!
レイジーメッセンジャー:設定としてアンダーガイオンのケモ・ショーユ工場務めでしたが、スキルには明記していないので無効でもOKです
NM:…今でもケモ・ショーユの匂いは判別つきますか?
レイジーメッセンジャー:ニューロン判定Normalで決めて良いですか?
NM:ドーゾ!

◆レイジーメッセンジャー、モータル時代のアレだぞ
6d6>=4 = (5,2,1,3,1,4 :成功数:2)

まだ記憶にある模様

NM:では…… カウンターの下から、ケモ・ショーユの匂いが微かに漂ってきます。 覗く?
レイジーメッセンジャー:覗いてみます

何かの匂いを察知したか、レイジーメッセンジャーはカウンターの下を除き込む…
そこには、カウンターから落下し転がったのだろうショーユ差しが…ポタポタとショーユを垂れ流しながら静かに横たわっていた。
◆◆◆◆◆◆
フレーバーアイテム獲得:ショーユ差し
割れ欠けた小瓶の中に、1/3程中身が満たされている。 中身はなんの変哲もない、傷みかけた只のケモ・ショーユだ。

CSに記入した内容をNMが見て下さっていると感じ、筆者は遥かに良くなった

◆手番:ナガレザクラ
ナガレザクラ:「そこだ!イヤーッ!」 
ってI8に立って声だけ出してみていいですか?(突入プランとか他に考えてあれば見直します)
NM:了解!では…

突如シャウトを上げるナガレザクラ…しかし、扉の奥は何も反応を返す事は無かった。

NM:ついでにニューロン判定をドーゾ

◆ナガレザクラ ニューロン判定 敢えてPLがHardを選択
6d6>=5 = (2,1,2,1,5,2 :成功数:1)

NM:成功!では…

ナガレザクラは再び…鼻で嗤われた気がした。

「まったく、心配させないでおくれよ さて、こちらは………と」
シザーリオは扉を開け、その猥雑な部屋を一瞥したと同時に無言で扉を閉めた。ビキニやキモノの散乱から、どの様な部屋かは想像出来てしまう。
「そっちも大分マズイ状況だったのか?」
「どうも血痕もないようだし、ここは関係がなさそうだね なんで三分の一で当たっちゃうかな………」
シザーリオがレイジーメッセンジャーへ半ば愚痴めいた返事を返した。そこへ先程の機銃掃射を凌いだナガレザクラが合流した。
「まあシザーリオ=サンが言うならそうなんだろうさ。なべて世は事もなし……で済んでも困るんだけどな」
「そうか...ナガレザクラ=サンが無事な様で良かったぜ。油断ならねぇな…」

レイジーメッセンジャーは警戒しつつも別室に侵入した。
カウンターにテーブル、冷蔵庫と否が応にもスシの気配を感じる部屋だ…血痕と開けっ放しの扉が無ければだが。
「こっちの部屋はスシ・バー…だった場所だな。何も残ってないっぽいけどよ…マッタ。この過剰な人工ウマミの匂いは…ケモ・ショーユじゃねぇのか?」
ニンジャ嗅覚と彼のモータル時代の記憶が、少し残ったケモ・ショーユ瓶から零れるそれを探り当てた。少々傷んでいるだろうが、まあ許容範囲内だろう。オーガニックではない故に腐敗の進行も遅い。
(ショーユ刺しじゃねぇの…勿体無ぇ…俺が貰っておくか)
刺し口を布で巻き留め、その瓶を懐に仕舞った。その時である!

「そこだ!イヤーッ!」
ナガレザクラがシャウトを発した!イクサか?
っと!おっ始まったか!?」
「言うだけ言ってみたんだが……笛吹けど、だな」
…敵対者が居ないかを確認するための布石だった様だ。無論、応答は無い。しかしナガレザクラは、嘲笑に近い何かを確かに感じていた。それも二回目だ。
「……ずっと見られてる感じだけはするのが面白くねぇな」
「なんだよ…ん?ずっと見られている感じだって?
「いやナニ、誰かに笑われてる感じがな?サボりすぎていよいよカンも鈍っちまったかねぇ……」
「…俺も気を配っておくぜ。シザーリオ=サン、そっちはどうだ?」

4ターン目

◆手番:シザーリオ
シザーリオ:
I9に移動します

この部屋の配置は…!

「ギャラリーというのは悪くないけれど…… 今のボクの立ち回りが絵的に映えるかというとね  うん、同じ穴にフェレットとタヌキというし、そろそろ勝負を仕掛けるころか」
「さて、大体ボスというのは最奥に潜むものと 相場は決まっているのさ!」

パアン!

シザーリオは廊下最奥の扉を開く、すると… 施設の行き止まりめいた場所に、タタミ敷きの四角い小部屋があった。
それはシュギ・ジキと呼ばれるパターンで、十二枚のタタミから構成されている。 四方は壁であり、それぞれには…何かの墨絵が描かれていたのだろうが、夥しい数の弾痕により抉られている。

唯一、出入口側の壁には立派なライオンの墨絵が書かれているが…血痕で台無しになっており、 その付近に破壊されたのであろう、派手に拉げたセントリーガンが静かに鎮座している。

「バカな……行き止まりとは……!」
もはや先へ進むためのフスマは見当たらない。では、敵はどこへ消えたのか。この謎を解くべく、シザーリオは右手にレイピアを握り  物音ひとつ立てぬ精緻な足運びで、部屋の中心部へと進んでいった。額の汗を右手の甲で拭った。シザーリオはついに部屋の中央へと達する。

(……そりゃ最奥なんだから行き止まりなんじゃねぇのか?)シザーリオの背後で部屋の様子を覗きながらナガレザクラは訝しんだ。だが、彼が覗く入り口は、室内から見ると壁の一つになっているであろう。

「……………………?」
「…なんかあったか?」素っ頓狂な問いかけをレイジーメッセンジャーは発した。
「それがね 何もないや」 「無い?何も?」ナガレザクラは益々訝しんだ。
「いやートラップとかはあるんだけどね  なんかもう使用済みみたいで」
「ナガレザクラ=サンがいきなり銃をぶっ放された様に、アンブッシュの可能性もあるぜ」
「ああ、でも左手のこれは………」

シザーリオ:F11(の二重線)はドアですか?

NM:…その回答の前になんですが 全員合流しましたね?
シザーリオ:
してそうなアトモスフィア
レイジーメッセンジャー:
NMにそう言われたら合流した事にせねば
ナガレザクラ:
まあ何も無いと言われて部屋に入っただろうなという感じはします
NM:では、最奥の部屋に全員自由に配置してください


刺:シザーリオ 怠:レイジーメッセンジャー 桜:ナガレザクラ

NM:配置確認しました!では解答ですが…

何も知らぬ者からすれば、疑問を抱く事無くこの部屋を行き止まりと認識するであろうが…
しかし、キミ達はこの部屋の片隅…ショドー掛け軸のある場所に視線を向けると… 半ば焼け焦げ、千切れたカケジクの向こう側にダクトめいた穴が続いているのが見えるだろう。

その時、
(((……惑うなかれ。敵の姿見えぬならば、邪悪なるニンジャソウルの存在を感じ取るのだ)))
バンダースナッチの教えが、シザーリオ…ヴァイオレットの脳裏に響いた。
(((シザーリオ=サン、それはお前のうちにも、敵のうちにも在る。ニンジャソウルを感じ取れ……そこに敵は在る)))

「イヤーッ!」

シザーリオの渾身の突きが、バタフライの描かれたカケジクを貫通した!

カケジクは、ポトリと落ちた。奥のダクトめいた入口が丸見えになる。
「こいつぁ……先がまだあるってか」
「…あからさまに嫌で面倒な予感がするぜ」
「どうもそうみたいだね」
各々がインセクツ・オーメンを感じていた、その時!

CRAAAASH!!!
突如、外壁をブチ破り戦闘兵器が乱入する!!
「…ウォッ!?」
レイジーメッセンジャーの身が竦む!
「何だァ!?来やがったか!?」

『罪罪罪0101010101010……罰罰01010……』
不快なノイズ音と要領を得ない電子音声を垂れ流しながら …その戦闘兵器は、キミ達を見た。

やはり只では済まなかった!

敵データ

◆ザイバツ試製戦闘兵器 (種別:戦闘兵器、大型2x2)
カラテ    10  体力   40
ニューロン  10  精神力  –
ワザマエ   10  脚力   8
ジツ     –  
攻撃/射撃/機先/電脳  10/10/5/10

◇装備や特記事項
 プラズマ・チェーンソー: 
     テック近接 武器、連続攻撃2、ダメージ2(1+電磁1)
     出目【6】で『痛打+1』、出目【6.6】で『痛打+2』

 ミサイル・ポッド  : 銃器、連射2、爆発(カトンLV2)、時間差
 レール・スナイパー : 銃器、射撃:HARD、連射1、ダメージD3、軽減貫通D3 回避:HARD
 ヘヴィ・マシンガン : 銃器、射撃:HARD、連射3、ダメージ2、軽減貫通D2、時間差

『●轢殺攻撃2』

『●海賊版・ゼンメツ・アクション・モード』:
 ザイバツ試製戦闘兵器は移動フェイズで移動をあきらめる代わりに、射撃を行ってもよい。
 この場合、手番中に「射撃」→「射撃」や「射撃」→「近接攻撃」などの行動が可能である。
 ただし、「攻撃フェイズ」で使用する銃器は、直前の「移動フェイズ」で使用した銃器を選択できない。
 
 所謂粗悪コピーな海賊版の為処理負荷によりイニシアチブ値が半分となり、
攻撃ごとにランダムでターゲットを選択する。

『●特殊フレーム装甲』
ザイバツ試製戦闘兵器 に対する攻撃において、
サツバツの『即死!』及びそれらに類する攻撃は痛打+2d6、
サツバツの出目1~5、及びそれらに類する攻撃は痛打+1d6へ変換する。

『●戦闘最優先思考』
 マップの1マスサイズの通路等であっても、マップを破壊しながら対象を追跡する。

『●???』

唐突に三忍の元へ送られた戦闘兵器。モータードクロベースと思われるソレは、しかし近接ダメージ2~4・各種射撃攻撃と侮れない威力であり、更に『●海賊版・ゼンメツ・アクション・モード』は同一ターゲットを選択する可能性がある為、ダイスの出目次第では痛手を負う可能性もある!

