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ニンジャスレイヤーTRPGザイバツキャンペイグン「オオモノミ」第四話【ワッツ・ザ・ファッキュー・ブローク・ザット】リプレイ
本記事はkinoko=サン主催のニンジャスレイヤーTRPGザイバツキャンペイグン、その第四話の中で筆者であるパラがPLとして参加した回のリプレイとなります。
本記事にて取り扱っているキャンペイグン「オオモノミ」つきましては、下記リンクからご参照ください。
なお、当リプレイ執筆時点で、同じキャンペイグン参加者であるがーねっと=サンによるリプレイ記事もあります!参加ニンジャのキャラクター性が大きく異なっており、本記事とは違った楽しみで満載の内容となっております。是非合わせてご覧下さい!
キャンペイグン第四話のストーリー・概要
ニンジャスレイヤーの襲撃は未だ続いていた。 彼らはそれぞれ好き勝手にザイバツの施設を襲撃、あるいは関連するニンジャに襲い掛かっている。 そのうえチームを組んでいるわけでもないため、誰を捕まえてインタビューしても意味がなく対応が後手に回っている。
そんななかキルゾーン・シーホースが襲撃、地下シーホース貯蔵庫が爆破されてしまう。 カマユデに必要なシーホース確保のため、キミたちオオモノミに出動の命が下った。
出撃ニンジャ/参加PL等
グランドニンジャマスター:kinoko=サン
本キャンペイグンの主催者であり、第三話の最後にて「カマユデ用シーホース」なる概念を注ぎ込んできたお方である。今回はグランドNM直々のマスタリングとなり、
筆者のPCが閻魔帳に記載されている事などから苛烈な難易度であろう事が本記事執筆開始時点で予想される。
ハイアラート=サン/PL:THE-MAKER=サン
◆ハイアラート (種別:ニンジャ)
カラテ 4 体力 9
ニューロン 6 精神力 9
ワザマエ 8 脚力 4/N
ジツ 3 名声 8
攻撃/射撃/機先/電脳 4/9/10/11
回避/精密/側転/発動 9/8/8/9
即応/緊急回避 4/1
◇装備・スキル・特記事項
E:タクティカルヘルム、ニンジャブレーサー、タクティカルスーツ、テック・レガース
E:アサシンダガー、謎のオマモリ(読替元:キーボード・オブ・ザ・ゴールデンエイジ)
保有:オーガニック・スシ、ZBRアドレナリン
☆ハッカー系のソウルLV3、☆◉超自然的IRC接続
◉タツジン:ハッカー、◉サモン・クローンヤクザ、◉戦略視界ナビ、◉エコノミック・カラテ
◉頑強なる肉体、◉滅多蹴り、◉挑発
◉交渉:鼓舞
◆「クセモノダー!」「クセモノダー!」「クセモノダー!」◆
高いソウル感知能力と、精彩さには欠けるもののそれぞれが自在に行動するブンシン・ジツを有する、決して侮れない能力を有するニンジャ。
その能力を買われキョート城の警備にあたっていたが、ブンシン体も各々カラテシャウトを発する都合シンプルにうるさいのでオオモノミへと出向が決まる。
もっともキョート城へ攻め入る狂人がそう現れることもなく、絶対的守護者のケイビインもいるので、当人はその実力を買われ緊急性の高い即応部隊に配属されたのだと張り切っている。
ハッカー系のスキルであるサモン・クローンヤクザを自らの「自我を持つブンシン」として読み替えた、これまた面白いニンジャ。サポートとして強力な戦略視界ナビを筆頭にワザマエ攻撃運用として便利な滅多蹴りを備えており、ある程度の火力と複数の搦め手を備えている。
騒がしい特性故にオオモノミ送りになってしまったものの、そのジツの実態は壮絶なものだ。
(中略)
気付けば朝だった。まるで六度のイクサを…そして、何度かの爆発四散を経験したかのような夢であった。現実であればぞっとしない話だが…これは夢だ。これまでに幾度と無く、そしてこれからも見ることになるであろう、夢の一つだ。 「…さて!今日も一日オオモノミのため!ザイバツのために頑張りましょう!ガンバルゾー!ガンバルゾー!」そう言うと、朝の支度をした後、日常へと、現実のイクサへと飛び込んでゆくのであった…。
─ハイアラート=サンのスレイトより抜粋
ケアフルピッグ=サン/PL:避雷針=サン
◆ケアフルピッグ (種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 9
ニューロン 6 精神力 9
ワザマエ 7 脚力 4/H
ジツ 3 名声 8
攻撃/射撃/機先/電脳 6/7/8/8
回避/精密/側転/発動 8/7/8/9
即応/緊急回避 4/1
◇装備・スキル・特記事項
E:ニンジャブレーサー、マルチ・スシタッパー
E:ムチ、保有:オーガニック・スシ×2
☆謎めいたニンジャソウルLV3、☆◉ニンジャソウル感知能力
◉◉タツジン:ムチ・ドー、◉ムチ拘束習熟、◉トラップ処理技術、◉健啖家
◉交渉:共感、◉知識:高級嗜好品、◉知識:貴族の流儀、◉知識:セキュリティ、◉些細なジツ:鋭敏嗅覚
嗅覚による探索と情報を持ち帰るための生存術に長けたブタ・ニンジャクランのソウルを宿した斥候ニンジャ。
ニンジャソウル感知能力とニンジャ野伏力が高く、強靭なロープの先にクナイ・ダートを結びつけた暗殺兵器ロープ・クナイも得意とする。
さらにソウル由来の力で胃腸が強化されており飲み込むようにスシを食べても瞬時消化できるのだ。
キョート貴族御用達の料亭の娘という出自を持ち、身代金目的で誘拐された際にニンジャソウルが憑依し犯罪者達を皆殺しにして脱出、その際の騒動がザイバツの目に止まりスカウトされた経歴がある。
その後イグゾーション派閥に拾われたがモータル時代にやっていた創作活動を掘り出されて咎められオオモノミへと送られる事となった。
ムチを読み替えた「ロープ・クナイ」による拘束攻撃により、後続の攻撃に繋げる強力なサポーター。耐久面でもマルチ・スシタッパー及び健啖家による隙のない回復手段を有しており、謎めいたニンジャソウルによる補強で精神力面でもかなりの安定感を誇る。
能力・知識面を見ればオオモノミ送りにはならない筈の彼女だが、見つけられてしまった創作活動が仇になってしまった様だ。
偉い人から「こいつはくせえッー!モータルのにおいがプンプンするぜッーッ!」
と言われてオオモノミ行きに あと優秀だったので蹴落とされた
─避雷針=サンによるケアフルピッグの設定説明
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インフグラト=サン/PL:ぱらみぞ=サン
◆インフグラト (種別:ニンジャ)
カラテ 8 体力 21
ニューロン 10 精神力 10
ワザマエ 8 脚力 1/N
ジツ 4 名声 8
攻撃/射撃/機先/電脳 8/7/7/10
回避/精密/側転/発動 12/8/4/14
即応/緊急回避 2/1
◇装備・スキル・特記事項
E:タクティカルヘルム、ニンジャブレーサー、伝統的フルプレートアーマー、伝統的レッグプレートレガース
E:カスタム・カラカサ(読替元:プラズマカタナ)、所有:トロ粉末
☆ステルス・ジツLV3、★ステルス・アンブッシュ
◉頑強なる肉体、◉痛覚遮断
◉タツジン:ハッカー、◉サモン・ツェッペリン、◉エコノミック・カラテ
◉サモン・モーターサイクル、◉ビークル戦闘熟練
◉◉◉◉因縁:インレット、◉◉◉◉敬服:パワー
◉知識:中流企業、◉知識:ビークル
モータルであった頃に中流企業に新卒OLとして勤めていたが、不慮の事故によりニンジャとなり、ザイバツのアプレンティスとして…選択の余地無く加入させられた。
…しかし、徹底的な階級・ネンコ至上主義のザイバツにおいて、若く(経験が浅く)、礼儀作法に精通している訳でもなく…
その上ニンジャとしての才能も無い彼女が上位階級に目を掛けられる筈もなく、あえなくムラハチにされるのにそう時間は掛からなかった。
オオモノミに放り込まれたのも…何処の派閥でも無く、大した後ろ盾も無い有象無象の1忍だった故の左遷命令であった。
本セッションの参加者で最も高い名声15(キャンペイグン上限!)を有しており、それに相応しいステータスの高さを誇る。重装備・体力強化スキルによる徹底した体力補強、機動力を確保するサモン・モーターサイクルにプラズマ・カタナとサモン・ツェッペリンによる高火力攻撃と高度に纏まったニンジャだ。
オオモノミのメンバーではあるが何やら別の思惑がある様で、ぱらみぞ=サンが開いたセッションで彼女の「暗躍」が描かれ、その結果他PLとの因縁や敬服が設定された様だ。
筆者が前回書いたリプレイを是非ともご参照頂きたい。
─インフグラト=サンのユウジョウ表より抜粋
アグリーエッジ/PL:パラ
◆アグリーエッジ (種別:ニンジャ)
カラテ 9 体力 9
ニューロン 5 精神力 5
ワザマエ 4 脚力 4/N
ジツ 3 名声 9
攻撃/射撃/機先/電脳 9/4/5/5
回避/精密/側転/発動 10/4/4/8
即応/緊急回避 5/0
◇装備・スキル・特記事項
▲▲醜い刃と顔(読替元:戦闘用バイオサイバネLv1)、△紫の毒(読替元:コブラアーム)、△鋭き刃(読替元:カマイタチ・ブレード)
E:醜い刃(読替元:バイオ武器LV1)、伝統的ニンジャ装束、トロ粉末
☆シャーペン・エッジ・ジツ(読替元:ヘンゲ・ヨーカイジツLv3)
☆◉シャーペン・エッジ・ジツ(読替元:ヘンゲ時武器銃器習熟)、☆◉弾き飛ばし
◉叩き伏せ、◉鋼の魂
◉交渉:理路整然、◉知識:貴族の流儀、◉知識:レッサー・ワビチャ作法
アッパーガイオンに住むリキシャー運営会社の御曹司であったが、自らが乗ったリキシャーで事故が起き、右腕と顔面が見るも無残な有様となった。
元は端正な顔立ちだったらしいがディセンション後はそのシコヅラによりソウメン(総面)・フルフェイスメンポを常に着ける様ザイバツ編入時から圧を掛けられた。
それだけではなく右腕も悍ましい紫色の毒を帯びた刃の様になってしまい、「醜い刃」として爪弾きにされるようにオオモノミへ送られた。
ディセンションの経緯からモータルを信用しなくなっており、必要とあれば鬱憤晴らしを兼ねて踏み台にしていくだろう。
NM行為により余分に報酬を取得。更にカラテが強化された上に鋼の魂を習得した為、僅かな精神力強化と一回限りの自己蘇生が可能に。多少はタフになったとはいえ脆弱な精神力は相変わらず(本パーティ内で最低値だ!)であり、グランドNMの睨みつけも考えると開始前の時点ではそろそろ爆発四散するのではないかと考えている。
kinoko=サン:「ホーホーホー…」
筆者:「来るなら来い…アイツは頭上死イビルアイ1発で吹き飛ぶガラスの大砲だ...!」
本編開始!
kinoko=サン(以下NM):点呼ーっ!!
パラ(筆者)/アグリーエッジ:1!
THE-MAKER=サン/ハイアラート:2!
ぱらみぞ=サン/インフグラト:3!
避雷針=サン/ケアフルピッグ:死
NM:ヨシ!それではザイバツCP第四話!◆ワッツ・ザ・ファッキュー・ブローク・ザット◆を始めていきたいと思います! バンザイチャントせよ!
PL一同:ガンバルゾー!
◆◆◆◆◆◆
アンダーガイオン某所。
廃墟と化した巨大ショッピングモール「トリイ」の暗い立体駐車場を、2人のニンジャが、互いの背中を守りながら進んでいた。1人の手には火縄銃、もう1人の手にはイシユミが握られている。ニンジャ視力で闇を見据え、ニンジャ第六感を研ぎ澄ませながらゆっくりと進んでいく。
ブーンブーンブブーン。ブーンブーンブブーン。単調なベース音が特徴的な、トリイ・マートの店内BGMが、立体駐車場のスピーカーからざらついたノイズとともに微かに漏れ出している。
外からはアンダーの無機質な光が僅かに差し込んでくる程度で、この空間に光はほとんど無い。壁や柱に備わった非常ベルの赤い光や、九割がた割れ落ちた天井の蛍光灯が頼りなく明滅し、「6階」「ショウギモール」「実際安い」といった張り紙を照らす。
ルークケンゼン:スシ発見。
イエローマサカノ :どこですか?
ルークケンゼン:黄色いスクラップカーの横です。
イエローマサカノ :開けますか?
ルークケンゼン:はい、開けてください。
これらは言葉を交わしてのものではない。全てハンドサインによるものだ。
ハンドサインを受け、イエローマサカノなるニンジャが進み出て駐車スペースの1つに置かれた密閉スシ・パックを開く。
芳醇なスシの香りが漂い始めた。
ルークケンゼン:グッド。香りがいい。
イエローマサカノ :腹をすかせたシーホースが寄ってきますね
ルークケンゼン:今日の成績はいくつでしたか?
イエローマサカノ :私が3、ルークケンゼン=サンが2です。次はお先にドーゾ。
ルークケンゼン:いいんですか?
イエローマサカノ :もちろんです。
ルークケンゼン:悪いですよ。
イエローマサカノ :そうおっしゃらず。
ルークケンゼン:それでは。
突如、ガラスの割れる音が立体駐車場内に響いた。それから、苦しそうな呻き声と、荒々しい息遣いが2人の耳に聞こえてきた。二人はスシから離れ、黒いワゴン車の影に身を潜める。ルークケンゼンはスシのある辺りに目を凝らす。何者かの気配が近づいてきた。
「ヤメロー…ヤメロー…!」
暗闇の中から、ぬうっとニンジャが姿を現す。それは野生化したシーホースだった。
腹を空かせたシーホースは、本能的に罠だと知りつつも、スシの放つ香りに抗うことができない。シーホースはスシの前にひざまづき手を合わせ、ショーユもつけずもぐもぐと咀嚼し始めた。観察者から見れば、嘔吐を催すほど不快な光景である。
「イヤーッ!」
ルークケンゼンはワゴン車の上に上ると、シーホースの頭部を狙って火縄銃を発射した。
「アバーッ!サヨナラ!」
狙い過たずヘッドショット!シーホースは爆発四散した。
「やったぜ、ユウジョウ!」サムズアップ!
「流石です、ユウジョウ!」サムズアップ!
2人は互いに賞賛しあう。ルークケンゼンは爆発四散跡からシーホースのトサカを拾い腰のポーチに仕舞った。
ここはザイバツニンジャ向けに解放されている暗黒遊技場「キルゾーン・シーホース」。二人は派閥間調整の一環として来ていた。モータルで言わばゴルフのようなもの。
「今日の分を合わせれば景品交換できそうだ」
「いいですね、何を?」
「目を付けていたチャワンがある。にしても、お前もシーホースを狩るのに慣れたものだな」
「はい、慈悲はありません。シーホースと我々は違いますからね」
彼らは普段火縄銃やイシユミなど使用しない。 あえて実力を制限するような得物を使うことでゲーム性を付与し、狩りを愉しんでいるのだ。なんたる格差社会を象徴するようなニンジャハントの暗黒遊技場か!
ドサッ。
しかしここで、二人の間に何かが落ちてくる。
「「……?」」
見ればレンガブロックほどのサイズの物体で、意図不明のアンテナと、『C4です。』『非食用』『甘くはない』のシールが―――
KRATOOOOOOMMM!!!!
二人はサヨナラもなく消し飛んだ。
KABOOOOMM!! KABOOOOMM!! KRATOOOOOOMMM!!
同時にトリイ・マート各所で同様の爆発!主な爆発地点は地下ゆえか崩壊がハヤイ!暗黒遊技場「キルゾーン・シーホース」は音を立て崩れていく!
「ワハハハハハハハ!!!!」
それを手を叩いて嘲笑う者あり!
ミリタリージャケットニンジャ装束に『忍殺』と刻まれた鋼鉄の鉢金を腕に巻いている!
そう、ニンジャスレイヤーだ!
「一歩遅かったようだな、ザイバツのクズども!」
爆発崩壊する建物を背景に振り返り、キミたちにアイサツ!
「ドーモ、ニンジャスレイヤーです!」
キミたちはキョート各所に潜り込んだニンジャスレイヤーの狩り出し任務を行っていた。 そのうちニンジャスレイヤーのひとりが大量の爆薬を盗み出した情報を得て追跡、しかし惨劇を止められなかったのである!
