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あなたのてのひら


前にも何度も書いたけど
私の持っている詩集の中に
星野富弘の「あなたのてのひら」
という一冊が有ります

星野富弘は頸髄損傷で手足がきかず
寝たきりで 母親に目の前に
スケッチブックを持って貰って
やっと口で字を書き やっと一輪の花を描き
そして作った「花の詩画集」

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  背中  星野富弘

自分の顔が いつも見えていたら
悪いことなんか
できないだろう

自分の背中が いつも見えていたら
侘びしくて
泪がでてしまうだろう

あなたは 私の顔を
いつも見ている
私の背中を
いつも見ている

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  あなたの手のひら  星野富弘

立っていても

倒れても

ここは
あなたの手のひら

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  小さな実    星野富弘

私にできることは

小さなこと

でもそれを

感謝して  できたら

きっと

大きな ことだ