「………あれなに?」
シザーリオは呆気に取られていた。余りに醜悪だったからだろうか?
「何だか分からんけどよ、こっちを敵として見てるっぽいぜ!」
レイジーメッセンジャーは気だるげに、しかしどこか張り詰めた様子でワキザシを構えた。
「何言ってるかはわからねぇが……穏やかな内容じゃねぇやな」
ナガレザクラも拳を固めた。
「うん なら話は早いね」
シザーリオもまた、刺突剣の柄に手を掛けた。
イクサが、始まる…!

戦闘開始!

1ターン目

NM:…と同時に◆イベント◆
シザーリオ=サンは
カケジクを斬り落としてダクトに一番近いですね?
シザーリオ:ハイ
NM:では…

KAKABOBOBOBOOOOOOMM!!
突如、シザーリオへ目掛け…ダクトを通り小型ミサイルの弾幕が降り注ぐ!!

◉特殊:サモン・ツェッペリン
イニシアチブ7のタイミングでこのスキルが発動する。
開始フェイズの自動射撃は◉サモン・ツェッペリンと同様、自動成功となる。

攻撃フェイズの射撃に対象と対抗判定を行う。
使用者側はダイス10個、対象側はカラテ・ワザマエの何れか、いずれも難易度はノーマル。

使用者側が勝利した場合は通常の◉サモン・ツェッペリンと同様の攻撃が発動する。
対象者側が勝利した場合は対象者がこの自動成功射撃を1回使用できる。

筆者注:この時点で情報として”謎の襲撃者”のキャラクターシートが展開されていた。ぱらみぞ=サンのこれまでのシナリオを知っている我々PLは既に誰か分かっているが、PC達はこの時点では見当も付かない。その正体は後ほど改めて明らかとなる!

◆シザーリオ マイクロミサイル回避 回避Hard ダメージ1D6
5d6>=5 = (1,5,4,4,2 :成功数:1) →回避

◆"謎の襲撃者"の抵抗判定  ダイス10個
10d6>=4 = (4,2,4,3,3,5,2,2,2,6 :成功数:4)
◆シザーリオの抵抗判定 ワザマエ10で判定
10d6>=4 = (3,1,1,3,1,2,3,6,3,4 :成功数:2)
→”謎の襲撃者”の勝利、マイクロミサイル追加!

◆シザーリオ マイクロミサイル2発目回避 回避Hard ダメージ1D6
4d6>=5 = (1,6,4,1 :成功数:1) →回避

NM:ワザマエ!両方回避!
レイジーメッセンジャー:しかし射撃が飛ぶと危い!
ナガレザクラ:すでに(回避ダイスが)9個削られている……!

NM:……飛来した小型ミサイルについてですが…3名とも見覚えがあっても良いしなくても良いです。

レイジーメッセンジャー:レイジーメッセンジャーは直にやり合ったことが無いのでニューロン判定U-Hardにしよう
ナガレザクラ:やり合ったことはないけど同行はしてる……けど覚えてるかな……ニューロン判定Hardにしとこう

筆者注:この後シザーリオ=サンもレイジーメッセンジャー同様、”謎の襲撃者”との面識が無い為ニューロン判定U-Hardを行う事となった。

◆シザーリオ 襲撃者知見チェック
7d6=6 = (2,1,3,1,4,5,2 :成功数:0)

◆レイジーメッセンジャー 襲撃者知見チェック
6d6=6 = (3,3,3,2,2,1 :成功数:0)

◆ナガレザクラ 襲撃者知見チェック
6d6>=5 = (2,1,1,3,6,1成功数:1)

更にNMからルート分岐が提示された!

ナガレザクラ=サンは何かに気が付いた!
◆シナリオ分岐◆
移動でMAP移動ポイント(E11)へ到着するとそのPCは別MAPへ移動し謎の襲撃者の元へ行ける。

これを無視しても戦闘兵器を撃破するとその時点でシナリオクリア。

レイジーメッセンジャー:ルート分岐どうします?
シザーリオ:せっかくですし 移動したい気も
ナガレザクラ:初手側転でスルーしてMAP移動するかこのまま兵器と戦うか、ですよね
NM:ルート分岐ですが誰が行くか、いつ行くかはよく考えてください。 別に放置していても、戦闘兵器撃破の時点で勝利です。
シザーリオ:
サツバツ耐性がなければ 戦闘兵器の腕を二三本へしおってとはなるのですが
レイジーメッセンジャー:一人しか行けないのでしょうか?
NM:行けばわかります
レイジーメッセンジャー:
含みのある言い方だ、恐らく1人と2人で分断されそう…回答アリガトウゴザイマス PLとしてはレイジーに突っ込ませたさもあり、怖さもあり…
ナガレザクラ:単純に考えれば戦闘兵器相手に消耗する前に全員行くしかないが……そう簡単には運ばなそうだ 一応質問しますが、謎の襲撃者に一人以上が向かった場合の追加の勝利条件も……現状不明ですよね
NM:ですね、不明です
シザーリオ:襲撃者の所有ジツであるステルス・アンブッシュの関係上 (イニシアチブで勝っている)このシザーリオかレイジーメッセンジャー=サンが良さそう………?
(筆者注:この時点でステータス・スキル情報は開示されている)
NM:ちなみにですが、このターン襲撃者はもう動きません

レイジーメッセンジャー:提案、1ターン様子を見て戦闘兵器を削ってから誰が行くか決定する 万が一何某=サンとイッキウチになった場合負担がヘヴィすぎるのと、この手番のシザーリオ=サンの回避ダイスがアブナイ為(筆者注:既に残回避ダイスは3個にまで減っている!)
ナガレザクラ:確かにダイス回復はありますね…
NM:移動時点で(戦闘エリアから取り除かれ)次ターンにイベントなのでリソース関係はダイジョブです…
シザーリオ:じゃあ逆に逃げたほうがいいのか……?

ナガレザクラ:もうさァッ それはそれとして戦闘兵器倒すしかないよ この先何もわかんないんだからさァッ(ラッタ)
シザーリオ:健🦍康
ナガレザクラ:
戦力を割くことになるのが悩ましい(ラッタから迷いが消えた!)
NM:結局ミュウツーにやられてそう

筆者注:作戦会議の末、1ターン目は全員ザイバツ試製戦闘兵器との戦闘に注力する事となった。この判断がどう傾くか…全てはコイントス、もといダイスロールに委ねられた!

果たして体力40を削り切れるか?

◆手番:シザーリオ

◆移動 G11に通常移動

◆攻撃 強化フェイント攻撃 ◉翻弄・◉暗殺者の眼が有効になり、攻撃ダイス13個・痛打+1付与

7d6>=3[=6] = (6,1,6,3,5,1,1 :成功数:4) →ヒサツ発動可能!
6d6>=3[=6] = (5,4,1,3,5,4 :成功数:5) →痛打+1合わせ2ダメージ

イニシアチブ優位のアサシネイトがぶっ刺さる!

シザーリオ:でたよ…………どうしよう やるしかないか………◉ヒサツ・ワザ:スパイダーズアサルト
NM:
スパルト!…どうしよ…能力値ダメージそのまま痛打変換で宜しいですか?
シザーリオ:了解です

◆スパイダーズ・アサルト発動! シザーリオ 回避ダイス3→1
イニシアチブダメージロール
1d3 = (2)
→ニューロンダメージ2、カラテダメージ1、イニシアチブダメージ2
合計して痛打+5扱い、二発目との合計で8ダメージ!
試製戦闘兵器 体力40→32

◆手番終了時 ステルス・ジツLv3 精神力8→7
11d6>=5 = (1,6,3,4,1,5,4,5,2,4,6 :成功数:4) →ステルス有効

いきなり2割が消し飛ぶ!

◆手番:レイジーメッセンジャー

◆移動 ◉ツジギリ発動 H11へ

◆攻撃:強化精密2連 終了後◉ツジギリでK11へ
6d6>=4[=6] = (3,6,3,5,4,1 :成功数:3) →痛打+1含め2ダメージ
6d6>=4[=6] = (3,6,5,5,1,5 :成功数:4) →痛打+1含め2ダメージ
試製戦闘兵器 体力32→28

◆手番終了 ☆ステルス・ジツLv2 ☆◉ステルス触媒使用 残即応5→4
8d6>=3 = (4,3,1,4,1,2,1,4 :成功数:4)
→ステルス有効

まあまあの出だし

◆手番:ナガレザクラ

◆手番開始 装備をエメイシ・ダガーに持ち替え

◆移動 H12に通常移動

◆攻撃 フェイント攻撃2連
4d6>=3 = (4,2,4,4 :成功数:3)
4d6>=3 = (6,6,4,4 :成功数:4)
試製戦闘兵器 体力28→26

ワザマエフェイント故にサツバツには出目【6,6,6】が必要…!

ナガレザクラ:サツは……出ない!
NM:かなしみ…!

◆手番:ザイバツ試製戦闘兵器

◆ターゲット設定ダイス レイジーメッセンジャーもしくはナガレザクラが対象、重複の可能性あり
2d2 = (1+2) →均等に分配

◆攻撃種別設定ダイス 1なら近接、2なら射撃
1d2 = (2) →射撃

◆射撃武装設定ダイス 同値はずれる
2d3 = (1+3)
→レイジーメッセンジャーにミサイルポッド、ナガレザクラにヘヴィマシンガン

レイジーメッセンジャー:隣接射撃可能か、参ったね(筆者注:大型2×2なので隣接射撃が出来る!)