NM:アイサツせよ!
ハイアラート:アイエッ!?
インフグラト:我々現場に居るの!?
NM:たった今たどり着いた
「ドーモ、ケアフルピッグです」
ピンク色の装束に豚の鼻を模したメンポの女ニンジャがアイサツし、ロープ・クナイを取り出す。
「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン!ハイアラートです!」
威勢良いアイサツ!
「このような狼藉!許してはおけません!」
止められなかったことは棚に上げている!
「ヌゥーッ!間に合わなんだ…!ドーモ、アグリーエッジです!」
その右腕の刃には、手汗めいて紫色の毒がにじみ出ている。ミッション失敗だ!
「………………………ハァーッ…………ドーモ、インフグラトです。」
なんともバツの悪そうに、バイクに跨ったまま深い溜息と共にアイサツ。
「フハハハハハ!スゴイ!ランキングが!ランキングが上がっていく!!」 吠えるニンジャスレイヤー!
その言葉通り、ニンジャスレイヤーのアトモスフィアが凄まじく膨れ上がっていく!!そのランキングは、ゴ、ゴウランガ!3位だ!!
ナムアミダブツ!キルゾーン地下のシーホース貯蔵庫爆破によりニンジャ殺害ポイントを大量獲得したニンジャスレイヤーはランキング圏外から一気に3位まで躍り出たのだ!
ハイアラート:ツヨイ!?
インフグラト:ランキングってそういう物なの!?
ケアフルピッグ:年収めいたパワーアップをしやがる
ハイアラート:シンプルにキル数でカウントされるからシーホースを狩ればポイントを貯められる…?システムの不備な…?アグリーエッジ:ますます訳が分からない!まるで仕様を突いたようなデュープ(訳注:チートやバグを利用して、アイテムやゲーム内仮想通貨を大量に増殖する行為)!
「フフフ、これなら…イヤーッ!!」
ニンジャスレイヤーはチョップを宙に繰り出す!
CRAAAAAAAAASSSHH!!!! 背後のビルが倒壊!!
何たるニンジャスレイヤーランキング3位の力か!?
「ハハハハ!!すごいぞー!」狂喜!!
「ヌウーッ!さすがは3位!なんたる力…!」ハイアラートが素直に驚嘆!
だが凶行を止められなかったキミたちに選択肢はない!最低限こいつだけは殺さねば!さもなくば言い訳もできずセプクだ!
「調子に乗って……」…ケアフルピッグ!
「…………少々頭痛がしてきました。」…インフグラト!
「さあ!ここまで好き放題やってくれましたがオオモノミに目をつけられたのが運の尽き!いざナムサン!」…ハイアラート!
「…胡乱な番付ごっこもいい加減にせよ!」…アグリーエッジ!
もはやモンドムヨー、待ったなし!カラテを構えよ!
なんて苦しい戦いだったのかしら……
「キルゾーン・シーホース」地下貯蔵庫を爆破することで大量のニンジャを殺戮ポイントを得たニンジャスレイヤーは一気にランキングを3位まで上昇。
そのカラテは3位相当のものとなりグランドマスターに匹敵するほどの悪夢を見せてきた。
だが『キルログがシーホースばかりで査定バグの可能性重点』『一時的にランキング除外』『調査中です。ご迷惑をおかけしますドスエ』というメッセージが入るやそのカラテは見る影もなく消失し爆発四散したのだ。
イクサ後、燃え盛るトリイ・マートの前でキミたちは座りこむほどにキミたちの疲労は濃い。
ハイアラート:なんか勝ってた…
インフグラト:行間!
◆ハイアラート フレーバーロール ばくはつしたハイアラート予備
1d10 = (10) -1 = (1) →9体もハイアラートは爆発四散した
ハイアラート:大変なことになっていた
インフグラト:被害があまりにもオオキイ
以前のシンカンセンの一件以来、ニンジャスレイヤー禍が止まることを知らず、ザイバツは頻繁に襲撃を受けていた。
彼らはランキング目的でそれぞれ好き勝手にザイバツの施設を襲撃、あるいは関連するニンジャに襲い掛かっている。
そのうえ組織として連携を組んで襲ってきているわけでもないため、誰を捕まえてインタビューしても意味がなく、対応が後手に回っており常に攻められ続けているのだ。
実際、組織から見たテロリストへの防衛というのは悪夢的難易度だ。
「ハァーッ…これが3位、なんたる相手だったことか…!」
9体のブンシンを消耗したハイアラートが疲弊を露にした。
「これでセプクは免れそうですが……しばらくは嫌味を言われるでしょうね」
ケアフルピッグは早くも先の予想を立てていた。
「…」
ソウメン・フルフェイスメンポの下、アグリーエッジは非常に苛立った顔で突っ立っていた。
「…………」
片やインフグラトは、バイクに跨ったまま、眉間に指を当て静かに休んでいる。
グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン!
グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン!
……もはや聞き慣れてしまったドラの音だ。内容は……
……キミたち全員『査問の間』への呼び出し?
嫌な予感がじっとりと這いあがってくる。 だが、行かねば即座にギルドへの背信、申し開きもなくカマユデだろう。
「……………ハァーッ………」
ドラの音に続き、パステルカラーのバイクの上から深いため息が漏れた。
「ヌウーッ…しかし我々にやましいところはございません!実際3位のニンジャスレイヤーをやっつけたのですよ!」
実際ハイアラートの発言は事実だが、ある意味楽観視が過ぎるか。
「…ハイクを認めておくべきでありましたな…」
「行きましょう……お腹空いた……」
アグリーエッジとケアフルピッグが嘆く。しかし招集を無視してはならぬ。後始末を後詰に来たオオモノミではないニンジャに押し付け、四忍は色付きの風となって駆けだした。キョート城へ!
キョート城 査問の間
高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドー、何らかのオーガニック香がたかれ、奴隷ゲイシャがオコトを爪弾く。
畳敷きの床にキミたちは正座させられている。背後には二名のマスター位階のニンジャ。滲みでるカラテは確かなもの。
中央から壁に向かって、畳敷きの床を囲むように一段ずつ高くなっており、そこにパラパラと、数名のニンジャが正座、あるいはアグラしている。 最も高い段には、グランドマスターの姿もあった。これは珍しいことだ。彼らは言わば陪審員のような立ち位置だ。
ここ、査問の間はその名の通り任務の失敗、それもギルドへの背信を疑われるニンジャを公開尋問する場である。 ここに呼ばれた5割のニンジャがケジメ、2割がセプク、2割はカマユデとなっており、無事に出られる1割も後ろ盾強力な者ばかり。
つまり呼ばれた時点で刑罰を受けることがほぼ決まっているのだ。
ハイアラート:かなしい
インフグラト:かなしみ
裁判官の席は空席だ。ここはロード・オブ・ザイバツの座る場所であり、些細な尋問には出席しない。
当然ながら、後ろ盾もクソもないオオモノミのニンジャを庇う者など皆無。
検察側、小柄で陰気なニンジャ、すなわち大参謀パラゴンが怒りのアトモスフィアを隠すこともなくキミたちの前にいる。
「この度の任務の失敗、それによりギルドに与えた損害は到底看過できるものではない」
「今回の失態でシーホースの在庫が大きく損なわれた。またニンジャスレイヤーどもの掃討を任務としたにもかかわらず、オオモノミは未だそれを為せていない。これは明確な怠慢と言える」
「よってこの度の罪を雪ぐためカマユデとするのが妥当。連帯責任で全員ユデてはロードのお心を痛めるであろうから、彼らには他のオオモノミの意識を引き締めるため代表としてのカマユデとする」
「そうだ!カマユデダー!」
「怠慢死すべし!カマユデだ!」
「ギルドの露払いとなるべきオオモノミがこのような職務怠慢とは…ユデでは?」
「まぁユデでしょうなぁ」
「くっ…代わりにユデるための3位のニンジャスレイヤーを回収するべきでしたか…!」ハイアラートが後悔!
そしてアグリーエッジはドゲザ平伏のまま顔を上げられぬ。後ろ盾のない者の言い分なぞ…通らぬ!
「……………」
インフグラトは無言、無表情を貫く。こういう場合下手な申し開きは自殺行為、足掻いた所で無駄…どころか悪手なのだ。僅かな機を待つしかない。
「(こんなところで……)」
口中でケアフルピッグが囁き、無念に目を閉じる。
そんな四忍の身じろぎ・態度を反抗と受け取ったのか、背後のマスターニンジャ…レスラーオサエコミとミコシニュードが全員をまとめて畳床に抑えつける。
「「クチゴタエスルナー!」」
「グワーッ!」ハイアラートが叩き伏せられる!
「グワーッ!」アグリーエッジの平伏姿勢が更に抑え込まれる!
「ンアーッ!」ケアフルピッグも抑え込まれる!
「………グッ……」インフグラトは抵抗せず受け入れ、平伏姿勢をさせられる。
もはや室内のアトモスフィアはカマユデに傾き切っている。
オオモノミの四忍は代表としてユデられてしまい、死んでしまうのか!
「―――少しいいだろうか」
だがここでマッタをかけた者がいる。
グランドマスター・イグゾーション
「記録を見させてもらったが、私には特に彼らに非がある用には思えなかった」
穏やかな声で、しかしはっきりと否定するグランドマスター・イグゾーション。
「なんだと……」
どろりと部屋の空気が濁る。パラゴンとイグゾーション、グランドマスター同士のプレッシャーがぶつかり合い、奴隷ゲイシャが失禁、気絶する。陪審員として出席していたニンジャ達もじりじりと嫌な汗をかき、どちらに味方すべきかを一斉に目配せしあう。
「ニンジャスレイヤー一派のテロは連日続いている。オオモノミの稼働率を見ただろうか。モータルならカロウシしているだろう」
「無論、選ばれしギルドの戦士がこの程度で音を上げることは決してない。だがミスは増えるものだ」
「ならばここはカマユデではなくシーホース捕獲を任務とし、損失を償わせるべきでは?」
イグゾーションの言葉に同調するような声がちらほらとあがる、が、それは言質を取らせない迂遠な言い回しだ。しばしグランドマスター同士の駆け引き、交渉、落としどころを探るような論戦がオオモノミのニンジャ達の上で交わされる。
這いつくばる四忍の運命はもはや他者の手の中だ。
―――やがて決着がついたのか。
「よかろう。この度の不始末はオオモノミ全体でのシーホース捕獲作戦を以て償わせるものとする。異のあるものは起立せよ」
陪審員は誰も立たず、「私も流石に可哀想だと」「彼らオオモノミは頑張っていますからユデ不要では」「ユデ不要でしょうなぁ」と同調。
(風見鶏の年寄り共が……このやりとりも、一体何処までが茶番なのでしょうね。)
平伏姿勢のまま、インフグラトは内心そんな事を考えていた。
「ではオオモノミは追って任務を下す。下がってよい」
査問会は解散の運びとなった。
キョート城 廊下
「大変だったようだね」
査問の後に廊下で会ったイグゾーションは穏やかに微笑み、キミたちを労ってくれる。廊下にかかってるカケジク『格差社会』が視界の端に見える。
筆者注:ここで筆者はシツレイにもアグリーエッジがグランドマスター・イグゾーションをどの程度理解できているかのフレーバー判定をニューロン判定U-Hardで行った!
◆アグリーエッジ イグゾーションの理解具合
5d6=6 = (6,3,3,2,5:成功数:1)
NM:よくお分かりだ。だがグランドマスターの胸中は出目6程度では推し量れぬ。ところでキミたちちょっとグランドマスターに頭が高いな?高くない?高いよね?
◆ハイアラート ドゲザ高度
1d100 = (3)
ハイアラート:超ひくいよ!
インフグラト:低い!
NM:ハイアラート=サンは合格レベル!
◆インフグラト ドゲザ高度
1d100 = (5)
インフグラト:ひっくい!
NM:素晴らしい低さ!!
◆ケアフルピッグ ドゲザ高度
1d100 = (1)
ハイアラート・インフグラト:!?
NM:ウワーwwwwwこんなことあるのかww
ケアフルピッグ:元イグゾーション派閥だぜこいつは
◆アグリーエッジ ドゲザ高度
1d100 = (74)
NM:おやおや?
ハイアラート:反動が…!
アグリーエッジ:あーあ...もう…
NM:(設定が)御曹司だから、内心漏れちゃったかな
◆実況チャンネルにて◆
がーねっと=サン:出目6程度ではグラマスの胸中は推し量れぬ、実際そう d100で頭の高さ測るのは草
kinoko=サン:90超えたら流石に不興を買うレベルw
ハム=サン:平伏度対決が始まっている
がーねっと=サン:頭が地にめり込む勢い
他参加者様:地上からの頭の高さ(cm)
THE-MAKER=サン:74でもわりと頭は低いのでは…?
ハム=サン:平均的男性の股下が70〜80cmらしいので……90°以上のオジギ姿勢……?
NM:そういえば元イグゾ派閥はケアフルピッグと他にいますか?
アグリーエッジ:無所属です!
インフグラト:無所属だけど…もしかしたらやってることを知られてるかもしれない…
ハイアラート:noです!(ややケイビイン寄り)
NM:ではケアフルピッグだけね。
「…寛大な措置に感謝申し上げます。グランドマスター・イグゾーション=サンのお言葉添えを以て、我々は贖罪の機会に恵まれました」
アグリーエッジは徹頭徹尾、盲目的な感謝とドゲザを行う…彼の意図は分からぬが、愚鈍に振舞うと良いとニューロンが恐怖と共に告げていた為だ。
「ハイ!ありがとうございます!」
ハイアラートは直ちに平伏!
「命を救っていただいたこの御恩決して忘れません」
元々イグゾーション派閥に属していたケアフルピッグが瑕疵の無い所作でドゲザした。
インフグラトもまた、他の者に倣ってドゲザした。
「ケアフルピッグ=サン。それにキミたちも疲労も濃いだろう。少しだが食べるといい」
そう言ってイグゾーションが手を叩くと、奴隷ゲイシャがスシの重箱を持ってくる。中身は、オオトロだ!うまい!美味すぎる!!疲労困憊だったキミたちにスシの栄養価が確かな活力を与えてくれることだろう。
インフグラト:食べずにとっておくことって可能ですかね?
NM:RPゆえ無理な奴ですゴメンネ というか労いをポケットに入れるのは流石にシツレイ…
インフグラト:サスガに無理だった!
筆者注:この時、ニンジャスレイヤー原作の知識が浅い自分でもどうしてもやってみたかったRPがあり、決断的に実行!
「…いえいえ、私如きには勿体ない振る舞いです」
儀礼的プロトコルで1度目の拒否!アグリーエッジも本当は食べたいが…!
「そうおっしゃらず」
イグゾーションはにこりと微笑み、言葉を返す。
「お気持ちだけイタダキマス」
「どうか頂いてください」
「しかしブッダが私を咎めるかもやしれませぬ」
「ブッダも許します」
…これで3回目。
「…では、シツレイイタシマス」
ここに来てアグリーエッジは漸くオオトロを食す…遥かに良い。
ケアフルピッグも彼と同じく儀礼プロトコルを行い、上品な所作でスシをショーユに付けてから食す。
ハイアラート:一番礼儀度数がたかいアグリーエッジ=サン
◆実況チャンネルにて◆
kinoko=サン:アグリーエッジへのイグゾからの評価値が複雑になってる
がーねっと=サン:貴族ではあるがこちらの意図に乗らず、かと言って儀礼的プロトコルはきちんとこなしており、複雑
kinoko=サン:そんなかんじ 愚鈍ではないので使いにくいが、貴族としての心がけを忘れていないのは評価に値する
THE-MAKER=サン:イグゾーションからの評価値を128にして師父をオーバーロードさせるしか勝機は無い…!
筆者:(時間取ってすみません、やってみたかったんです…)
がーねっと=サン:貴族PCでないとできないRPだ
にこにこと、這いつくばるようにスシを喰らうオオモノミのニンジャ達をイグゾーションは見下ろしている。それはもう、穏やかに。
「私はね」
そうして命の危機と、救済の糸と、スシの暴力的な旨味でニューロンを殴りつけながら…穏やかに語り掛ける。
「私はキミたちには期待しているんだ。私はもっとキミたちに評価されてほしいと考えている」
「ひょっとすれば、今よりもさらにふさわしいポストがあるのではないかとね」
「もちろん、それはケアフルピッグ=サン。キミもだ。キャリアアップの用意はある」
「実際これは長期的な視点をもった話になるが……覚えていてほしい」
「もったいないお言葉です……恐悦至極に存じます」ケアフルピッグが深く平身となった。
イグゾーションの声は低く、穏やかでニューロンに心地よい。いっそずっと聞いていたくなる。あるいは従い、彼に気に入られれば、オオモノミを出られるのでは―――
グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン!
グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン!
だがそれを阻むように聞き慣れた銅鑼の音色だ。
「……仕事のようだね。キミたちにギルドは期待している。どうか頑張ってほしい。では」
すっと、目を細めたイグゾーションは踵を返し、立ち去っていく。
「ハイヨロコンデー」
派閥の長から直々の声掛けを貰ったケアフルピッグは深く頭を下げ見送る。
インフグラトも彼女に続き、頭を下げ見送る。
「ムウッ…あ、感謝致します!ヨロコンデー!」
イグゾーションの言葉と銅鑼の音色にニューロンをかき乱されたハイアラートであったが、素に戻る!
「ハハーッ!」
アグリーエッジに至っては未だにドゲザ平伏し、グランドマスター・イグゾーションを見送った。アブナイ所であった。
さて。任務の内容は先ほどの話の通り、シーホースの捕獲。
探索地域は…奈良県、サクライ・コフーン遺跡!?
奈良県と言えば未開の地!鬱蒼としたジャングルが広がる土地だ。
サクライ・コフーン遺跡…と言うのは聞いたことがないが、何らかの遺跡であろう。だがこれも仕方がない。野生のシーホースの生息域は基本的に未開のジャングルや遺跡、ダンジョンと言ったところに集中している。基本的に生息域が見つかると逃げ出す程度の知性はあるため、同じところにはなかなか居ない。これゆえバイオシーホースの研究も進められているが、何故か遅々として進捗は進んでいないのが現状だ。
「奈良……長旅になりそうですね」
「…何処であろうと赴くほかに在りますまい」
ケアフルピッグとアグリーエッジが言葉を交わす。
「…………………」
結局、インフグラトは無言のままスシに手を付けず振る舞われたチャだけを啜っている。
さらに任務を確認すると、ここにいる4忍以外にもさらに3名の増援がオオモノミより来るらしい。しかもこの大規模なシーホース狩りは他のオオモノミにも下っているようだ。
NM:ところで。
シーホースシナリオ。
それは、NMである私にとって。
疑心暗鬼、権謀術数、蹴落とし合いに騙し合いの象徴……!
つまりは。
ハイアラート。
ケアフルピッグ。
インフグラト。
アグリーエッジ。
ウラギリオック。
ウラギリンボ。
ウラギリーパー。
―――この任務には裏切り者がいる……!
筆者:え、えっ?秘匿HO渡されてたりするタイプですか??
NM:いえ全然
筆者注:PvPに苦手意識を持つ筆者は少々過敏に反応してしまった。実際に見た訳ではないが、今回は元々PvPシナリオだった内容を調整したもの、との事であった。
そんなわけでとっとと準備せよ。ここはキョート城ゆえ万全の備えができる。
下記の中で好きなものを選択せよ。
・常在戦場、装備を整える。
即応、または緊急ダイスを合計6つ得る。
・ザゼン集中、あるいは奴隷モータルを虐げ精神を充足させる。
精神力を2D2+1増やす。
・なんか腹減ったな。スシやチャ、サケを飲み食いし気力体力両方を充足させる。
精神力と体力を3ずつ増やす。
ケアフルピッグ:なんてことだ……
インフグラト:後者3名 is 誰
NM:増援ですね。オオモノミ所属のニンジャです
インフグラト:3名についてなんか事前に知ってたりします?
NM:確かなワザマエと戦闘力、あとよく3人でつるんでるのを見ます
インフグラト:即応+6
ケアフルピッグ:食うしかねえ。精神と体力+3
アグリーエッジ:とりあえず先程のオオトロによって体力精神+3を得た事にします。
◆ハイアラート バフをランダム選択
1d3 = (2) →精神力2D2+1
◆精神力増加量
2d2 = (1+1) →精神力+3
ハイアラート:最低値! 劣化スシだこれ!インフグラト:かなしみ…
◆各員のバフ後のステータス
ハイアラート 体力9 精神力9→12
ケアフルピッグ 体力9→12 精神力9→12
インフグラト 体力21 精神力10 即応2→8
アグリーエッジ 体力9→12 精神力5→8
NM:反映ヨシ!
ケアフルピッグ:「ゴチソウサマデシタ」出撃に際し、ケアフルピッグが食べた2人前のスシ桶が5つ重なる。
インフグラト:携帯UNIXを操作しながら、事前準備を万全にしている。
NM:と言うわけで、準備ができ、出発しようとキョート城を出ようとしたキミたちの前に、お助けキャラが登場します。
「おや、ドーモ。みんな息災かな?」
NM:彼はオタスケモンというニンジャで、皆さん全員とユウジョウ4ある相手で敵ではありません。どのくらいお助けキャラかというとインフグラト=サンともユウジョウが4あります。アプレンティス時代、あるいはスカウトされたてのころに良くしてくれた人で信頼していいです。
インフグラト:!?
ハイアラート:めっちゃユウジョウ結んでいる!
NM:あと全ての知識と全ての交渉をもっててそれでこう、ずっと無所属を貫いてるしオオモノミ行きもなんか免れた。
ケアフルピッグ:やべえニンジャだ
「いや、本当にこうして会えてよかったよ。最近のキョートはどうなっているのやら。ニンジャスレイヤーなどという胡乱な集団が歴史ある都を穢していると思うと身震いする思いだよ」
「ドーモ、オタスケモン=サン!これからシーホースを狩ってまいります!」
「ドーモ、オタスケモン=サン。これから出撃するところです」
「おお!ドーモ、オタスケモン=サン!先程醜態を晒してしまい、貴殿になんと申し上げれば良いか…」
ハイアラート、ケアフルピッグ、アグリーエッジの三忍が親しいオタスケモンに気兼ねないアイサツを返す中、インフグラトのみ少々バツが悪そうにアイサツを返した。
「……ドーモ。」
確かに世話になったセンパイニンジャではあるが…現在の立場上あまり会いたくない人物でもある。
「キミたちはもう任務かな。シーホース…ということは遺跡巡りかな」
「はい、失態の挽回をとイグゾーション=サンから推挙されまして」
「ハイアラート=サンが仰せになった通り、サクライ・コフーン遺跡に参ります」
「サクライ・コフーン遺跡!ホーホー……」
それを聞いたオタスケモンは何やら難しそうな顔をし、口を開く。
「―――私はこれでも考古学趣味でね。なんでも、サクライ・コフーン遺跡を発掘した探検隊が、謎めいた呪いにかかって全て変死したと聞く。フム、少し心配だ。これを」
そう言ってオタスケモンは懐からオマモリ・タリスマンを四人分取り出した。
「渡しておこう。気休めだがね」
オマモリ・タリスマン:明らかに手作りのお守り。表面には破呪と編みこまれている。
NM:なお受け取りたくない場合は受け取らなくても良い。オタスケモン=サンが味方なのは、NMが保証します。
筆者注:NMから味方と強く明言されている事もあり、PL/PCは全員オマモリを受け取った。
◆◆◆◆◆◆
「ハイ!アリガトウゴザイマス!」
ハイアラートは素直に受け取った。
「ドーモ、アリガトゴザイマス」
ケアフルピッグは穏やかに微笑みタリスマンを受け取った。
「有難く頂戴致します」
彼には自身の素顔も見せた事がある。儀礼的プロトコルももはや不要―と、アグリーエッジもそのまま受け取った。
「………いえ、悪いので遠慮しておきます。」
しかしインフグラトは断りを入れた。受け取ったタリスマンがきっかけでオタスケモンに足がついても困る。
「…いいんだよインフグラト=サン。私はこれでもギルドに長くいる。だがこの性格が災いしてね」
オタスケモンはそう言って優しくインフグラトの手を取り、タリスマンを乗せた。
「今さら出世の目途もない。かといってどこも入れてはくれないだろう。なら後できるのは、せめて後輩にこうして気を回すくらいだ。私を思ってくれるなら、是非受け取ってほしい」
「………ッ………ハイ。」
ここまでされては無下にするわけにも行かぬ、それ以上何も言うことなく、インフグラトも受け取った。
「無事にまた会えたら、今度はみんなでチャを共にしよう。引き留めて悪かったね」
そう言ってオタスケモンはオジギして、奥ゆかしく立ち去って行った。
「「オタッシャデー」」
「オタッシャデー、オタスケモン=サン」
ハイアラート、ケアフルピッグとアグリーエッジがアイサツを返し彼を見送った。
インフグラトも去り行く姿に軽くペコリと会釈をした。
キョート城前
キョート城前には既に装甲車が止まっていた。これで奈良県まで行くのだ。
装甲車にはドライバーのクローンヤクザ、そして三人のニンジャ。
「ドーモ、ウラギリオックです」
「ドーモ、ウラギリンボです」
「ドーモ、ウラギリーパーです」
待っていた増援のニンジャがアイサツした。腕には「月に芒」の、オオモノミのエンブレムが入った携帯UNIXをつけ、佇まいだけでも誰もが油断ならぬカラテの持ち主とわかる。彼らは武芸百般に通じるウラギ・ドーを修めたタツジンであり、それをニンジャネームにも刻んでいるのだ。開祖リモン・ウラギは江戸時代において恐るべき梟雄と呼ばれたことは誰もが知るところだろう。
「ククク、カマユデにならずにすんだようだな」
「ククク、情けない連中だ。俺たちがそこにいればこんな失態!」
「ククク、そう言うなよ。同じオオモノミとしてせいぜい守ってやろうじゃないか」
「ドーモ!ハイアラートです!ご配慮ありがとうございます!」
「ドーモ、ケアフルピッグです」
「ドーモ、アグリーエッジです。此度のミッション、ヨロシクオネガイシマス」
「……ドーモ、インフグラトです。」
銘々が最低限あるいは一応のアイサツを返す。
「ククク、まぁせいぜい足を引っ張らんことだ」
「ククク、二度あることは三度あるが、救いがそう何度もあるとは限らん!」
「ククク」
「肝に銘じておきます。ではそろそろ参りましょうか」
「仰せの通りで…さあさ、参りましょう」
ケアフルピッグとアグリーエッジが返答した所で突如後ろから圧力が!
「フーンク!そうだ!早くいけ!!」
オシダシオスモウなるニンジャがキミたちを装甲車にまとめて放り込んだ!インフグラトのバイクもろとも!!
「せまい!」「ンアーッ……」「グワーッ!」「ンアーッ!?………いや、私はともかくバイクは別に放り込む必要は…」
「フーンク!お前の愛車だろうが!」
オシダシオスモウ=サンの押し込みは芸術的なまでに効率的だ!
「そうですが!そうですが……ッ!」
常識外れの蛮行にインフグラトが抗議!しかしオシダシオスモウはモンドムヨーでデッドスペースにウラギ・ドーの三忍を更に押し込む!
「「「ククク、狭い…!」」」
奈良県 サクライ・コフーン遺跡
ジャングルの荒れた道を装甲車がガタガタと進む。
後ろにはトラックが三台ほど続いている。あれがシーホース輸送用冷蔵トラックだ。
……やがてゆっくりと車列が停車する。
降りれば目の前に巨大な石造りのトリイ。
サクライ・コフーン遺跡の入り口だ。
樹海の不快な蒸し暑さにうっすら汗をかく。
風は森の草木が遮り、僅かな空気の流れだけがもどかしい。
「ククク、ようやくか」
「ククク、狭すぎる装甲車!」
「ククク、肩が凝った…」
最後に押し込まれたウラギ・ドー三人衆が真っ先に降車した。
「狭かった……」
次いでケアフルピッグが降りて、すぐにストレッチで身体をほぐす。
「…………チッ………」
インフグラトは舌打ちをしながらバイクを降ろし、バイクにキズがないかチェックしている。…腹立たしいことに全くない。丁寧な仕事だ…
「………話を聞かない割には無駄に丁寧……ナンデ?」
インフグラトはチェックしながら首を傾げた。
「…何たる気候か…キョートの空気が恋しい…」
アグリーエッジの嘆きを打ち消すようにハイアラートが取り柄である元気を声にする。
「早く仕事を済ませましょう!ええ!」
ここに果たしてシーホースはいるのだろうか。闇雲に探すよりは確率が高いとはいえ―――
NM:ここはひとつニューロン判定してみよう。Normalだ
◆ハイアラート、ケアフルピッグ、アグリーエッジ、インフグラトの順でニューロン判定Normal
11d6>=4 = (5,1,4,3,3,3,6,1,4,1,4 :成功数:5)
8d6>=4 = (5,3,5,2,2,1,5,5 :成功数:4)
5d6>=4 = (3,3,4,6,5 :成功数:3)
10d6>=4 = (4,5,2,4,4,3,2,2,1,1:成功数:4)
→全員成功
トリイの奥、遺跡の辺りで何かが動いた!
目を凝らすと、あれはシーホース!?
「ヤメロ?ヤッヤメロー!?」
向こうもこちらに気づき逃走!遺跡の中に!
「ククク、幸先がいいな」
「ククク、シーホースは群れを作ると聞くぜ。僥倖!」
「ククク、ならこの遺跡に多くいるに違いない!」
ウラギ・ドー三人衆が後に続く。
「早速見つかりましたね」
ケアフルピッグがシーホースのソウル痕跡を辿り始め、
「追いましょう!イヤーッ!」
ハイアラートが色付きの風になり、
「…トリイの奥に行きましたな!逃げられてはなりますまい!」
アグリーエッジもまた色付きの風となり、
「……………」
バイクに跨がったインフグラトがエンジンに火を入れた。
サクライ・コフーン遺跡内部
遺跡内部は石造りの複雑な作りになっている。まるで迷路だ。
「ヤメロー!ヤメロー!」
シーホースはトライアングリープし連続側転しワームムーブメントし、必死に遺跡内をかける!
「「「クククーッ!」」」
当然ウラギ・ドーのタツジン三忍はこれを的確に追跡!
NM:キミたちも追跡せよ、連続側転判定だ!側転不可の場合、移動力の半分のダイス数、難易度U-Hardで振ろう!
◆ハイアラート 連続側転判定
8d6>=5 = (2,1,3,2,3,5,5,6 :成功数:3)
ハイアラート:セーフ!
◆ケアフルピッグ 連続側転判定
7d6=6 = (6,3,1,2,3,1,2:成功数:1)
◆アグリーエッジ 連続側転判定
4d6>=4 = (3,3,6,3:成功数:1)
アグリーエッジ:あぶねぇ!
インフグラト:バイクの移動力適用してもいいですか?
NM:いいよ (16の半分で)8かな
インフグラト:やったぜ
◆インフグラト 移動可能マス数の半分でU-hard
8d6=6 = (4,1,5,2,3,3,6,5:成功数:1)
インフグラト:成功!
NM:ヨシ!☞
「ヤメロー!ヤメロー!」
シーホースは意外とすばしっこい。だがそこはザイバツが誇ることもなくはないオオモノミ!的確にルートを制限し追い詰める!
「追い込むのは得意ですゆえに!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
気づくと人数が多い!ハイアラートのブンシンだ!
「イヤーッ!」
ケアフルピッグはロープ・クナイを巧みに使い高速機動!
「私は左から詰めますぞ!」
アグリーエッジは”味方”に右側を託し、左側の退路を塞ぎに掛かる!
BOOOOM!!!
けたたましいエンジン音を上げながら、石造りの迷宮を物ともせずインフグラトのバイクが駆け回る!
ついにシーホースが逃げ込んだ部屋は袋小路!運命尽きたり!
「ヤメロー!ヤメロー!」
部屋の隅で震えるシーホース。
NM:シーホースはか弱く哀しい生き物ゆえ暴力に逆らえません。一発強めにビンタしたら大人しくなります
「イヤーッ!」「イヤーッ!」
ハイアラート"達"がシーホースを包囲!
「…………それで、どう捕まえれば?」
インフグラトの問いにケアフルピッグが答えた。
「とりあえず私が縛り上げましょうか」
彼女は既にロープ・クナイをヒュンヒュンと回しながらシーホースに近づいていた。
「ケアフルピッグ=サンの得物が適しているでしょうな。お任せします」
「イヤーッ!」
ロープ・クナイ拘束を狙った投擲…その時である!
「イヤーッ!」「ヤメ、アバーッ!」
ウラギリーパーがスリケンを投擲!ハイアラートの包囲を縫うように放たれたそれにシーホースは頭部を砕かれ死亡!
「アッ!」
ロープはシーホースの死体を虚しく拘束した。
「…ヌウッ!?」
今のスリケン投擲は明らかに過剰威力!しかし…アグリーエッジがそれを今咎めても何にもならぬ!