◆ミサイルポッド 攻撃判定 射撃の為ステルスの影響を受け、難易度Hard
5d6>=5 = (5,4,6,5,4 :成功数:3)
5d6>=5 = (4,3,1,4,1成功数:0)
→回避Normalのd3ダメージ単発

◆レイジーメッセンジャー 回避
3d6>=4 = (3,3,5 :成功数:1)

筆者注:まだ攻撃があるのかと思い、無駄にダイスを温存してしまった

ナガレザクラ:ごめんなさいこのあと攻撃あるんでしたっけ
NM:もう無いですね

◆ヘヴィマシンガン 攻撃判定
3d6>=5 = (5,6,4 :成功数:2)
3d6>=5 = (3,2,5 :成功数:1)
4d6>=5 = (6,2,1,2 :成功数:1)

◆ナガレザクラ 回避
4d6>=4 = (2,5,6,3 :成功数:2)
4d6>=4 = (5,3,5,2 :成功数:2)
4d6>=4 = (6,1,1,2 :成功数:1)

ナガレザクラ:かいひ!レイジー=サンが回避めっちゃ温存するので身構えてしまった

「おっと!」
シザーリオはレイピアを回転させ、マイクロミサイルの爆風から身を護る。爆風は彼のマントを靡かせるのみで、かすり傷すら無い!
「これは少々厄介かな どうも敵は鉄の巨人だけではなさそうだ しかし………苦難であればこそ このシザーリオの美しき剣劇が映えるというもの!」

「クソッ、他の野郎もいるのか!?コイツはやべぇぞ!」レイジーメッセンジャーの表情が渋くなる!
「爆発も捌いてみせるかよ!こいつはいよいよ……いや、まずは目の前のイクサだなァ!」
威勢よく声を上げたナガレザクラは、そのマイクロミサイルの軌跡を見てあるニンジャ─それもオオモノミ部隊として共にミッションを熟した人物─を脳裏に過らせた!
「……銃だのミサイルだのは門外漢だから聞き流してもらってもいいんだが……この撃ち方、狙いの付け方、なんだか懐かしい感じがしねぇか?……シザーリオ=サン」
「味方であれば 心当たりもなくはないんだけどね  どうも敵を生かして帰した記憶が………」
「思い当たるヤツがいるのかナガレザクラ=サン!?」
両者とも敵としてのそのニンジャに思い当たらぬ。だがナガレザクラは勘付いていた。
「いや……今日はちょっと参ってるみたいだからな、アテにはならねぇが……ただ、当たって欲しくねぇカンは当たるモンだろ

「さて………色々気になっているのは確かなんだけど 折角来てくれた巨人にアイサツもなしというも少々シツレイかな」
シザーリオが抜刀したレイピアから金剛石の光が放たれ…一閃!鋭い突きが、重装甲を切り裂く!
SLASH!!
『罪1001010……ガガーーーッ……!
戦闘兵器の重装甲すら、熱したナイフに当てられたバターめいて切り裂かれる!何たる業物とワザマエの併せ技か!割かれた装甲からは内部の中枢がむき出しになる!

「随分と冴えてるワザマエだぜ!ホイッ!
シザーリオに続き、駆動部を狙いレイジーメッセンジャーのワキザシが振るわれる。しかし関節部すら装甲が厚く、先程と異なり有効打かどうかは不明!

「賑やかになってきやがった!こうしちゃいられねぇ……な!」
ナガレザクラは帯から抜き取ったキセルとカンザシを手の内で回すと兵器の関節に打ち込む!手応えはあったが……浅い!

『罰罰01010……ガガガ…………ッ!!
鉄塊めいた戦闘兵器から不快なノイズ音、要領を得ない電子音声、そして銃弾・ミサイルの嵐が垂れ流される!
「クッソ!爆発するヤツはケムリダマが…!」
レイジーメッセンジャーの張ったケムリダマが爆炎により払われる。しかしささやかながら戦闘兵器の照準を逸らしていた様だ。
「この距離でも撃ってくるたァ食えねェ野郎だ!面白ェ!……これで口がきけりゃあ面白そうな野郎なんだがな」
一方でナガレザクラは堂々と射線の下に潜り込むように躱す!

2ターン目


試製戦闘兵器 残体力26

シザーリオ:さて、どうしましょうか
レイジーメッセンジャー:個人的にはもう1回様子見が良さげです 何某=サン側がアブナイになっても戦闘兵器側で終了できるようにした方が良さそうです
ナガレザクラ:正直現時点で2人体制になると削りきれずにまくられそうな気が
レイジーメッセンジャー:そこですね…
シザーリオ:OK

筆者注:まだ戦闘兵器の体力は多く、現時点で2名だけになった場合の火力低下…ひいては勝利条件達成前のPCのリソース枯渇を懸念し、継続して戦闘兵器の攻撃に向かう事で合意した。

◆手番:シザーリオ

◆移動 H11に移動 ☆◉忍び寄る刃で轢殺 スキル使用によりステルス解除
試製戦闘兵器 体力25→24

◆攻撃 強化フェイント2連
7d6>=3[=6] = (3,6,6,2,3,6,2 :成功数:5) →ヒサツ発動可能!
6d6>=3[=6] = (6,5,1,2,4,5 :成功数:4) →暗殺者の眼により痛打+1
前半1撃目をヒサツ・ワザ:スパイダーズアサルトに変換!
シザーリオ 回避ダイス12→10

◆スパイダーズアサルト イニシアチブダメージロール
1d3 = (1)
→能力値ダメージ合計4点を痛打+4に変換、全攻撃で6ダメージ
試製戦闘兵器 体力24→18

◆手番終了:ステルス・ジツを使わず終了

シザーリオ:ステルスは温存しておきましょうか
ナガレザクラ:削る削る
レイジーメッセンジャー:サスガ…

◆手番:レイジーメッセンジャー

◆移動 ◉ツジギリ発動 G11へ ステルス解除

◆攻撃 強化精密2連 ダイスを4/8に分割 終了後 F9へ移動
4d6>=4[=6] = (2,5,5,2 :成功数:2)
8d6>=4[=6] = (4,5,6,2,4,1,3,4 :成功数:5) →痛打+1発生
合計3ダメージ
試製戦闘兵器 体力18→15

◆手番終了 ☆ステルス・ジツLv2 触媒使用 残即応4→3
8d6>=3 = (4,2,5,6,3,6,6,2 :成功数:6)
→ステルス有効

レイジーメッセンジャー:振るわない!3ダメ!
NM:ナガレザクラ=サン 続くのだ!

◆手番:ナガレザクラ

筆者注:本来であれば謎の襲撃者のマイクロミサイルが先に行われるが、セッションのテンポが重点され先にナガレザクラ=サンの手番となった。
◆◆◆◆◆◆
ナガレザクラ:あっよく見たらイニシ追い越してしまった テンポ重視かな
NM:テンポ重視!

◆移動 放棄して集中

◆攻撃 フェイント攻撃2連、ダイスを3/5に分割
3d6>=3 = (5,3,6 :成功数:3)
5d6>=3 = (4,3,5,4,2 :成功数:4)
合計2ダメージ
試製戦闘兵器 体力15→13

◆手番:謎の襲撃者

◆マイクロミサイル ターゲット設定ダイス
1d3 = (1) →またしてもシザーリオ=サン!

シザーリオ:ウワーッ!

◆シザーリオ 1発目回避
5d6>=5 = (4,5,6,6,2 :成功数:3) →回避

◆謎の襲撃者 抵抗判定 ダイス10個
10d6>=4 = (4,3,2,3,2,6,3,2,4,4 :成功数:4)
◆シザーリオ 抵抗判定 ワザマエ10
10d6>=4 = (4,6,3,3,2,3,1,3,6,1成功数:3)
判定敗北!2発目飛来!

◆シザーリオ 2発目回避
5d6>=5 = (5,6,3,2,4 :成功数:2)

◆ナガレザクラ 爆風回避 1ダメージ2回避時間差
3d6>=4 = (4,1,2 :成功数:1)
3d6>=4 = (2,4,5 :成功数:2)

◆試製戦闘兵器 爆風被弾 体力13→11

回避ッ…!

NM:両方避ける!
シザーリオ:ハァ…………! ハァ…………!
レイジーメッセンジャー:タツジン!

◆手番:ザイバツ試製戦闘兵器

◆ターゲット設定ダイス 謎の襲撃者に攻撃されたシザーリオ=サン以外
2d2 = (2+2)
→ナガレザクラ=サンに2連撃!

マズイ!

ナガレザクラ:ウオオーッ!?

筆者注:この時NMは近接or射撃の攻撃手段設定ダイスをロールし忘れ、射撃2連撃がナガレザクラ=サンに撃ち込まれる事となってしまった!◉◉タツジン・ジュージツの近接攻撃回避難易度-1が…乗らない!

◆射撃武装設定ダイス
2d3 = (1+3)
→ミサイルポッドとヘヴィマシンガン

◆ミサイルポッド 射撃判定
5d6>=4 = (5,6,2,3,2 :成功数:2)
5d6>=4 = (6,6,2,3,1 :成功数:2)

◆ヘヴィマシンガン  射撃判定
3d6>=5 = (5,3,2 :成功数:1)
3d6>=5 = (3,6,4 :成功数:1)
4d6>=5 = (3,6,5,1 :成功数:2)

時間差…5連!ダメージも相当なもの!

NM:無慈悲な全成功 d3,d3,2,2,2(ダメージ) 全て回避Normalドーゾ
ナガレザクラ:
あばばばば これはもう出し切るしかねぇ!あとはまかせた!
シザーリオ:さて、つまりこの回避0のシザーリオと戦闘兵器は 余波を受けるわけだ
NM:あ…戦闘兵器本体は(自身の)ポッドの余波は受けません…書き忘れ…!
シザーリオ:私は受けるのですね!?
NM:はい でも1だから…!
レイジーメッセンジャー:緊急(回避ダイス)も上手く使って、最悪アドブも…!

◆ナガレザクラ 必死の回避!
残回避ダイス6+緊急回避ダイス6(残1)、加えてアドレナリンブースト!
3d6>=3 = (3,2,2 :成功数:1)
3d6>=3 = (4,6,5 :成功数:3)
2d6>=3 = (6,5 :成功数:2)
2d6>=3 = (4,5 :成功数:2)
2d6>=3 = (4,5 :成功数:2)
→全回避!ゴウランガ! ナガレザクラ 精神力8→7

◆シザーリオ 爆風回避 緊急回避ダイス2(残6)使用
1d6>=4 = (4 :成功数:1)
1d6>=4 = (2成功数:0) →被弾!
シザーリオ 体力7→6

最小限のダメージに抑えた!

ナガレザクラ:もう逆さに振っても何も出ねぇぜ!d3が3成功なの肝ヒエヒエですよ
シザーリオ:ワザマエ!
レイジーメッセンジャー:ゴウランガ!

「手ごたえはあるんだが  リアクションしてくれないのが少々寂しいかな このシザーリオの華麗なる剣劇には 場を盛り上げる敵が必要不可欠だからね!」
SLASH! SLASH!!
シザーリオは軽やかな身のこなしで鉄塊の背後に回り、レイピアを煌めかせる!
『0101010!……ガガ………ガーーッ……!』
戦闘兵器から悲鳴めいた合成音声!背後への想定外ダメージが堪えているように見える。実際、その姿勢が微かに揺らいだ!

体勢が崩れた所にレイジーメッセンジャーがワキザシを打ち付ける!
ホイッ…っと!だめだ、俺のワキザシじゃ歯が立たねぇ!シザーリオ=サンが頼りだぜ!」
ナガレザクラもキセル打撃!
イヤッ!イヤーッ!攻撃しちゃいるが……効いてんだかいねェんだか……!」
駆動系に衝撃こそ伝われども、対ニンジャ戦を想定した分厚い装甲阻まれ効果は薄い!削り取るような攻撃を継続する両者だが、受け止めてられている。その時である!

KAKABOBOBOBOOOOOOMM!!
先ほどまでのリプレイめいて、カケジクを通りシザーリオ目掛け小型ミサイルの弾幕!無論、その小型ミサイルは…ナガレザクラと戦闘兵器をも巻き込む!
「ああクソ!カン違いでなけりゃあ俺が思い浮かべてる奴も同じような狙い方するだろうなァ!
ナガレザクラは半ば確信を持ちつつミサイルの嵐を掻い潜る!
「なにかボク悪いことしたかな!? 心当たりがないでもない!この美しさが罪なのかもしれない!」
シザーリオはレイピアを振るい、決死の勢いで戦闘兵器の方へミサイルを撃ち返す!

『ガガガーッ………!!』
撃ち返されたミサイルの爆風に戦闘兵器が呑まれる!
『ガ……ガガ………』
戦闘兵器は黒煙を噴き上げながらノイズ音を漏らしながらも……
キュイ
と、そのカメラでまるで嗤うかの様に…ナガレザクラを、見た
『罪罪罪……罰罰01010……!!!』
その瞬間、不快なノイズ音と要領を得ない電子音声を垂れ流しながら、弾幕をナガレザクラに集中させる!
アッ!ナガレザクラ=サン!?
火力一点集中!直撃すればニンジャとて死にかねない!レイジーメッセンジャーが思わず声を上げた!

「ウワーッ!?」
シザーリオは余波で吹き飛ばされ 壁に身を打ち据えられる!よもやこの近距離で爆発を使おうとは!だがその猛威に一番晒されているのは…
「ナガレザクラ=サン!?」

「ハハ……ハハハハハ!!そうだ、そうだ!バクチとイクサはこうでなくっちゃ嘘だなァ!
ナガレザクラは弾丸の雨に向けて突撃!ヘヴィマシンガンの重金属弾を紙一重で躱し、前転にてミサイルを掻い潜る様に全弾回避!なんたる狂気か!
「アー……この感じだ……クソ……たまんねぇなァ……」攻撃を避けた先で大の字に転がる。もはや無防備!幸いにも戦闘兵器はリロード並びに銃身冷却中であり、追撃は来ない。
『ガガ………ッ』
鉄塊はガシャガシャと駆動音を響かせ、次弾の装填をしている。

3ターン目


そろそろ「動くタイミング」か…?

レイジーメッセンジャー:我儘な相談、レイジーメッセンジャーを移動ポイントに向かわせたいです マップ移動を決定してもそのターンは攻撃できますか?
NM:轢殺攻撃のみ可能となっております。攻撃フェイズはMAP移動を宣言した時点でスキップとします
レイジーメッセンジャー:OKです。アリガトウゴザイマス。どうしたものか…誰が向かうべきか
ナガレザクラ:ツジギリで切り逃げは流石に不可か……!
シザーリオ:まあ正直全員相性的には大差ないですね(ナガレザクラ=サンのジュージツを見ながら) 誰が行っても良いかと この美しきシザーリオはどこであろうと主役を張れるので問題はありません
ナガレザクラ:
……正直、恥ずかしながらシザーリオ=サン抜きではまだ勝ちきれない気がする……!タゲ率も上がるし……
レイジーメッセンジャー:申し訳ないですが、シザーリオ=サンの行動を見てからの後出し決定で良いですか?それでレイジーがでしゃばるかナガレザクラ=サンの大舞台とするか決めるとか
シザーリオ:では、(戦闘兵器への)強化フェイントで!

◆手番:シザーリオ
シザーリオ:
即応も使ってしまいましょうか

◆移動 放棄して集中
◆攻撃 強化フェイント2連 全即応ダイス+◉翻弄の効果込みで16ダイス!

8d6>=2= (2,1,3,4,4,5,1,2 :成功数:6) →◉暗殺者の眼の効果で痛打+1
8d6>=2= (2,4,3,4,3,4,5,3 :成功数:8) →◉暗殺者の眼の効果で痛打+1
合計4ダメージ
試製戦闘兵器 体力11→7

◆手番終了 ☆ステルス・ジツLv3発動 精神力7→6
11d6>=5 = (6,2,2,5,5,6,3,4,6,5,4 :成功数:6)
→ステルス有効

即応ダイスが仕事をしない!!

シザーリオ:即応を使うと急に腐るね君
NM:やはり即応はダメだ
ナガレザクラ:即応は腐る……!

◆手番:レイジーメッセンジャー
レイジーメッセンジャー:単に勝って全員生還であれば、正直イベント無視した方が安全そう
なんですよね…ナガレザクラ=サンがこのターン逃げた方がセーフティな感じもするし…
シザーリオ:とはいえ、これで捨て身の滅多突きで確殺ですね お二人が大立ち回りをされている間 私は逃げをうっておきましょうか
ナガレザクラ:次ターン確殺で強制終了可能となると……確かに迷いますね
NM:正直サツバツ出た時点で終わりそう
レイジーメッセンジャー:リソースを使い尽くし、恐らく襲撃者と面識があるナガレザクラ=サンに決定権を委ねます
シザーリオ:確殺できるからこそ 存分にロマンを追ってもらいたい こちらで(終了タイミングを)コントロールできるということなので
レイジーメッセンジャー:一番よくないのはタゲがナガレザクラ=サンに集中することなので レイジーはまだ◉ニンジャアドレナリン強化によるアドブ2回を控えています
(筆者注:回避リソースの切れたナガレザクラ=サンに射撃が集中し、気絶してしまう事を筆者は最大の懸念としていた。高火力時間差5発は素の回避ダイス12個だと心許ない…!)
ナガレザクラ:まあ行って顔見るくらいなら出来ますが……!勝つどころか粘るすら無理かもですよ……!
レイジーメッセンジャー:確かになあ…3忍残らないとナガレザクラ=サンに負担が
シザーリオ:一回レイジーメッセンジャー=サンが向かわれて もう一人いけそうならナガレザクラ=サンも向かわれては
ナガレザクラ:返す返す面目ない まあ行くだけ行ってイベント見て直後に強制終了でもいいんでないかと……(よわき) そこで勝利条件変更になったらハイクよみます

レイジーメッセンジャー:
…味方PCロストが良くないので残って攻撃します
NM:フフフ…

◆移動 ◉ツジギリ発動 F11へ ステルス解除

◆攻撃 攻撃:強化精密2連 ダイスを4/8に分割 終了後 F9へ
4d6>=4= (4,1,4,2 :成功数:2)
8d6>=4= (2,4,1,5,6,2,2,6 :成功数:4) →ヒサツ・ワザ起動可能!
精神力をコストにムーン・シャドウを起動 精神力9→8

◆ムーンシャドウ ダメージロール
2d3 = (1+1) →痛打+2追加
合計4ダメージ
試製戦闘兵器 体力7→3

◆手番終了 ☆ステルス・ジツLv2 触媒使用 残即応3→2
8d6>=3 = (3,4,5,2,4,4,2,4 :成功数:6)
→ステルス有効

筆者は「利敵になったらごめんなさい」と思いながらダイスロールコマンドを入れた

NM:7>3!もう少し!
シザーリオ:最大値が出たらそのまま昇天だったのでよかった

ナガレザクラ:えーと 結局安全第一でこのまま囲ボーでいいんでしたっけ  思考力ががが
シザーリオ:
穴へ飛び込む メリット ロマン デメリット ステルスアンブッシュが来る
殴り続ける  メリット 勝てる デメリット ロマン(がない)
レイジーメッセンジャー:1回10分程の小休止を提案します。混乱を招いて申し訳ございません。

筆者注:自分がPCを活躍させようと良くないエゴを出してしまい、ハム=サンを混乱させてしまい申し訳なく思っています…セッションから3時間以上経過している事もあり、小休止をNMにお願いした所10分の猶予を頂きました。

◆◆◆◆◆◆別チャンネルにて◆◆◆◆◆◆
筆者:自分のエゴの為に場をひっかきまわしてしまった。申し訳ないです。
久助=サン:いえいえ~ イベントをいかに楽しく攻略するかに心を悩ませるのは 実際全員されておりますゆえ 私もいかにこうイベントを楽しみぬけるかと悩んでます ロマンと生存率の兼ね合い…………!
ハム=サン:いえいえ!状況が切羽詰まってくればこういう局面はどうしたって来るものですよきっと どうしたもんかなぁー
ぱらみぞ=サン:ウフフ

久助=サン:取り敢えず順番的にナガレザクラ=サンが穴に入ると攻撃受けなくなるので もし事故っても残った側の裁量でしのげるかなと 流石にシザーリオとレイジーメッセンジャー=サンが全滅することはまああるまい
筆者:個人的にもその案がよいかなと思います
ハム=サン:おおっと そもそもがナガレザクラの力不足が招いた状況なのでこのまま攻撃に徹しようかと内心決めてましたが
筆者:ただ、侵入後の勝利条件変更が不明瞭なのが懸念点ですね
ハム=サン:それなんですよね……

久助=サン:メタ読みになっちゃいますけど 「殴り勝つ」ではなさそう (相手名声15帯なので) もし殴り勝つだった場合複数人投入できそうなので まあレイジーメッセンジャー=サンを送り込めばヨシ
筆者:物語的にもナガレザクラ=サンが真相を知るのは大有りですし、ステータス的にも不利の上乗せは考えにくいですが…NMの意向次第ですね
久助=サン:まあもし最悪の最悪なら残ってる組で(ザイバツ試製戦闘兵器を)ばばっとフィニッシュしちゃえばいいので あまり深く考えなくても良いかと
筆者:ですね!