四忍の後ろから、入り口をふさぐようにウラギ三人衆がするりとエントリー。
「ククク、捕獲だぞ、殺してどうする」
「ククク、シーホースは脆いゆえ加減困難!」
「ククク、まぁ他にもいるだろう、それを探せばよし」
「……次はちゃんとお願いします」
ウラギ三人衆を警戒の眼で見るケアフルピッグ。
「ククク、すまんな、うっかりした」
「ククク、許せ許せ」
「ククク、次はきちりと捕獲するゆえ」
何やら不穏なアトモスフィアが、四忍とウラギ三人衆の間に漂い始める。
死亡したシーホースが、ケアフルピッグの足元で爆発四散。
―――彼らは本当に捕獲を目的にここに来たのだろうか。
ウラギリーパーが新たなスリケンを手に生成。するりとウラギリンボがムチを床に垂らした。
爆発四散したシーホース。その残光が、ソウルの発散が部屋へと消え―――
床一面が強く発光!
見れば謎めいたエンシェントカンジによって形づくられた儀式めいた円環が、今死んだシーホースのソウルの残滓を燃料にしたかのようにどくどくと鼓動めいて発光!
ウラギ三人衆は動揺!
「なんだ!?」
「罠か!?」
「マジか?!」
こんなの上から聞いてない!それは他のオオモノミの4忍も同様!
「「「なんと!?」」」
「コレは!?」
「…此は如何に!?何事!?」
「!?」
咄嗟にウラギ三人衆は部屋から飛び出そうとするが、
誰の抵抗も嘲笑うように光は瞬く間にその場のニンジャ全員を呑み込み―――
サクライ・コフーン・ダンジョン
―――気が付くと、四忍はバラバラに独りで全く知らぬ場所に立っていた。
周囲を見るに石造りの室内であり、信じがたいことだが恐らくは遺跡のどこかに一瞬で飛ばされた…ということであろう。
携帯UNIXによるIRC通信は何故か通じない。
ハイアラート:そんな!増やしたハイアラートは!?NM:同一存在とカウントされ同じ部屋に押し込められてます
ハイアラート:いた
インフグラト:バイクは乗ったままですかね?
NM:乗ったままです
インフグラト:やったぜ
筆者注:ここで、元々は疑念と肚の探り合いであったPvPマップを本キャンペイグン向けに調整したマップが提示された。

NM:なお本来は全員にスレッドを用意しなんやかんやするPvPマップなのだ。当然、マスのどこかにウラギ三人衆もいる。
「ウムム…先ほどの光は一体…?」
ハイアラート達が周囲を見回す。
◆◆◆◆◆◆
「……誰の匂いもしない、一体何が」
ケアフルピッグが周囲を見回し自慢の嗅覚を使うも、自分一人しか居ないという事しかわからない。
◆◆◆◆◆◆
「…此処は一体?」
アグリーエッジに至ってはまるで己の所在が掴めぬ。他の皆は何処に?
◆◆◆◆◆◆
「……ハァーッ…」
インフグラトが深いため息を1つつき…
「まぁ、バイクが無事なのは不幸中の幸い…いえ、この状況もある意味好都合かもしれません…」
そう呟きフフ、と不敵に笑った。
―――こうしていても仕方がない。まずは脱出のためここを出なければ。
合流探索開始
1ターン目
◆手番:ハイアラート
ハイアラート:合流をめざさねば
◆ハイアラート 進行方向決定ダイス 1で横、2で縦に移動
1d2 = (1)
→番号1から番号2へ移動
NM:2か
ハイアラート:2にいってみます
番号2:インディでジョーンズなトラップだ!
全員【連続側転】判定Hardを行うこと。
側転不可の場合は脚力の半分かつU-Hard。
全員失敗するとPCはインディでジョーンズな大玉シシマイヘッドに撥ね飛ばされ、『ダメージ3(回避:Hard)』を1回受ける。
ハイアラート:ウワーッ
NM:この"全員"は今の場合ハイアラートだけです。合流すると判定できる人数が増え、安全になっていきます。
◆ハイアラート 連続側転判定Hard
8d6>=5 = (4,5,6,2,6,1,3,2:成功数:3)
→トラップ回避成功
◆◆◆◆◆◆
突如としてごろんごろんと巨大シシマイ頭石像が転がってくる!!なんか聞いたことのある有名BGMが脳内に流れる!
「ウワーッ!まさかこんな古典的トラップが!イヤーッ!」
疾走!逃げるハイアラート!
「グワーッ!」「グワーッ!」逃れられないハイアラートのブンシンが2体跳ね飛ばされる!
「イヤーッ!」
ハイアラート本体は大玉シシマイのルートから逃れる事に成功!
「何て危険なトラップ…!私でなければどうなっていたか…!」
背後で爆発四散音!
◆手番:ケアフルピッグ
ケアフルピッグ:14に行ってみよう
番号14:タケヤリ・トラップだ!
全員【カラテ】判定Hardを行うこと。
全員失敗すると壁から突き出されたタケヤリに刺さり、
『ダメージ2(回避:Hard)』を2回受ける。
ハイアラート:ツヨイ!?
ケアフルピッグ:ところで◉トラップ処理技術あるんですがこれどうなりますか
NM:お、ならば判定難易度を下げましょう!Normalだ
◆ケアフルピッグ カラテ判定Normal
6d6>=4 = (4,1,5,1,6,6 :成功数:4)
→トラップ回避成功
◆◆◆◆◆◆
「トラップが生きている……遺跡の奥まで入り込んだ?」
思案しながらもケアフルピッグは流れるような手つきでトラップを解除していく。タケヤリトラップは一つも起動することなく、ケアフルピッグは廊下を渡り切った。
ハイアラート:特効スキル!
アグリーエッジ:ここでスキルが活きる!
◆手番:インフグラト
インフグラト:ウォーッ!ちなみになんですが暴走突撃しながら部屋に入場とかって可能ですか?
NM:流石に無理かな…ダンジョンは複雑であり整備された道ではないゆえ
インフグラト:突撃出来る程の車幅がない! 3へ
番号3:遺跡の一室、そこにはピンクのイルカが空中を泳いでいた。
ピンクのイルカは言った。
「何について調べますか?」
ハイアラート:おや…?
「……お前を消す方法。」
まるで何かしらのプロトコルに従うかの様にインフグラトが即答した。
NM:あ その質問をした酷い人はキミが初だよ!!
『そんなこと聞いたらソンケイを失っちゃうよ!』
その通りだ。キミは反省し精神をケジメした。精神に1ダメ。
インフグラト 精神力10→9
◆◆◆◆◆◆
筆者注:有名なミームとなった「お前を消す方法」とRPした場合、回避不能の精神1ダメージを与える事が事前に決められていた。後でそれ相応の補填があった(後述)とはいえ、事前警告もない確定ダメージに筆者は狼狽え「…それは流石に酷くないですか?」と書き込んでしまった。
THE-MAKER=サン:現代人に対する特効めいたトラップだ…
『それじゃ、ソンケイを信じてね』
そう言って、ピンクのイルカはひかった。
まばたきすると、そこには何もおらず。幻覚性の花が花粉をバラまいているだけだった。
ハイアラート:そんなバカな…!?
インフグラト:ちなみに、その花粉って持ち帰れます?
NM:ちょっと無理かな。生薬の類だし、保管に適したものをインフグラト=サンの知識から持ってるとは思えないので。
インフグラト:仕方ない
「………面白そうな花ですが…まぁ、私はそう言った類のものを持ち歩いてないので無理そうですね……」
何かに活用できないかと持ち帰ろうと一瞬思考するが…インフグラトはそのまま花の群生地を後にした。
◆手番:アグリーエッジ
アグリーエッジ:15番へ進みます
番号15:落とし穴だ!
全員【脚力】判定Hardを行うこと。
全員失敗するとPCはシシマイ・ピットに落ち、
『ダメージ1(回避:Hard)』を1回受ける。
◆アグリーエッジ 脚力5でHard
5d6>=5 = (4,6,3,1,1:成功数:1)
→トラップ回避成功
◆◆◆◆◆◆
カチッ
―――今なんか踏んだ?そう思った瞬間、足元の石床がぐるりと開く!
「…ヌゥッ!?」
アグリーエッジは右腕の刃を咄嗟に壁へ突き立て、転落を免れた!
―――しばらくすると、石床は元通り閉じた。
そこに落とし穴があったかなど、改めてしっかり見ても、わからないだろう。
「…面妖な…味方との連絡も取れぬ中、この様な罠だらけの道を進まんとならぬか」
2ターン目

◆手番:ハイアラート
ハイアラート:とりあえずインフグラト=サンと合流しよう!3へ!
インフグラト:合流優先!
NM:では
石廊下を進むハイアラート、その向こうに人影が…?
あのバイクシルエット!インフグラトだ!
一方インフグラトもまた、廊下の先から集団が近づいてくることに気が付く。
あれは、あの喧しい集団は間違いない!ハイアラートだ!
インフグラト:殴りかかっていいですか?さっき変な幻覚見せられたので…
ハイアラート:コワイ!まあ一人くらいええか…NM:いいのか…
◆ハイアラート フレーバー判定 轢殺されたのが3だった場合本体
1d5 = (2) →「本体」は無事
◆◆◆◆◆◆
「おお!インフグラト=サン!ご無事でしたか!」
「……イヤァーッ!!」
アナヤ!インフグラトはハイアラート集団目がけバイクを急発進!!
「グワーッ!」複製無残!
「……ッ……!………幻覚ではない?」
「現実です!リアルですよインフグラト=サン!やはり何かありましたか…!」その背後から再び、ハイアラートの複製の爆発四散音!
「……シツレイしました、先ほど変なモノを見せられたもので…」
「おーい」「やはり危険な場所ですね、ここは…!」
「おーい」「…………ちなみに、コレは幻聴でしょうか?」突如として聞こえた呼びかけについて、ハイアラートへ確認を取るインフグラト。
「いえ、私も聞こえていますね」彼にも呼び掛ける様な声が聞こえる。それは南側(筆者注:マップ上で7番)から聞こえるようだ。
「おーい」この声は……アグリーエッジの声では?
「………アグリーエッジ=サンについてあまり存じ上げませんが…こういう状況で、無為に声を張り上げる方でしたか?」
「…うむむ?言われてみると確かに」
石造りの廊下。その先はハイアラートとインフグラトのニンジャ視力でも見通せぬ暗闇。その先から、声が聞こえる。
「おーい」
◆手番:ケアフルピッグ
ケアフルピッグ:15へ
NM:合流!
アグリーエッジ:合流!
インフグラト:2:2!
ハイアラート:チームデスマッチ、開始――――!
ケアフルピッグの進む先に人影…あれは、アグリーエッジだ!明らかに罠廊下にいる!
「…これは!ドーモ、ケアフルピッグ=サン。この廊下は落とし穴があります故、ご用心を!」
彼自身、慎重に進んでいるところに心強い味方が到着!
「アグリーエッジ=サン!」
ケアフルピッグは廊下の手前でトラップの機構を探しあて、解除!
ガッッッコン!「これでもう大丈夫です!」
「アリガトウゴザイマス!かなりの手練れたワザマエで…後は五忍が何処か、ですな」
「おーい」
「おーい」
「ええ、ですがウラギの三人には……あら?」
「…この声は?」
呼びかけるような声が聞こえてくる。それは北の方(筆者注:マップ上の11)から聞こえるようだ。
「おーい」
この声は…声だけは間違いなく、インフグラトでは?
「……」「…インフグラト=サン?…」
ケアフルピッグとアグリーエッジは互いに顔を見合わせた。
暗闇から、呼びかける声がする。
◆手番:インフグラト with ハイアラート
NM:ここからはチームで移動できます
インフグラト:さてどうしよう…あえて飛び込むか迂回するか…いっそ動かず休憩するか…
NM:(((そんなことしたらソンケイを失っちゃうよ!)))ニューロンに幻聴が木霊する…
インフグラト:失うんだ…
ハイアラート:後遺症が…
NM:まぁ迂回はありっちゃありかな。ただリアルセッション時間がね…
インフグラト:7へ
筆者注:この時点で既にセッション開始から2時間が経過。NMの想定より若干遅れている様子。
◆◆◆◆◆◆
(((そんなことしたらソンケイを失っちゃうよ!)))
(えぇい、喧しいイルカめ……!)
ブンブンと頭を振るい幻聴を振り払ってから、インフグラトは話した。
「ハイアラート=サン」「ハイ!」
「今から呼びかけに応じようと思いますが。」「ハイ!罠だったら全部ぶっとばします!」
「……後詰はオネガイシマス。」
ハイアラートにそう告げた後、バイクのエンジンをフルスロットルにし暗闇に突撃!―――何も起こらない。
……いや待て、あれは…?真新しい、誰かの爆発四散痕跡がある……!
NM:全員ニューロン判定Hardを行うこと。☆◉ニンジャソウル感知能力使用可能。
◆インフグラト ニューロン判定Hard
10d6>=5 = (4,6,2,6,4,1,6,2,6,1:成功数:4)
◆ハイアラート ニューロン判定Hard
12d6>=5 = (1,4,3,1,1,1,1,4,3,2,1,1:成功数:0)
ハイアラート:アイエエエ!?ダメだった!
インフグラト:!?
ケアフルピッグ:なんと
NM:ちょっとわらう。すごい数のイチメンタイチャンだ
アグリーエッジ:厄払い厄払い!!
ハイアラート:ニューロン感知能力がウリなのに!!騒ぎすぎでは…?(至極当然の回帰)
これは間違いない。ウラギリンボの爆発四散跡だ!
「……やはり何らかのトラップか……!」
「ウムム…やはりこの場所には恐るべき危険が迫っているということ…!」
ハイアラートはこれがウラギリンボであることには全く気付いていないが、ザイバツから"特殊な"ミッションを受けたインフグラトは確信を持っていた。
いったいウラギリンボに何があったのか。今のハイアラートとインフグラトには知る由は無い。しかし油断はしない方がいいだろう。
ザイバツは、伏魔殿。何の思惑もない任務など…。
インフグラトの頭にいやな想像がよぎる…その、意識の隙間。
突然右から声!!「おーい」
(((フルスロットルで走って!!)))同時!ニューロンの速度で幻聴!
「……ッ!」BOOOOM!!!
彼女は声に従いフルスロットル!
「イヤーッ!」闇の中からアンブッシュ!!アフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンがインフグラトが先程までいた場所を貫く!!
「……!ハイアラート=サン!」
アンブッシュを確認し、ハイアラートへ警戒の呼びかけ!
「イヤーッ!」「グワーッ!」インフグラトが回避したアフリカ投げナイフに、ハイアラートのブンシンが被弾!爆発四散!本体は無事!
(((チッ…)))
アンブッシュ失敗と見るや気配が瞬く間に遠のいていく。ステルス・ジツの類だろうか…?
(((それじゃあ、これでホントにサヨナラだね……)))幻聴も薄れ、消えていった。
危なかった。もしあそこで攻撃を選択すれば、声の方向の真逆から飛んできたアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンを回避することはできなかっただろう。
「……………」
幻聴に救われる事もあるとは、俄かに信じがたかった。
最初から怪しかったウラギリンボの死、謎の襲撃者、遺跡の罠。
いったいオオモノミのニンジャ達は何に巻き込まれているのか?今はまだ、闇の中である。
◆◆◆◆◆◆
筆者注:上述したイルカ幻覚への回避不能精神力1ダメージの補填が、上記アンブッシュの自動回避成功という仕組みになっていた。
◆セッション最終日、実況チャンネルにて◆
kinoko=サン:最終日なのでゲロりますがこの幻覚マスは、
・幻覚を好意的にとらえる
・幻覚を否定する
・禁じられたモージョー(お前を消す方法)を唱える
で効果が分岐します。それぞれ、
・何も起きない
・判定
・強制ダメージ、ただしイルカの加護を一度得る
◆手番:アグリーエッジ with ケアフルピッグ
アグリーエッジ:避雷針=サン、11番で良いですか?
ケアフルピッグ:OKです
アグリーエッジ:ありがとうございます。では11番に向かいます!
NM:では11番―――
向かえばすぐに目につく。あれは…真新しい、誰かの爆発四散痕跡がある……!
全員ニューロン判定Hardを行うこと。☆◉ニンジャソウル感知能力使用可能。
ケアフルピッグ:感知能力使用。精神1減らせば良いのかな?
NM:いやここは精神使わなくてもOK。自動成功だ!爆散したてなので余裕でわかる。そのうえで、ケアフルピッグ=サンは振ってみてくれますか?