ハム=サン:……まあ行ってみますかぁ ダメそうならその時はその時で!
ぱらみぞ=サン:ウフフ

◆手番:ナガレザクラ
ナガレザクラ:
えー ナガレザクラが謎の襲撃者の元に向かいます
レイジーメッセンジャー:GOGO!
NM:了解!では…ナガレザクラ=サンは隠し部屋タブへの配置をオネガイシマス

そうして、ナガレザクラがダクトめいた通路へと飛び込んだ数秒後…
ガゴン!!
と、ある種爆撃めいた落下音と共にダクトめいた隠し部屋への通路を鉄格子が塞ぐ!!

…即ち、増援に向かえないという事!

NM:誰かが移動した時点で襲撃者のターンは消滅

◆手番:ザイバツ試製戦闘兵器

◆ターゲット設定ダイス イニシアチブ順
2d2 = (1+1)
→両方シザーリオへ!

◆射撃武装設定ダイス
2d3 = (3+2)
→レール・スナイパーとヘヴィマシンガン

◆レール・スナイパー 射撃判定 ステルス有効の為射撃難易度U-Hard
10d6=6 = (2,2,1,3,3,1,1,4,4,2成功数:0) →失敗!

◆ヘヴィマシンガン 射撃判定 ステルス有効の為射撃難易度U-Hard
3d6=6 = (5,4,6 :成功数:1)
3d6=6 = (6,2,2 :成功数:1)
4d6=6 = (1,4,2,1成功数:0)
→2ダメージ2発時間差 回避Normal

◆シザーリオ 回避判定
6d6>=4 = (2,3,3,3,4,1 :成功数:1)
6d6>=4 = (5,2,4,1,5,2 :成功数:3)

シザーリオ:ボクも結構危ないね!?

「さて………あんまりやりすぎて 相手に撤退されても面倒かな」
シザーリオは敢えて鉄塊の装甲を狙って破壊し、華麗なるフィニッシュムーブへの準備を整える。
『0100101……ガガッ……!』
試製戦闘兵器はまるでシザーリオに遊ばれるかの様に、装甲を剥がれみるみる解体されていく。中枢が露出!そこにレイジーメッセンジャーが斬撃!
「あ、シザーリオ=サンそれいいね!ホイヨッ!
内部構造に損害!だが決定打にならぬ!浅い!
「これもダメか!クソッたれ!俺に主役は似合わねぇぜ!」

「……やっぱり気のせいじゃあねぇな」
致命的弾幕を回避しきったナガレザクラはやおら起き上がった
この向こうに、さっきから鼻で笑ってる誰かがいるってなァ……」

…ナガレザクラ=サン!思い当たるヤツが居るって言ったな、ならソッチを頼むぜ!あのポンコツはシザーリオ=サンと俺で片付ける!
「まあなに 大船に乗ったつもりで行っておいでよ」
二人の後押しを受けたナガレザクラは、壁の穴に飛び込んだ。
「応よ!ここまで来たらいっぺん面ァ拝んでやらなきゃニンジャがすたるってなァ!」

爆音を立てて閉じたダクトは、残った二人の「テダシムヨー」を意味していた。強引にこじ開けるにせよ、戦闘兵器を破壊しなくては致命的な隙になってしまうだろう。

「さて……ちょっと早まったかな」
クルクルと刺突剣の剣先をまわし、シザーリオはピタリと機械の動力炉に狙いを定める。
レイジーメッセンジャーも改めて戦闘兵器にワキザシを向ける。道は閉ざされ、ひとまずは片すべき面倒が1つ。
「…死んで面倒を増やすなよ、ナガレザクラ=サン!」
『01010101……』 戦闘兵器は変わらず、残った二名のニンジャを静かにカメラで見据えている。それはやがて、シザーリオに集中して注がれた!

『ガ……ガガ………ガッ……!』
BLATATATATATA!!!
弾幕をシザーリオに集中し排除を試みる戦闘兵器。しかし度重なるダメージで精度が落ちたのか、その弾幕はどこか薄い!
「悪いけど………」
シザーリオは肩のマントをはためかせ、華麗にバック転回避!
「それには当たってあげられないな  君の強さは、例の襲撃者とのコンビネーションありきだ」
「ありゃあ、決まったな!」
彼の身振りは大仰なだけではなく、確かなワザマエがある。 レイジーメッセンジャーは勝利を確信した。後は刺突連打で沈むはずだ!
『01010………』
ノイズ音を漏らしながら、睨む様にカメラはシザーリオを見据えていた。

4ターン目

熾烈なイクサの間を縫いナガレザクラはダクトめいた通路を通り抜け…やがて部屋へと出る。

そこには、見覚えのあるパステル塗装のなされた重武装デコバイクと…見知った顔。

インフグラトが…居た。

謎の襲撃者、改めインフグラト=サンのデータ

◆インフグラト (種別:ニンジャ)
カラテ     8  体力   21
ニューロン  10  精神力  10
ワザマエ    8  脚力    1/N
ジツ      4  名声   15

攻撃/射撃/機先/電脳    8/7/7/10
回避/精密/側転/発動    12/8/4/14
即応/緊急回避       2/1


◇装備・スキル・特記事項
E:タクティカルヘルム、ニンジャブレーサー、伝統的フルプレートアーマー、
伝統的レッグプレートレガース
E:カスタム・カラカサ(読替元:プラズマカタナ)、所有:トロ粉末
☆ステルス・ジツLV3、★ステルス・アンブッシュ
◉頑強なる肉体、◉痛覚遮断
◉タツジン:ハッカー、◉車載マイクロミサイル(読替元:サモン・ツェッペリン)
◉エコノミック・カラテ
◉サモン・モーターサイクル(既に発動済)、◉ビークル戦闘熟練
◉◉◉◉因縁:インレット、◉◉◉◉敬服:パワー
◉知識:中流企業、◉知識:ビークル

モータルであった頃に中流企業に新卒OLとして勤めていたが、
不慮の事故によりニンジャとなり、ザイバツのアプレンティスとして…選択の余地無く加入させられた。
…しかし、徹底的な階級・ネンコ至上主義のザイバツにおいて、若く(経験が浅く)、
礼儀作法に精通している訳でもなく…
その上ニンジャとしての才能も無い彼女が上位階級に目を掛けられる筈もなく、
あえなくムラハチにされるのにそう時間は掛からなかった。
オオモノミに放り込まれたのも…何処の派閥でも無く、
大した後ろ盾も無い有象無象の1忍だった故の左遷命令であった。
ハム=サンによるインフグラト=サンの立ち絵。
ナガレザクラ=サンは実際に対面した事になる!

筆者注:本卓のNMであるぱらみぞ=サンのPCニンジャであるが、ザイバツキャンペイグンという事を活かし同じオオモノミのニンジャの『間引き』を行うという体で度々ボスとしても登場していた。
そんな中でもPLである水戸のパンダ=サンが擁するPCニンジャ、インレット=サンとは壮絶なイッキウチが発生しており非常に深い因縁がある。
ミッション同行時に命を(セッション内容的にも)救われたヒフミ=サンのPCニンジャ、パワー=サンに対しては唯一絶大な敬意を示しており、一連の偽装排除シナリオ内で暗に「本意ではなく、上位位階者の命で行っている」事を告げたりしていた。

「えぇ、残りは…そうですね、少し独り言を言っても宜しいですか?」
「今回のビズは…バイオ生物の『テスト』と膨れ上がり続けるオオモノミを良く思わない勢力による各ニンジャの『査定』と『間引き』 がメインでしたね、全く面倒なコトです。」
「…よりにもよってパワー=サンが対象だと…全く、上の見る目のなさも困ったものです。」
─別セッションでのインフグラト=サン、パワー=サンに向けての「独り言」

「…………ドーモ、元気してたか?インフグラト=サン。会いたかったぜ。だが、会いたかなかった
「……ドーモゴキゲンヨ、ナガレザクラ=サン………私としましてはどちらでも良かったのですが…アナタがここにたどり着こうと、あの鉄屑に轢き潰されようと、ね。」
「……そうかよ。相変わらずつれねえなァ」
「まぁ、個人的にアナタには大して興味がないもので。」
インフグラトが言葉少なく返答すると、傍らのバイクからカラカサを取り出し…まるでカタナめいて軽く振るった。
「……しかし、理由位は聞かれると思ったのですが?」
「……何、頭の良いあんたが、頭ん中で色々考えて出した答えなんだ。今更茶々も、野暮だろ」
それに応じる様に、ナガレザクラは片肌を脱ぎ、ジュージツを構えた。

「…………そうですか、その漢気…とでも言えば宜しいのでしょうか?そういう部分は好ましく思いましたよ。」
微かに笑みを浮かべ…インフグラトはそのまま構えを取った。
「落胆させないでくださいね。」

NM:はい、ここで選択肢になります。
ナガレザクラ:はい

1,一旦この場さえ凌げれば良い。
➤通常ルールのままで戦闘を行う。

2,何も考える事は無い、全力を以て迎え撃つ。
➤イッキウチルールでの戦闘を行う。

…まさかの最悪の想定事態、単独交戦!!