◆ケアフルピッグ ニューロン判定Hard(成功保証付き)
8d6>=5 = (6,1,4,5,2,3,1,5 :成功数:3)
NM:OKOK
…これは間違いない。
「ウラギリーパー=サンのソウルを感じます。爆発四散して間もないですね……」
「…ウムム。下手人は何処に…」
そして二忍は気が付いた。石造りの廊下に刺さった何か。あれはアフリカ投げナイフめいた…?意識が向いた、その隙間。
「おーい」二人の真横から声!!
「何か刺さっておりますな…ムッ!?」「!?」
「イヤーッ!」
闇の中からアンブッシュ!!アフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンが飛んで来る! それは声の方向の逆!ケアフルピッグとアグリーエッジの進んできた方向から飛んできた!
◆アンブッシュ者のスリケン配分 イニシアチブ順
3d2 = (1+2+1)
→ケアフルピッグへ1ダメージ2発時間差回避Hard
アグリーエッジへ1ダメージ1発回避Hard
※使用後に回避ダイスは回復する。
◆ケアフルピッグ 回避
4d6>=5 = (4,2,4,1:成功数:0) →被弾!
4d6>=5 = (3,4,5,5 :成功数:2)
ケアフルピッグ 体力12→11
◆アグリーエッジ 回避
10d6>=5 = (4,6,1,6,1,4,6,1,2,2:成功数:3)
→回避
◆◆◆◆◆◆
「…何ィ!?」
アグリーエッジはスリケンを咄嗟に右腕の刃で弾くが、ケアフルピッグ側に2発!アブナイ!
「ンアーッ!」
一瞬横を向いた隙を突いたスリケン投擲に被弾!だが続くスリケンはブリッジ回避!
「ケアフルピッグ=サン!オノレ、何奴!?アイサツせよ!」
アグリーエッジがスリケン飛来方向に声を張り上げる!
(((チッ…)))
誰何の声を上げるが、相手は殺しきれなかったと見るや気配が瞬く間に遠のいていく。ステルス・ジツの類だろうか…?実際シツレイ…!!
「くっ、見失いましたか……」
「ええい、捉える事すらままならん!ケアフルピッグ=サン、大事無いか?」
「ええ、なんとか」
かすり傷で済んだケアフルピッグは嗅覚を筆頭に五感とニンジャ第六感を鋭敏にし、ソウル痕跡を辿ったが…
「ここで途切れています。回転床の類ではなさそうですね……」
痕跡が途絶えたのは完全に石の床。踏んでも空洞音の類もない。
「ケアフルピッグ=サンが仰せであれば間違いありますまい」
「なんらかのジツを使っての移動か、あの襲撃者自体がジツの産物だったのか……わかりませんが気をつけましょう」
「…厄介この上ないですな」
アグリーエッジは右腕を構えつつ周囲を警戒する。
マッタキ・ジツだろうか。だがこんな場所で?石の中にいる!するかもしれないのに? あるいはブンシン・ジツで襲撃者自体が消えた…?そしてアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンには珍しいことに、毒の類は塗られていない。
最初から怪しかったウラギリーパーの死、謎の襲撃者、遺跡の罠。
いったいオオモノミのニンジャ達は何に巻き込まれているのか?今はまだ、闇の中である。
NM:こうしてみるとハウダニットをニンジャ相手に考えるのは無駄の極みだな
ケアフルピッグ:ジツが何でもありすぎる
3ターン目:合流

◆手番:ハイアラート with インフグラト
NM:言うてもう合流するだけな。
ハイアラート:しましょう!11へ!なかよくしよう
NM:では皆さんは無事に合流が叶いました。
…合流した四忍のニューロンに先ほどのトラップが木霊する。あれはいったいなんだったのか。しかし今ここに居る四忍には無理なアンブッシュである事は、誰にでも直ぐ思い至る。何より誰もアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンを使わないという物的証拠もある。
ハイアラートとインフグラトの姿に、アグリーエッジとケアフルピッグが安堵の声を出した。
「…ハイアラート=サン!インフグラト=サン!無事で何より!」
「これで合流できましたね……こちらではウラギリーパー=サンが爆発四散しておりました」
「ドーモ、アグリーエッジ=サン!そちらこそお元気で!ところで先ほど我々とか呼んだりしました?」
ハイアラートは念のため、アグリーエッジに確認を取る。声は彼そのものだったからだ。
「いや、その様な事はしておりませぬ。こちらからはインフグラト=サンの声が聞こえておりましたが…」
「…うむむ!やはり我々を惑わそうとする何かが居ると考えるのが自然でしょう!」
「下手人は姿を表したあと文字通り消えてしまいました。ジツの類で移動ないし遠隔攻撃ができると思ったほうがよろしいかと」
「……………」
合流し安堵の声を挙げる三忍を脇目に、インフグラトはなにやら考え込んでいる。
と、ここで全員気が付いた。
「ヤメロォ…?」
恐る恐ると言ったように、近くの部屋から覗き込んでくるあれは、シーホースだ!
遺跡の一室にはシーホースが大量にいた!
NM:ウオー捕まえろー!!全員10+D30を振り捕獲しよう!
ハイアラート:急になんかきた!
◆ハイアラート 捕獲数ロール
1d30 = (12) →22体
◆ケアフルピッグ 捕獲数ロール
1d30 = (22) →32体
◆インフグラト 捕獲数ロール
1d30 = (8) →18体
◆アグリーエッジ 捕獲数ロール
1d30 = (11) →21体
合計:93体
NM:93シーホースゲット!
インフグラト:>93シーホース<
NM:適当に殴るだけで言うことを聞いてくれる。臆病なので暴力に逆らえぬ生き物。
「イヤーッ!確保!」「イヤーッ!確保!」「イヤーッ!確保!」
多数のハイアラートがシーホースを追い詰め、捕える!
「イヤーッ!」
ケアフルピッグがロープ・クナイによる回転斬撃で多数のシーホースをしばいて大人しくさせる!
「カーッ!」
アグリーエッジはパワーワードの一喝でシーホースの群れを委縮させる!
「……………」
インフグラトは3忍の追い立てから漏れたシーホースを、適当にカラカサでひっぱたき捕えていく。
やがてシーホースの群れは…
「ヤメマス……」
…大人しくなった。
「これで我々の任務は達成、ですね……あとは襲撃者と出口を見つけねば」
そう、ケアフルピッグの言う通りあとは頑張って帰るだけだ。とりあえず全員で行動して少しずつダンジョンを進んでいけばいずれ出口にたどり着き、道中で襲撃者も暴けるであろう。
「……それで、皆様に伺いますが…探索の最中に出口か、それらしい物を見かけませんでしたか?」
インフグラトが適当にシーホースを簀巻きにしながら質問した。
「いえ、罠ばかりでした」
「私も出口の類は見ておりませぬ」
優秀な斥候であるケアフルピッグですら出口が見つかってないとなると、少々厄介か。
「……このチノリが明らかに不利な中で、正体不明のニンジャのアンブッシュを警戒しつつ…この大量の足手まといを抱えながら出口探しですが……」
そう呟きながら、インフグラトがシーホースの一匹を足蹴にする。
「………カマユデ前のハイクを考えておいた方が良さそうですね。」
「ヤメテ……」
足蹴にされたシーホースはどこか悲し気だ。
実際、他の遺跡やジャングルでもオオモノミによるシーホース捕獲が行われている。なので最低限持ち帰れば面目も立つだろう。
「外周か、それとも内側か……」
ケアフルピッグを筆頭に他三忍も出口について…そしてその後の処遇について考えていた、その時だ。
「ウワァァァァ!!」
何者かが部屋に飛び込んできた!あれは、ウラギリオック!生きていた!
「!」ケアフルピッグが反射的にロープ・クナイを取り出す!
「ハァーッ!ハァーッ!アッ!み、見つけたぞクソども!!」
明らかに恐慌状態だった彼はキミたちを見るや激昂!!
「ハァーッ!ハァーッ!ふざけやがって、俺を殺そうってんだろう!エエッ!任務にかこつけてよ!」
見ればいくらかの罠にかかったか、あるいは何らかの襲撃があったか彼は負傷している。だがそれは少なくとも四忍の仕業ではない!
「ま、待てウラギリオック=サン!それは我々も同じだ!落ち着きを!」
「むしろあなた方が罠に掛けてきてるものだと思ってましたよこちらは!何なんですかここは!」
アグリーエッジとハイアラートが制止しようとするが、彼は血走った目で異常興奮している!苛立ち紛れに部屋の隅の柱をひとつカラテ粉砕!天井が揺れる!
「AAAARRGGHH!!」
さらにヘンゲ・ヨーカイ・ジツ!みるみるうちに昆虫めいた怪人の姿に!
そして引きずってきた振り子ギロチンをツルハシめいて床に!叩きつける!床に!叩きつける!床に!叩きつける!
CRAAAAASHH!!CRAAAAASHH!!CRAAAAASHH!!
異常興奮!!話など聞いていない!
「アーッ話を聞いてない!」
ハイアラートが嘆く!人のことは大して言えない!
「どうやらそちらも襲撃を受けたようですね……話を聞いてもらえそうにないようですが」
冷静であろうとするケアフルピッグの足元…ツルハシめいて振り子ギロチンが叩き込まれる床は、徐々にヒビが、亀裂が大きくなっていく!
...zzzZZZZZGZGZGZG!!
「なっ」
「…足場が!?」
CRAAAAASSHH!!
瞬く間に床が崩壊!何たる馬鹿力!一気にこの場の全員が闇の中に落ちていく!
NM:着地せよ!側転判定Hardだ!側転できないなら移動力の半分のダイス数でU-Hardだ!失敗すれば地面に叩きつけられ1ダメを受ける!
◆ハイアラート 連続側転判定
8d6>=5 = (6,3,2,6,6,3,1,3:成功数:3)
◆ケアフルピッグ 連続側転判定
7d6>=5 = (2,5,4,5,6,3,2:成功数:3)
◆インフグラト バイクの移動可能マスの半分でU-Hard
8d6=6 = (2,2,6,5,4,6,2,5:成功数:2)
◆アグリーエッジ 連続側転判定
4d6>=5 = (6,6,1,2:成功数:2)
座標不明地点
NM:全員オミゴト!見事な着地だ。ところで何か忘れていないだろうか?
「イヤーッ!」
とっさにロープ・クナイを壁に投げ勢いを殺しながら降下!
「…チィーッ…!」
落下しながらバイクの姿勢を制御しなんとかチャクチ!
「ヌゥーッ!」
左腕を使い、辛うじてウケミ成功!
ここで見事なウケミ姿勢に入っていたハイアラートが着地際に叫ぶ!
「アッ!シーホースが!」
「「「「「ヤメロー!ヤメロー!」」」」」
巻き込まれたシーホースが振ってくる!!
◆◆◆◆◆◆
カラテ、ワザマエ、ニューロン、ジツ発動。一番得意な判定Normalで受け止めろ!成功度の合計だけシーホースが受け止められる。それ以外は地面にたたきつけられ次々死ぬ。
◆ハイアラート ニューロン判定
12d6>=4 = (1,4,2,6,5,4,3,3,6,4,1,3:成功数:6)
◆ケアフルピッグ ニューロン判定
8d6>=4 = (1,3,5,3,6,4,2,1:成功数:3)
◆インフグラト ジツ発動判定
14d6>=4 = (3,1,6,4,5,6,3,5,2,5,5,5,2,5 :成功数:9)
◆アグリーエッジ カラテ判定
(2,4,3,2,6,6,1,1,3:成功数:3)
合計:21体救助(?)
NM:21シーホース助けられた 72シーホースが死んだ
ハイアラート:ブラックジャック成立によりゲームに勝利しました(嘘)
インフグラト:二足歩行植物めいている
「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」
ハイアラートのブンシンが個別に落下ルートを予測しつつ着地の衝撃を和らげんとする!だがやはり数が多い!
「イヤーッ!」
ケアフルピッグはロープ・クナイを突き刺しあやとりめいた形で配備し受け止めようとするが隙間が多すぎる!
「……チィーッ!」
そのロープの隙間を埋める為、インフグラトがカラカサに仕込んだワイヤーネットを射出!しかし尚隙間は多い!
「…シマッタ!」
アグリーエッジはウケミに左腕を使ってしまい、右腕は刃!転落死するシーホースを見ている事しか出来ぬ!
「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」
「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」
「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」「アバーッ!サヨナラ!」
大惨事!!
「……ハァーッ。1/4以下といったところでしょうか」
ケアフルピッグが嘆息した。
「…スマナイ、3つしか防げなんだ…」
アグリーエッジの左腕には抱えられたシーホースが3体。「タスカリマス…」と呻いてる。
この四忍の努力でいくらかのシーホースは爆発四散を免れた。
だが彼・彼女らがが落ちた空間は真っ暗だ。しかしニンジャゆえ闇の中を僅かな光を集め少しだけ見通すことができた。
ここは広大な空間であり、シメナワを巻かれた、ぼんやりと光を漏らす、黒い、四角い柱の列が、闇の奥に溶けてゆく。柱の正体は祠、180cmほどの祠だ。それが規則的に並んでいるのだ。そして何よりも寒い。吐く息が白く凍りそうなほどの低温環境。奥には本来の入り口らしきトリイ・ゲート。
何より目立つのは、部屋の中央に置かれた巨大な祠だ。
これだけはシメナワと鎖、大祠と複数の小祠の集合体であり、エンシェントカンジ、ルーンカタカナが無数に刻まれている。だが判読は……無理だ、あまりに古く解読できない。
そしてシーホースの無数の爆発四散パーティクルが、祠たちに飲み込まれ、ぼんやりと青白い光を宿す……何かが起きる様子は、ない。
「この身を刺す寒さは一体…そしてあの祠は…?」
アグリーエッジの問いに対し、優れたニンジャソウル感知能力を持つケアフルピッグは今すぐここから逃げたいという衝動に駆られた。あの祠から少しでも距離を取りたいと。
「不気味なところに出ましたね……できればここからすぐに離れましょう、あの祠から嫌な気配がします」
ここに落ちた時から粟立ち冷や汗をかいていた彼女が不安そうにそう言った。賢明なことだ。だが状況はこの四忍に優しくない。
「ムウ…?確かに妙なことばかり起こる場所だとは思いますが…」
「イヤーッ!」
ハイアラートの発言に割って入り込むような追撃!ウラギリオック!彼は壁をトライアングルリープし床崩壊からの落下を遅らせていた!トビゲリで突っ込んでくる!
◆ウラギリオック ターゲット設定ダイス イニシアチブ順
1d4 = (3)
→インフグラトが標的に!
1ダメージ連続攻撃3、回避難易度Normal!
◆インフグラト 回避
4d6>=4 = (4,2,5,6 :成功数:3)
4d6>=4 = (4,5,6,3:成功数:3)
4d6>=4 = (6,5,3,6 :成功数:3)
→回避成功!
インフグラト:回避!
NM:いい回避だ
ハイアラート:全て6出目回避!
CRAAASSHH!!
巨大祠の瓦屋根を破壊しつつ、ウラギリオックはインフグラトに向かう!
「……面倒な……」
回避運動の後、彼女はバイクの姿勢を整える。
「AAAARRGGHH!!!とっとと俺に殺されやがれ!」
攻撃失敗!連続バク転で距離を取るウラギリオック!
泡を吹きながら吠えるその様子はどう見ても正気ではない!
「くっ、流石に落下した程度では死にませんか!」
ケアフルピッグが悪態を付く!
「宜しくないですな、狂乱しておる!次は何をしでかすやら!」
アグリーエッジが右腕の刃を構える!
「ダマレー!俺は正気だ!インフグラト=サンに後ろから声をかけられた瞬間にスリケンが突き刺さったのだ!これが貴様らのムーホンの証だ!」
ウラギリオックはアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンを取り出す!
「…………」
インフグラトはそのスリケンを見た後、三忍へ視線を向ける。
「我々も似たようなことをされているのですが!本当に!」
「私達もやられましたね、それ。これが証拠の傷です」
「私はその様なスリケンは使いませぬぞ!」
ハイアラートもケアフルピッグもアグリーエッジも事実を述べている。しかしウラギリオックは取り合わない!
「ハァーッ!ハァーッ!示し合わせているのだ!そうに決まっている!!」
だが、言い争うオオモノミのニンジャ達を余所に状況は進行していく。
……zzzZZZZZGZGZGZGZGZGGGG!!!!
地下空間が鳴動し、同時に祠が青白い光を強く宿す。
「ッ………今度はなんです…!?」
「…もしや厄介な何かを起こしてしまったか…!?」
アグリーエッジが感じる寒気は気温の為だけだろうか?否!