ナガレザクラ:1.にします(真顔)  啖呵は切らせたけどここでロストしたら送り出してくれた二人に悪いからね!
NM:了解!では、通常ルールのままイクサを続行致します! で、ここからなんですが
シザーリオ・レイジーメッセンジャーside➤ナガレザクラside
交互に処理を致します。
ナガレザクラ:はーい カメラお返しします
レイジーメッセンジャー:MEANWHILE...


ここで試製戦闘兵器が秘匿スキルをお持ちである事を思い出して頂きたい!

◆手番:シザーリオ

◆移動 ☆◉忍び寄る刃で轢殺しつつG10へ
試製戦闘兵器 体力3→2

◆攻撃 スリケン2連射
5d6>=3 = (4,2,5,1,3 :成功数:3)
5d6>=3 = (4,2,1,3,3 :成功数:3)
試製戦闘兵器 体力2→0 撃h0101001010101001010101010001010101

久助=サン:(自爆対策に近寄りたくない)

レイジーメッセンジャー:さて何が来る…!
NM:では、フィニッシュムーブドーゾ!

「さて、ではこちらは ひとまず閉幕と行こうか!」
SLASH! SLASH! SLASH!
シザーリオのレイピアが煌めくと、戦闘兵器の心臓部を保護する装甲が三角形に斬り取られる!抜かり無いムーブメントだ。動力炉近辺への的確な刺突と斬撃。コンポーネントに致命的損傷。これを受けて無事では─
「レイジーメッセンジャー=サン!」
そのまま自爆を警戒しバック回避!
連携攻撃を装いながら、レイジーメッセンジャーにカイシャクを押し付ける
「シザーリオ=サン!…アーアー、そういう事ですか!」
意図を察してか否か、レイジーメッセンジャーがカイシャクの素振りを見せる!

ザイバツ仕草!筆者は甘んじて便乗した。が…

NM:……では、レイジー=サンはカイシャクに接近する…で、宜しいですね?
レイジーメッセンジャー:タイム!
何らかの予兆察知の慈悲を下さい、ニューロン判定とか
NM:ドーゾ!

◆レイジーメッセンジャー ニューロン判定U-Hard
6d6=6 = (4,6,6,3,6,2成功数:3)

レイジーメッセンジャー:UH3だ!
NM:
成功!では…レイジーメッセンジャーは、なにか猛烈にいやな予感がします。
レイジーメッセンジャー:…具体的内容やボーナスは無い
か…!仕方ない、甘んじてギミックを受け入れます…!
シザーリオ:カイシャクを遠距離スリケンに切り替えたり…………(MAP的に離れているので)

筆者注:ここでRPの後、ザイバツ試製戦闘兵器の無慈悲な秘匿スキルが開示された!やはり只では済まされぬ…!

『●強制再起動システム』:
体力が0以下になった時点で起動し、体力が10の状態で下記の武装を追加し一時的に復活する。
0101001マ・忍殺01010ソー: 
近接武器、連続攻撃3、ダメージ3(2+???1)出目【6】で『痛打+1』
アトモスフィアによる難易度上昇が適用される。

体力の残量にかかわらず、発動から2ターン経過で強制的に体力が0となる。

体力が再び0以下になった時、●自爆の効果が自動的に発動する。

『●自爆』:
  以下の効果を発動した後、使用者は死亡する。
  マップ上の敵味方全員に2D3ダメージを与える(回避U-HARD)。

◆ザイバツ試製戦闘兵器 『●強制再起動システム』起動!
体力0→10

レイジーメッセンジャー:ホーホーホー…これはマズい 体力10か…
シザーリオ:いや、さっさと(戦闘兵器を倒して)逃げたほうが良かったかもしれない
NM:しかしレイジーメッセンジャー=サンの手番はまだ残っている!

◆手番:レイジーメッセンジャー

◆移動 ◉ツジギリ発動 F11へ ステルス解除

◆攻撃 強化精密2連 ダイスを4/8に分割 終了後 F9へ
4d6>=4= (6,6,3,4 :成功数:3) →サツバツ発生!
8d6>=4= (4,4,3,5,3,4,3,1 :成功数:4)

ダイス少ない方で出るのナンデ??

シザーリオ:サツバツ!
NM:サツ!動く前に黙らせるのだ!

◆サツバツ効果ロール!
1d6 = (6)
→心 臓 破 壊 !『即死!』もしくは『痛打+2D6』
試製戦闘兵器の『●特殊フレーム装甲』により痛打+2D6ダメージに変換!

Oh Buddha!!

NM:アッ

◆ダメージロール
2d6 = (1+4) →痛打+5!
基礎ダメージと合わせて合計7ダメージ!
試製戦闘兵器 体力10→3

今度こそ確殺圏内!

シザーリオ:ゴウランガ!

◆手番:ザイバツ試製戦闘兵器

◆ターゲット設定ダイス イニシアチブ順
1d2 = (1) →シザーリオ重点!

◆移動 両者を轢殺するように移動
シザーリオは轢殺を受け、ステルスを維持
シザーリオ 体力6→5 精神力6→5
レイジーメッセンジャーは回避
5d6>=4 = (1,6,3,2,4 :成功数:2)

◆攻撃 0101001マ・忍殺01010ソーによる3連攻撃!
シザーリオ=サンがステルス状態なので攻撃難易度Hard
3d6>=5= (6,6,6 :成功数:3)
3d6>=5= (6,6,4 :成功数:2)
4d6>=5[=6] = (4,2,3,1 :成功数:0)

ラストショット・オブ・モサヨ!?!?

レイジーメッセンジャー:ええええ
シザーリオ:ハハッ
NM:4ダメージ、4ダメージの回避Hard、Normal サツバツは無い
シザーリオ:
しめやかにアドブ

◆シザーリオ アドレナリン・ブースト発動! 精神力5→4
7d6>=4 = (2,2,5,4,3,4,5 :成功数:4) →カウンターカラテ発動!
5d6>=3 = (6,5,6,6,2成功数:4) →カウンターカラテ発動!
試製戦闘兵器 体力3→1

NM:Wカウンター!
シザーリオ:ダブルカウンター
レイジーメッセンジャー:一点足りない!
シザーリオ:足りてたら即時自爆だったので よくよく考えるとヨカッタ………シザーリオがオタッシャしてしまう

「…シザーリオ=サン、まだ面倒が残っている気がするぜ…!」
「………おっと?」
レイジーメッセンジャーのニンジャ第六感が、脅威の存在を確かに感じ取った。油断なくワキザシを構え、にじり寄る様に戦闘兵器に近寄る。その時である!

シザーリオの致命的な斬撃を受け不快なノイズを吐きながら倒れ込んだザイバツ試製戦闘兵器が、突然けたたましい駆動音を上げた!
『0101001010101001010100101001010101000111001101010101010!!!!!!!!』
「(そら見ろ…!)」
「…………!まさか本当に面倒が起こるとはね……」
『コ   ロ    ス     ベ     シ』
その鉄屑と化す寸前で合った戦闘兵器は… 明確な殺意を吐き出しながら起き上がったではないか!アブナイ!

「…ホイヨッ!」
危険を察知したレイジーメッセンジャーは斬り下がり、ウキミ・フェイント・リープ!
『グ010ワ01010-ッ10100!!!』
再起動した戦闘兵器の内部に再度斬撃を与えるも、カイシャクに至らず!しかし機先を制する事に成功!先手を取ったものが勝つ、ミヤモト・マサシの格言通りの構図が繰り広げられている!
「全く大したオヒキ・サイドキック(訳注:相方の意か)になっちまったぜ!シザーリオ=サン!備えろ!」
「ドーモ 危険なところばかり任せてしまったようですまないね!」

『01010100101!!!』
猛烈な勢いで戦闘兵器の巨体がシザーリオに迫る!そして…!
『00101Yeeea01010rttt111111!!』
ノイズの混じった、悍ましい殺意にあふれたチェーンソーがシザーリオ目掛けて振るわれる!
「………! イヤーッ!!!
半身になって回避したシザーリオだが、先ほどと比較にならぬ猛撃がシザーリオの西洋装束を切り裂き、チェーンソーが鮮血を吸う!
「全く 兵器風情にこうも頑張られると ニンジャは商売あがったりだね…………!」
猛撃を回避された戦闘兵器のカメラは、殺意の籠った視線でシザーリオを捉え続けている。

◆手番:インフグラト

桜:ナガレザクラ=サン
📱:インフグラト=サン

筆者注:これまでインフグラト=サンが振るって来た火力が、ナガレザクラ=サンに投射される。それを下記の様にNMが告げて来た!

開始1 :ツェッペリン自動射撃
開始2 :プラズマカタナ装備
移動 :轢殺しO13
行動 :カラテ2連 電磁強化
終了 :ステルス

シザーリオ:ばけもん

◆手番開始 ◉マイクロミサイル(サモン・ツェッペリン)自動成功射撃

◆移動 ナガレザクラを轢殺しO13に隣接

◆攻撃 カスタム・カラカサ(プラズマカタナ)をでカラテ2連 電磁強化
4d6>=5[=6] = (6,5,2,3 :成功数:2)
4d6>=5[=6] = (6,3,3,2 :成功数:1)

◆手番終了 ☆ステルス・ジツLv3発動
14d6>=4 = (3,3,6,2,1,4,5,5,2,5,3,2,3,2 :成功数:5)
→ステルス有効

手数も火力も尋常ではない!!

NM:d6、1、1+d3、1+d3 回避Hard、Normal、Easy、Easy ドーゾ!

◆ナガレザクラ 轢殺1ダメージは受け、残りを回避!
6d6>=5 = (1,5,4,4,1,6 :成功数:2)
3d6>=3 = (1,4,3 :成功数:2)
3d6>=3 = (2,2,5 :成功数:1)
→轢殺1ダメージのみ!
ナガレザクラ 体力9→8

被害は最小限!