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
祠が、不気味なチャントを唱え始める。
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
輪唱めいて、青白い光に照らされる空間を、徐々にチャントが満たしていく。もしここにモータルがいればたちまちに発狂してもおかしくない。当然、オオモノミのニンジャ達の内心にも恐怖、あるいは焦りが滲みだす。
「シマッタ!さっきので……!モハヤコレマデ、覚悟を決めるしかなさそうです……!」
ロープ・クナイを持ったケアフルピッグに浮かぶのは決意の表情!
「だ、ダマレーッ!」
ウラギリオックは錯乱し近くにあった祠を破壊!
「ウオーッ!」
更に破壊!
「ウオーッ!ウ……アイエ!?」
更に破壊……できぬ!
ウラギリオックの腕に何らかの、青白く燃える超自然の鎖が巻きついている!
『リンピオトーシィ カイジンリッツァーイ―――』
『ゼン』
…キ…キリ……キリリカコッ…
どこか近くから、ひどく近くから何かの仕掛けが動き出す音がする。これは、中央巨大祠の中から?
キリキリキリ……カコンココン…ガッキン!ガッッキィン!!
ブッダ!ゴウランガ!巨大祠が幾何学的に割れ内部より悍ましいカラテオーラを漏らす!
ブッピガァン!!
巨大祠が変形!四つの脚部展開!
ブッピガァン!!
巨大祠が変形!たくましい腕部を展開!
ブッピガァン!!
巨大祠が変形!シシマイめいた頭部展開!
―――ブッッッッピガァアアン!!
最後に背中よりクリスタルハッポースリケンが展開される。
それは直視することすら悍ましいノロイ・オーラを放っていた!
『ドーモ』
『私はダイダラです』
『私は今を護ります』
『あまり強くはありませんが』
『皆さんは不法侵入者です』
『皆さんを殺し保守点検します』
キミたちは本能的に悟るだろう。相手はニンジャだ!
いや、ニンジャだろうか…?
「ドーモ、ダイダラ=サン……ケアフルピッグです」
「ドーモ、アグリーエッジ…です…!」
たくましい腕部先端には拳ではなく小型の祠!それが外れたかと思うとギャラギャラと音立てて地面に落下、しかし太い鎖で腕とつながっている!
鎖付き祠だ!燃え盛る青白い炎を纏っている!
ダイダラを名乗る古代兵器はモンドムヨー、それを竜巻めいて旋回、キミたちを薙ぎ払う!
インフグラト:>鎖付き祠
NM:回避Hardで回避せよ!被弾すると1ダメ+精神1ダメ、貫通1だ。
ハイアラート:ヒイーッ
◆ダイダラ 鎖付き祠ぶん回し!イベントなので自動成功!
◆ハイアラート 回避
9d6>=5 = (5,2,1,2,1,6,5,3,1:成功数:3)
◆ケアフルピッグ 回避
8d6>=5 = (1,4,4,3,6,4,5,5 :成功数:3)
◆インフグラト 回避
12d6>=5 = (5,5,1,4,6,1,3,2,6,1,5,5 :成功数:6)
◆アグリーエッジ 回避
10d6>=5 = (1,6,5,4,6,3,2,6,4,1:成功数:4)
→全員回避成功!
◆◆◆◆◆◆
『イーアー!!』
うなりを上げ振り回される呪いの祠!
「ウワーッ!?ドーモ、ハイアラートです!」
回避しながらのアイサツ!
「イヤーッ!」
ケアフルピッグは鎖付き祠をしゃがみ込み回避!
「ドーモ、インフグラトです。」
バイクを跳躍させ、振るわれる祠を飛び越えながらアイサツ!
「………カッコイイですね。」
ボソリと、ダイダラと名乗るカラクリを見てそんな事を呟いた。
「ヌゥーッ!」
あの鎖付き祠は一体?アグリーエッジは恐怖を感じながら後退して回避!
四忍は鎖付き祠を見事に回避した。
だが超自然の鎖に拘束されていたウラギリオックはこれを躱せない!
「アイエエー!アイエエエーーー!!アバーーッ!」
炎に飲まれ―――
「サヨナラ!」
爆発四散!
『保守点検作業、進捗良好』
『―――清掃します』
玖号絡繰祠兵器ダイダラが襲い掛かってきた!
「こればっかりは我々悪くはないんでしょうかねー!?」
ハイアラートがなし崩し的にカラテを構える!イクサだ!
敵データ
◆玖号絡繰祠兵器ダイダラ (種別:古代戦闘兵器/超常存在)
カラテ 18 体力 45
ニューロン 7 精神力 -
ワザマエ 8 脚力 9/-
ジツ 0
攻撃/射撃/機先/電脳 18/8/7/7
回避/精密/側転/発動 0/8/-/7
即応/緊急回避 2/0
◇装備・スキル・特記事項
E:鎖付き祠
基礎2ダメージ+精神1ダメージ、装甲貫通1のノダチと見なす。
●大型2×2、 ●轢殺攻撃2
●SUPER不如帰
:同じスタイルを連続使用可能な不如帰と見なす。
これにより範囲攻撃が発生した場合、1ターン内に同一PCが連続で攻撃を受ける可能性がある。
●古代戦闘兵器
:この「戦闘兵器」は種別:ハッキングを持つスキルの対象にならず、脆弱性:電磁を持たない。
但し受けた精神力ダメージが体力ダメージに変換される。
●サツバツ変換装甲
:サツバツ!出目1~5の効果を痛打+1+D3に強制的に変換する。
またサツバツ!出目6を1回のみ痛打+1+D6に、以降は痛打+1+2D6に強制的に変換する。
上記に加え体力+27。但しあらゆる攻撃を回避出来なくなる。
●祠怪光線
:精神消費無し、自動成功の★★原子分解光線と見なす。
ジツ発動判定を行い、上位効果の出目が出た場合NMはこれらを使用して良い。
●鎖付き祠ぶん回し
:自動成功、周囲1マスに以下の攻撃を行う。
基礎1ダメージ+精神1ダメージ、装甲貫通1、連続攻撃2、回避難易度Hard
●鎖伸縮
:手番開始フェイズに「●リーチ+1」の有効/無効を選択できる。
●器物損壊呪い返し
:この戦闘兵器にダメージを与えたPCの手番終了時に、ターン終了時まで持続する状態異常を付与する。
これはあらゆる攻撃回数1回ごとに別々にカウントされ、以下の様に悪化する。
崩れ→不覚→拘束→麻痺→気絶
例えば連続攻撃3もしくは連射3の攻撃を全て命中させた場合、
そのPCは手番終了時にターン終了まで維持する拘束状態となる。
自立射撃系スキルによる射撃も術者の攻撃回数として見なすが、
特例として「召喚系モブの攻撃」は召喚されたモブが呪いを受ける。
●部位損壊絶対呪い殺し
:サツバツ!出目の効果を発生させたPCに対して、
同様の効果を攻撃フェイズ終了時に発生させる。
●運命◆もしもし過去と未来?◆介入
:玖号絡繰祠兵器ダイダラを7ターン目終了までに撃破できなかった場合、
強制的にミッション失敗となり参加PC全員は爆発四散相当の扱いを受ける。
…なんつーデータ量だ!!
グランドNMであるkinoko=サン曰く「今回のコンセプト:呪い殺す」との事で、マスタリング時に辛酸をなめたであろう「ハッカー系スキルとその手数」「サツバツ!出目6即死(筆者の身に覚えがある)」「ムテキ」に対する対策が悉く盛られている。
早い話が…
・殴れば殴るほど呪われて回避難易度が上がる
・サツバツ!が自身にも跳ね返ってくる
・精神ダメージ+装甲貫通持ち
という事。これだけでは理不尽だが、ここでNMが添えてくれたのが以下の要素だ!
オマモリ・タリスマン:明らかに手作りのお守り。表面には破呪と編みこまれている。
PCに対する●器物損壊呪い返し・●部位損壊絶対呪い殺しの効果を3回まで無効化しても良い。
NMが大々的に味方と強調したオタスケモンのオマモリがカウンターデバフ・サツバツ反射の防壁となってくれるのだ!
それでも3回の上限がある為、使い所を選ばねばならない。
セッション時間が既に3時間を過ぎていた事もあり、冷静な判断が出来る様に筆者は小休止を要請。
15分後にイクサが始まる事となった…!
◆実況チャンネルにて、色々情報開示や作戦会議◆
kinoko=サン:なんとこのダンジョン。キミたち含めて7勢力いる。
ぱらみぞ=サン:7勢力…7勢力!?
kinoko=サン:3勢力脱落した。
避雷針=サン:そんなに
kinoko=サン:オオモノミはまるっと1勢力ね。裏HOとかもないよ。あったら事前に言うので安心です。※シーホースは勢力にカウントしません
避雷針=サン:ケアフルピッグが一番火力低いな(筆者注:ケアフルピッグ=サンの強みであるムチ拘束は大型の相手に通じない!)、皆さんの火力が頼りだ
THE-MAKER=サン:ターン終了時だから祠の上取ってると基本不利かな…?と思ってましたが ブンシン体がイニシ最底辺 + 呪いがターン終了時に解除なので、本体が殴らなければ呪い回避できそうな所感でいます
kinoko=サン:その考えは正しいものの、どんどん攻撃してほしい気持ち
ぱらみぞ=サン:2発までなら実質(PCの自発的行動)ペナルティ無し…?
kinoko=サン:そうなる。ようはダイダラがノダチとか当てやすくなる。
戦闘開始!
1ターン目
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◆体力/精神力等の状況
ハイアラート 体力9 精神力12 オマモリ残3
ケアフルピッグ 体力11 精神力12 オマモリ残3
インフグラト 体力21 精神力9 オマモリ残3
アグリーエッジ 体力12 精神力8 オマモリ残3
ダイダラ 体力45
◆手番:ハイアラート
NM:アラートを鳴らせ!
ハイアラート:うおーっアイデンティティーッ!
◆移動 連続側転
8d6>=4 = (4,5,3,3,1,4,6,3:成功数:4)
→成功、S12へ移動
◆攻撃 ブンシン・ジツ(◉サモン・クローンヤクザ)
12d6>=5 = (1,2,1,2,2,5,4,6,1,4,1,5 :成功数:3)
→R11、T11、R13にクローンヤクザ相当のブンシン出現!
ハイアラート 精神力12→11
◆手番終了 ◉戦略視界ナビ
12d6>=5[=6] = (5,6,5,1,2,4,5,2,4,6,3,5 :成功数:6)
→味方の射撃ダイス+1、更に次ターンからの回避ダイス+1、永続!
ハイアラート 精神力11→10
ハイアラート:ナビサツバツ成功! (ブンシンの)スポーン場所どこでも大丈夫です…?
NM:ハイアラートの近くでいいよ
ハイアラート:ちかくにおきます!
◆手番:ケアフルピッグ
◆手番開始 ☆◉ニンジャソウル感知能力発動、「ニンジャソウル感知モード」有効
ケアフルピッグ 精神力12→11
◆移動 連続側転
7d6>=5 = (3,6,1,3,6,1,1:成功数:2)
→L13に移動
◆攻撃 戦闘スタイル:オボロゲでワザマエ判定2連撃
連続側転による攻撃難易度上昇を崩れ見なし効果で相殺
4d6>=4[=6] = (4,3,1,4 :成功数:2)
3d6>=4[=6] = (1,6,3:成功数:1)
ダイダラ 体力45→43
ケアフルピッグ ターン終了まで不覚状態
◆手番:インフグラト
◆手番開始 カスタム・カラカサ(プラズマカタナ)装備
◆移動 バイクに乗りP10へ移動(NMから既にサモン済みでも良いと許可を貰っている)
◆攻撃 カスタム・カラカサをカラテ2連 電磁強化有効、リチャージ宣言
オマモリは使用しない
4d6>=5[=6] = (4,2,2,6 :成功数:1)
4d6>=5[=6] = (2,6,4,4:成功数:1)
◆電磁強化2発 ダメージロール
2d3 = (1+3)
→基礎攻撃ダメージと合わせ6点!
ダイダラ 体力43→37
インフグラト即応8→6 ターン終了まで不覚状態
◆手番終了 ☆ステルス・ジツLv3発動
14d6>=4 = (6,3,1,5,5,2,2,4,4,4,3,5,1,2:成功数:7)
→ステルス有効
インフグラト 精神力9→8
インフグラト:6ダメ!
ハイアラート:ツヨイ!
◆手番:玖号絡繰祠兵器ダイダラ(1回目)
◆ターゲット設定ダイス イニシアチブ順
1d4 = (1)
→ハイアラートを重点!
NM:ヌゥーッ!祠が傍にあっては回転斬撃不能!!
ハイアラート:自らの祠を自ら壊そうというのか…!?
NM:ハイアラート本体を鎖付き祠でぶん殴る。
◆移動 左上がQ10になる様に移動、インフグラトとR11のブンシンを轢殺
◆インフグラト 轢殺回避
3d6>=4 = (2,1,4 :成功数:1)
◆ハイアラートのブンシンは回避不能!消滅!
◆攻撃 鎖付き祠3連撃!
6d6=6[=6] = (2,3,1,4,1,4:成功数:0) →失敗!
6d6=6[=6] = (2,5,1,5,4,6 :成功数:1)
6d6=6[=6] = (3,3,4,5,1,6 :成功数:1)
◆ハイアラート 回避
4d6>=4 = (1,2,1,1:成功数:0) →直撃!
4d6>=4 = (5,4,1,4 :成功数:3) →カウンターカラテ!
ハイアラート 体力9→7 精神力10→9
ダイダラ 体力37→36
ハイアラート:前半ーっ 後半一応カウンター!
NM:カウンターはインガオホー故呪い付与されぬ!
◆手番:アグリーエッジ
◆手番開始 ☆シャーペン・エッジ・ジツ(ヘンゲ・ヨーカイジツLv3)起動
8d6>=4 = (1,1,1,6,5,4,2,4 :成功数:4) →ヘンゲ有効
アグリーエッジ 精神力8→7
◆移動 P9に通常移動
◆攻撃 ☆◉ヘンゲ時武器銃器習熟によるバイオ武器Lv1相当2連
オマモリは使用しない
6d6>=4[=6][=4] = (6,3,2,1,5,1:成功数:2) →カマイタチ・ブレードによる痛打+1発生
6d6>=4[=6][=4] = (4,2,3,5,4,2:成功数:3) →コブラアームによる毒属性1ダメージ追加
合計6ダメージ!
ダイダラ 体力36→30
アグリーエッジ ターン終了まで不覚状態
ハイアラート:良いダメージだ!
NM:いいペースだ
◆手番:玖号絡繰祠兵器ダイダラ(2回目)
◆ターゲット設定ダイス イニシアチブ順 ハイアラート以外
1d3 = (1)
→ケアフルピッグが対象!
◆移動 左上がQ7になる様に移動
◆攻撃 ●祠怪光線起動!アグリーエッジを巻き込むように左下に照射
NM:★★原子分解光線には2ターン目以降って書いてあるが、ダイダラは古代より稼働するニンジャゆえ無視する!!
◆●祠怪光線 クリティカル判定
7d6=6 = (1,2,6,6,2,5,1:成功数:2)
→ケアフルピッグにサツバツ発生!
◆ケアフルピッグ 回避 難易度Hard
10d6>=5 = (2,1,4,6,6,4,4,5,5,1:成功数:4)
◆アグリーエッジ 回避 隣接している為難易度Normal
10d6>=4 = (3,5,4,3,2,5,2,6,2,4 :成功数:5)
「まずは様子を見てから…!イヤーッ!」
ハイアラートは連続側転してぐるりと周囲を周回!
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
それに追従するようにハイアラートが多数出現!
『対象が増加。清掃工程を延長な』
だがそれを冷淡に評価するダイダラ。
その側面にケアフルピッグがロープ・クナイを振り回しながら移動!
「イヤーッ!イヤーッ!」『バモーッ!』
破壊されたところから超自然の青白い鎖が飛び出し、ケアフルピッグにきつく巻きつく!
「ンアッ……これは……!」
超自然の鎖に縛られながらもロープを戻すケアフルピッグ。その豊満なバストが鎖で強調される!
さらにその別方向、インフグラトは…
「つかぬ事を伺いますが……」
エンジンを吹かしながらそう告げ…
「出口はどちらでしょう!イヤァーッ!!」
バイクの推進力を乗せ、紫電纏うカラカサを突き立てる!
『バモーッ!』
破壊されたところから超自然の青白い鎖が飛び出し、インフグラトとバイクにきつく巻きつく!祠が青白く発光する。
『下郎が知る必要はありません。下郎の行きつく先は』
『薪となるばかり』
「…そうですか…ッ……!」
己とバイクを縛る青白い鎖を悪あがきめいて斬り払う!
『保守、点検』
ダイダラは状況判断。"清掃工程"を増大させたハイアラートに目線を向ける!
ギャラギャラギャラ!!
鎖が伸びぶんぶんと振り回される祠!ぶつかれば破損しそこからノロイが侵食してくる、アタリヤ的呪殺兵器!!
『イーアー!!』
インフグラトとハイアラートのブンシンを蹴り飛ばし突進!そのままハイアラート本人に目掛け、鎖付き祠が放たれた!
「意外と機敏な!イヤーッ…グワーッ!?」
ハイアラートは想定し得ぬ攻撃にリズムが掴めない!折り返してくる2発目を被弾!
「…ムウーッ、難敵!」
祠に張り付くような形で間合いを取る!
「…サヨナラ!」
そして蹴り飛ばしたはずのハイアラートのブンシンがダイダラのすぐ横で爆発四散!わずかながらダメージを与える!
そこに紫の毒を纏った刃が通る!
「…ムゥン…イヤーッ!」
アグリーエッジは右腕の刃にカラテを込め、ダイダラに振り下ろし―
『バモーッ!』
…その刃が、超自然の青白い鎖にきつく巻き取られる!
「…これは!?」何たる悪寒か!
衝撃を受けたダイダラは移動しながら、シシマイヘッドの口を開いた。何らかの砲身に青白い光が集まる!
『リンピオトーシ カイジンリッツァイ』
…射線上にはケアフルピッグとアグリーエッジ!
『ゼン!』zzZZZAAAAAAAPPPPPP!!!!
光線がほとばしる!
「…マズイ!」
アグリーエッジは鎖を引きちぎり、ダイダラの近くに移動し回避!
「ッ、イヤーッ!」
縛られた身ながらもケアフルピッグは機先を取り光線を回避!
完璧な射線計算は祠を一切傷つけることなく壁に着弾!まるでやすりがけしたかのように岩壁が削られる!なんたる威力!
「直撃すれば当たった部位が消し飛びそうですね……!」
アンブッシュ発生!
そんな光景を、イクサを見るインフグラトの意識の隙間に。
「お前あの祠壊したんか!?」
真後ろから声!
「イヤーッ!」
アンブッシュ!?声の聞こえた方向とは全く見当違いのところからアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンが飛んで来る!
インフグラト:草
NM:1ダメージ連射3時間差を回避難易度Hardで避けろ!
◆インフグラト アンブッシュ回避
3d6>=5 = (6,1,6 :成功数:2)
3d6>=5 = (1,2,5 :成功数:1)
3d6>=5 = (3,5,5 :成功数:2)
→回避!
インフグラト:全回避!
NM:なんか俺のCP、インフグラト=サンへのアンブッシュ率高くない…?今回とか 「誰にも狙われておらず」 「体力に余裕があり 」「回避も多い」 を基準に選定してるんだけど…
インフグラト:モロ該当してしまう!アンブッシュしているんだ…されもする。
筆者注:インフグラト=サン自身が★ステルス・アンブッシュ所有者で、かつ彼女自身が直接・間接的なボスになったぱらみぞ=サンのシナリオが多い。具体的な内容例は下記の筆者のリプレイをご覧下さい。
「………ッ………!」
そう何度も同じ手は食わぬ、飛来するスリケンを咄嗟にカラカサを広げ防御!
「チッ」
石造りの床に波紋が立つ。ぬるりと浮き上がってきたのは、魚鱗めいたニンジャ装束のニンジャ!その手にはアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケン!
「ドーモ、トラディションヴィレッジです。悪いが全員死んでもらう」
『ドーモ、ダイダラです。侵入者さらに増加。点検作業延長します』
「ドーモ、ハイアラート…おや?貴方も外様で」
「ドーモ、ケアフルピッグです。さっきは良くもやってくれましたね」
「ドーモ、インフグラトです。性懲りも無く何度も同じ手を……」
「ええい新手!ドーモ、アグリーエッジです。クセモノめ…!」
「フン、貴様らと話すことなど一切なし。死ね、ただ死ねオオモノミ。何がどうしてこうなっているか知らんが、ちょうどいい。そこのガラクタとかち合い、疲弊した奴からアンブッシュ殺してやる」
そう言ったトラディションヴィレッジは、ずぶずぶと石床に沈む。ドトン・ジツだ!
ケアフルピッグ:ザイバツかー
NM:はて?所属を示すようなものは何も持ってないですねぇ
ケアフルピッグ:じゃあザイバツじゃないな!
敵ニンジャデータ
◆トラディションヴィレッジ(種別:ニンジャ)
カラテ 6 体力 9
ニューロン 7 精神力 7
ワザマエ 12 脚力 6/N
ジツ 4
攻撃/射撃/機先/電脳 6/12/1/7
回避/精密/側転/発動 12/12/12/11
即応/緊急回避 5/0
◇装備・スキル・特記事項
●即死耐性
☆ドトン・ジツLv3
☆◉ヤマビコ・アンブッシュ
☆◉土中潜伏
★ダンジョン潜行
:サクライ・コフーン・ダンジョンを斜めに移動できる。
◉◉タツジン:スリケン
※イニシアチブは1であり、ダイダラのターゲットになっていないPCが
トラディションヴィレッジの攻撃対象となる。
筆者注:要約すると、トラディションヴィレッジは☆◉ヤマビコ・アンブッシュによるスリケン射撃で回避難易度Hardの射撃を3発押し付けて来る。厄介なのはヤマビコ・アンブッシュの効果により『崩れ状態』以上の状態異常を持つPCには出目【6,6】でD3+1で判定する特殊な『サツバツ!』が発生する点だ。ダイダラの攻撃反射ノロイとのシナジーがあり、貴重なオマモリリソースを削るか厄介な特殊サツバツスリケンのリスクを受け入れるかの判断が問われる…!
勝利条件:ダイダラの破壊 ※トラディションヴィレッジは撃破しなくても良い
敗北条件:PCの全滅
2ターン目

T:トラディションヴィレッジ
◆体力/精神力等の状況
ハイアラート 体力7 精神力9 オマモリ残3
ケアフルピッグ 体力11 精神力11 オマモリ残3
インフグラト 体力21 精神力9 オマモリ残3
アグリーエッジ 体力12 精神力7 オマモリ残3
ダイダラ 体力30
トラディションヴィレッジ 体力9 精神力7
◆手番:ハイアラート
NM:緊急事態だー!増えろー!!!
ハイアラート:承知~!打点低いけど頑張って削りにいきませう…!
インフグラト:あと30か…
NM:このターンからハイアラートも攻撃に加わるので、あと2ターンで決着するかなと。
◆手番開始 アサシンダガー装備
◆移動 連続側転
8d6>=5 = (5,3,3,3,5,1,4,2:成功数:2)
→S8に移動
◆攻撃 フェイント攻撃でワザマエ判定2連
連続側転による攻撃難易度上昇を崩れ見なし効果で相殺
オマモリは使わない
4d6>=4 = (6,4,3,3:成功数:2)
4d6>=4 = (3,1,3,5 :成功数:1)
→2ダメージ
ダイダラ 体力30→28
ハイアラート ターン終了まで不覚状態
ハイアラート:ふつうの2点でターンエンド! オマモリは悩みますが使わずで…!
◆手番:ケアフルピッグ
◆移動 連続側転
7d6>=5 = (6,3,2,2,4,1,4:成功数:1)
→T10に移動
◆攻撃 オボロゲでワザマエ判定2連撃
連続側転による攻撃難易度上昇を崩れ見なし効果で相殺
オマモリは使わない
4d6>=4[=6] = (3,4,3,1:成功数:1)
3d6>=4[=6] = (2,5,4 :成功数:2)
→2ダメージ
ダイダラ 体力28→26
ケアフルピッグ ターン終了まで不覚状態
NM:どんどん削れるぜ
◆手番:インフグラト
インフグラト:…どうしよう、トラディション殴っても良い?
ハイアラート:やっつけ狙いますか
アグリーエッジ:ちょっと待ってください、勝利条件にトラディションは関係ないですよね…?
インフグラト:ですね、完全に私怨の類です
NM:YES無関係。なので正直、やめた方がいい
アグリーエッジ:一方的に回避されてやられ損では…?あとターン制限もありますし
ケアフルピッグ:完全勝利狙いなら手助けしますが、8ターン超えると死ぬのでまあ削っとかないとね
ハイアラート:まさかパーフェクトウィンを狙った組は他におるまい!(てきとう)
インフグラト:もうちょい削って余裕あったらシバきに行こう
◆移動 S9へ
◆攻撃 カスタム・カラカサをカラテ2連 電磁強化有効、リチャージ宣言オマモリは使用しない
4d6>=5[=6] = (1,5,2,1:成功数:1)
4d6>=5[=6] = (2,3,5,1:成功数:1)
インフグラト 即応6→4
◆電磁強化2発 ダメージロール
2d3 = (1+3)
→基礎攻撃ダメージと合わせ6点!
ダイダラ 体力26→20
インフグラト ターン終了まで不覚状態
◆手番:玖号絡繰祠兵器ダイダラ(1回目)
◆ターゲット設定ダイス ダイダラが未攻撃のニンジャをイニシアチブ順で
1d2 = (2)
→アグリーエッジが対象!
NM:アグリーエッジだ!さっきから呪われてない奴ばっか殴ってるな?
筆者注:カウンターデバフギミックで崩れ状態以上になったPCにノダチ相当の攻撃を当てるという目論見だが、ダイスブッダが拗ねている様子…!
◆◆◆◆◆◆
◆攻撃 鎖付き祠3連撃
6d6=6[=6] = (4,3,3,3,4,2:成功数:0)
6d6=6[=6] = (3,2,4,5,4,2:成功数:0)
6d6=6[=6] = (4,3,4,4,5,5:成功数:0)
→攻撃失敗!!
NM:アイエエ!?
ケアフルピッグ:これがノダチだ!
アグリーエッジ:オタスケモン=サン!!アリガトウ!!
◆手番:アグリーエッジ
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 バイオ武器2連 オマモリ使用は結果を見てから決める
6d6>=3[=6][=4] = (1,1,2,3,4,1:成功数:2) →毒1ダメージ追加
6d6>=3[=6][=4] = (1,2,6,6,4,1:成功数:3)
→毒1ダメージに加えサツバツ発生!
◆サツバツロール
1d6 = (2) →頭部痛打だが●サツバツ変換装甲により痛打+1+D3に変更
ここで筆者が誤ってD6を振ってしまった!
1d6 = (3)
NM:いい感じに3出てるので、3+3+1+3で10にしよう
◆合計ダメージ:
基礎攻撃4ダメージ、毒2ダメージ、サツバツ変換による痛打+4
→10ダメージ!
ダイダラ 体力20→10
アグリーエッジ ターン終了まで不覚状態
サツバツ反射をオマモリで無効化! 残り2回
ケアフルピッグ:おおー どうする?トラディショナルヴィレッジにちょっかい出す余裕はできたけど
NM:個人的には時間もあれなのでとっとと決めてほしいなぁと
ケアフルピッグ:(14時開始で)もう18時過ぎだもんね
◆手番:玖号絡繰祠兵器ダイダラ(2回目)
◆ターゲット設定ダイスでまだ標的になっていないインフグラトを狙う!
◆移動 放棄
◆攻撃 ●鎖付き祠ぶん回し発動!
ハイアラート・インフグラト・アグリーエッジを攻撃!
◆ハイアラート 回避
4d6>=5 = (6,3,5,6 :成功数:3)
4d6>=5 = (2,4,6,4:成功数:1)
◆インフグラト 回避
4d6>=5 = (2,6,6,5 :成功数:3)
4d6>=5 = (3,2,6,3:成功数:1)
◆アグリーエッジ 回避
7d6>=5 = (5,3,2,5,3,5,4:成功数:3)
7d6>=5 = (2,2,5,4,4,1,1:成功数:1)
→全員回避!
NM:いい回避!
◆手番:トラディションヴィレッジ
◆ダイダラに攻撃されていないケアフルピッグを狙う!
◆手番開始 ☆ドトン・ジツLv3発動
11d6>=4[=6] = (6,5,6,1,5,6,5,6,3,2,1:成功数:7)
→発動成功 トラディションヴィレッジ 精神力7→6
◆移動 O15へ移動
◆攻撃 ヤマビコ・アンブッシュ発動!
4d6>=5[=6] = (6,1,2,6 :成功数:2) →特殊サツバツ!
4d6>=5[=6] = (2,3,2,5 :成功数:1)
4d6>=5[=6] = (2,3,5,6 :成功数:2)
NM:しゃい! サツ、1、1でどれも回避Hardだ
ケアフルピッグ:ぬああ
ハイアラート:アブナイ!
NM:まぁもうアドブ切ってもいい気はする。
ケアフルピッグ:しょうがないここでアドブを切る
◆ケアフルピッグ アドレナリンブースト発動して回避! 精神力11→10
4d6>=4 = (1,6,6,6 :成功数:3)
3d6>=4 = (4,2,4 :成功数:2)
3d6>=4 = (1,3,6 :成功数:1)
→回避!
ハイアラート:スゴイ回避だ!
アグリーエッジ:タツジン!有効アドブ!
インフグラト:有効!
◆手番:ハイアラートのブンシン
NM:忘れていたハイアラートブンシン!(筆者注:本来はイニシアチブ2であった。)行動せよ!
◆2体とも射線がダイダラに通る様に移動し射撃!
3d6>=4 = (3,1,1:成功数:0)
3d6>=4 = (6,2,5 :成功数:2)
→1ダメージ
ダイダラ 体力10→9
ハイアラート:2号ーッ! …ワザマエ3で戦略ナビあるから4か!あと一個…!
◆ハイアラートブンシン 戦略ナビ分振り足し
1d6>=4 = (2:成功数:0)
ハイアラート:2号ーッ!!!
NM:ニゴウ!!
インフグラト:二号!
「いきますよーっ!イヤーッ!」
ハイアラートが的を絞らせぬように引き続き高速移動!そしてダイダラへ向かって連続カラテ攻撃!
「イヤーッ!イヤーッ!」『バモーッ!』
彼に続き、ケアフルピッグがパルクール機動しながら、これまでのオオモノミのニンジャ達の攻撃でできた亀裂にクナイを投げこんでは引き抜き、傷口を広げる!
「イヤーッ!イヤーッ!」『バモーッ!』
傷口が広がる!だがそれにより呪いの鎖がさらに乱舞する!
ハイアラートとケアフルピッグをさらに拘束し―――これは!?
二人の懐から暖かな光が漏れる!その暖かな光が、青白い超自然の鎖を吸い込む!タリスマンの加護だ!
「これは……ちゃんと効き目があった!」ケアフルピッグを縛る超自然の鎖は…増えない!
「なんと…流石オタスケモン=サン、先見の明をお持ちだ…!」
アグリーエッジは絆の贈り物の有難きを実感!この窮地に力を発揮しようとは!
「アレは少し泳がせるとして……コチラを崩すのが先決……!」
ここでインフグラトがバイクで走り抜けながら、すれ違い様に紫電纏うカラカサでダイダラの一部を抉る!
『バモーッ!』
破壊されたところから超自然の青白い鎖が飛び出し、さらに巻きつかんと迫る、が!やはりそれはインフグラトの懐の光に吸い込まれる!
(((おかしい、運命整備の呪いが通じていない。何かに吸われている)))
本来ならば既に侵入者どもはドゲザめいて動けなくなり、祠の下敷きになるはず!
(((マテ、あれは、何だ……!?)))
シシマイヘッドが、キミたちの懐の暖かな輝きを見つける!
(((ケ、ケオス懸念!あれは運命者の見た物に無い!一体何だ!何が運命を乱している!?)))
『バモーッ!』青白い炎が祠から漏れ出す!
『う、運命整備者はそれを認めない!運命を保守点検し、ケオス懸念を払しょくする!』
ダイダラは立ち上がり―――
『イーアー!!』
四つ足を持ち上げ踏みつける!!脚先にも当然祠!踏まれれば当然呪われる!その時不思議な事が起こった!オタスケモンから貰ったアグリーエッジのオマモリ・タリスマンが…激しく発光!
『ヌゥーーッ!!?』ダイダラの四つ足が止まる!
「(これは…見える、どこを狙うべきか!)」
アグリーエッジは頭部を目掛け、紫の毒刃を振るう!
「イヤーッ!!」『バモモーッ!』
致命的斬撃が通った!シシマイヘッドが大きく欠ける!!
青白い鎖はアグリーエッジを捉えるが、あふれ出るオマモリの光が拮抗!呪いは大きく減じている!
「効いてる!効いてますよ!」
「効いてます!このまま油断せず押し切りましょう!」
ハイアラートとケアフルピッグが致命打を視認!