レイジーメッセンジャー:ナイスダメージコントロール!!
シザーリオ:ゴウランガ!
ナガレザクラ:ハアーッ!ハアーッ!
NM:
1ダメ…!オミゴト…!

◆手番:ナガレザクラ
ナガレザクラ:
一応聞きますが奥の脱出ポイントは条件を満たすまでは使用不可な?
NM:そうですね、今は使えません、使っても地の果てまで追いかけてきます
ナガレザクラ:ダガーに持ち替えて精密2連します……これカウンター喰らいそうでやだなぁ…… まあd3だのd6だのもらうよりマシか

◆移動 放棄して集中

◆攻撃 エメイシ・ダガーで精密攻撃2連 集中とステルスで攻撃難易度Normal
4d6>=3 = (2,1,2,2成功数:0) →失敗!
4d6>=3 = (4,3,4,4 :成功数:4)

モシモシダイスブッダ??

ナガレザクラ:うそん 1点回避Normalでーす

◆インフグラト 回避
12d6>=4[=6] = (5,3,5,1,3,3,4,6,3,4,3,4 :成功数:6) →カウンター!

NM:カウンター!悲しみ…!
シザーリオ:
ギャー!
レイジーメッセンジャー:うーんジリー・プアー!
ナガレザクラ:一応緊急残り1個切ってみるか!

◆ナガレザクラ 緊急回避ダイス1(残0)でカウンター回避
1d6>=4 = (6 :成功数:1) →成功!

ナガレザクラ:ハアーッ!ハアーッ!
NM:
躱す!
レイジーメッセンジャー:有効緊急!!
シザーリオ:ワザマエ!
ナガレザクラ:あと終了時にゲンジツ発動!緊急を!!!

◆ナガレザクラ 手番終了フェイズ ☆ゲン・ジツLv2発動 精神力7→6 
8d6>=4 = (5,2,4,6,2,6,4,6 :成功数:6)
→マーカー3個生成

🌸:ゲン・ジツマーカー

NM:ちゃんとバラ撒く様にゲンジツを設置している しかし回避に使うには足元に1つ必要では…?
ナガレザクラ:
おっと やらかし

「………あちらも本領を出しましたか…鉄屑の寄せ集めと言うのに良く動くものですね。」
「あちらも?ハハ、あんたは本領をもう出したと?」
「フフ…いいえ、今からお見せしましょう……ッ!」
BOOOOM!!! KAKABOBOBOBOOOOOOMM!!
インフグラトが啖呵を切ると同時にバイクから猛烈な弾幕!
それとともにパステルカラーの鉄塊がナガレザクラに迫る!
「ィイヤァーッ!!」
それに跨るインフグラトの手には、危険な紫電纏うカラカサが突撃槍の様に!
「どしたどしたァ!しゃっけぇぞ!!」
ナガレザクラは爆撃を掻い潜り、ジュージツでカラカサを手の甲で滑らせていなす!
「今更情でも湧いて鈍ったかァ!」
顔が触れるほどに接近!延髄にカンザシを打ち込みにいく!
「………………はぁ。」
まるで失望したかの様な視線と共に車体を傾け延髄打ちを躱し、車体を反転すると同時に後輪がナガレザクラの顔面目掛け振るわれる!
「うおっとォ!危ねェ危ねェ!ハハハァ!」
タガが外れたように笑う!そしてどこからともなく桜の花びらが舞い始める……最早野暮等と言う余力も無し。これはナガレザクラの、何らかのジツ!
「………フム、なるほど…コレが上がヤケに警戒していたコイツのジツか。」
インフグラトはボソりと呟いた。

5ターン目

急がねばナガレザクラ=サンがアブナイ!

◆手番:シザーリオ
NM:
トドメダー!

◆移動 放棄して集中

◆攻撃 強化フェイント2連
13d6>=3[=6] = (4,1,2,1,6,3,6,5,1,6,6,2,4 :成功数:8)
→ヒサツ・ワザ、スパイダーズアサルトでトドメ!
試製戦闘兵器 ◉自爆発動!

◆シザーリオ 自爆回避 緊急回避ダイス込み18ダイス U-Hard
18d6=6 = (1,1,3,6,5,2,3,4,2,4,5,3,4,4,6,5,5,1 :成功数:2)
◆レイジーメッセンジャー 自爆回避 通常回避14ダイス U-Hard
14d6=6 = (4,2,2,4,2,1,4,2,4,2,1,5,5,4成功数:0) →直撃!

◆自爆ダメージロール
2d3 = (2+1) →3ダメージ
レイジーメッセンジャー 体力9→6

提示された勝利目標:達成!

馬鹿な…14ダイスで失敗だと!?

シザーリオ:ウワーッ!?
ナガレザクラ:アアーッ!?
NM:ヌゥーッ?!
レイジーメッセンジャー:2D3ならまだ許容値!

「さて、ナガレザクラ=サンの助勢に向かわねばでね  君と遊んでいられる時間は もうこれ以上ないんだ」
そんなシザーリオの口上を聞きもせず、戦闘兵器は黒煙を吹きながらも依然シザーリオを見据え、愚直に悍ましいチェーンソーの猛撃を振るう!

『00101Yeeea01010rttt111111!!』
SLASH!
…チェーンソーの猛撃を潜り抜けるようにシザーリオの右腕がしなり、レイピアが戦闘兵器の動力炉を貫く!

『グ0101010ワ010101ッ!!!』
その一撃を回避動作すら取らず受け止め、悪あがきめいてシザーリオの腕を残ったマニピュレータで掴んだ!アブナイ!
「ウカツ…………!」
「アッ、シザーリオ=サン!?」
レイジーメッセンジャーは狼狽しシザーリオの支援に向かった。これがウカツであった!

『コ ロ ス ベ シ』
、怨念めいた音声がそのスピーカーから響き、微かなノイズ音を垂れ流しながら戦闘兵器はその残った動力を一点に集め…

CRAーーーTOOOOOM!!

その血塗れなオフィスだった場所は、閃光に包まれた!
「グワーッ!!」
閃光に呑まれ、レイジーメッセンジャーの装束が燃える!…が、忍耐可能な損害であった事だけが幸いであった!
「ッ………!」
レイジーメッセンジャーに手を伸ばそうとするも……シザーリオを爆炎が飲み込む!

もちろん、その爆炎の衝撃はナガレザクラとインフグラトにも伝わって来る。
「………フム、あちらは終わりましたか。」
「あっはっはァ!こっちはまだまだ終わらせねぇぞ!せっかくの話せる相手とのイクサだ、勿体ねぇよなァ!」
「………ハァ、威勢だけは宜しい様で。しかし…私の用はコレで済みました、そして…アナタの底もある程度知れましたので…もうアナタにも、用はありません。
「…………あァ……?……メンターに何教わってきたテメェ。それがイクサ中の相手に言う言葉かッコラー……!」
ナガレザクラがヤクザスラング交じりの反論を述べているにも関わらず、それを視するかの様にバイクのエンジンを吹かし、さもナガレザクラが見えぬかの様な轢殺軌道で急発進!
BOOOOM!!!

◆インフグラト ナガレザクラとゲンジツを轢殺し脱出

ナガレザクラ:Q.このあと回避イベントありますよね?(筆者注:自爆後のイベントに備えての質問と思われる)
NM:A.ありません!
ナガレザクラ:
今日は轢殺全力回避していいのか!?
NM:ですね

◆ナガレザクラ 回避
5d6>=4 = (5,5,3,4,3 :成功数:3) →回避!

「グワーッ!」
ナガレザクラは轢殺を避けるも排気ガスの後塵を拝してたたらを踏む!
そうして、ナガレザクラを置き去りにし…壁をブチ破りインフグラトは去って行った。

だが、こんな脆弱なテナントビル内で、ここまでの爆発を起こせばどうなるか。 …答えはビル崩落である。
そして、崩落してくる天井の轟音と共に… 三人は微かに遠ざかっていく様なエンジン音を聞いた。
一先ず脱出しよう。

NM:あ、3名とも脱出して構いません。

戦闘終了 【ダウト・アンド・アングザイア】

「…あのポンコツめ!最後の最後まで面倒を…!」
ナガレザクラは無事だろうか?だが崩落前に逃げるしかない!
スシを頬張りながら、レイジーメッセンジャーはブザマにテナントビルから脱出する!

「全く 敵派閥からの暗殺というのは されたのは初めてだね……」
煤だらけのシザーリオがむくりと起き上がり、脱兎のごとく駆け出していく。

待てッコラー!決着は……!……クソ、ここらがやめ時か」
皮肉にも、敗北の傷の痛みがナガレザクラを正気づけた。崩れゆく壁を蹴って脱出する背後で、狂気の桜がかき消えていく。

そうして各々の思いも様々に三人は、あのフロント企業だった場所からのラクシャージテンプルへの帰還より程なくして知ることになるが───

そもそも、先の指令など『無かった』事にされていた。 崩落し更地になったテナントビルについても…インフラ整備不良の事故として報道されている始末だ。

…では結局あの戦闘兵器は…?なぜインフグラトがあの場に居たのか…?なぜ彼女が襲い掛かって来たのか…?
謎は尽きぬが、その真相は闇の中である。

「…納得行かねぇ。なあナガレザクラ=サン、インフグラト=サンで間違いないんだよな…?」
レイジーメッセンジャーに心当たりはある。ワビチャのシツレイとベントー運びの件。そしてトルエン(筆者注:別参加者のPCニンジャ)やインレットと何かがあったらしい事...しかし、それ以上の言葉が出なかった。
「……少なくとも姿形はインフグラト=サンに見えたが……どうだかな。誰かのヘンシンってんじゃねぇぜ。中身がインフグラト=サンの本心か、だ
「正直、レイジーメッセンジャー=サンとナガレザクラ=サンが  誰かに恨みを持たれるという気がしないんだけど………知りすぎた とかかもしれないしね  わからないことを考えても無駄か」
ナガレザクラとシザーリオの言葉を聞いたレイジーメッセンジャーには一瞬疑問が浮かび…しかし網が掛ったように、その発言をする事は無かった。

───…ナンデ、味方の…それもオオモノミのニンジャ同士で、騙し合いと殺し合いをしないといけないんだよ?
彼はインフグラトの本心・思惑を知らない。

純粋にニンジャ千年王国を信じていたレイジーメッセンジャーの心に疑罪罰罪罰念罪罰罪罰罪裏罰罪罰罪切罰罪罰罪罰罪罰罪罰疑念・策謀・裏切り…ほんの少し、疑念が生じた。ここはネオサイタマ。今はシザーリオとナガレザクラの言葉を信じるしかない…

「そもそも向こうの殺意も不確かだしね まあ……なるようになるさ 協力だろうと、殺し合いだろうと、ね」
「良いかレイジーメッセンジャー=サン。くさくさしてしょうがねぇ、こんな時ゃ何も考えずバクチに限……やめにしとこう。ただでさえ負けが混んでる」
「そうだな…大人しくするぜ」

……果たして、このビズの真意を知る日はやって来るのだろうか…? …少なくとも、今がその時ではないのは確かであろう。

NM:というわけで弊卓はこれで閉幕です オツカレサマドスエ!
PL一同:
オツカレサマドスエ!