『バモ、バモ……運命者よ、破壊が、破壊が!今すグ帰還、帰還、保守、保守……』祠についたシシマイの目が明滅!
『イーアー!!』
鎖付き祠が竜巻めいて振り回される!当たれば物理殺と呪殺のマリアージュだ!
CRAAASSHH!!ついでに祠がひとつ吹き飛ぶ!至近戦を繰り広げていた三忍も同様に吹き飛んでしまったのか?否!
「イヤーッ!」
ハイアラートがダイダラの足元に潜り回避!頭を下げればぶつからないと古事記にも書かれている!
BOOOM!!
ハイアラートに続くように、インフグラトは車体を平面近くに傾け潜るよう通り抜ける!
「ウオオオォォォッ!」
アラ・アブナイ!ハイアラートに習ってしゃがんで回避!
さながら神話大戦めいた光景―――その隙間を縫うように、暗殺者が動き出す!
「ケアフルピッグ=サン!右から来る!」
インフグラトの声!だがアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンは左から飛んできた!
「イヤーッ!」
声ではなく嗅覚を頼りにトラディショナルヴィレッジの位置を特定していたケアフルピッグは左へ向かってロープ・クナイを振り回しスリケンを迎撃!
「チッ。勘のいい…いや、別の何かで感知してるな」
油断なくトラディションヴィレッジは再度石畳へ潜行する。
3ターン目
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◆体力/精神力等の状況
ハイアラート 体力7 精神力9 オマモリ残3
ケアフルピッグ 体力11 精神力10 オマモリ残3
インフグラト 体力21 精神力9 オマモリ残3
アグリーエッジ 体力12 精神力7 オマモリ残2
ダイダラ 体力9
トラディションヴィレッジ 体力9 精神力6
◆手番:ハイアラート
◆手番開始 武器を素手/スリケンに変更し◉エコノミック・カラテ発動
◆移動 ◉エコノミック・カラテ効果により◉サモン・クローンヤクザを発動 精神力8→7
12d6>=5 = (5,5,5,4,6,6,1,2,4,6,2,5 :成功数:7)
→3体のブンシンを配置、更に召喚ターンに行動可能!
◆攻撃 ◉滅多蹴り発動 回避ダイス1個消費
4d6>=4 = (5,3,2,2:成功数:1)
4d6>=4 = (1,4,4,3:成功数:2)
→2ダメージ
ダイダラ 体力9→7
ハイアラート ターン終了まで不覚状態
NM:せっかくだから今の3体でそのまま即時行動分もやっていいよ!
ハイアラート:ではお言葉に甘えて…(タリスマン全消費の構えでいきましょう)
◆ハイアラートのブンシンの射撃
4d6>=4 = (1,3,5,6 :成功数:2)
4d6>=4 = (5,1,4,4 :成功数:3)
4d6>=4 = (2,5,5,3:成功数:2)
→3ダメージ!
ダイダラ 体力7→4
オマモリの効果3回を使用し攻撃反射ノロイを無効化!
◆手番:ケアフルピッグ
インフグラト:トドメダー!
ケアフルピッグ:その場オボロゲタリスマン使用!
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 オボロゲ2連
4d6>=3[=6] = (6,5,2,3 :成功数:3)
3d6>=3[=6] = (5,5,1:成功数:2)
→2ダメージ
ダイダラ 体力4→2
オマモリの効果2回を使用し攻撃反射ノロイを無効化!
◆手番:インフグラト
NM:トドメヲサセー!
◆移動 放棄して集中
◆攻撃 アドレナリンブースト発動の上で★ステルス・アンブッシュによるシノビ・バックスタブ発動! 電磁強化も合わせて使用! 精神力9→8
8d6>=5[=6] = (1,2,2,6,4,6,6,2:成功数:3) →ナムアミダブツ!
シノビ・バックスタブの効果で痛打+2、3ダメージ以上が確定!
またサツバツ反射はオマモリ効果で無効!
ダイダラ 体力2→-1
◆玖号絡繰祠兵器ダイダラ:撃破! 勝利条件達成!◆
アグリーエッジ:FINISH IT!!
ハイアラート:げきは!
NM:死!トドメロール!
「この機に押すべし!イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
追い詰められたハイアラートの元にブンシンの群れが集まる!
「イヤーッ!」キック!「イヤーッ!」スリケン!「イヤーッ!」BRAMN! チャカガン発砲!「イヤーッ!」再びキック!
猛攻を仕掛けるハイアラートに便乗し、ケアフルピッグは今や全身に広がったダイダラのひび割れをさらに大きくするようクナイを投げ込んでは引き寄せる!
「イヤーッ!イヤーッ!」『バモーッ!』
青白い炎が祠から漏れ出す!亀裂が広がる!祠が崩れていく!明らかに損壊重大!
「今だ!トドメオサセー!」
アグリーエッジは味方の猛攻に応援!あの損傷を見るに、ダイダラも最早耐えられまい!
「…少々勿体なくはありますが。」
二忍の猛攻の最中…インフグラトはいつの間にか広げられた亀裂を見下ろす位置に陣取っていた。
「では…これでトドメです!」
そしてそのまま、紫電纏うカラカサが古代兵器の中枢と思しき部位目掛け突き立てられた!
『バモーッ!』
巨大な呪殺兵器が!祠が!シシマイが!!テックの電流を流し込まれ!
ついに崩れ落ち―――ない!!
◆ダイダラ フレーバー:最後の悪足掻き
1d6 = (5) →サツバツ!判定に照らし合わせ両腕!
『バモーッ!』
ダイダラは狂乱の勢いでインフグラトの両腕に噛みつく!
「なっ…!こいつ、まだ!」
ハイアラートが気が付いた時には手遅れ!
「…ヌゥッ!?」
アグリーエッジはソウメン・メンポの下で在り得ないという表情!確かにインフグラト=サンのカラカサは祠を貫き…尚も動くとは!?
『リンピオトーシ カイジンリッツァイ―――』
『ゼン』
「グゥ……ッ………!」
インフグラトの両腕に、呪詛と共に激痛!何かが、悍ましい力が刻まれるが、カラカサを突き立てる力を緩めぬ!
「…この……ッ…!」
さらにカラテを込め、カスタム・カラカサを深く突き刺す!
『点検者は……バモーッ!!』カラカサの電流を受けシシマイヘッドが砕ける!
「ええい!かかれーっ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」
ハイアラートが総出でスリケン連投!
『現在をォ……バモーッ!!』無数のスリケンを受け祠が割れる!!
「インフグラト=サン!イヤーッ!」
ケアフルピッグがロープ付きの大型クナイ・ダガーを力強く投擲!
『げげげゲッゲんっzzぁいいぉおバババモモモーーッ!!』クナイがシシマイヘッドを割る!!崩れ落ちる!!
「墜ちろ!カラクリ風情!イヤーッ!!」
アグリーエッジは砕けた頭部に更に追い討ち!
『バモモモーーッッ!!』ついに絶叫!動かなくなったダイダラが崩壊していく!
だが、倒しきったという確信が持てぬ!さながら巨大な、破裂寸前のダムを見るような思い…!
「これだけやったというのに……!」
ケアフルピッグが再び焦燥する。そして!
...zzzZZZZZGZGZGZG!!
ダイダラの祠が、地下空間全ての祠が青白く、そして激しく発光!明滅!
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
『リンピオトーシ カイジンリッツァイゼン』
呪いの輪唱が木霊する。オタスケモンから貰ったタリスマンもまた焼け落ちる!
「…マズイ、これは―」
時すでに遅しか!アグリーエッジは防御態勢を取る!
『我は、現在のケオスを呪うもの。運命を補正するものなり』
『サ ヨ ナ ラ !』
地下空間は光に飲まれ―――
戦闘終了 【カース・オブ・カンジ】
――地下空間は、ほとんど完全な暗闇に戻っていた。
全ての祠は砕け散り、点検者ダイダラは物言わぬガラクタと化している。
ひどく身体が痛む中、四忍は身体を起こす。
「なんだったんでしょう……あれは……」
ケアフルピッグがくらくらする頭を抑え、周囲を見回す。
トラディションヴィレッジのソウル痕跡を辿ったが、とっくに岩を透過し逃げた様だ。
「…ヌゥッ、皆、無事か!?」
…心なしか、アグリーエッジは体の重さを感じた。
「…ええい面妖なーっ!…インフグラト=サン!ご無事で!?」
「…………えぇ、コチラは問題なく。」
ガレキを蹴っ飛ばしながら起き上がり、ハイアラートに返答した彼女は両腕に焼けつくような痛みを感じた。
そして目にするだろう。
腕に青白い火傷で『僻』と刻まれているのを。
インフグラトは以下のフレーバーアイテムを強制取得した。
カンジの呪い『僻』:謎めいた古代兵器より受けた呪い。
時折青白く明滅し、ひどく痛みを与えてくる。
何かに反応しているようだが……?
NM:同様に。皆さんは、オオモノミ専用の携帯UNIXを必ず身体のどこかに巻いています。みんなどこに巻いてます?
アグリーエッジ:左腕ですね
ケアフルピッグ:右腕で
インフグラト:右腕ですかね
◆ハイアラート フレーバー:どこにUNIXを着用しているかサツバツロール
1d6 = (2) →頭…?
ハイアラート:こいつならやりかねんが流石に腕にしておきますか…!(後がめんどくさくなりそう)
◆ハイアラート 右と左、どちらに巻いてるか
1d2 = (2) →右腕
NM:では
四忍とも、専用の携帯UNIXが酷く痛む事に気が付いた。
…正確には、UNIXと肌の接触面。
剥がして確認してみれば…
そこには『隷』とカンジが焼き込まれていた。
参加PCは以下のフレーバーアイテムを強制取得した。
カンジの呪い『隷』:謎めいた古代兵器より受けた呪い。
時折青白く明滅し、ひどく痛みを与えてくる。
何かに反応しているようだが……?
インフグラト:…ちなみに両方腕なんですけどどうなります?
NM:片腕ずつでも両方右腕か左腕かでもいいです
「これは……」
ケアフルピッグの右腕に『隷』。
「…明けてもタダでは帰してくれませんでしたね、あの祠は…」
ハイアラートの右腕にも『隷』。
「…これは、何の烙印だというのだ…!?」
アグリーエッジの左腕にも『隷』。
「………アームカバーでも買いに行きますかね。」
無論、インフグラトの右腕にも『隷』。更には両腕に『僻』。
何ということだろう。謎めいた遺跡、そこで得た呪いめいたエンシェント・カンジ。だが、惨劇はこれで終わらない。
オオモノミのニンジャ四忍は、とにかく生き延びていたシーホース達を引き連れ、なんとかサクライ・コフーン遺跡を脱出。ホナミ屋敷に無事に帰還する。そこで知らされる。
オオモノミ、その全員に『隷』のカンジが焼き込まれたことを。
サクライ・コフーン遺跡。崩壊した地下空間前。
「チッ。全員は殺せなかったか」
石床より浮上したトラディションヴィレッジは忌々し気に舌打ちする。
「まったく、パーガトリー=サンにどう申し開きしたものか。せめて珍しい古代の宝だけでも見つけねば……」
そう言って崩壊した地下空間を探る。
そこでふと、疑問が浮かんだ。
「そういえば、結局ウラギリンボ=サンを殺したのは誰だったんだ?」
「おーい」
キョート某所。
余人の目なき闇の中、断末魔が上がった。
「「バモォオオオーーーーッ!!??」」
それは崩壊する運命者の声。
シシマイめいた異形のニンジャ、マスター・クレイン、マスター・トータス。運命者はボロボロと崩れ、やがて塵一つ残さず消えた。
「これは……」
あまりに突然の出来事だ。崩壊する運命者の前に佇んでいた男、ダークニンジャとて流石に嫌な汗が流れる。
(((来い……マスター・トータス、マスター・クレインよ。ベッピンの元へ来い!)))
心中にて呼びかけれど、つむじ風が吹くことはない。
運命への反逆、その道筋まったくおぼつかぬまま、ダークニンジャは運命より放り出されたのだ。
「ううむ、ドーモ。ダークニンジャ=サン、間が悪い時に来てしまったかな?」
「ッ!?イ―――」
咄嗟に振り返りイアイドを―――抜き払うことはできなかった。
「マッタマッタ!私に敵意は一切ない、保証する!誓うとも!」
目の前のニンジャが、カタナの柄をするりと抑え抜刀を止めたのだ。
「少なくとも、アンブッシュをしなかったことはわかってくれるだろう?」
ダークニンジャは無言でその男を睨みつける。ダークニンジャは彼を知っている。しかしこれほどのワザマエを隠していたことは知らなかった。
「改めてアイサツしよう。キミと私のユウジョウの仕切り直しとしてだ」
「ドーモ、ホワイトケインです」
「迷える人よ。事情は分からないが―――私の知恵が、少しでもキミの導きになればいいのだが……?」
グランドマスター・イグゾーションは己の個人用茶室にて、ひとり静かにチャをたてていた。抹茶の苦みが仄かにニューロンを刺激する。
(やはり、奇妙だ)
思い返すは先だっての査問会。
いったいなぜ、宰相気取りの毒蛇はオオモノミを処刑しようとしたのか?
名目はあると言っていい。処刑も容易いだろう。
だが、処刑してもしなくても同じと言えるような塵芥をわざわざ謀殺にかける理由は何だ?
ヤツがどこまで処刑に拘るか確認したかった。ゆえに少しばかり口を挟んだ。無論、派閥間の牽制の意味も込めて。
(思えば今までもおかしなところがあった)
アラクニッド=サンの予言とロードたってのお言葉とあって私も人を出さざるを得なかったが、先遣部隊とは名ばかりの使い走り。
使い潰されることが目に見えていたため、愚鈍な手駒の中でも扱いずらいものを選んで入れたが―――そのほとんどはゲートの行き来や過酷な任務に耐えきれず死んだ―――想定よりも消耗が、損耗が遥かに早い。
まるで『使い潰す』のではなく、『磨り潰す』のが目的であるかのよう。
(任務の名目で妙なことをやっている連中もいるが、あれが目零されているのはパラゴンにとっても都合がいいから、か……?)
そこに来てあの処刑劇だ。
毒蛇は思いのほかあっさりと引いたが、しかし、やはり『オオモノミの始末』そのものを目的としていたように見えた。
(アラクニッド=サンの予言、オオモノミ、パラゴン、ダークニンジャ=サン、そして……)
「三種の神器……か」
茶器の底に、僅かにチャの緑を残し、イグゾーションはワビチャを終える。
熟考していようと無意識にまで染みついた彼の作法は完全である。
(ニューワールド・オダー。ロードのために今は情報を集めねば……)
イグゾーションは黙々と思考を進める。
全ては、ロード・オブ・ザイバツのために―――。
折角なので本リプレイにも収録させて頂いた。
◆ワッツ・ザ・ファッキュー・ブローク・ディスティニー◆完◆
NM:以上で終了!オツカレサマドスエ!
PL一同:オツカレサマドスエ!
筆者:過密スケジュールなのに休憩要求して申し訳ないです!
kinoko=サン:ええんやで。今回のシナリオはいろいろやることがあり、私の想定よりはるかに重いシナリオだったのだ。
THE-MAKER=サン:実際休憩時間でこちらもぐんにゃりさせていただいておりました… 休憩と水分の補給とかは実際だいじ…
ぱらみぞ=サン:休憩ダイジ!
避雷針=サン:昼開始で正解でしたねー
筆者:ですね、なかなか濃い内容でした
あとがき
ついにグランドニンジャマスター、kinoko=サンがシリアス方面への舵取りをしてきました!何せ…
なんとか、全部やり切った…!
これで
これで!!
全員ドロブネから降りることはできなくなった
…と全日程を終えてから公言するほどなのですから!絶対的強者であるイグゾーションとダークニンジャの登場、そして運命者消滅による流れの変化!当初の目的であったシーホース捕獲というギャグはどこへやら、大きなターニング・ポイント・オブ・ノー・リターンとなりました。
探索フェイズやボスのデータからも分かると思いますが、今回kinoko=サンは相当のパワーを注ぎ込んできました。今回も筆者PCは最悪の事態を免れましたが、次回はこれ以上の物がやってくる可能性大という事。果たして行先不明の片道切符を刻み込まれたオオモノミのニンジャ達は、どんな災難と試練に遭うのでしょうか?
それでは以上で本記事を終了したいと思います。
グランドニンジャマスター・kinoko=サン並びに参加していらっしゃる皆さん、そしてこの記事を見て下さった皆様に感謝を申し上げます!
ここまでご覧頂きアリガトウゴザイマシタ!
2024/12/08 パラ
Special Thanks:まいせるふ=サン(表紙のオオモノミエンブレム作成者)