筆者:(作戦や休憩で)長引かせてしまって申し訳ないです
ぱらみぞ=サン:いえいえ!こちらもかなり長くなってしまい申し訳なき…1ターンだけじゃあんまり語れない…!なんか勝手にナガレザクラ=サンに失望しただけで終わってる!
久助=サン:(イッキウチを見て慌てて戦闘兵器の処理に向かう2人) (メタ読みが)浅はか……!
ハム=サン:こちらももっと粘れる気概を見せてれば戦闘継続してインフグラト=サンにもっと語らせてあげられたかもと思うと不甲斐なし……
筆者:いやいや、最善の結果新たな可能性が芽生えたのです。そこまでお気になさらず!もし、ぱらみぞ=サンが話を補填したいとお考えでしたらスレイトなどがPOPするかもしれないですし
久助=サン:シザーリオは結構平常運転でしたが 他2人に常時毒気を抜かれてた感じがあったので なんかそういう方面はありました
筆者:今回でレイジーメッセンジャーに僅かながら致命的な疑念が発生しました。ザイバツで楽な暮らしは出来ないんじゃよ…
久助=サン:ムーホンへの足取りが……!

あとがき

いやあ、これはレイジーメッセンジャーのターニングポイントになったぞ…
元々彼は「ニンジャ千年王国ならラクに暮らせる!」と思ってザイバツに所属し、サボリ癖を咎められてオオモノミ送りとなったという設定にしているのですが、派閥闘争がチャメシ・インシデントのザイバツの実態に直面した事で大きく考えが変わると思います。
ぱらみぞ=サンのPCであるインフグラト=サンと弊PCはミッション発令者としてしか顔を合わせて無く、しかもその時にチャの席で思いっ切りシツレイをかますRPをした上でミッション本筋で死にかけるブザマを晒した接点があります。なので「インフグラト=サンに命を狙われる思い当たりがある」訳ですが…派閥闘争を良く知るシザーリオ=サンとヤクザ時代の経験があるナガレザクラ=サンと異なり身内から狙われる経験が無く、何より件のジツの効きが弱いネオサイタマでそんな事が起きてしまったので、これは後々大きな要素になると思いリプレイ執筆に至りました。

本編第四話は完了しており、そちらでもドラスティックな展開が発生したため、なるべく急ぎ作成したい気持ちがあります。1~2週間程お待ち頂ければと思います。

それでは幾ばくかの「その後」を付けたし、終わりにしたいと思います。リプレイとは異なる交流内容ですので、ここで切り上げて頂いてもOKです。

それではここまでご覧頂きアリガトウゴザイマシタ!


…ミッション後のスレイト等

ネオサイタマ。ラクシャージ・テンプル。 俺の、俺たちの…隔離所。
”無かった事にされた”ミッションの疲れとかで体が重いんだが、とても寝る気にならねぇ。…俺ら「オオモノミ」の中に、ドウシウチ・ヘレティック(訳注:裏切り者の意か)が、いつやってくるか分からねぇからな。

俺だって、信じたくなかったさ。だけどよ、根拠は無いが…ナガレザクラ=サンが嘘を付くとは思えねぇ。インフグラト=サンがあのバイクから小せぇミサイルをばら撒き…それもご丁寧にダクトを通して、その上でナガレザクラ=サンにイクサを仕掛けて来た。更に言えば、あのポンコツもインフグラト=サンが作った様な事を言ってたとか、そんな話もあった気がする。

「……少なくとも姿形はインフグラト=サンに見えたが……どうだかな。誰かのヘンシンってんじゃねぇぜ。中身がインフグラト=サンの本心か、だ」

…分かんねぇよそんなの。ただ、俺らに明確な攻撃を仕掛けてきておいて本心はどうのって言葉遊びは流石に俺も出来ねぇ。 そしてシザーリオ=サンのいつも通りの飄々とした恰好や言い回しを見るに、まるでチャメシ・インシデントと言わんばかりの余裕だった。

「全く 敵派閥からの暗殺というのは されたのは初めてだね……」
「正直、レイジーメッセンジャー=サンとナガレザクラ=サンが 誰かに恨みを持たれるという気がしないんだけど……… 知りすぎた とかかもしれないしね  わからないことを考えても無駄か」


俺は後でシザーリオ=サンに聞こうと思うんだ。 こういう味方の筈のニンジャから「ドウシウチ」されるのは、当たり前の事なのかって。その時にシザーリオ=サンがレイピアを抜いてきたら…俺も嫌だけど、対抗するしかねぇな。

…実は、しょうもない使い走りでカネを稼いで、由来を聞いて、コッソリ買ったものがある。護身のワキザシなんてある程度ナマクラでも良い…なんてジゴクで抜かせる気がしない。
恐る恐るその包みを開いたんだが…ゾッとするような輝き、鋭い刃、何より頑丈そうなのに扱いやすい軽さ…俺の相棒にピッタリだ。
「ハイタツニン」。
鞘・鍔・柄にハデさは無ぇが、本物の業物って奴だ。コイツを常に抜けるようにしておく。

それと…ガキだと舐められない様に、三度笠も被ってやろう。 俺は納得するまで、要領良くやってみようと思う。俺の罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰罪罰…皆のニンジャ千年王国の為にな。

筆者のスレイト。この後NM報酬を利用し、レイジーメッセンジャーを最大強化した。

◆ネオサイタマ、<座標不明>◆
「ボクの美貌は母上に生き写しでね まさに傾国の美女ってやつ…… アレ ここ、笑い所のつもりだったんだけど……?」

「…ジョークを無視してシツレイなのはワカル。でも教えて欲しいんだ。ああいう事って、ザイバツじゃチャメシ・インシデントなのか?…俺にらしくねぇ、かなり真剣な質問で変だけどよ」

「そうだね……ボク達ザイバツニンジャが、少々排他的なのは否めないかな 君だって『身内』以外がどうなろうが、知ったことではないだろう?

「そりゃ…関係ない奴とどうこうするのは面倒なだけだし…でもよ、『身内を殺す』、なんてのは…
「…チャの時間を邪魔して悪かったよ。少なくとも、シザーリオ=サンに後ろから刺されなくて安心してるぜ」
「邪魔なんてとんでもない!根無し草同士、これからも親交を深め合って……行ってしまったか………それにしても『後ろから刺される』、か  耳が痛い話だね」
シザーリオはあの爆発の時、レイジーメッセンジャーへ差し伸べた左手…自分と相手を異界に閉じ込めるための招待状を、じっと眺める。もしその手が間に合っていたら………自分はどうしていただろうか?

「あれ………? 今ボク、迷ってるんだ オタッシャしてたかもしれないのに?  全く、このシザーリオも焼きが回ったかな」

シザーリオは誤魔化すようにマントをはためかせ、粛々とお茶会セットの撤収にかかった。

筆者のRPに久助=サンが繋げて下さったスレイト

◆キョート・リパブリック国境:ヴァレイ・オブ・センジン付近◆

キョート方面へ向かうパステルカラーに塗装された重バイクに跨り、携帯UNIXでの通話を行う女ニンジャが一人。

「…………エェ、ハイ……ハイ………先ほど送付しました映像通り……ハイ………」

「………ハイ、事前に伺っていた『あの男』の所持する何かしらの『レリック』を振るう素振りは確認出来ませんでした……ハイ、やはりあの試作品程度では………」

「………エェ、あの『運び屋』につきましても…ハイ………『例の茶器』奪取失敗程度を理由にカマユデに掛けるには惜しい人材かと……ハイ……するとして、コストやリスクにも見合わないとは……ハイ……」

「……ハイ……『ナガレザクラ』に関しましては……ハイ……あの2人が予想以上に強く、早期に撤退致しましたが………ハイ………ハイ、あのまま続けて居れば確実に『始末』出来たかと……ハイ、事前に伺った程警戒する必要は……………ハイ……」

「……ハイ……ハイ………畏まりました………ハイ……シツレイ致します………ハイ…………。」

「……………五月蠅い年寄りどもめ……」
携帯UNIXの通話を切りながら、そう悪態を突いた。

「まぁ、そう疑わずとも…このままこの立場は続けさせていただきますよ。」
「……いずれ来る、あの方の派閥設立の為……『オオモノミ』のブランドは、高くあっていただきたいのでね。」
不敵な笑みを浮かべ、そのままキョートの街並みへ重バイクを転がし始めた。

ぱらみぞ=サンのスレイト

シザーリオ=サンのレリックや能力についてはがーねっと=サンの以下のリプレイに記述されています。お時間ある方はぜひそちらもご覧ください。

2024/12/01 パラ
Special Thanks:まいせるふ=サン(表紙のオオモノミエンブレム作成者)

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